JPH0365951B2 - - Google Patents

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JPH0365951B2
JPH0365951B2 JP1263766A JP26376689A JPH0365951B2 JP H0365951 B2 JPH0365951 B2 JP H0365951B2 JP 1263766 A JP1263766 A JP 1263766A JP 26376689 A JP26376689 A JP 26376689A JP H0365951 B2 JPH0365951 B2 JP H0365951B2
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、油化学工業、食品工業、医薬品工業
の基礎素材である脂肪酸エステルを製造するに際
して、未反応の脂肪酸をできるだけ減少させるた
めの固定化リパーゼを用いた脂肪酸エステルの製
造方法に関する。 〔従来技術及びその問題点〕 高酸価油、グリセリン及び陰イオン交換体に固
定化したリパーゼを含む反応液を用いて水分含量
3%以下にて反応を行ない、モノグリセライド高
含有物を生産する方法(特公昭62−51593号)が
あるが、親水性の陰イオン交換基を有する固定化
リパーゼによると反応系の水分調節が難しく、反
応後の酸価が高いものであつた。 シクロヘキサン中で0.2Mの(R,S)−1−フ
エニルエタノールと0.3Mあるいは3Mのヘプタノ
イツク酸とのエステル合成を、オクタデシルトリ
クロロシランを導入した漂白土に固定化したリパ
ーゼを用いる方法(M.Norin et al.Appl.
Microbiol.Biotechnol.28,527(1988))がある
が、3Mのヘプタノイツク酸を基質としたエステ
ル合成においては基質濃度が高いにもかかわら
ず、0.3Mのヘプタノイツク酸を基質としたエス
テル合成速度程の合成速度が得られなかつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 担体表面に陰イオン交換基が存在する固定化リ
パーゼを用いて脂肪酸エステルを合成すると、固
定化リパーゼが親水基を有するため加水分解も起
こり易く、エステル中に脂肪酸が大量に残存し、
利用価値のあるエステルを得ることが困難であつ
た。また、高酸価油等を基質とするためには、15
〜50%の高濃度の脂肪酸を用いて反応を行う必要
があるが、高濃度の脂肪酸は遊離リパーゼ、及び
担体表面に陰イオン交換基が存在しない疎水性担
体に結合したリパーゼを阻害した。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、反応後のエステル中の遊離脂肪
酸含量を減少させるための固定化リパーゼによる
エステルの製造方法について、鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成したものである。すなわち、
本発明は、脂肪酸及びアルコールを含む基質を反
応させてエステルを製造するに際して、担体表面
に陰イオン交換基が存在する固定化リパーゼの存
在下で反応を行つた後、担体表面に陰イオン交換
基が存在しない疎水性担体に固定化したリパーゼ
の存在下で反応を行うことを特徴とする脂肪酸エ
ステルの製造方法である。 本発明に用いる反応液は、通常、脂肪酸が15%
以上含まれる反応液で、脂肪酸成分としては、脂
肪酸又は遊離脂肪酸を含む油脂が用いられる。脂
肪酸のエステル化を完全にするためのアルコール
は、モル濃度において脂肪酸量の4倍量以上と反
応させるのがよい。アルコール成分としては、1
価アルコールの他、グリセロール等の多価アルコ
ールも含まれる。脂肪酸は、R−COOH(R:脂
肪族基)で表現される、リパーゼによるエステル
合成あるいはエステル交換の基質となるものを言
う。 本発明に用いるリパーゼとは、脂肪酸(R−
COOH)と酵素(HO−E)又は、(HS−E)が
結合してアシル酵素(R−COO−E)又は、(R
−COS−E)をつくる酵素であつて、このよう
な機能を有する酵素であればホスホリパーゼ、リ
ポプロテインリパーゼ、プロテアーゼ等いずれの
ものを用いても差し支えない。耐熱性のシユウド
モナス属のリパーゼ又は水分含量を著しく少なく
しても活性を有するMucor属のリパーゼ(特公
昭62−51593号公報の第1図参照)などはより好
ましいものである。 本発明の担体表面に陰イオン交換基が存在する
固定化リパーゼとは、リパーゼを結合させた担体
表面に、リパーゼの結合していない陰イオン交換
基が存在する固定化リパーゼである。この固定化
リパーゼは(特公昭63−18476号公報)のような
合成法で製造することができる。すなわち、イオ
ン強度を0.1以下にしたリパーゼ溶液を陰イオン
交換体と接触させると、一般に酸性蛋白質である
リパーゼは陰イオン交換体にイオン結合する他、
疎水基に親和性のあるリパーゼ蛋白は疎水性担体
と強固に疎水結合する。その後、未固定のリパー
ゼを水で洗浄することにより、容易に目的の固定
化リパーゼを得ることができる。なお、より強固
に固定化する場合には、グルタールアルデヒド等
の多価性反応試薬で処理する。しかし多価性反応
試薬は食品等に混入すると好ましくないので、反
応終了後、未反応の多価性反応試薬を還元剤等で
完全に除去した後、充分に洗浄する。また、担体
表面に陰イオン交換基が存在する固定化リパーゼ
を得るためには、できるだけ多くのイオン交換基
を導入した担体にリパーゼを吸着させる。リパー
ゼの吸着量を増していくと、未吸着のリパーゼも
徐々に増加するが、ある量以上になると急に増大
する。その量以下にリパーゼ吸着量を押えれば、
目的の固定化リパーゼを得ることができる。 本発明の担体表面に陰イオン交換基が存在しな
い疎水性担体に固定化したリパーゼとは、疎水性
の担体にリパーゼを吸着させたものを言う。疎水
性担体とはマクロポーラスなポリスチレンの吸着
樹脂アンバーライトXAD−8(ローム、アンド、
ハース社製)、ダイアイオンHP−20、セパビー
ズSP−205(三菱化成社製)等やマクロポーラス
なフエノール樹脂デユオライトS−761、デユオ
ライトS−587(ダイヤモンド、シヤームロツク社
製)あるいはセラミツク粉末、ガラス粉末、金属
粉末等にシランカツプリング剤を用いて疎水基を
導入したもの等があげられる。リパーゼ溶液を疎
水性担体に接触させると、疎水基に親和性のある
リパーゼ蛋白は疎水性担体と強固に疎水結合す
る。リパーゼと疎水性担体の接触をよくするため
に超音波処理、脱気処理、極性溶媒処理等をすれ
ば、活性量の高い固定化リパーゼが得られる。そ
の後、未固定のリパーゼを水あるいは塩溶液で洗
浄することにより、容易に目的の固定化リパーゼ
を得ることができる。なお、より強固に固定する
にはグルタールアルデヒド等の多価性反応試薬で
処理し、吸着したリパーゼどうしの結合をつく
る。多価性反応試薬の後処理については、陰イオ
ン交換体に固定化した場合と同様である。 本発明で脂肪酸エステルを製造するには、まず
最初に、担体表面に陰イオン交換基が存在する固
定化リパーゼを用いて反応を行なう。この場合、
反応液の水分含量は2%以下という広い水分範囲
に設定することができる。次に、担体表面に陰イ
オン交換基が存在しない疎水性担体に固定化した
リパーゼを用いて反応を行なう。これにより、反
応生成物中の未反応の脂肪酸を減少させる。第2
段の反応を行う場合、水分はできるだけ少ない方
が好ましく、通常、水分含量1.1%以下で行う。
反応液中からの水分の除去は、減圧留去の他、モ
ルキユラーシーブ等の脱水剤を用いることによ
り、あるいは窒素ガス等の不活性ドライガス等を
用いることによつて行うことができる。反応は流
動床式、固定床式リアクターのいずれでも良い。
第1図に向流式流動床式リアクターの説明断面図
を示す。このリアクターは特願昭62−2550587号
明細書に記載されている。このリアクターにおい
ては、上段の攪拌槽に、担体表面に陰イオン交換
基が存在しない疎水性担体に固定化したリパーゼ
を存在させ、下段の攪拌槽に、担体表面に陰イオ
ン交換基の存在する固定化リパーゼを存在させ
る。中下段より脂肪酸を含む基質を、中上段より
アルコールを供給して下端より未反応のアルコー
ルを採取し上端よりエステルが連続的に流出す
る。未反応のアルコールには反応により生成した
水が含まれているので、減圧蒸留、乾燥窒素等に
より脱水を行い再び中上段よりアルコールとして
供給する。 〔作用〕 脂肪酸が15〜30%含まれている高酸価油等の基
質は、これを担体表面に陰イオン交換基が存在す
る固定化リパーゼの存在下でアルコールと反応さ
せることにより、脂肪酸濃度を15%以下に減少さ
せることができる。上記固定化リパーゼは、担体
と多く結合して安定化すると同時に、陰イオン交
換基の微細環境効果により、リパーゼ周辺のプロ
トンを排除して、PHを至適PH付近に維持し、これ
により、脂肪酸の高濃度での反応を可能にする
(特公昭62−51593号参照)。また本願実施例1に
示すように、水分含量が2%以下であれば、グリ
セライド合成反応が進行する。したがつて、高濃
度脂肪酸含有基質の縮合反応によつて、多少の水
分が生成されても反応は妨げられない。本発明者
らは、以前に水分含量0.5〜3.0%の範囲で反応す
ると良いという実事を開示したが、未反応の脂肪
酸を除く目的の本発明においては、前反応におい
て水分含量を2%以下に保持し、後反応において
水分含量を1.1%以下に保持すると良い結果が得
られることが判明した。 リパーゼを用いるエステルの合成反応は、アシ
ル酵素(R−COO=E)が加溶媒分解し、再び
活性酵素(HO−E)になる反応の繰り返しであ
る。この時、アシル酵素の分解に際して、水に親
和性を持つ環境をつくるか、アルコール、グリセ
リンあるいは、ジグリセライド等の部分エステル
に親和性のある環境をつくるかで、加水分解が起
こるか、エステル合成又はエステル交換反応が起
こるかが決定される。本発明においては、エステ
ル合成反応の後期において、担体表面に陰イオン
交換基が存在しない疎水性担体に固定化したリパ
ーゼを用いることにより、未反応の脂肪酸や部分
エステルを減少させることができる。 担体表面に陰イオン交換基が存在しない疎水性
担体に固定化したリパーゼは、水に対して親和性
が少なく、アルコールや、ジグリセライド等の部
分エステルに対して親和性を持つ。このものは、
水分含量が低い条件で有効にその機能を発揮す
る。また、上記担体に、膵臓リパーゼ、ムコール
属のリパーゼ等の水が著しく少ない系においても
活性を発現するリパーゼを固定化したものを用い
ることにより、本発明の効果はより向上する。 〔実施例〕 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 マクロポーラスな陰イオン交換樹脂(ダウエツ
クスMWA−1、ダウケミカル社製)1g、シユ
ウドモナス・メフイテイカ・バリアント・リポリ
テイカ(微工研菌寄502号)のリパーゼ1185単位
を脱塩濃縮したものを2ml吸着させた。この吸着
物をガラスフイルター上で吸引濾過しながら乾燥
させた。比活性2200単位/mg蛋白に精製した本リ
パーゼの蛋白の分子量を17500とすると、1185単
位の分子数は次のように計算される。 リパーゼ数=(1185/2200)×10-317500≒4.3×
10-8 このモル数を、ダウエツクスMWA−1の交換容
量と比較すると、 4.2×10-3/(4.3×10-8)=9.8×104 すなわち、リパーゼ1分子あたり9.8×104個の
陰イオン交換基が疎水性のポリスチレン担体上に
存在している。一方、17500の蛋白上のイオン結
合に関与する酸性アミノ酸数は10以下と推定され
る。 以上の計算例からも示されるように、本固定化
法により、担体表面に陰イオン交換基が存在する
固定化リパーゼが得られた。なおリパーゼ活性測
定法は、Nordらの変法(日農化36巻860ページ
(1960))で行い、PH7.0、60℃で反応し、1分間
に1マイクロ当量の酸を遊離する酵素量を1単位
とした。 マクロポーラスな吸着樹脂(アンバーライト
XAD−8)1gに、シユウドモナス・メフイテ
イカ・バリアント・リポリテイカ(微工研菌寄
520号)のリパーゼを超音波をかけて分散溶解し
たもの2mlを吸着させた。この吸着物をガラスフ
イルター上で吸引濾過しながら乾燥させ、担体表
面に陰イオン交換基が存在しない疎水性担体に固
定化したリパーゼを得た。 高酸価の米糠油(高酸原油)を脱蝋して高酸価
油を得た。高酸価油の酸価は75.0であつたので、
米糠油の脂肪酸平均分子量から計算すると、遊離
脂肪酸含量は36%であつた。精製米糠油に10%の
オレイン酸を添加して低酸価油を調製した。低酸
価油の酸価は21.9であつた。 固定化リパーゼ調製時の酵素量を400単位とな
るような固定化リパーゼの乾燥重量である、ダウ
エツクスMWA−1固定化リパーゼを0.314g、
アンバーライトXAD−8を0.407gを以下の反応
に用いた。 先ず、1gの高酸価油、0.314gのダウエツク
スMWA−1固定化リパーゼ、各種の量のグリセ
リンを60℃で、120時間反応後の結果は、第1表
のとおりである。
【表】 なお反応に用いたグリセリン量は高酸価油中の
脂肪酸モル数に対するグリセリンモル数の割合を
示した。酸価は、120時間後ベンゼン・エタノー
ル(1:1)で反応を止め、固定化リパーゼを濾
過除去してから測定した。表中の水分含量は、カ
ールフイツシヤー法及び乾燥法を用いて求めた反
応前の反応液中のものである。水分含量が2%以
下、望ましくは、1.84%以下、及びグリセリンが
脂肪酸の4倍以上ある時、酸価の減少能が高いこ
とがわかつた。 次に、1gの低酸価油及びダウエツクスMWA
−1固定化リパーゼ、グリセリンを60℃で12時間
反応後の結果は第2表のとおりである。
【表】 なお、グリセリン量は低酸価油中のモル数に対
するグリセリン脂肪酸モル数の割合で示した。ダ
ウエツクスMWA−1固定化リパーゼを用いる
と、低酸価油の酸価の減少はわずかであつた。 次に、1gの高酸価油及びアンバーライト
XAD−8固定化リパーゼ、グリセリンを60℃で
120時間反応後の結果は第3表のとおりである。
【表】 酸価の減少能を示す水分域が0.90%〜1.03%と
狭く、水分含量が0.84%以下になると、酸価の減
少能が低下した。これは、リパーゼ反応に必要な
水分量が不足するため、反応がうまく進まなかつ
たためと考えられる。 次に、1gの低酸価油及びアンバーライト
XAD−8固定化リパーゼ、グリセリンを60℃で
120時間反応後の結果は第4表のとおりである。
【表】 アンバーライトXAD−8を用いて、水分を1.1
%以下、望ましくは1.08%以下にすれば、低酸価
油の酸価が更に減少したことを示す。 実施例 2 実施例1と同様に調製したダウエツクスMWA
−1固定化リパーゼ1g、あるいはアンバーライ
トXAD−8固定化リパーゼ1g及びグリセリン
1g、高酸価油1gを60℃で133回/分振とうし
ながら120時間反応後、反応液を濾過除去して、
濾液の酸価を測定したところ、ダウエツクス
MWA−1固定化リパーゼを用いた方は28.6、ア
ンバーライトXAD−8を用いた方は56.1で、高
酸価油と最初に反応させるのには、前者の方が良
いことが分つた。 次に、ダウエツクスMWA−1固定化リパーゼ
1g、あるいはアンバーライトXAD−8固定化
リパーゼ1g及びグリセリン1g、低酸価油1g
を60℃で120時間反応した。反応後に酸価はダウ
エツクスMWA−1固定化リパーゼを用いた方は
17.0、アンバーライトXAD−8固定化リパーゼ
を用いた方は11.0で、ある程度低酸価になつた油
脂に対しては、後者の方が酸価の減少能が高かつ
た。しかしこの場合でも、反応時間が6時間及び
12時間の反応初期においては、ダウエツクス
MWA−1固定化リパーゼを用いた方の酸価の減
少の方が大きかつた。 実施例 3 第1図に示すようなリアクターに、上段二槽の
攪拌槽に実施例1と同様に調製したアンバーライ
トXAD−8固定化リパーゼを各々14.5g、下段
2槽の攪拌槽に実施例1と同様に調製したダウエ
ツクスMWA−1固定化リパーゼを存在させた。
水溶性生産物回収口9をふさいで、水溶性基質供
給口3よりグリセリンを11ml/hr、油状基質供給
口7より高酸価油を5.5ml/hrで流した。高酸価
油はオレイン酸及び米糠油の1対1混液で酸価は
152.1であつた。リアクター中に基質が満たされ
た後、攪拌を開始し、反応温度を60℃にして、グ
リセリン流入量1ml/hr、高酸価油流入量1ml/
hr、水溶性生産物回収口9より水溶性生産物を1
ml/hrで回収すると、油状生産物回収口1より油
状生産物が約1ml/hrで連続的に溶出した。油状
生産物の酸価及び水溶性生産物中の水分量の経時
変化を第5表に示す。
〔発明の効果〕
リパーゼによりモノグリセライドやシユガーエ
ステル等の界面活性剤が合成できることが報告さ
れている。この場合、未反応の脂肪酸を除去する
ためにはアルカリ精製法が使えないため、未反応
の脂肪酸の出来るだけ少ない合成法が必要であ
る。高酸価油等から低酸価油等がリパーゼにより
製造する試みがあるが、加水分解を受けにくく、
結晶化速度の速いトリグリセライド含量のおおい
油脂の製造が必要である。本発明は、これらの技
術的要求に対する解決策を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例において用いた反応器の説
明断面図である。 1…油状生産物回収口、2…上端の静置槽、3
…水溶性基質供給口、4…攪拌羽根、5…静置
槽、6…攪拌槽、7…油状基質供給口、8…下端
の静置槽、9…水溶性生産物回収口、10…攪拌
軸、11…ふるい板、12…攪拌軸カバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脂肪酸をアルコールと反応させてエステルを
    製造するに際して、担体表面に陰イオン交換基が
    存在する固定化リパーゼの存在下で反応を行つた
    後、担体表面に陰イオン交換基が存在しない疎水
    性担体に固定化したリパーゼの存在下でさらに反
    応を行うことを特徴とする脂肪酸エステルの製造
    方法。
JP1263766A 1989-10-09 1989-10-09 脂肪酸エステルの製造方法 Granted JPH03127992A (ja)

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