JPH0369641B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0369641B2 JPH0369641B2 JP17672487A JP17672487A JPH0369641B2 JP H0369641 B2 JPH0369641 B2 JP H0369641B2 JP 17672487 A JP17672487 A JP 17672487A JP 17672487 A JP17672487 A JP 17672487A JP H0369641 B2 JPH0369641 B2 JP H0369641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- workpiece
- jib
- block member
- gripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 30
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は工作機械用の改良されたチヤツクに
関する。
関する。
従来技術
工作機械の円テーブル等の割出装置はチヤツク
を用いて工作物を固定することが多い。近年割出
精度の向上が厳しく追求されるようになり、円テ
ーブルの精度が見直されているにも関わらずチヤ
ツクについては把持爪と工作物間の滑りのみが問
題とされ、実開昭55−60904号のように特殊なチ
ヤツク爪内にチヤツク本体の案内溝外方対向位置
の上端面に向けて出没自在となる前後二対のねじ
杆を埋設し、チヤツク爪上面のレンヂ穴より回転
される螺動規制回転子によりねじ杆先端をチヤツ
ク本体に押圧してチヤツク爪を固定する構造のも
のがある。
を用いて工作物を固定することが多い。近年割出
精度の向上が厳しく追求されるようになり、円テ
ーブルの精度が見直されているにも関わらずチヤ
ツクについては把持爪と工作物間の滑りのみが問
題とされ、実開昭55−60904号のように特殊なチ
ヤツク爪内にチヤツク本体の案内溝外方対向位置
の上端面に向けて出没自在となる前後二対のねじ
杆を埋設し、チヤツク爪上面のレンヂ穴より回転
される螺動規制回転子によりねじ杆先端をチヤツ
ク本体に押圧してチヤツク爪を固定する構造のも
のがある。
発明が解決しようとする問題点
割出精度の向上を追求する段階で、チヤツク側
の精度誤差は把持工作物の慣性が大きい程誤差が
大きく表れることが判明した。即ち旋回運動の始
動又は停止時の工作物の慣性による円周方向の力
がチヤツクの把持爪に作用し把持爪とチヤツク本
体の案内溝との円周方向の隙間が例えば0.02mm〜
0.04mmあれば、この隙間量だけ把持爪が移動して
更に把持爪自体が弾性変形をして割出誤差の要因
となるとういことが問題になつて来た。実開昭55
−60904号のものはチヤツク爪を軸方向にねじ杆
によつて押圧してクランプするものでチヤツク本
体の案内溝とチヤツク爪との円周方向の隙間に対
しては効果がうすく、その上特殊チヤツク爪は大
形となりチヤツク爪自体の慣性が大きくなるとい
う問題点を有している。
の精度誤差は把持工作物の慣性が大きい程誤差が
大きく表れることが判明した。即ち旋回運動の始
動又は停止時の工作物の慣性による円周方向の力
がチヤツクの把持爪に作用し把持爪とチヤツク本
体の案内溝との円周方向の隙間が例えば0.02mm〜
0.04mmあれば、この隙間量だけ把持爪が移動して
更に把持爪自体が弾性変形をして割出誤差の要因
となるとういことが問題になつて来た。実開昭55
−60904号のものはチヤツク爪を軸方向にねじ杆
によつて押圧してクランプするものでチヤツク本
体の案内溝とチヤツク爪との円周方向の隙間に対
しては効果がうすく、その上特殊チヤツク爪は大
形となりチヤツク爪自体の慣性が大きくなるとい
う問題点を有している。
問題点を解決するための手段
工作機械用チヤツクにおいて、チヤツク本体の
それぞれの爪案内溝の片側位置に設けられ爪の側
面が当接する第1ブロツク部材と、前記爪に対し
該第1ブロツク部材と反対側位置に設けられた第
2ブロツク部材と、該第2ブロツク部材と前記爪
の側面との間に進退可能に挿入されたジブとを含
んでなり、工作物把持時にジブを進入させて把持
爪を前記ブロツク部材に圧着するものである。
それぞれの爪案内溝の片側位置に設けられ爪の側
面が当接する第1ブロツク部材と、前記爪に対し
該第1ブロツク部材と反対側位置に設けられた第
2ブロツク部材と、該第2ブロツク部材と前記爪
の側面との間に進退可能に挿入されたジブとを含
んでなり、工作物把持時にジブを進入させて把持
爪を前記ブロツク部材に圧着するものである。
実施例
以下本発明の実施例を図面にもとづき説明す
る。第1図のチヤツクは市販の3爪スクロールチ
ヤツクであるが必ずしも3爪スクロールチヤツク
に限定されるものではなく4爪チヤツク又は油圧
チヤツク、エアチヤツク等を使用することもでき
る。チヤツク本体1には片側端面に半径方向放射
状等分に3本の案内溝1aが削設されており、案
内溝1aにマスタジヨー2がそれぞれ嵌挿されマ
スタジヨー2は本体1内に設けられた図示しない
駆動手段により半径方向に同時に等量同方向移動
可能とされ、マスタジヨー2上に把持爪3が固着
され工作物Wを常にチヤツクと同心に把持するよ
うになつている。
る。第1図のチヤツクは市販の3爪スクロールチ
ヤツクであるが必ずしも3爪スクロールチヤツク
に限定されるものではなく4爪チヤツク又は油圧
チヤツク、エアチヤツク等を使用することもでき
る。チヤツク本体1には片側端面に半径方向放射
状等分に3本の案内溝1aが削設されており、案
内溝1aにマスタジヨー2がそれぞれ嵌挿されマ
スタジヨー2は本体1内に設けられた図示しない
駆動手段により半径方向に同時に等量同方向移動
可能とされ、マスタジヨー2上に把持爪3が固着
され工作物Wを常にチヤツクと同心に把持するよ
うになつている。
チヤツク本体1の案内溝1aの両側に案内溝1
aと平行にブロツク位置決め用溝1bが削設され
ており、溝1bに嵌合される凸部4a,5aを有
するブロツク4,5が把持爪の両側に平行に固着
されている。ブロツク4の把持爪3側の側面にラ
イナー6が固着されており、ライナー6は把持爪
3の側面に当接し更にブロツク図5と把持爪3の
間にはジブ7が介装されている。ジブ7はブロツ
ク5との間に設けられたゆるやかな勾配面により
長手方向の移動で把持爪3とブロツク5の隙間を
調節するようになつており、隙間調節はジブ7に
設けられた1組の調整ボルト9の一方でジブの押
し込み、他方で引き出しが行われるようになつて
いる。更にブロツク4,5の上面チヤツク中心寄
りの位置に工作物着脱時の干渉を避けるため切欠
き面4b,5bが削設されている。
aと平行にブロツク位置決め用溝1bが削設され
ており、溝1bに嵌合される凸部4a,5aを有
するブロツク4,5が把持爪の両側に平行に固着
されている。ブロツク4の把持爪3側の側面にラ
イナー6が固着されており、ライナー6は把持爪
3の側面に当接し更にブロツク図5と把持爪3の
間にはジブ7が介装されている。ジブ7はブロツ
ク5との間に設けられたゆるやかな勾配面により
長手方向の移動で把持爪3とブロツク5の隙間を
調節するようになつており、隙間調節はジブ7に
設けられた1組の調整ボルト9の一方でジブの押
し込み、他方で引き出しが行われるようになつて
いる。更にブロツク4,5の上面チヤツク中心寄
りの位置に工作物着脱時の干渉を避けるため切欠
き面4b,5bが削設されている。
作 用
チヤツクに工作物Wを把持する前にジブ7は調
整ボルト9により外周方向に引き出されジブ7と
把持爪3の間には隙間ができ通常チヤツクの通り
把持爪3が自由に開閉可能となり、工作物Wが同
心に把持される。そして調整ボルト9によりジブ
7が中心方向に押し込まれ把持爪3はジブ7によ
つてライナー6に圧接されてブロツク4,5に挟
まれてロツクされる。
整ボルト9により外周方向に引き出されジブ7と
把持爪3の間には隙間ができ通常チヤツクの通り
把持爪3が自由に開閉可能となり、工作物Wが同
心に把持される。そして調整ボルト9によりジブ
7が中心方向に押し込まれ把持爪3はジブ7によ
つてライナー6に圧接されてブロツク4,5に挟
まれてロツクされる。
割出しのためチヤツクが回転し始めると把持す
る工作物Wの慣性により反対方向の力が作用し、
例えば工作物Wが時計方向に回転し始めた場合は
把持爪3の受ける反時計方向の力はライナー6を
介して本体1に固着されたブロツク4によつて支
えられ把持爪3の移動及び弾性変形を最小限にく
い止める。またチヤツク回転が反時計方向の場合
は把持爪3の受ける時計方向の力はジブ7を介し
てブロツク5によつて支えられる。
る工作物Wの慣性により反対方向の力が作用し、
例えば工作物Wが時計方向に回転し始めた場合は
把持爪3の受ける反時計方向の力はライナー6を
介して本体1に固着されたブロツク4によつて支
えられ把持爪3の移動及び弾性変形を最小限にく
い止める。またチヤツク回転が反時計方向の場合
は把持爪3の受ける時計方向の力はジブ7を介し
てブロツク5によつて支えられる。
次にチヤツクの回転が停止されると工作物Wの
慣性により把持爪3には回転していた方向の力が
作用するがこの場合も同様にして把持爪3の移動
及び弾性変形を最小限にくい止めることができ
る。
慣性により把持爪3には回転していた方向の力が
作用するがこの場合も同様にして把持爪3の移動
及び弾性変形を最小限にくい止めることができ
る。
加工が終わり工作物Wの着脱には調整ボルト9
によりジブ7が外周方向に引き出され把持爪3の
移動が可能になり把持爪3が開かれ工作物の着脱
が行われる。工作物の着脱に際してはブロツク
4,5の上面に設けられた切欠き面4b,5bが
干渉を最小限にする働きをなしている。
によりジブ7が外周方向に引き出され把持爪3の
移動が可能になり把持爪3が開かれ工作物の着脱
が行われる。工作物の着脱に際してはブロツク
4,5の上面に設けられた切欠き面4b,5bが
干渉を最小限にする働きをなしている。
効 果
以上詳述したように本発明は工作機械用チヤツ
ク本体の爪案内溝の両側位置にそれぞれブロツク
を固着し、工作物を把持した後支持爪をジブ7に
より両側のブロツクに圧接して補強するようにな
したので、工作物の慣性により旋回運動の始動時
と停止時に発生する把持爪のチヤツク本体案内溝
との隙間による移動と把持爪自身の弾性変形とを
最小限に止めることが可能となり、割出誤差の少
ないチヤツクが容易に得られる利点を有し、割出
精度の大幅な向上が可能となる効果を有するもの
である。
ク本体の爪案内溝の両側位置にそれぞれブロツク
を固着し、工作物を把持した後支持爪をジブ7に
より両側のブロツクに圧接して補強するようにな
したので、工作物の慣性により旋回運動の始動時
と停止時に発生する把持爪のチヤツク本体案内溝
との隙間による移動と把持爪自身の弾性変形とを
最小限に止めることが可能となり、割出誤差の少
ないチヤツクが容易に得られる利点を有し、割出
精度の大幅な向上が可能となる効果を有するもの
である。
第1図は本発明の正面図、第2図は本発明の側
面図である。 1……チヤツク本体、3……把持爪、4,5…
…ブロツク、7……ジブ、W……工作物。
面図である。 1……チヤツク本体、3……把持爪、4,5…
…ブロツク、7……ジブ、W……工作物。
Claims (1)
- 1 工作機械用チヤツクにおいて、チヤツク本体
のそれぞれの爪案内溝の片側位置に設けられ爪の
側面が当接する第1ブロツク部材と、前記爪に対
し該第1ブロツク部材と反対側位置に設けられた
第2ブロツク部材と、該第2ブロツク部材と前記
爪の側面との間に進退可能に挿入されたジブとを
含んでなり、工作物把持時にジブを進入させて把
持爪を前記ブロツク部材に圧着することを特徴と
するチヤツク爪の補強装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17672487A JPS6420906A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Device for reinforcing chuck claw |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17672487A JPS6420906A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Device for reinforcing chuck claw |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6420906A JPS6420906A (en) | 1989-01-24 |
JPH0369641B2 true JPH0369641B2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=16018671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17672487A Granted JPS6420906A (en) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | Device for reinforcing chuck claw |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6420906A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6519438B2 (ja) * | 2015-10-19 | 2019-05-29 | 豊和工業株式会社 | チャック |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61226205A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 | ト−マス・エ−・フエラ−ロ | 旋盤チヤツク用ジヨ−ロツク装置 |
-
1987
- 1987-07-15 JP JP17672487A patent/JPS6420906A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6420906A (en) | 1989-01-24 |
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