JPH0367445B2 - - Google Patents

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JPH0367445B2
JPH0367445B2 JP61063289A JP6328986A JPH0367445B2 JP H0367445 B2 JPH0367445 B2 JP H0367445B2 JP 61063289 A JP61063289 A JP 61063289A JP 6328986 A JP6328986 A JP 6328986A JP H0367445 B2 JPH0367445 B2 JP H0367445B2
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
precision
molds
partial
manufacturing
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP61063289A
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English (en)
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JPS63132732A (ja
Inventor
Tomoko Sawada
Susumu Yamazaki
Masao Watanabe
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Individual
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Publication of JPS63132732A publication Critical patent/JPS63132732A/ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、極小の精密部品を加工するための精
密金型の製造方法に関する。
「従来の技術」 産業あるいは民生用機器の小型軽量化は著し
く、各種構成部品あるいは半導体関連でいつそう
の小型化と精度の向上が要請されている。
そのような要請に応えるための極小の精密部品
にはそれを加工するための精密金型が必要であ
る。
従来、そのような精密金型を製造する場合、雄
型と雌型とを別々に加工し、両者の精度をできる
だけあげるように努力するものが一般的で、型の
加工は放電加工あるいは研削加工等により行なわ
れるものが一般的であつた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の精密金型で
は、型の精度の向上には限度があり、特に加工対
象物が0.3mm以下位になると、雄型と雌型との間
の加工クリアランスの精度の確保が極めて困難と
なり、特に雌型の隅角部は放電加工等で所期の加
工精度を得ることは不可能である。
現実にはある程度以上のクリアランス精度を得
ることは不可能とされ、それ以上の精度の加工の
できる精密金型は存在せず、精度の悪い金型で我
慢して精度の悪い部品とせざるを得ないという問
題点があつた。
本発明は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、雄型の加工に関しては精度の向
上が容易であるが、雌型に上記のような加工の困
難性があることから、雌型を従来とは異なる画期
的な構造にして上記問題点を解消した精密金型の
製造方法を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、 極小の精密部品を加工するための精密金型であ
つて、 極小の精密部品を加工するための精密金型の製
造方法であつて、金型本体を複数の部分型により
構成し、加工クリアランス分だけ大きい寸法の母
型に前記部分型を圧着して固結した後、前記母型
を抜き出してなることを特徴とする精密金型の製
造方法及び、極小の精密部品を加工するための精
密金型の製造方法であつて、加工クリアランス分
だけ大きい寸法の複数の母型を、連続した部分型
にて前後から挾持して一体的に対して組み合わせ
て圧着、固結し、その後、切断して複数の金型を
形成することを特徴とする精密金型の製造方法に
存する。
「作用」 しかして、雄型を基準とし極めて精度よく成形
されている母型を用意し、金型本体の部分型を該
母型に圧着させて雌型形状を決め、部分型をまと
めて固結することにより雌型が形成されており、
雌型の精度は飛躍的に向上したものとなつてい
る。
この金型で加工した部品は十分なクリアランス
精度をもつて加工されているので、極めて精度が
よく斯界の小型軽量化の要請に対し十分に応える
ことができる物となる。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明
する。なお、各実施例につき同様の部位には同一
符号を付し重複した説明を省略する。
第1図および第2図は本発明製造方法の工程を
示す分解実施例図である。
精密金型10は雌型であつて、矩形断面の雄型
1と対をなす打抜き加工用のものである。
精密金型10は金型本体20でのみ形成され、
金型本体20は部分型30,30…に4分割され
ている。
部分型30,30…は加工面31と接合面3
2,33とを有し、第2図に示すように、交互に
なるよう4つ巴に組み合わされ、中央に母型Aを
配置して加工面31を接着剤34で圧着して固結
してある。接着剤34は図では誇張して示してあ
るが、実際には極めて薄いものであり、エポキシ
等樹脂系の接着剤あるいはハンダが接着剤として
用いられている。
部分型30,30…の加工面31の面方向B,
B…は相互に逃げ方向となつており、加工面31
を干渉することなく母型Aに圧着することができ
る。
精密金型10を製造するには、先ず、加工すべ
き対象に適した雄型1を設定し、雄型1に対し加
工クリアランス分だけ大きい母型Aを製造してお
く。ここにおいて、母型Aは雄型1の縦長さ×横
長さプラス、クリアランス、イコール、母型Aの
縦長さ×横長さに形成される。この部分をより詳
細に説明すると、母型Aは雌型10を形成するた
めのものであり、雌型10と雄型1は常に雄型1
の大きさ<雌型10の大きさの関係にある、なぜ
ならば、雌型10に雄型1を挿入して打抜き作業
を行なう必要があるからである、この>(より大
きい)部分がクリアランスである。
例えば、1.0mmの厚さの鉄系薄板に10.0mmの四
角形状を打抜く場合は、母型Aの縦長さ×横長さ
を10.1mmに設定し、雄型1を10.0mmに設定する。
そうすることによつてクリアランスは0.05mm(左
右で0.1mmになる)になり、打抜時にバリが無く、
そして雄型1を破損すことなく精密な打抜きがで
きるものである。母型Aは容易な条件で加工でき
るから十分な精度のあるものとすることができ
る。
次に母型Aの外形に対応した加工面31を有す
る部分型30を製造する。分割形状になつている
から、加工面31の加工は容易であり、十分な精
度を得ることができる。
母型Aと部分型30とが用意できたら、各部分
型30,30…を4つ巴に組み合わせ、加工面3
1を母型Aに圧着させるとともに、雄型1の部分
型30の接合面32を対応する他の部分型30の
接合面33に当接させ、全体を締め上げるように
する。
締め上げる前に接合面32,33の間に接着剤
34を介装しておき、接着剤34の養生時間だけ
金型本体20全体を締め上げておけば、その後は
一体的な金型本体20による精密金型10が形成
される。
精密金型10の部分型30,30…の加工面3
1,31…により形成される加工形状は母型Aに
対し極めて高い精度で一致しており、雄型1に対
しても極めて高いクリアランス精度を得ている。
第3図は第2実施例を示している。
部分型30,30…は組み合わせた場合に外形
が円形をなすように構成されており、組み合わせ
て形成された金型本体20の外周を結合枠35で
固めて精密金型10を形成してある。
結合枠35としては、合成樹脂、低融合金等が
用いられる。接合面32,33の間には接着剤3
4を介装しなくてもよい。また、結合枠35を剛
性のあるものにして、焼きばめにより部分型3
0,30…を固く結合するようにしてもよい。
第4図は第3実施例を示している。
金型本体20は、半円形の加工面36を有する
部分型30a,30aと、平面の加工面37を有
する部分型30b,30bとにより構成されてい
る。部分型30aは接合面38,38を有し、部
分型30bは接合面39,39を有している。
本実施例では、加工面36,36が対向するよ
うに部分型30a,30aを母型A1に圧着する
とともに、部分型30a,30aの間でそれぞれ
部分型30bの加工面37を母型A1に圧着さ
せ、部分型30a,30b…を組み合わせた金型
本体20の外周を結合枠35で補強することによ
り精密金型10が形成されている。
相互に当接する部分型30aの接合面38の部
分型30bの接合面39との間は十分な精度にす
ることが可能であれば単に圧着させるだけでよ
い。間に接着剤34を介装すればその分を逃げと
して部分型30aの加工面36と部分型30bの
加工面37とを十分に母型A1に圧着させ、それ
により形成される加工形状の精度を上げることが
できる。
第5図は第4実施例を示しており、母型Aに2
つの金型用の連続した部分型30,30…を底を
共通にするようにして一体的に固結して組み合わ
せ、その後、切断線Cにて切断し、対象的な2つ
の精密金型を形成したものである。この場合は、
母型Aは精密金型10の一部として存置されるこ
とになる。
精度の極めて近似した精密金型を製造すること
ができるから、複数とりの金型を製造する場合に
都合がよい。
第6図は第5実施例を示しており、前記第3実
施例よりさらに複数の金型を製造する場合であ
る。
複数の母型A,A…に複数の金型用の連続した
部分型30,30…を底を共通にするようにして
一体的に対にし組み合わせて固結し、その後、切
断線C,C…にて切断し、多数の精密金型を形成
したものである。この場合も、母型Aは精密金型
10の一部として存置される。
精度の極めて近似した多数の精密金型を簡単か
つ能率よく製造することができる。
「発明の効果」 本発明に係る精密金型によれば、金型本体を部
分型を結合して構成し、加工面を加工しやすい部
分型の形状により分割して加工し、部分型を組み
合わせたとき全体が完成するようにしたから、精
密金型の精度が格段に向上した画期的なものを容
易に製造することができ、また精度の極めて近似
した多数の精密金型をきわめて容易に作ることが
できる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図は本発明製造方法の工程を示す
分解実施例図、第2図は同じく平面図、第3図は
第2実施例に係る精密金型の平面図、第4図は第
3実施例に係る精密金型の平面図、第5図は第4
実施例に係る金型製造過程を示す平面図、第6図
は同じく第5実施例を示す平面図である。 A,A1……母型、1……雄型、10……精密
金型、20……金型本体、30……部分型、3
1,36,37……加工面、32,33,38,
39……接合面、34……接着剤、35……結合
枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極小の精密部品を加工するための精密金型の
    製造方法であつて、 金型本体を複数の部分型により構成し、加工ク
    リアランス分だけ大きい寸法の母型に前記部分型
    を圧着して固結した後、前記母型を抜き出してな
    ることを特徴とする精密金型の製造方法。 2 極小の精密部品を加工するための精密金型の
    製造方法であつて、 加工クリアランス分だけ大きい寸法の複数の母
    型を連続した部分型にて前後から挾持して一体的
    に対にして組み合わせて圧着、固結し、その後、
    適宜の切断位置して切断して複数の金型を形成す
    ることを特徴とする精密金型の製造方法。 3 母型を一部に残置せしめたことを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の精密金型の製造方
    法。
JP6328986A 1986-03-20 1986-03-20 精密金型の製造方法 Granted JPS63132732A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6328986A JPS63132732A (ja) 1986-03-20 1986-03-20 精密金型の製造方法

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JP6328986A JPS63132732A (ja) 1986-03-20 1986-03-20 精密金型の製造方法

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JPS63132732A JPS63132732A (ja) 1988-06-04
JPH0367445B2 true JPH0367445B2 (ja) 1991-10-23

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5195972A (ja) * 1975-02-20 1976-08-23
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JPS5922891U (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 田原 勝久 窓枠付可動ブラインド

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