JPH0369941A - 熱現像転写装置における貼り合わせローラセッティング方法 - Google Patents

熱現像転写装置における貼り合わせローラセッティング方法

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JPH0369941A
JPH0369941A JP20483689A JP20483689A JPH0369941A JP H0369941 A JPH0369941 A JP H0369941A JP 20483689 A JP20483689 A JP 20483689A JP 20483689 A JP20483689 A JP 20483689A JP H0369941 A JPH0369941 A JP H0369941A
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JP
Japan
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heating drum
image
bonding roller
roller
heat
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JP20483689A
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English (en)
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Nagao Ogiwara
永夫 荻原
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加熱ドラムと該加熱ドラムに当接する貼り合
わせローラとの間に熱現像感光材料及び受像材料を同時
に供給して両材料を貼り合わせ、加熱を行い、熱現像感
光材料上の画像を受像材料に熱現像転写する熱現像転写
装置における貼り合わせローラセツティング方法に関す
る。
〔従来の技術〕
画像形成材料として熱現像感光材料は公知であり、熱現
像感光材料とそのプロセスについては、例えば写真工学
の基礎非銀塩写真編(1982年コロナ社発行)の24
2頁〜255頁、1978年4月発行映像情報40頁、
ネブレッッ ハンドブック オブ フォトグラフィー 
アンド リプログラフイー (Neblett’s )
Iandbook of Photography a
nd Reprography)  第7版(7th 
Ed、)ファンノストランド ラインホールド カンパ
ニー(Van No5trand Re1nhold 
Company)の32〜33頁に記載されている。
また、熱現像で色画像(カラー画像)を得る方法につい
ては、加熱により画像状に可動性の色素を放出させ、こ
の可動性の色素を水などの溶媒によって媒染剤を有する
色素固定材料(受像材料)に転写する方法、高沸点有機
溶剤により色素固定材料に転写する方法、色素固定材料
に内蔵させた親水性熱溶剤により色素固定材料に転写す
る方法、可動性の色素が熱拡散性又は昇華性であり支持
体等の色素受容材料に転写する方法が提案されている。
この種の画像形成方法を実施するための装置として、例
えば、特開昭59−75247号公報に開示されている
ように、露光部で露光ヘッドを用いて熱現像感光材料へ
カラー画像を露光した後に、熱現像感光材料に例えば水
等の画像形成用溶媒をローラにより塗布し、これを熱現
像部へと送り、熱現像後の熱現像感光材料に受像材料を
密着して転写部へと送り、転写部で受像材料へ画像を熱
転写する画像形成装置が提案されている。
また、熱現像感光材料と受像材料とを貼り合わせて、現
像と転写を同時に行う装置も提案されている。
上記熱現像感光材料と受像材料とを貼り合わせて現像と
転写を同時に行う装置としては、加熱ドラムと、この加
熱ドラムの周面の一部に巻回された無端圧着ベルトとに
より、貼り合わせた熱現像感光材料と受像材料とを挟持
して加熱する装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
熱現像感光材料と受像材料とを貼り合わせる装置として
は、加熱ドラムと、加熱ドラムの周面に当接する貼り合
わせローラとの当接部に熱現像感光材料と受像材料とを
同時に供給する構成の装置がある。
貼り合わせローラが加熱ドラムに当接したとき当接部に
所定の圧力が生じるように、貼り合わせローラは加熱ド
ラムに付勢される。
貼り合わせローラの位置を加熱ドラムに対して固定する
には、先ず貼り合わせローラの一方の端部を加熱ドラム
に付勢しながら固定する。このとき、貼り合わせローラ
の他方の端部は加熱ドラムから離間する方向に移動する
ので、貼り合わせローラは加熱ドラムと密接していない
。次いで他方の端部を加熱ドラムに付勢しながら固定す
る。すると貼り合わせローラは軸方向にわたって加熱ド
ラムと密接する。
しかし、加熱ドラムと貼り合わせローラとの当接部の圧
力分布を調べた結果、当接部の圧力が軸方向にわたって
一定でないということが判明した。
加熱ドラムと貼り合わせローラとが軸方向にわたって均
一でないと、熱現像感光材料及び受像材料の幅方向の両
端において挟持圧力が異なり、熱現像感光材料及び受像
材料の両端部の搬送速度に差が生ずる。
熱現像感光材料と受像材料とは、貼り合わせ時に所定の
角度をなすように供給されるが、熱現像感光材料及び受
像材料の幅方向両端部の搬送速度が異なっていると、幅
方向両端部における熱現像感光材料と受像材料とのなす
角度が異なってしまう。すると、貼り合わせ前に部分的
に熱現像感光材料と受像材料とが接し、熱現像感光材料
と受像材料との間に空気が巻き込まれる。そして、巻き
込まれた空気は加熱現像転写の障害となり、白点状の画
像欠陥等を生じて画像濃度が不均一になる。
本発明の目的は上記問題点を解消することにあり、熱現
像感光材料と受像材料とを貼り合わせるための加熱ドラ
ムと貼り合わせローラとが、軸方向にわたって一定の圧
力で当接するための熱現像転写装置における貼り合わせ
ローラセツティング方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明に係る上
記目的は、加熱ドラムと該加熱ドラムに当接する貼り合
わせローラとの間に熱現像感光材料及び受像材料を同時
に供給して両材料を貼り合わせ、加熱を行い、熱現像感
光材料上の画像を受像材料に熱現像転写する熱現像転写
装置における貼り合わせローラセツティング方法におい
て、前記貼り合わせローラを前記加熱ドラムに軸方向に
わたって当接付勢させ、該付勢を維持するために、貼り
合わせローラの両軸端が反付勢方向へ移動するのを防止
するためのストッパを両軸端に対応させて配置し、次に
、前記付勢よりも強い力で前記貼り合わせローラの一方
の端部を付勢し、同様に前記貼り合わせローラの他方の
端部を付勢し、該付勢を維持するために前記ストッパを
前記貼り合わせローラの両軸端に対応させて前記付勢方
向に移動させ固定することを特徴とする熱現像転写装置
における貼り合わせローラセツティング方法によって達
成される。
すなわち、貼り合わせローラを加熱ドラムに付勢して、
貼り合わせローラの軸端をストッパにより支持し、前記
付勢より強い力で貼り合わせローラの一方の端部を付勢
し、次いで他方の端部を同様に付勢した後、ストッパを
付勢力向へ移動させて両軸端の位置を固定することによ
り、貼り合わせローラが軸方向にわたって均一に変形し
て加熱ドラムと接する。したがって、加熱ドラムと貼り
合わせローラとの当接圧力は軸方向にわたって一定にな
る。
本発明に用いることのできる熱現像感光材料としては、
米国特許第4.463,079号、同第4.474.8
67号、同第4.478,927号、同第4.507.
380号、同第4.500゜626号、同第4番 48
3.914号、特開昭58−149046号、同58−
149047号、同59−152440号、同59−1
54445号、同59−165054号、同59−18
0548号、同59−168439号、同59−174
832号、同59−174833号、同59−1748
34号、同59−174835号、同61−23245
1号、同62−65038号、同62−253159号
、同64−13546号、欧州特許公開210.660
A2号、同220゜746A2号等に開示されでいる。
上記熱現像感光材料は、基本的には支持体上に感光性ハ
ロゲン化銀、バインダー、色素供与性化合物、還元剤(
色素供与性物質が還元剤を兼ねる場合もある)を有する
ものであり、更に必要に応じて有機銀塩その他の添加剤
を含有させることができる。
上記熱現像感光材料は露光に対しネガの画像を与えるも
のでも、ポジの画像を与えるものでもよい。ポジの画像
を与える方式にはハロゲン化銀乳剤として直接ポジ乳剤
(造核剤を用いる方式、光かぶらせ方式の2種がある)
を用いる方式、ポジ状に拡散性の色素像を放出する色素
供与性化合物を用いる方式のいずれもが採用できる。
拡散性色素を転写する方式には種々あり、例えば水など
の画像形成用溶媒により色素固定層に転写する方法、高
沸点有機溶剤により色素固定層に転写する方法、親水性
熱溶剤により色素固定層に転写する方法、拡散性の色素
の熱拡散性又は昇華性を利用して色素受容性のポリマー
を有する色素固定層に転写する方式が提案されており、
そのどれであってもよい。
また、上記拡散転写に用いる画像形成用溶媒としては、
例えば水があり、この水は、いわゆる純水に限ちず、広
く慣習的に使われる意味での水を含む。また、純水とメ
タノール、DMF、アセトン、ジイソブチルケトンなど
の低沸点溶媒との混合溶媒でもよい。さらに、画像形成
促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱溶剤等を
含有させた溶液でもよい。
C実施態様〕 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施態様を詳細に
説明する。
第1図は本発明の実施態様である画像形成装置の概略構
成図である。
画像形成装置10の機台12にはマガジン14が配置さ
れており、更にマガジン14内にはロール状の熱現像感
光材料16が収容されている。
この熱現像感光材料16はその外周から引き出されカッ
タ18で所定長さに切断された後に回転ドラム20の外
周へ矢印A方向へと巻き付けられるようになっている。
この回転ドラム20の外周に対応して露光ヘッド22が
配置されており、回転ドラム20を高速で回転させ、巻
き付けられた熱現像感光材料16へ画像を露光するよう
になっている。
露光後の熱現像感光材料16は回転ドラム20の逆転く
矢印B方向)により、スクレーパ24で回転ドラム20
から剥離され、更に、搬送ローラ対25.27によって
搬送されるようになっている。搬送ローラ対25.27
は駆動手段としてのステップモータ(図示せず)に機械
的に連結されており、このステップモータの駆動により
回転されるようになっている。
熱現像感光材料16の搬送経路の搬送ローラ対25と搬
送ローラ対27との間には、水塗布部26が設けられて
いる。水塗布部26には、ACモータ(図示せず)の駆
動により回転する塗布ローラ64が配置されており、熱
現像感光材料16は搬送されながらこの塗布ローラ64
に接触して画像形成用溶媒としての水が付与されるよう
になっている。
水が付与された熱現像感光材料16は熱現像転写部28
へと送られるようになっている。
熱現像転写部28には、加熱ドラム34と圧接手段とし
ての無端圧着ベルト36が配置されている。また、加熱
ドラム34内にはハロゲンランプ38が配置されており
、このハロゲンランプ38によって加熱ドラム34の外
周面は約90℃に加熱されている。
無端圧着ベルト36は、巻掛はローラ37.39.41
.43に巻き掛けられており、更にその無端状外側が加
熱ドラム34の外周面に圧接されている。巻掛はローラ
37はステップモータ(図示せず)に機械的に連結され
ており、このステップモータの駆動によりで回転し、更
にこれに伴って無端圧着ベルト36と加熱ドラム34こ
の間で゛熱現像感光材料16を挟持搬送し熱現像するよ
うになっている。
無端圧着ベルト36の巻掛はローラ37への巻掛は部分
近傍には、ゴム製の貼り合わせローラ48が加熱ドラム
34の外周面に押圧されて当接した状態で配置されてい
る。この貼り合わせローラ60もステップモータ(図示
せず)に機械的に連結されてお、す、このステップモー
タの駆動により回転するようになっている。
熱現像転写部28へ送られた受像材料32は、加熱ドラ
ム34の外周面に当接した状態で配置された貼り合わせ
ローラ48によって(貼り合わせローラ48と加熱ドラ
ム34の外周面との間において)熱現像感光材料16と
貼り合わされて、加熱ドラム34と無端圧着ベルト36
との間へ供給されるようになっている。
熱現像感光材料16は熱現像転写部28において受像材
料32と貼り合わされた状態で搬送されながら加熱され
ると、熱現像されると共に画像が受像材料32へ転写さ
れて、受像材料32に画像が得られるようになっている
熱現像転写部28の側方には、剥離板49が配置されて
いる。この剥離板49は、先端部が加熱ドラム34の外
周面に近接しており、加熱ドラム34と共に移動し内側
に位置する熱現像感光材料16に係合して、この熱現像
感光材料16を受像材料32と共に加熱ドラム34の外
周から剥離させるようになっている。
剥離板49の下方には、受像材料32の幅方向両端部に
のみ対応する一対の分離ローラ50が配置されており、
更に分離ローラ50には搬送ベルト52が巻き掛けられ
ている。この搬送ベルト52は、受像材料32の幅方向
両端部にのみ係合し、受像材料32を熱現像感光材料1
6から分離し屈曲して搬送するようになっている。
この分離ローラ50はステップモータ(図示せず)に機
械的に連結されており、このステップモータの駆動によ
り回転するようになっている。
分離された受像材料32は、ヒータ54で乾燥された後
に機台12の頂部に形成される取出トレイ56上へ送り
出されるようになっている。
一方、分離された熱現像感光材料16は、搬送ローラ対
58によって搬送され、廃棄感光材料収容箱59へ送り
出されるようになっている。この搬送ローラ対58もス
テップモータ〈図示せず〉に機械的に連結されており、
ステップモータの駆動により回転するようになっている
次に、本実施態様の作用を説明する。
マガジン14から引き出された熱現像感光材料16がカ
ッタ18で切断された後に回転ドラム20の外周面へ巻
き付けられると、回転ドラム20は高速で回転し、露光
ヘッド22により熱現像感光材料16に画像が露光され
る。
露光後の熱現像感光材料16は、スクレーバ24で回転
ドラム20から剥離された後に、搬送ローラ対25によ
って搬送される。
熱現像感光材料の露光が終了すると、搬送ローラ対25
.27が回転し、これによって熱現像感光材料16は水
塗布部26へ送り込まれる。熱現像感光材料16が移動
して感材センサ66がこれを検知すると、所定時間経過
後に塗布ローラ64が回転し、搬送される熱現像感光材
料16に接触して画像形成用溶媒としての水が付与され
る。この塗布ローラ64の回転は、所定時間経過後すな
わち熱現像感光材料16の後端部が水塗布部26を通過
後に停止される。
水塗布部26で水塗布された熱現像感光材料16は、搬
送ローラ対27によって熱現像転写部28に配置された
貼り合わせローラ48へと送られる。
一方、熱現像感光材料16の露光が終了すると、これと
同時に半月状の供給ローラ44が回転し、トレイ30内
に収容された受像材料32が順次1枚ずつ取り出される
。受像材料32が取り出され供給ローラ44が1回転す
ると、供給ローラ44の回転は停止される。
取り出された受像材料32は、既に回転状態となってい
る搬送ローラ対46によって搬送される。
受像材料32が搬送され、受像材センサ72がこれを検
知すると、搬送ローラ対46が停止し、受像材料32は
貼り合わせローラ48の直前で待機状態となると共に、
貼り合わせローラ48、無端圧着ベルト36及び加熱ド
ラム34も一時的に停止する。
なお、受像材料32が順次1枚ずつ取り出される際に、
受像材料32の全長が長い等の理由により受像材センサ
72がこれを検知してもなお取出が完了しない場合には
、受像材センサ72が検知した時点で供給ローラ44の
回転が停止される。
感材センサ66が熱現像感光材料16を検知すた後に所
定時間経過すると、搬送ローラ対46が回転し、受像材
料32の搬送が再開され熱現像転写部28に配置された
貼り合わせローラ48へ送り込まれると共に、貼り合わ
せローラ48、無端圧着ベルト36及び加熱ドラム34
も回転される。
ここで、貼り合わせローラ48へ送り込まれた受像材料
32は、既に搬送されつつある熱現像感光材料16と貼
り合わせローラ48によって貼り合わされて、加熱ドラ
ム34と無端圧着ベルト36 (巻掛はローラ37への
巻掛は部分)との間へ供給される。
熱現像感光材料16と受像材料32が熱現像転写部28
へ送られた後は、無端圧着ベルト36及び加熱ドラム3
4が所定時間停止する。ここで熱現像感光材料16と受
像材料32とは、貼り合わされた状態のままでハロゲン
ランプ38によって約90℃に加熱された加熱ドラム3
4と無端圧着ベルトとの間で挟持加熱されて熱現像され
ると共に、熱現像感光材料16に記録された画像が受像
材料32へ転写される。
この場合、受像材料32と熱現像感光材料16はズレる
ことなく所定の位置に貼り合わされているため、画像転
写の位置がズレることかなく良好な画像が得られる。
転写後には、加熱ドラム34と無端圧着ベルト36の回
転が再開され、加熱ドラム34と共に移動し内側に位置
する熱現像感光材料16に剥離板49が係合して、この
熱現像感光材料16を受像材料32と共に加熱ドラム3
4の外周面から剥離させる。
加熱ドラム34の外周面から剥離された受像材料32は
、分離ローラ50に巻き掛けられた搬送ベルト52によ
って熱現像感光材料16から分離され、ヒータ54を経
て取出トレイ56へと取り出される。一方、熱現像感光
材料16は廃棄感光材料収容部59へ送り出される。
第2図は熱現像転写部28の斜視図である。
加熱ドラム34と、加熱ドラム34の周面に巻き掛けら
れた無端圧着ベルト28の当接部の手前には、加熱ドラ
ム34の周面に当接した貼り合わせローラ48が設けら
れている。そして、感光材料16及び受像材料32はタ
イミングを合わせて、加熱ドラム34と貼り合わせロー
ラ48との当接部に供給されて貼り合わされる。
貼り合わせローラ48の両端部には軸受100が設けら
れ、軸受100を加熱ドラム34に対して固定すること
により、貼り合わせローラ48は加熱ドラム34に所定
圧力で当接する。貼り合わせローラ48はシリコンゴム
からなり、軸方向中央の径が両端部の径よりわずかに大
きく形成されている。軸方向中央部が端部よりわずかに
大径であるので、軸受100を加熱ドラム方向に付勢し
たときの貼り合わせローラ48の撓みが補償され、貼り
合わせローラ48が軸方向にわたって加熱ドラム34に
密接する。
次に、加熱ドラム34と貼り合わせローラ48とからな
る貼り合わせ装置の組立方法について説明する。
第3図は貼り合わせローラ48の取付状態を表す斜視図
であり、第4図は貼り合わせ装置110の組立方法の工
程図である。
貼り合わせローラ48に設けた軸受100は熱現像転写
部28のハウジング側板101に支持固定される。各側
板101には貼り合わせローラ付勢方向に沿った平行な
対向辺を有する切欠孔102が形成されている。一方、
軸受100には、切欠孔102に遊嵌し切欠孔102内
を貼り合わせローラ付勢方向に沿って移動可能な摺動部
材103が固着されている。そして、貼り合わせローラ
48を側板間で支持するには、貼り合わせローラ48の
軸104を切欠孔102内に挿通した状態で軸受100
を軸104と嵌合させ、軸受100に固着した摺動部材
103を切欠孔102に嵌め込む。摺動部材103を切
欠孔102に嵌め込んだ状態では、貼り合わせローラ4
8は加熱ドラム34の半径方向に移動可能である。
側板101のそれぞれの切欠孔102の近傍には側板1
01と平行な平面内で支軸105を中心に回転可能な係
止部材106が設けてあり、係止部材106の端部には
引張コイルばね107が取り付けられている。そして、
係止部材106とコイルばね107とにより軸受100
を加熱ドラム34に対して付勢し位置を固定する。コイ
ルばね107の弾性力は、加熱ドラム34と貼り合わせ
ローラ48とにより熱現像感光材料16と受像材料32
とをを所定の適正圧力で挟持するように設定されている
。また、係止部材106には、偏心回転する円形のスト
ッパ108が当接し、係止部材106の反付勢方向への
移動を制限する。
次に、貼り合わせローラ48が適正な圧力で加熱ドラム
34と当接するように位置を固定するための方法を第3
図及び第4図を参照して説明する。
まず、第4図(a)に、示すように貼り合わせローラ4
8が側板101間に支持された後、貼り合わせローラ4
8を矢印で示すように軸方向にわたって加熱ドラム34
に付勢し、両軸受100を係止部材106を介してスト
ッパ108により支持する。
この付勢はコイルばね107の弾性力による付勢より弱
く、手動で行ってもよく、また付勢手段を用いてもよい
。ここで、コイルばね107の弾性力はまだ係止部材1
06に作用していない。係止部材106を軸受100に
当接させ係止部材106をストッパ108により支持す
ることにより、加熱ドラム34に対する貼り合わせロー
ラ48の付勢が維持され軸受100の位置は仮固定され
る。
次いで、第4図(b)に示すように、一方の側(第4図
においては左方)のコイルばね107の自由端を係止ピ
ン109に係止させる。すると、この軸受100は係止
部材106により係止されながらコイルばね107の弾
性力により矢印aで示すように加熱ドラム34方向に付
勢され、付勢力向への移動が制限される。
次いで、第4図(C)に示すように、同様に他方の側の
端部のコイルばね107の自由端部を係止ピン109に
係止させる。すると、この軸受100も係止部材106
により係止されながらコイルばね107の弾性力により
矢印すで示すように加熱ドラム34方向に付勢され、付
勢方向への移動が制限される。次いで、第4図(a)及
び(b)に矢印で示した軸方向にわたる付勢が解除され
る。
この状態において、係止部材106とストッパ108と
の間にはわずかな間隙が生じており、両軸受100は付
勢方向への移動は制限されているが、反付勢方向へは移
動可能である。
次に、第4図(中に示すように、一方の側のストッパ1
08を回転して係止部材106に当接させて係止部材1
06の反付勢方向への移動を制限する。同様に、他方の
側のストッパ108を回転して係止部材106に当接さ
せて係止部材106の反付勢方向への移動を制限する。
ストッパ108により係止部材106の反付勢方向への
移動を制限することにより、両軸受100は反付勢方向
への移動が制限されて位置が固定される。
本発明方法により組み立てた貼り合わせ装置110と従
来の方法により組み立てた貼り合わせ装置による、加熱
ドラム34と貼り合わせローラ48との当接圧力を比較
するために、以下に説明する実験を行った。
組立に際し、加熱ドラム34と貼り合わせローラ48と
の間に熱現像感光材料16及び受像材料32を介在させ
てそれぞれの方法で組立を行う。
そして、熱現像感光材料16又は受像材料32上の挟持
痕の幅を測定することにより圧力分布を判断した。
各組立方法による熱現像感光材料16上の挟持痕の形状
を第5図に示す。第5図(a)及び(b)は従来法によ
る挟持痕であり、第5図(C)及び(d)は本発明によ
る挟持痕である。
従来法による組立では、挟持痕の両端部の幅が大幅に異
なるので、端部における当接圧力に差が生じていること
がわかる。
これに対し、本発明方法による組立では、挟持痕の両端
部の幅が一致もしくはほぼ一致し、端部における当接圧
力に差がないことがわかる。したがって、加熱ドラム3
4と貼り合わせローラ48とは、軸方向にわたって均一
な圧力で当接していると判断することができる。
本発明方法により組み立てた貼り合わせ装置110を備
えた、上述の構成の画像形成装置により画像形成を行っ
た結果、熱現像感光材料16と受像材料32とを貼り合
わせる際に、両材料の間に空気の侵入がなく、白点状の
欠陥等のない均一な濃度の画像を受像材料32上に得る
ことができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、貼り合わせローラを加熱ドラムに付勢
した状態を保ちながら、貼り合わせローラのそれぞれの
端部を順次円筒体に付勢して固定することにより、貼り
合わせローラが軸方向にわたって均一に変形して加熱ド
ラムと当接する。したがって、加熱ドラムと貼り合わせ
ローラとの当接圧力は軸方向にわたって一定になる。
加熱ドラムと貼り合わせローラとにより熱現像感光材料
と受像材料とを貼り合わせる場合には、熱現像感光材料
と受像材料とを軸方向にわたって均一に挟持することが
できるので、軸方向両端の搬送速度が一定になり、熱現
像感光材料と受像材料との間に空気が侵入することはな
く、確実な貼り合わせを保証することができる。
更に、熱現像感光材料と受像材料との間に空気が侵入し
ないので、白点状の欠陥等のない均一な濃度の画像を受
像材料上に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像形成装置の概略構成図、 第2図は熱現像転写部の概略斜視図、 第3図は貼り合わせローラ取付部の斜視図、第4図は貼
り合わせ装置組立方法の工程図、第5図は熱現像感光材
料上の挟持痕の説明図である。 図中符号: 10 画像形成装置  16−熱現像感光材料26.2
7−・搬送ローラ対 28 熱現像転写部  32−・受像材料34 加熱ド
ラム   36.無端圧着ベルト46・搬送ローラ対 
 48−貼り合わせローラ49 剥離板     50
 ・分離ローラ52 分離ベルト   57 ガイド 58 搬送ローラ対 10〇−軸受    101−側板 102 切欠孔   103 104−軸    105 106 係止部材  107 108 ・ストッパ  109 110−貼り合わせ装置 摺動部材 支軸 コイルばね 係止ピン 第  2  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱ドラムと該加熱ドラムに当接する貼り合わせローラ
    との間に熱現像感光材料及び受像材料を同時に供給して
    両材料を貼り合わせ、加熱を行い、熱現像感光材料上の
    画像を受像材料に熱現像転写する熱現像転写装置におけ
    る貼り合わせローラセッティング方法において、前記貼
    り合わせローラを前記加熱ドラムに軸方向にわたって当
    接付勢させ、該付勢を維持するために、貼り合わせロー
    ラの両軸端が反付勢方向へ移動するのを防止するための
    ストッパを両軸端に対応させて配置し、次に、前記付勢
    よりも強い力で前記貼り合わせローラの一方の端部を付
    勢し、同様に前記貼り合わせローラの他方の端部を付勢
    し、該付勢を維持するために前記ストッパを前記貼り合
    わせローラの両軸端に対応させて前記付勢方向に移動さ
    せ固定することを特徴とする熱現像転写装置における貼
    り合わせローラセッティング方法
JP20483689A 1989-08-09 1989-08-09 熱現像転写装置における貼り合わせローラセッティング方法 Pending JPH0369941A (ja)

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