JPH037039A - 車両用交流発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動車など車両の機関に用いられる交流発電
機に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の車両用交流発電機の断面図を示し、図に
おいて、ｌはフロント側ブラケット、２はリヤ側ブラケ
ット、３は固定子で、固定子鉄心３ａとこれに巻回され
た固定子コイル３ｂとからなる＊１ａ、２ａは上記両ブ
ラケット１．２の端面にそれぞれ設けられた吸入孔、ｌ
ｂ、２ｂは同じく両ブラケット１．２の外周部分に設け
た吐出孔、２０は上記固定子鉄心３ａの外周両端部に両
ブラケット１．２の開口縁を嵌合し上記鉄心３ａを挟持
固定するボルトである。６はシャフトで、上記両ブラケ
ットｌ、２に支持されたベアリング４．５を介して回転
自在に支承されている。７゜８は上記シャフト６に固定
され上記固定子３の内側に位置する磁極鉄心、７ａ、８
ａは磁極鉄心の磁極爪、９は上記磁極鉄心７．８の内周
に挟持された励磁コイル、３０．４０は磁極鉄心７．８
のそれぞれの端面に固定され、上記シャフト６の回転に
伴って回転する一対のファン、１１はシャフト６に取付
けたスリップリング、１２はシャフト６、磁極鉄心７，
８、励磁コイル９、ファン３０゜４０、スリップリング
１１から構成される回転子である。

１３は上記スリップリング１１に摺接するブラシ１３ａ
を内部に収容した給電用の集電装置、１４はブラシ１３
ａからスリップリング１１を介して励磁コイル９に励磁
電流が供給され、該励磁コイル９および上記磁極鉄心７
．８が図示しない機関によってプーリ１５を介して回転
されることで、固定子コイル３ｂに誘起された交流電流
を整流して直流電流に変換する整流器、１４ａはこの整
流器１４で発生する熱を放熱するヒートシンク、１６は
発電機電圧を検出し励磁電流を制御し、端子電圧を調整
する電圧調整器であって、１６ａはこの調整器１６のヒ
ートシンクである。なお、図中り、は上記ファン３０の
羽根３０ａ〜３０ｅの径方向長さ、Ｌｌは羽根３０ａ〜
３０ｅと吸入孔１ａが重なる部分の径方向長さである。

また、第４図に上記フロント側ブラケット１の吸入孔１
ａとファン３０との位置関係を示す交流光を機の側面間
を示す。

次に従来の交流発電機の動作について説明する。

ファン３０．４０か回転することによって冷却風がフロ
ント側ブラケッ）１の吸入孔１ａから矢印ａのように流
入し、ベアリング４、磁極鉄心７、励磁コイル９、固定
子鉄心３ａおよび固定子コイル３ｂを冷却し、吐出孔１
ｂから外部へ排出される。同じように冷却風はリヤ側ブ
ラケット２の吸入孔２ａから矢印すのように流入し、ベ
アリング５、電圧調整器１６、整流器１４、磁極鉄心８
、励磁コイル９、固定子鉄心３　ａ−、固定子コイル３
ｂを冷却し吐出孔２ｂから外部へ排出される。

【発明が解決しようとする課題〕

従来の車両用交流発電機は以上のように構成されている
ので、第３図に示したようにファン３０の羽根３０ａ〜
３０ｅと吸入孔１ａが重なる部分の径方向長さし、が該
羽根の径方向長さし、のほぼ８０％以上を占めており、
ファン３０が回転することで上記径方向長さし、の部分
が吸入孔１ａを周方向に断続的に横切ることになり、結
果的に回転周波数の羽根の枚数倍の周波数と回転周波数
の吸入孔１ａの個数倍の周波数、すなわち、第４図でい
えば第１Ｏ次および第１２次の周波数の風騒音の音圧が
顕著となり、耳障りでかつ、オーバオールの音圧レベル
値も引上がる主原因となっていた。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、風騒音の音圧レベルのオーバーオール値を低減
でき、しかもそれに占めるファンの羽根の枚数倍の周波
数と吸入孔の個数倍の周波数の音圧レベル値を低減し、
耳障り感を解消できる車両用交流発電機を得ることを目
的とする。

（！１ｕｌｌを解決するための手段〕 この発明に係わる車両用交流発電機は、シャフトに固着
され励磁コイルにより励磁される磁極鉄心と、この磁極
鉄心を囲い固定子コイルを装着した固定子鉄心と、固定
子鉄心を保持し、かつベアリングを介して上記シャフト
を支承するフロント側ブラケットおよびリヤ側ブラケッ
トと、この両ブラケットの軸方向端面にそれぞれ設けら
れた冷却風の吸入孔と、上記両ブラケットの外周面にそ
れぞれ設けられた排気の吐出孔と、上記磁極鉄心の両端
面に取付けられ上記吸入孔から両ブラケット内に冷却風
を導入させる一対のファンとを備えた車両用交流発電機
において、上記ファンの羽根の吸入孔側端部と吸入孔が
重なる部分の径方向長さが上記吸入孔側端部の径方向長
さの５０％以下になるようにしたものである。

〔作　用〕

この発明においては、上記のように構成したので、風騒
音の構成周波数のうち、回転周波数の羽根の枚数倍の周
波数と回転周波数の吸入孔の個数倍の周波数、すなわち
第１Ｏ次および第１２次の周波数の音圧レベルを低減で
きる作用が得られる。

〔実施例１ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明による車両用交流発電機の断面図、第２図
はフロント側ブラケットの吸入孔とファンとの関係を示
す側面図である０図において、３１は従来例のファン３
０に代わるファンであって、３１ａ〜３１ｅはファン３
１を構成する羽根を示す、Ｌｏは上記ファン３１の羽根
３１　ａ〜３１ｅの吸入孔ｌａ側端部の径方向長さ、Ｌ
ｌは吸入孔１ａと羽根３１ａ〜３１ｅが対向して重なっ
ている羽根端部の径方向長さ、ｒは羽根の吸入孔側端部
の内径側角部の丸み半径である。

ここで、上記し１はり、に対して５０％以下になるよう
に上記吸入孔１ａの外径φＤを小さくしたり、または羽
根３１２〜３１ｅの根元内径よりも該羽根の吸入孔側端
部の内径を大きくしてあり、さらに羽根の吸入孔側端部
の内径側角部に、径方向長さし、の３Ｏ％以上の半径長
さの丸み半径「を設けである。また吸入孔１ａの面積を
補完するため、第２図に示すようにブラケット１に第２
の吸入孔ＩＣを設けである。なお、第１図および第２図
においてその他の各符号は第３図および第４図に示した
従来例のものと同一であるので同一符号を付して説明は
省略する。

上記のようにこの発明では、上記し、をＬｏの５０％以
下としたことによって風騒音の構成周波数のうち、回転
周波数の羽根の枚数倍の周波数と回転周波数の吸入孔の
個数倍の周波数、すなわち第１Ｏ次および第１２次の周
波数の音圧レベルを低減することができる。

また、羽根の吸入孔側端部の内径側角部に径方向長さし
、の３０％以上の半径長さの丸み半径ｒを設けであるの
で第１θ次および第１２次の周波数の音圧レベルをさら
に低減できる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、ファンの羽根の
吸入孔側端部と吸入孔が重なる部分の径方向長さが上記
吸入孔側端部の径方向長さの５０％以下としたので、風
騒音の音圧レベルのオーバーオール値を低減でき、低騒
音で耳障りな音を抑制できる車両用発電機となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による車両用交流発電機の
断面図、第２＠は同じくブラケット吸入孔とファンとの
位置関係を示す側面図、第３図は従来の車両用交流発電
機の断面図、第４図は従来のブラケット吸入孔とファン
との位置関係の側面図である。 １・・・フロント側ブラケット、１ａ・・・吸入孔、Ｉ
ｂ・・・吐出孔、２・・・リヤ側ブラケット、２ａ・・
・吸入孔、２ｂ・・・吐出孔、３・・・固定子、３ａ・
・・固定子コイル、４．５・・・ベアリング、６・・・
シャフト、７゜８・・・磁掻鉄心、９・・・励磁コイル
、３１・・・ファン、３１　ａ　〜３１　ｅ　・＝羽根
。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シャフトに固着され励磁コイルにより励磁される磁極鉄
   心と、この磁極鉄心を囲い固定子コイルを装着した固定
   子鉄心と、固定子鉄心を保持し、かつベアリングを介し
   て上記シャフトを支承するフロント側ブラケットおよび
   リヤ側ブラケットと、この両ブラケットの軸方向端面に
   それぞれ設けられた冷却風の吸入孔と、上記両ブラケッ
   トの外周面にそれぞれ設けられた排気の吐出孔と、上記
   磁極鉄心の両端面に取付けられ上記吸入孔から両ブラケ
   ット内に冷却風を導入させる一対のファンとを備えた車
   両用交流発電機において、上記ファンの羽根の吸入孔側
   端部と吸入孔が重なる部分の径方向長さが上記吸入孔側
   端部の径方向長さの５０％以下になるように構成したこ
   とを特徴とする車両用交流発電機。