JPH0367768A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JPH0367768A
JPH0367768A JP1203490A JP20349089A JPH0367768A JP H0367768 A JPH0367768 A JP H0367768A JP 1203490 A JP1203490 A JP 1203490A JP 20349089 A JP20349089 A JP 20349089A JP H0367768 A JPH0367768 A JP H0367768A
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pressure
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Kazutaka Kuwana
桑名 一隆
Kuniaki Okamoto
岡本 邦明
Tsuyoshi Yoshida
強 吉田
Hiroyuki Ichikawa
博之 市川
Masaru Kamikado
神門 勝
Nobuyasu Nakanishi
中西 伸育
Tatsuo Sugitani
達夫 杉谷
Kazunori Sakai
和憲 酒井
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Aisin Corp
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Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1763Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to the coefficient of friction between the wheels and the ground surface
    • B60T8/17636Microprocessor-based systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両制動時に車輪に対する制動力を制御し車
輪のロックを防止するアンチスキッド制御装置に関する
[従来の技術] 車両の急制動時に車輪がロックすると路面状況社よって
は車両の方向安定性が失われる場合があることはよく知
られている。このため、制動時ホイールシリンダへのブ
レーキ液圧を増加させたとき車輪に対する摩擦係数μが
最大となる直前に車速度度が急激に低下することに鑑み
、車輪速度及び車輪加速度の変化に応じてブレーキ液圧
を制御し結果的に車輪のスリップ率が20%前後となる
ように、即ち最大摩擦係数が得られるように制動力を制
御することとしている。具体的には、急制動時に車輪が
ロックしないように、ホイールシリンダに対するブレー
キ液圧を減圧、増圧あるいは圧力保持することにより制
動力を制御するアンチスキッド制御装置が装着されてい
る。
このようなアンチスキッド制御装置に関連し、例えば特
開昭62−155163号公報には、車体速度が低い場
合C車輪速度が回復せず早期ロックを惹起することを防
止するため、車輪速度から擬似車体速度を検出し、この
擬似車体速度に対して一定の速度差だけ低い速度をもっ
て追従する基準速度を演算し、この基準速度とハイピー
ク速度が基準速度に等しいかまたはこれより大きい場合
じ限りブレーキ液圧を加圧し、ハイピーク速度が基準速
度より小さい場合には、ブレーキ液圧を再び減圧するよ
うにしたアンチスキッド制御方法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、擬似車体速度から演算される
基準速度に対し、ハイピーク速度がこれを超えたとき、
その時点から加圧することとしている。然し乍ら、荒れ
た路面等を走行中に制動作動を行なう場合には車輪速度
の振動が生ずるので、ハイピーク速度が基準速度以上で
あっても、そのまま加圧すると依然車輪の早期ロックを
惹起するおそれがある。このことは、摩擦係数μの低い
荒れた圧雪路等において顕著である。
第9図は本発明の対象とするアンチスキッド制御装置の
基本制御例を示すもので、上から順に、ホイールシリン
ダ内ブレーキ液圧の変化、車体速度及び車輪速度の変化
、車輪加速度の変化並びに液圧制御モードの状態を示し
ている。この概要を時間の経過に従って説明すると、A
点で制動操作が行なわれ、ホイールシリンダ内のブレー
キ液圧が上昇し、車輪に対し制動力が付与される。これ
により、車輪速度Vwが低下するが、路面状況等により
制動開始時に設定された推定車体速度Vs6の低下率を
上回る低下率で低下しロック傾向を示すところとなる。
尚、実車体速度Vはこの制御において実測されるもので
はないが説明を容易にするため記載したものである。そ
して、車輪がロック傾向となったことを検出するため所
定のスリップ率を以って下記(1)式のように設定され
る基準速度Vs、が用いられる。
VsHmA@ vS、−B    = (1)ただし、
A、Bは定数で、例えばA冨0.97゜B−2km/h
が選択される。
また、車輪速度Vwを微分し車輪加速度Gwを得、第1
0図に示すようにVW<VSN及びGwくG、(ただし
、G1は所定の加速度)を充足するとき、第9図のB点
−C点間のようにホイールシリンダ内のブレーキ液圧の
減圧作動が行なわれ、それ以外は第9図の0点−〇点間
のように圧力保持されるように設定される。そして、車
輪加速度Gwによって車輪速度Vwの最大変曲点を検出
後、第9図のD点以降のようにブレーキ液圧のステップ
増圧、即ち段階的な増圧作動が行なわれる。
上記の基本制御例に対し、前述の特開昭62−1551
63号公報に開示の技術を通用しても、車輪速度Vwが
基準速度Vs、以上の状況でハイピーク即ち最大変曲点
が生じたときには増圧されることになる。このため、車
輪速度Vwが回復しないまま速度低下することとなり、
早期ロックに至るおそれは依然解消されていない、即ち
、この間の制御状態は、第11図に示すようにD点で増
圧モードに転するため、車輪速度Vwが実車体速度V近
くまで回復する前に低下し、従って推定車体速度Vso
も実車体速度Vから遠ざかり、車輪は急激にロックに近
づくこととなる。
そこで、本発明は、アンチスキッド制御装置において、
車輪速度の振動等に伴なう車輪の早期ロックを防止する
ことを目的とし、特に車輪速度が基準速度以上で最大変
曲点が生じたときにも早期ロックを防止し得るようにす
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明のアンチスキッド制
御装置は第1図に構成の概要を示したように、車両の各
車輪RR等じ対し制動力を付与するホイールシリンダ5
3等と、ホイールシリンダ53等にブレーキ液圧を供給
する液圧発生装置Mlと、液圧発生装置Ml及びホイー
ルシリンダ53等間を連通接続する液圧路に介装しブレ
ーキ液圧を制御する液圧制御装置Mlと、車輪RR等の
回転速度を検出し車輪速度に応じた信号を出力する車輪
速度検出手段M3と、車輪速度検出手段M3が検出した
車輪速度に基いて基準速度を演算する基準速度設定手段
M4と、ブレーキ液圧を減少させる減圧モード、圧力保
持する保持モード及び増加させる増圧モードの液圧制御
モードの何れかを設定して液圧制御装置Mlを駆動する
液圧制御モード設定手段であって、車輪速度が基準速度
を下回ったとき減圧モード及び保持モードの何れか一方
とし、車輪速度が基準速度以上となったとtk増圧モー
ドとする液圧制御モード設定手段M5と、少くとも車輪
速度が基準速度以上であるときに、車輪速度が増加から
減少に至る最大値を示す最大変曲点を検出する最大変曲
点検出手段Mlと、車輪速度が基準速度以上であって最
大変曲点での車輪速度以上となったとき、増圧モードか
ら保持モード及び減圧モードの何れか一方に切替える液
圧制御モード補正手段M7とを備えたものである。
[作用] 上記の構成になるアンチスキッド制御装置において、液
圧発生装置Mlから液圧制御装置Mlを介してホイール
シリンダ53等の各々にブレーキ液圧が供給されると、
車輪FLR等の各々に対し制動力が付与される。この間
、車輪RR等の回転速度即ち車輪速度が車輪速度検出手
段M3によって検出される。
車輪速度検出手段M3の車輪速度信号は基量速度設定手
段M4に供給され、ここで基準速度が演算される。これ
らの基準速度及び車輪速度は液圧t+1Jilそ一ド設
定手段M5にて大小比較され、その結果に応じて液圧制
御モードが設定される。即ち、車輪速度が基準速度を下
回ったとき減圧モード及び保持モードの何れか一方が設
定され、車輪速度が基準速度以上となったとき増圧モー
ドが設定される。
更に、上記基準速度信号は最大変曲点検出手段に供給さ
れ、ここで少くとも車輪速度が基準速度以上であるとき
に、車輪速度が増加から減少に至る最大値を示す最大変
曲点が検出される。そして、車輪速度が基準速度以上で
あって最大変曲点での車輪速度以上となったとき、液圧
制御モード補正手段M7により増圧モードから保持モー
ド及び減圧モードの何れか一方に切替られ、車輪がロッ
ク状態に進むことが抑えられる。
[実施例] 以下、本発明のアンチスキッド制御装置の実施例を具体
的に説明する。
第2図は本発明の一実施例のアンチスキッド制御装置を
備えた車両を示すもので、マスクシリンダ2a及びブー
スタ2bから成る液圧発生装置2を有し、ブレーキペダ
ル3によって駆動される。
マスクシリンダ2aは所謂タンデム型のマスクシリンダ
で、車輪FR,FLのホイールシリンダ51.52に直
接接続されると共じ、アクチュエータ30及びブロボー
シロニングバルブ60を介して車輪RR,RLのホイー
ルシリンダ53.54に接続されている。ここで、車輪
FRは運転席からみて前方右側の車輪を示し、以下車輪
FLは前方左側、車輪RRは後方右側、車輪RLは後方
左側の車輪を示しており、前輪側と後輪側を独立の系統
にする前後分割方式の配管が構成されている。本実施例
の車両に搭載された内燃機関4には周知のトランスξツ
シBン5が接続されており、トランスミッシソン5はプ
ロペラシャフト6を介して差動ギア7に接続されている
。この差動ギヤ7に車輪RR,RLが連結されており、
内燃機関4の駆動力が伝達される。
而して、ブレーキペダル3に踏力が加えられると、この
踏力に応じてブースタ2bが駆動され、ブースタ2bに
よりマスクシリンダ2aが倍圧駆動される。これにより
、ブレーキペダル3の踏力に応じたブレーキ液圧がマス
クシリンダ2aから出力され、ホイールシリンダ51乃
至54に付与される。ブレーキ液圧がホイールシリンダ
51゜52に付与されると従動輪たる車輪FR,FLに
制動力が加えられ、ホイールシリンダ53.54に付与
されると駆動輪たる車輪RR,RLに制動力が加えられ
る。
液圧制御装置を構成するアクチュエータ30はマスクシ
リンダ2aと車輪RR,RLとの間に介装され、ポンプ
40とリザーバ41に接続されている。ポンプ40は内
燃機関4によって駆動され、リザーバ41のブレーキ液
が昇圧されパワー液圧としてアクチエエータ30に供給
される。アクチュエータ30は図示しない一対の電磁切
替弁を備えており、これらの電磁切替弁は第3図に示し
たソレノイド31.32を有し、電子制御装置10の出
力信号によって駆動制御される。
而して、ホイールシリンダ53.54に対しポンプ40
の出力液圧が供給されてブレーキ液圧が増加する“増圧
”モード、リザーバ41に連通しブレーキ液圧が減少す
る“減圧”モード、及びホイールシリンダ53.54内
のブレーキ液圧が保持される“保持”モードの液圧制御
モードが適宜選択され、車輪RR,RLがロックしない
ブレーキ液圧に調整される。更には、ソレノイド31゜
32が非励磁とされてマスクシリンダ2aがホイールシ
リンダ53.54にそのまま連通する“直結”モードが
設定されている。
上記アクチュエータ30とホイールシリンダ53.54
の間に介装されたプロボーショニングバルブ60は、後
輪側のホイールシリンダ53゜54に付与されるブレー
キ液圧を、入力液圧に対し一定の比で減圧し理想制動力
配分に近似させる機能を有するもので、本実施例におい
ては車輪RR,RL側の支持荷重に応じて特性が変化す
る所謂ロードセンシング型が用いられている。
車輪RR,RLに連結する差動ギア7には車輪速度検出
手段たる車輪速度センサ20が配設されている。車輪速
度センサ20においてはプロペラシャフト6の回転速度
、即ち駆動輪たる後輪の車輪RRと車輪RLの平均的な
車輪速度Vwが検出され、検出車輪速度Vwに応じた電
気信号が電子制御装置10に出力される。また、路面か
らの振動や内燃機関4からの振動が伝達されにくい適当
な位置に加速度センサ21が固定されており、車両の加
速度(特にことわらない限り減速度を含む、)が検出さ
れ、電気信号が電子制御装置10に出力される。
また、ブレーキペダル3が操作されたことを検出するた
め、ブレーキペダル3に連動して開閉するブレーキスイ
ッチ22が配設されている。このブレーキスイッチ22
はブレーキペダル3が操作されるとオンとなり、図示し
ないストップランプが点灯されると共に、電子制御装置
10に対しブレーキペダル3が操作状態にあることを示
す電気信号として出力される。而して、電子制御装置1
0には、上記車輪速度センサ20.加速度センサ21及
びブレーキスイッチ22の出力電気信号が入力する。
電子制御装置10は、第3図に示すように、マイクロプ
ロセッサ11、波形整形回路12、入力バッファ13,
14.15及び出力パンツ118.17を備えている0
本実施例のマイクロプロセッサ11としては市販の1チ
ツプマイクロコンピユータが用いられ、現在時刻を出力
するフリーランタイマ、プログラムが記憶されたROM
及びプログラムの実行に必要なRAM等を内蔵している
波形整形回路12には車輪速度センサ20から正弦波電
圧信号が入力され、ここで方形波信号に変換されてマイ
クロプロセッサ11の割り込み要求端子IRQに入力さ
れる。従って、マイクロプロセッサ11には車輪速度セ
ンサ20によって検出される車輪速度に応じた時間間隔
で割り込み要求がなされる。
また、入力バッファ13を介し、ブレーキスイッチ22
のオン・オフ状態がオン時は高(H)レベル、オフ時は
低(L)レベルという形でマイクロプロセッサ11の入
力ボートIPIに入力される、更に、加速度センサ21
の出力は車両の加速度に応じて高(H)は又は低(L)
レベルとされ、入力バッファ14.15を介してマイク
ロプロセッサ11の入力ポートIP2.IP3に入力さ
れる。
一方、マイクロプロセッサ11の出力ボートOPIは出
力バッファ16を介してアクチュエータ30の一方の電
磁切替弁のソレノイド31に接続されている。出力ポー
トOP2は出力バッファ17を介して他方の電磁切替弁
のソレノイド32に接続されている。これら出カバ・ソ
ファ16゜17は出力ポートOP1.OP2から出力さ
れる電気信号を増幅し、アクチュエータ30のソレノイ
ド31.32を夫々励磁する回路である。
而して、上記電子制御装置10においては、マイクロプ
ロセッサ11で実行されるプログラムに従ってアンチス
キッド制御のための一連の処理が行なわれ、出力ポート
OP1.OP2から電気信号が出力される。このプログ
ラムは、第4世のフローチャートに示すメインルーチン
と、割り込み要求端子IRQに電気信号が入力されたと
きに実行される第5図のフローチャートに示す割り込み
ルーチンを有する。
先ず、第4図のメインルーチンについて説明する。電子
制御装置10に電源が投入されると、ステップS1にて
初期化の処理が行なわれる。即ち、後述するta、tb
及び制御中フラグがクリアされゼロとされる。また、出
力ポートOPI。
OF2の出力はソレノイド31.32が非励磁となるよ
うに設定される。
次に、ステップS2にて、ブレーキスイッチ22の状態
を示す信号及び加速度センサ21によって検出された車
両の加速度に応じた信号がマイクロプロセッサ11に入
力される。
続いてステップS3に進み、車輪速度センサ20の出力
電気信号の周期67wに基づいて後輪の車輪速度Vwが
下記(2)式によって演算される。尚、周期67wは後
述する割り込みルーチンにおいて測定される。
V W ” K 767w    ・−(2)ただし、
Kは車輪速度センサ20の特性によって定められる定数
である。
ステップS4においては、ステップS3にて算出された
車輪速度Vwから車輪加速度Gwが下記(3〉式及び(
4)式によって演算される。
Int = (67w (nl  +△TW(n−11
)、/ 2      ・・・ (3)Gw(rl) 
 =  (Vwcn+    VW(n−11)/In
t      ・・・ (4)ただし、Intは割込間
隔の時間を示し、VWlnl+△Tw (n)は今回求
めた車輪速度Vwと周期67wを示し、Vwl。−0,
ΔTw+n−u は前回水めた車輪速度Vwと周期67
wを示す。
ステップS5においては、加速度センサ21によって検
出された車両の加速度GdとステップS3で演算された
車輪速度Vwから推定車体速度Vs6が演算され、更に
基準速度vSNが前述の(1)式に基いて演算される。
尚、推定車体速度Vsoは上記(3)式並びに下記(5
)式及び(6)式によって以下のように演算される。
Vd(rl) =VSo (n−11−L−Gd+n+
  ・Int m (5)’/go(n)xMax(”
+nl+  Vd1nl  )        ・・・
 (6)ただし、Vd 111)は今回求めた設定速度
を示し、Lは加速度センサ21の特性によって定まる定
数である。また、Vs6い、は今回求めた推定車体速度
Vsoを示し、VSOln−11は前回求めた推定車体
速度Vsoを示す、 Max (a、b)はaとbの大
きい方の値を与える関数である。
次に、ステップS6に進み、ステップ33.S4及びS
5で求められた車輪速度Vw、車輪加速度Gw′ELび
基準速度VsHに基いてホイールシリンダ53.54内
のブレーキ液圧をどのように制御すべきかが判定される
。尚、ステップS6の処理については後述する。そして
、ステップS7に進み、ステップS6での判定結果に応
じてソレノイド31.32を駆動する出力信号が出力ポ
ートOP1.OP2から出力され、ホイールシリンダ5
3.54に加えられるブレーキ液圧が増圧、減圧あるい
は保持される。
上記ステップS1乃至S7の処理が繰り返し実行され、
車輪速度Vwの低下が急激で路面に対する車輪RR,R
Lのスリップが大きい場合には、ブレーキ液圧が減圧さ
れ車輪RR,RLの回転を促し、路面に対する車輪RR
,RLのスリップが抑えられる。
第5図は前述の割り込みルーチンを示すもので、前回の
割り込み要求と今回の割り込み要求の間の時間間隔、即
ち車輪速度センサ20の出力電気信号の周期67wが測
定される。先ず、ステップ11にて、現在時刻taがフ
リーランタイマによって設定される0次にステップS1
2にて、前回の割り込み要求が発生した時の時刻tbと
現在時刻taの時間差が算出され、車輪速度センサ20
の出力電気信号の周期67wが設定される。
そして、ステップS13に進み、次回の割り込み要求に
備えて、時刻tbが更新設定される。上記ステップSi
t乃至S13の処理が実行されると、再びメインルーチ
ンの処理が実行される。
第6図及び第7図は第4図のステップS6のサブルーチ
ンを示すもので、減圧、増圧及び保持の各液圧制御モー
ドを適宜選択するブレーキ液圧制御の処理が実行される
。まに、第8図は本実施例における車両制動時の制御状
態の一例を示すもので、上から順にホイールシリンダ5
3.54内のブレーキ液圧の変化、各種速度変化、車輪
加速度の変動並びに後述する最大変曲点判定許可フラグ
のセット状態、最大変曲点判定用タイマの作動状態及び
最大変曲点判定フラグのセット状態を示している。以下
、346図及び第7図のブレーキ液圧制御のサブルーチ
ンに関し、第8図を参照し乍ら説明する。
先ず、ステップ601において、このブレーキ液圧制御
の開始条件を充足しているか否かが判定される。即ち、
推定車体速度Vsoが所定の停止判定速度vI、例えば
5 k m / hと比較され、停止と判定されたとき
Cはステップ609に進み、このブレーキ液圧制御は行
なわれない、また、ステップ602においてブレーキス
イッチ22のオンオフ状態が判定され、オンであればス
テップ603&:進む、オフの場合にはステップ609
に進み、このブレーキ液圧制御は行なわれない。
ステップ603では制御中フラグがセットされているか
否かが判断される。この制御中フラグはブレーキ液圧制
御が開始される時に後述のステップ607にてセットさ
れるフラグであり、ブレーキ液圧制御が行なわれている
間セットされた状態に維持される0例えば、第8図中a
点で制御中フラグがセットされる。制御中フラグがセッ
トされている場合(は第7図のステップ611に進み、
セットされていない場合にはステップ604に進む。
ステップ604においては、駆動輪たる後輪の車輪RR
,RLがスリップしているか否かが判定される。即も、
ステップ604では後輪の車輪速度Vwが基準速度Vs
Hより小(VW<VSN)か否かが判定される。車輪速
度Vwが基準速度VB2よりも小(Vw<Vss)であ
るときには、車輪RR,RLにスリップが生じていると
判断され、ステップ605に進む、これに対し、車輪速
度Vwが基準速度Vss以上(Vw≧Vs、)であると
きには、車輪RR,RLにスリップが生じていないと判
断される。このときにはステップ609に進み、このブ
レーキ液圧制御は行なわれない。
ステップ605では、後輪の車輪加速度Gwが所定の加
速度G1より小か否かが判定される。後輪の車輪加速度
Gwが所定の加速度G1より小(Gw<G+)であると
きには車輪RR,RLがロック直前にあるものと判断さ
れる。このときにはステップ806が実行され、ブレー
キ液圧の減圧作動が開始される。これに対し、後輪の車
輪加速度Gwが所定の加速度G1以上(Gw≧01)で
あるときには、車輪RR,RLが直ちにロックすること
はないものと判断され、ステップ609に進み、このブ
レーキ液圧制御は行なわれない。
上記ステップ606が実行されると、電子制御装置10
によるブレーキ液圧制御が開始される。
ステップ606ではモードフラグが減圧モードに設定さ
れ、ステップ607にて制御中フラグがセットされた後
、ステップ608においてホイールシリンダ53.54
内のブレーキ液圧が減圧されるようにソレノイド31.
32の励磁、非励磁状態が設定される。尚、制御中フラ
グは推定車体速度Vs、が停止判定速度V8未満となる
か(ステップ601)、あるいはブレーキスイッチ22
がオフとなる(ステップ602)までセット状態に雑持
される。
ステップ608では、“減圧  “増圧““保持”およ
び“直結”の何れかのモードフラグ(応じてソレノイド
31.32の励磁、非励磁状態が設定され、yg4図の
ステップS7にて駆動信号が出力される。モードフラグ
に“減圧”が設定されているときには、アクチエエータ
30によりホイールシリンダ53.54はリザーバ41
と連通しブレーキ液圧が減少する。また、モードフラグ
C“増圧”が設定されているときは、アクチエエータ3
0によりポンプ40の出力液圧が段階的に供給されホイ
ールシリンダ53.54内のブレーキ液圧がステップ状
に増加する所謂ステップ増圧が行なわれる。更に、モー
ドフラグに″保持”が設定されているときはアクチエエ
ータ30によりホイールシリンダ53.54内のブレー
キ液圧が保持される。そして、モードフラグに“直結が
設定されているときには、アクチエエータ30を介しホ
イールシリンダ53.54とマスクシリンダ2aが直結
される。
一方、ステップ603において制御中フラグがセットさ
れていると、第7図のステップ611に進み、車輪RR
,RLがスリップしているか否かが判定される。尚、こ
のステップ611の処理は上記ステップ604の処理と
同様であるので説明は省略する。車輪RR,RLがスリ
ップしていると判定された場合社はステップ612に:
進む、車輪RR,RLがスリップしていない場合にはス
テップ616に進む。
ステップ612では、後輪の車輪加速度Gwが所定の加
速度G、よりも小さいか否かが判定される。このステッ
プ612の処理はステップ605の処理と同様であるの
で説明は省略する。車輪加速度Gwが所定の加速度G、
よりも小であるときには、ステップ613及びステップ
614にて夫々最大変曲点判定許可フラグ及び最大変曲
点判定フラグがリセットされる。尚、最大変曲点判定許
可フラグはステップ621以下の最大変曲点判定処理ル
ーチンを実行できる状態にあることを示すフラグである
。また、最大変曲点判定フラグは最大変曲点を判定中で
あることを示すフラグである。尚、ステップ612にお
いて車輪加速度Gwが所定の加速度G、以上と判定され
たときにはステップ620に進む。
ステップ813,814の処理の後、ステップ615に
てモードフラグが“減圧”に設定され、第4図のステッ
プ608に進みホイールシリンダ53.54内のブレー
キ液圧の減圧作動が行なわれる0例えば第8図において
、a点からb点に至るまで減圧モードとなっている。
ステップ616において最大変曲点判定フラグがセット
されていなければステップ617に進み、その時の車輪
速度Vwが最大車輪速度VMAつ(設定される。この場
合、車輪速度Vwは基準速度vSN以上となっているの
で(ステップ611)、ステップ618にて最大変曲点
判定許可フラグがセットされると共に、ステップ619
にて最大変曲点判定用タイマがクリアされ、ステップ6
21以下に進む、即ち、第8図の0点の状態となる。ス
テップ616にて最大変曲点判定フラグがセットされて
いれば、最大変曲点を判定中であるので、そのままステ
ップ620以下に進む。
一方、ステップ6!2にて車輪加速度Gwが加速度G1
以上と判定されたとき、即ち′s10図に示すように液
圧制御モードが“保持”にセットされているときには、
ステップ620にて最大変曲点判定許可フラグがセット
されているか否かが判定され、セットされていなければ
ステップ626にて保持モードにセットされる。最大変
曲点判定許可フラグがセットされていればステップ62
1に進む。
ステップ621においては車輪速度Vwが基準速度vs
N以上であって最大変曲点判定許可状態となった後の車
輪速度Vwが最大車輪速度VMAXを上回ったか否かが
判定される。′s8図のd点のように車輪速度Vwが最
大車輪速度V MAX以下であれば、即ちそれまでの車
輪速度Vwの最大値を越えていなければ、最大変曲点を
判定するためステップ622に進む。
ステップ622では最大変曲点判定用タイマが所定時間
T、より大の値をカウントしているか否かが判定される
。これにより車輪速度Vwが最大車輪速度V MkX以
下という状態が所定時間T1、例えば40mSi4を続
していなければ最大変曲点に到達していないと判定され
る。所定時間T、を経過しておれば車輪速度Vwは最大
車輪速度V MAXの値から低下し続けていることにな
るので、低下する直前の最大車輪速度V MAXが最大
変曲点の車輪速度を示すことになる。而して、ステップ
623に進み最大変曲点判定フラグがセットされた後、
ステップ624にて増圧モードにセットされる。即ち、
第8図のe点以降の状態となる。
ステップ622にて最大変曲点判定用タイマが所定時間
TIをカウントしていないときには、ステップ625に
て最大変曲点判定用タイマがインクリメントされた後、
ステップ626にて保持モードにセットされる。
一方、ステップ621において車輪速度Vwが最大車輪
速度V MAXを上回ったと判定されたときには、先ず
ステップ627にて、その時の車輪速度Vwの値が最大
車輪速度■。×として設定される。即ち、車輪速度Vw
が回復中は最大車輪速度V MAXの値が順次更新され
ることになる。そして、ステップ628にて最大変曲点
判定フラグがリセットされ、ステップ629にて最大変
曲点判定用タイマがクリアされた後、ステップ626に
進み保持モードにセットされる。即ち、第8図のf点の
状態となる。
このように、ステップ628で最大変曲点判定フラグが
リセットされているので、車輪速度Vwが基準速度VS
N以上の状態で再度最大変曲点が形成されたときには、
ステップ616からステップ617に進み、その時の車
輪速度Vwが最大車輪速度VMAXとして設定され、ス
テップ618゜619を経てステップ621の判定が行
なわれる。そして、ステップ623で最大変曲点判定フ
ラグがセットされ、第8図のg点のようになる。
上記ブレーキ液圧制御が終了し、第6図のステップ60
9にてモードフラグが“直結”に設定されると、ステッ
プ610において制御中フラグがリセットされる。
上記ステップ611乃至626が繰り返し実行されるこ
とによって、車輪RR,RLの早期ロックが防止され安
定した制動力が得られる。尚、上記ステップ626にお
いては保持モードにセットされているが、減圧モードに
セットすることとしてもよい。
〔発明の効果] 本発明は上述のように構成したので以下の効果を奏する
即ち、本発明のアンチスキッド制御装置においては、車
輪速度が基量速度以上において最大変曲点が検出された
後、このときの車輪速度以上の車輪速度となった場合に
は増圧モードから保持モード及び減圧モードの何れか一
方に切替えられるので、車輪の早期ロックを防止するこ
とができる。
特に、車輪速度が振動する荒れた路面で減速する場合に
も、最大変曲点の誤判定を惹起することなく安定した制
動作用を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアンチスキッド制御装置の概要を示す
ブロック図、第2図は本発明のアンチスキッド制御装置
の一実施例の全体構成図、第3図は第2図の電子制御装
置の構成を示すブロック図、第4図は本発明の一実施例
の制動力制御のためのメインルーチンの処理を示すフロ
ーチャート、第5図は同、割込みルーチンの処理を示す
フローチャート、第6図及び第7図は同、ブレーキ液圧
制御のサブルーチンの処理を示すフローチャー)・、第
8図は同、ブレーキ液圧制御の制御状態を示すグラフ、
第9図は本発明が対象とするアンチスキッド制御装置の
基本制御例を示すグラフ、第10図は同、減圧作動開始
条件を示すグラフ、第11図は従来のアンチスキッド制
御方法を第9図の基本制御例に適用したときの制御状態
を示すグラフである。 2・・・液圧発生装置、   2a・・・マスクシリン
ダ。 2b・・・ブースタ、  3・・・ブレーキペダル。 10・・・電子制御装置。 11・・・マイクロプロセッサ。 20・・・車輪速度センサ(車輪速度検出手段)。 21・・・加速度センサ、22・・・ブレーキスイッチ
。 30・・・アクチュエータ(液圧制御装置)。 31.32・・・ソレノイド。 40・・・ポンプ、  41・・・リザーバ。 51〜54・・・ホイールシリンダ。 FR,FL、RR,RL・・・車輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両の各車輪に対し制動力を付与するホイールシ
    リンダと、該ホイールシリンダにブレーキ液圧を供給す
    る液圧発生装置と、該液圧発生装置及び前記ホイールシ
    リンダ間を連通接続する液圧路に介装しブレーキ液圧を
    制御する液圧制御装置と、前記車輪の回転速度を検出し
    車輪速度に応じた信号を出力する車輪速度検出手段と、
    該車輪速度検出手段が検出した車輪速度に基いて基準速
    度を演算する基準速度設定手段と、前記ブレーキ液圧を
    減少させる減圧モード、圧力保持する保持モード及び増
    加させる増圧モードの液圧制御モードの何れかを設定し
    て前記液圧制御装置を駆動する液圧制御モード設定手段
    であって、前記車輪速度が前記基準速度を下回ったとき
    減圧モード及び保持モードの何れか一方とし、前記車輪
    速度が前記基準速度以上となったとき増圧モードとする
    液圧制御モード設定手段と、少くとも前記車輪速度が前
    記基準速度以上であるときに、前記車輪速度が増加から
    減少に至る最大値を示す最大変曲点を検出する最大変曲
    点検出手段と、前記車輪速度が前記基準速度以上であっ
    て前記最大変曲点での車輪速度以上となったとき、前記
    増圧モードから前記保持モード及び前記減圧モードの何
    れか一方に切替える液圧制御モード補正手段とを備えた
    ことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
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