JPH0365341A - 積層体 - Google Patents

積層体

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Publication number
JPH0365341A
JPH0365341A JP1202592A JP20259289A JPH0365341A JP H0365341 A JPH0365341 A JP H0365341A JP 1202592 A JP1202592 A JP 1202592A JP 20259289 A JP20259289 A JP 20259289A JP H0365341 A JPH0365341 A JP H0365341A
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JP
Japan
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epoxy resin
layer
primer layer
group
base layer
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Pending
Application number
JP1202592A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Tokita
時田 卓
Hajime Inagaki
稲垣 始
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP1202592A priority Critical patent/JPH0365341A/ja
Publication of JPH0365341A publication Critical patent/JPH0365341A/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は積層体に関し、さらに詳しくは、基層と、該基
層上に設けられたエポキシ樹脂を主成分とする組成物か
らなるプライマー層と、さらにこのブライマー層上に設
けられたエポキシ樹脂層とからなり、優れた各層間の接
着性を有する積層体に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 エポキシ樹脂は、一般に、接着性、可撓性、耐衝撃性、
耐水性、耐薬品性、防錆性、耐薬品性などの特性に優れ
ている。このようなエポキシ樹脂の優れた特性を活かし
て、エポキシ樹脂は、IK気機器材料、塗料、接着剤、
土木建築材料、複合飼料などの用途に広く用いられてい
る。
しかしながら、このように優れた特性を有するエポキシ
樹脂層と暴利とを積層しようとすると、基材の拐質等に
よ−)ては、基材とのエポキシ樹脂層との接着力が必ず
しも十分てないという問題点があった。
このような問題点を解決するため、基層上にプライマー
層を設け、このブライマー層上に上記したエポキシ樹脂
層を設置、ノることによ−)て、エポキシ樹脂層と基層
との接着性を高める方法か考えられる。
このようなプライマー層には、一般に次のような特性が
求められる。
(イ)基層およびエポキシ樹脂層の両者に対し、強固な
接着力を有すること。
(ロ)基層およびエポキシ樹脂層の両者に対し、化学的
に悪影管を与える成分などを含まないこと。
(ハ)比較的短時間で基層−ににプライマー層を設ける
ことができ、作業の迅速化が図れること。
(ニ)プライマー層がエポキシ樹脂層と同様に、耐湿接
着性などにも優れていること。
そこで、本発明者らは、上記観点に着[41,、つり、
鋭意検討を行なったところ、基層とエポキシ樹脂層との
双方に対する接着性に優れ、17.かも、上記したエポ
キシ樹脂の有する優れた諸特性を十分に発揮させ得るよ
うな特定のプライマー層を基層とエポキシ樹脂層との間
に設けることにより、上記17たような問題点を解決1
7得ることを見出12、本発明を完成させるに至った。
発明の目的 本発明は、J二記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、エポキシ樹脂層と基層との
間に優れた接着性を例!jでき、17かち硬化初期接着
性、速硬化性、耐水性、耐湿接着性などに優れているよ
うなプライマー層を(iする積層体を提(Bすることを
n的とする。
発明のは要 本発明に係る積層体は、基層と、該基層りに設けられた
プライマー層と、該プライマー層上に設(フられたエポ
キシ樹脂層とからなり、前記プライマー層として、 (A)エポキシ樹脂、 (B)スルホニウム塩およびシクロペンタジェニル鉄化
合物よりなる群から選ばれる化合物、 (C)アクリレ−ト、メタアクリレートおよびそれらの
オリゴマーよりなる群から選ばれる化合物、 および (D)有機過酸化物、 を含有する紹成物が用いられていることを特徴としてい
る。
本発明では、積層体は上記のような特定の成分からなる
硬化初期接着性、速硬化性、耐水性、耐湿接着性などに
優れたプライマー層を有しているので、エポキシ樹脂層
と基層とは優れた接着性を有している。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る積層体について具体的に説明する。
本発明に係る積層体は、基層と、該基j?G)に設けら
れたプライマー層と、該プライマー層」二に設けられた
エポキシ樹脂層とからなり、前記プライマー層として、 (A)エポキシ樹脂、 (B)スルホニウム塩およびシクロペンタジェニル鉄化
合物よりなる群から選ばれる化合物、 (C)アクリレート、メタアクリ1ノートおよびそれら
のオリゴマーよりなる群から選ばれる化合物、 および (D)有機過酸化物、 からなる組成物が用いられているが、以下にまずプライ
マー層について説明する。
プライマー層に含有されるエポキシ樹脂(A)としては
、たとえば1分子中に2個以上のエボギシ基を含有する
化合物が好ま17<、たとえば脂肪FAするいは脂環式
のエポキシ化合物が特に好まl−7い。
このようなエポキシ樹脂(A)しては、具体的には、ビ
スフェノールA1ビスフエノールF11.1,2.2−
テトラキス(4°−ヒドロキシフェニル)エタンなどの
ポリフェノール類化合物のグリシジルエーテル系エポキ
シ樹脂;カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、フロ
ログルシンなどの多価フェノール類のグリシジルエーテ
ル系エポキシ樹脂;エチレングリコール、ブタンジオー
ル、グリセロール、エリスリトール、ポリオキシアルキ
レングリコールなどの多価アルコール類のグリシジルエ
ーテル系エポキシ樹脂;ノボラック型エポキシ樹脂;ビ
ニルシクロヘキセンジオキシド、リモネンジオキシド、
ジシクロペンタジェンジオキシドなどの環状脂肪族系エ
ポキシ樹脂;フタル酸、シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸などのポリカルボン酸のエステル縮合物のポリ
グリシジルエステル系エポキシ樹脂;ポリグリシジルア
ミン系エポキシ樹脂などが用いられる。これらのエポキ
シ樹脂のうちでは、ポリフェノール類化合物のグリシジ
ルエーテル系エポキシ樹脂またはノボラック型エポキシ
樹脂が好ましく、またビスフェノールAまたはビスフェ
ノールFのグリシジルエーテル系エポキシ樹脂がさらに
好ましく、なかでもビスフェノールAのグリシジルエー
テル系エポキシ樹脂が特に好ましい。
またプライマー層には、スルホニウム塩またはシクロペ
ンタジェニル鉄化合物(B)が含有される。
このようなスルホニウム塩としては、トリアリールスル
ホニウム塩が好ましく、トリフェニルスルホニウム塩が
特に好ましい。このスルホニウム塩のアニオンとしては
、たとえばAsF   あるいはBF   等が好まし
い。
このようなスルホニウム塩としては、具体的には、トリ
フェニルスルホニウム塩 トリー(4−メチルフェニル)スルホニウム塩トリー(
4−メトキシフェニル)スルホニウム塩用いられる。
またシクロペンタジェニル鉄化合物としては、分子中に
2個のシクロペンタジェニル基を含有する化合物、また
は分子中に1個のシクロペンタジェニル基およびフェニ
ルもしくはイソプロピルフェニルのような1個の芳香族
基を含有する化合物が用いられる。これらのうち、後者
の化合物がより好ましく、さらにシクロペンタジェニル
基とイソプロピルフェニル基とを有する下記に示すよう
なシクロペンタジェニル鉄化合物が特に好ましい。
このようなスルホニウム塩およびシクロペンタジェニル
鉄化合物は、それぞれ単独で使用することもできるが、
また両者を併用することもできる。
プライマー層に含有される(C)成分は、アクリート、
メタアクリレートおよびそれらのオリゴマーよりなる群
から選ばれる。
このようなアクリレートおよびメタアクリレートとして
は、ヒドロキシ化合物またはジ以上のポリヒドロキシ化
合物と、アクリル酸またはメタアクリル酸とのエステル
が用いられる。このようなエステルとしては、たとえば
、炭素数1〜20の1価の脂肪族アルコール、炭素数1
〜30の脂環式アルコール、炭素数1〜20の2価の脂
肪族アルコール、炭素数1〜20の2fi[!iの脂環
式アルコール、炭素数1〜2の3価の脂肪族アルコール
、水酸基末端のポリエステル等のしドロキシ化合物色、
アクリル酸またはメタアクリル酸とのエステルが挙げら
れる。
このようなニスデルとし、では、具体的には、以下のよ
うな化合物が用いられる。
メチルアクリレート、メチルメタクリ1ノート、エチル
アクリレート、エチルメタアクリレート、ブチルメクリ
レート、ブチルメタクリレ−1・;シクロへキシルアク
リレ−1・、ノルボニルアクリレート、ジシクロペンタ
ニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、
イソボ□ニルアクリレート、シクロへキシルメタアクリ
レート、下記に示すヘキザシクロ[6,f;、1.1 
”・e、io・13.02.7.09″14]ヘプタデ
シル−4−アクリレート、02°7,09°14コヘブ
タデシル+アクリレート、11−メチルへキサシクロr
6,6,1.13” 、110・13.2.7.09.
14〕ヘプタデシル−4−アクリレート、12−エチル
へキサシクロ[、Ll、t 3” 、110°132.
7   9.14 .0 .0  コヘブタデシルー4−アクリレート、1
1−、、:r−チルヘキサシクa [6,6,1,1”
” 、11L13.02.7.09.14コヘブタデシ
ル−4−アクリレート、下記に示すオクタシクロ[8,
Ll”°9 、%、7.11.18.13.1B 、o
3.8.12.17 ]ト:7...。
アクリレート 15−メチルオクタシクロ[8,、’l、12°9、.
4.7、、ii、ig 、13.1B 、、3.8 、
o12.17 ]]ト:J、、、−5アクリレート、 2.7−シメf ルテh ラシクU [4,4,0,1
2°5.7.io。
ドデシル−3−アクリレート、 2.10−ジメチルテトラシクロ[4,4,0,12”
、7.10コ ドデシル−3−アクリlノート、11.
12−ジメチルテトラシクロ[4,4,0,1、,7,
10]  ドデシル−3−アクリレート、下記に示ずテ
トラシクロ「414゜o、i 2.5ドデシル−3−ア
クリレート 2.5 .17・(0] 2 、5   7 、1.0 9−置換テトラシクロ[4,4,0,1、l   コ 
ドデシル−3−アクリレート(式中9位の置換基はメチ
ル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキシル、シクロ
ヘキシル、ステアリル、ブロモまたはフルオロである)
、8−置換テトラシクロ[4,4,0゜12.5.17
.10]  ドデシル−3−アクリレート(式中8位の
置換基はメチル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキ
シル、シクロヘキシル、ステアリル、ブロモまたはフル
オロである) 、8.9−ジ置換テト2.5 7.10 ラシクロ[4,4,0,l   、l   コ ドデシ
ル−3−アクリレート(式中8位、9位の置換基はメチ
ル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキシル、シクロ
ヘキシル、ステアリル、ブロモまたはフルオロである)
、 へキザシクoce、e、t、t 3.6.10.13 
、o2.709.1.4]ヘプタデシル−4−メタクリ
レ−1・、12−メチルへギザシクロ[8,6,1,1
3°s 、lio、i3.02・7.9・14]ヘプタ
デシル−4−メタクリレ−1・、11−メチルヘキサシ
クロ[6,B、1.1 ” 、1””L3.02.7.
09.14]ヘプタデシル−4−メタクリレ−1・、1
2−エチルヘキサシクロ[8,6,1,,13−6、t
lO,13,02,7,09,14]ヘプタデシル−4
−メタクリレ−1・、11−エチルへキサシクロ(e、
e、t、i 3.6、.10.13.02” 、0”’
] ヘ19 デシル−4−メ9 り’J Ly −)、
オクタアク。[,8,t2.9 、■4.7.111.
111、.13.1B、、3.8.12”17]  ト
コシル−5−メタクリレ−ト、2.9   4.7 15−メチルオクタシクロ[8,8,1,1、il、1
g       13.18   、、o3.8   
、o 12.17   ]   ド、、、、l/ −5
、I −メタクリレート、 2.7−シメチルテトラシクロ[4,4,0,12”’
 、1”10]ドデシル−3−メタクリ1ノート、 2、IO−ジメチルテトラシクロ[4,4,0,125
,17°10コドデシル−3−メタクリレート、 2.5 7.10 11.12−ジメチルテトラシクロ[4,4,0,1,
1]]ドデシルー3−メタクリレート テトラシクロ[4,4,0,L2°5 、I7.LO]
  ドデシル−3−メタクリレート、 9−置換テトラシクロ[4,4,O,L2°5,17°
10.  ドデシル−3−アクリレート(式中9位の置
換基は、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキ
シル、シクロヘキシル、ステアリル、ブロモまたはフル
オロである)、 8−置換テトラシクロ[4,4,0,L2°5,17°
10]  ドデシル−3−メタクリレート(式中8位の
置換基は、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘ
キシル、シクロヘキシル、ステアリル、ブロモまたはフ
ルオロである) 、8.9−ジ置換テトラシクロ[4,
4,0,12°5,17°101  ドデシル−3−メ
タクリレート(式中8位、9位の置換基は、メチル、エ
チル、プロピル、イソブチル、ヘキシル、シクロヘキシ
ル、ステアリル、ブロモまたはフルオロである)、下記
式(I) A−←M−NラーM−A        ・・・ (I
)(式中、Aはアクリル酸残基であり、Mは二価の脂肪
族または脂環式アルコール残基であり、Nは二塩基酸の
残基であり、モしてnは正の数である)で表わされる両
末端をアクリル酸で封鎖したポリエステル、 下記式(n) (式中、Aの定義は上記に同じであり、Xは三価以上の
多価の脂肪族または脂環族のアルコール残基であり、N
は二価以上の多塩基酸であり、モしてmは正の数である
)で表わされる両末端および鎖中の水酸基をアクリル酸
で封鎖したポリエステル。
これらのアクリレートまたはメタアクリレートのうちの
一部の化合物は、特開昭61−136529号公報に開
示されている。
またこれらのアクリレートまたはメタアクリレートはさ
らに、それ自体公知の方法に従って予備重合して製造さ
れたオリゴマーとして用いることもできる。
上記のような成分(C)のうち、プライマー層に含有さ
れる(C)成分としては、アクリル酸またはメタアクリ
ル酸のアルキルエステル、上記式(1)の化合物および
上記式(II)で示される化合物の混合物が好ましい。
また(C)成分としては、前述したアクリレートおよび
メタクリレートのアルキルエステル部位に、カルボキシ
ル基、水酸基、エポキシ基を有するモノマーあるいはこ
れらのオリゴマーを付加して得られる化合物が好ましい
。さらに、メタクリロキシエチルホスフェート、ビスメ
タクリロキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−(
メタ)アクリロイロキシエチルホスフェートのようなリ
ン酸塩含有(メタ)アクリレートを付加することもプラ
イマー層とエポキシ樹脂層あるいは基層との密着性を高
める上で好ましい。
プライマー層に含有される有機過酸化物(D)としては
、具体的には、ベンゾイルペルオキシド、ジクロルベン
ゾイルペルオキシド、クメンハイドロペルオキシド、ジ
クミルペルオキシド、ジーtert−ブチルペルオキシ
ド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシドベン
ゾエート)ヘキシン−3、l、4−ビス(tert−ブ
チルペルオキシイソプロビル)ベンゼン、ラウロイルペ
ルオキシド、tert−ブチルペルアセテート、2.5
−ジメチル−2□5−ジ(tert−ブチルペルオキシ
)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(te
rt−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチル
ペルベンゾエート、tert−ブチルペルフェニルアセ
テート、tert−ブチルペルイソブチレート、ter
t−ブチルペルー5138−オクトエート、tert−
ブチルペルピバレート、クミルペルビバレート、ter
t−ブチルペルジエチルアセテートなどが用いられる。
これらのうちでは、ジクミルペルオキシド、ジーter
t−ブチルペルオキシド、2.5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2,
5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、1.4−ビス(tert−プチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキルペルオキ
シドが好ましい。
本発明でブライマー層として用いられる組成物では、(
B)成分は(A)成分100重量部に対して0.5〜5
重量部好ましくは1−4重量部の量で用いられ、(C)
成分は(A)成分100重量部に対して5〜35重量部
好ま〔、<は10−・25重量部の量で用も)られ、(
D)成分は(A)成分100重量部に対して0.5〜7
重量部好ましくは1〜5重量部の量で用いられる。
本発明に係る積層体において、ブライマー層として用い
られる組成物は、必ずしも光重合開始助剤を含む必要は
ないが、ブライマー層を硬化させる際に紫外線などの比
較的低エネルギ・−の活性エネルギー光線を用いる場合
には、組成物は光重合開始助剤を含むことが好ましい。
このような光重合開始助剤としては、紫外線などが照射
されると分解してラジカルを発生する分解型化合物ある
いは水素を引き抜かれてラジカルを発生ずる水素引抜き
型化合物などのような公知の挿々の光重合開始助剤を用
いることができる。このような光重合開始助剤としては
、具体的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル
、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピル
エーテル、ベンゾインブチルエーテルなどのベンゾイン
またはそのエーテル;ベンゾフェノン、p−クロルベン
ゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾ
フェノン系化合物;ベンジル、ベンジルジメチルケター
ルなどのベンジル系化合物; 1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシル2−メチル−1−プロパ
ノン、l−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−プロパノン、1−(4−tert−ブチルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパンなどのヒ
ドロキシアルキルフェニルケトン系化合物などが用いら
れる。
またブライマー層と17て用いられる組成物には、必要
に応じて、増感剤を含有させることができる。
このような増感剤としては、具体的には、アントラセン
、ナツタ1ノン、クリセン、フヱナントlノンなとの炭
化水素系化合物;p−ジニトロベンゼン、p−ニトロア
ニリン、!、3.5−トリニトロベンゼン、p−二トロ
ジフェニルなどの二l・口止合物;n−ブチルアミン、
ジ−n−ブチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルア
ミノエチルメタクリレ−1・、p−ニドロアこリン、N
−アセチル−4−二トロー1−ナフチルアミンなどのア
ミノ化合物;フェノール、p−ニトロフェノール、2,
4−ジニトロフ五ノ・−ル、2.4.6−1リニトロフ
エノールなどのフェノール化合物;ベンズアルデヒド、
9−アントラアルデヒド、アセトフェノン、ベンゾフェ
ノン、ジベンザルアセトン、ベンジル、p、p−ジアミ
ノベンゾフェノン、p=p−テトラメチルジアミノベン
ゾフェノンなどのケトン類;アントラキノン、1.2−
ベンゾアントラキノン、ベンゾキノン、1,2−ナフト
キノン、1.4−ナフトキノンなどのキノン類:アント
ロン、1.9−ベンゾアントロン、6−フェニル−1,
9−ベンゾアンl−ロン、3−フェニル−1,9−ベン
ゾアン]・ロン、2−ケト−3−アザ−1,9−ベンゾ
アントロン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベ
ンゾアントロンなどのアントロン類などが用いられる。
またブライマー層として用いられる組成物に、必要に応
じて溶媒を加えることもできる。
このように該組成物に溶媒を加えることにより、基層上
に該組成物を容易に塗布することができる。
該組成物に加える溶媒と1.では、有機溶媒なら全て用
いることができる。このような溶媒は、通常、該組成物
中に10〜99.5重量%、好ましくは50〜90重量
%の遣で用いられる。
上記組成物には、さらに反応性希釈剤、増粘剤、ダレ防
止剤、保存安定剤、可塑剤等通常の接着剤に配合され得
る成分を配合することができる。
本発明に係る積層体のエポキシ樹脂層には、従来通常知
られているようなエポキシ樹脂組成物を用いることもで
きるが、下記のようなエポキシ樹脂組成物(Y)が好ま
しく、さらに好ま1.<はエポキシ樹脂組成物(Z)が
用いられる。
(Y)カルボキシル基、酸無水物基およびこれらのエス
テルよりなる群から選ばれる基を有する液状変性ポリオ
レフィン(i)とエポキシ樹脂(i)と硬化剤(iii
 )とを含有するエボキシ樹脂組成物。
(Z)上記エポキシ樹脂組成物(Y)1こお〜)て、液
状変性ポリオレフィン(i)として、エチレンと炭素原
子数が3〜20のα−オレフィンからti戊されるエチ
レン系ランダム共重合体に、炭素原子数が3〜10の不
飽和カルボン酸、その酸無水物およびそのエステルより
なる群から選ばれる不飽和カル−ボン酸誘導イ本成分が
グラフト共重合したエチレン系ランダム共重合体であっ
て、 ■該エチレン系ランダム共重合体のエチレン成分が、3
0〜75モル%およびα−オレフィン成分が25〜70
モル%の範囲ζこあること、 ■該不飽和カルボン酸誘導体成分のグラフト郵1合が該
エチレン系ランダム共重合体の100重量部に対して、
0.2〜50重量部の範囲にあること、および ■該エチレン系ランダム共重合体の135℃のデカリン
中で測定した極限粘度[η]力(,0,01〜0.36
D/にの範囲にあり、かつゲルバーミエイションクロマ
トグラフィーによって測定した分子量分布(My /M
n )が4以下であること によって特徴づけられるエチレン系ランダム共重合体を
用いるエポキシ樹脂組成物。
このようなエポキシ樹脂組成物には、必要に応じて充填
剤、顔料、安定剤、硬化促進剤、揺変剤、流れ調整剤な
どを配合することができる。
このようなエポキシ樹脂組成物は、たとえば、カルボキ
シル基、酸無水物基およびこれらのエステルよりなる群
から選ばれる基を有する液状変性ポリオレフィン(i)
とエポキシ樹脂(i)とを加熱下に混練して(i)10
0重量部に対する(i)の未反応量を1重量部以下とし
、その後硬化剤(i)の硬化温度以下の温度で該硬化剤
(ii)を配合することにより製造される。
本発明に係る積層体の基層には、種々の材料を用いるこ
とができ、たとえば、コンクリート、金属、プラスチッ
ク、ガラスなどが用いられる。
本発明に係る積層体において、各層の厚さは用いられる
基材の種類等によっても異なるが、通常、プライマー層
の厚さは1〜20μmであり、エポキシ樹脂層の厚さは
10〜80μmである。なお、基層の厚さは特に限定さ
れない。
本発明に係る積層体は次のようにして製造される。たと
えば、まず最初に、基層上に刷毛塗り法、スプレー法、
浸漬法、バーコード法、ロールコータ−法、スピンコー
ター法などの方法を用いてブライマー層形成用組成物か
らなる塗膜を設け、このブライマー層上に、エポキシ樹
脂層用組成物を塗布等により接着するか、あるいは、エ
ポキシ樹脂層上に前記と同様の方法を用いてプライマー
層用活性エネルギー線硬化型組成物からなる塗膜を設け
、このブライマー層上に基層を設ける。次いで、このよ
うにして得られた積層体のエポキシ樹脂層上からプライ
マー層に向けてエポキシ樹脂層を通して活性エネルギー
線を照射するかあるいは積層体を加熱してプライマー層
を硬化させることにより本発明に係る積層体は製造され
る。
このようにして得られた積層体において、プライマー層
は、基層およびエポキシ樹脂層に対する接着性に優れて
おり、このプライマー層を介して基層とエポキシ樹脂層
との接着性を強化することができる。
なお、基層が金属の場合には、このプライマー層は金属
層の防食性を強化する働きも有する。また、基層が木材
の場合には、木材表面の導管の目を埋めて基層に平坦性
を与える働きも有する。
発明の効果 本発明に係る積層体は、基層と、該基層上に設けられた
プライマー層と、該ブライマー層上に設けられたエポキ
シ樹脂層とからなり、前記プライマー層として、 (A)エポキシ樹脂、 (B)スルホニウム塩およびシクロペンタジェニル鉄化
合物よりなる群から選ばれる化合物、 (C)アクリレート、メタアクリレートおよびそれらの
オリゴマーよりなる群から選ばれる化合物、 および (D)有機過酸化物、 を含有する組成物が用いられていることを特徴としてい
る。
本発明では、積層体は上記のような特定の成分からなる
硬化初期接着性、速硬化性、耐水性、耐湿接着性などに
優れたプライマー層を有しているので、エポキシ樹脂層
と基層とは優れた接着性を有している。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。実施例中の評
価項目は下記方法に従って行な−〕た。
■ゴバン目剥離テスト JIS K−5400のゴバン[1試験に準じてゴバン
目を作成した後に、セロハンテープをゴバン目上にはり
付けた後、素速やく90度方向に引張って剥離させ、ゴ
バン目1−00個の内何個が付着していたかで示す。
■t1」離強度 塗膜を1. cm幅にカッター刃て暴利に刃が届くまで
切り、端を剥離させたあと、その剥離した塗膜と基伺と
を引張り試験器を用いて、50 +n+n / min
の速度で180度剥離テストを行ない評価する。
■耐水性 40℃の純水中に試験局を240時間浸清l7た後に、
ゴバン目剥離テストを行なった。
実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三井石浦化学工業赫
3製、EPO旧KR−140、商標)を80重機部、お
よびアクリルモノマーおよびオリゴマー(東亜合成化学
工業■製、アロニックス、1f5700、M−8100
、M−8300、M−8030、商標)を、M−570
0、M−6100、M−[1300およびM−8030
について、それぞれ7重量部、5重量部、3重量部およ
び5重皿部配合した配合物100重量部に対し、シクロ
ペンタジェニルイソプロピルフェニルH(U>iMcチ
バ・ガイギー社製)2重量部、アセトラセン、(和光純
薬製)0.25重置部、クメンハイドロペルオキシド(
化薬ヌーリー41.製、70%品)3.1重皿部を添加
した活性エネルギー光線硬化型組成物をトルエンに10
重量部溶解したプライマー雇用溶液(a)を調製した。
一方、表1−に示す基材を表1に示す方法で洗浄した後
に、上記溶液(a)を、スプレーガンを用いて乾燥時の
膜厚で11μmになるように基材に塗布した。その後、
]−〇〇℃のエア・オーブンで、このように溶液(a)
の塗布されている基材を5分乾燥させて、活性エネルギ
ー−光線硬化製組成物からなる被膜(プライマー層)の
形成された基材を得た。得られた被膜付基材に、160
 m W / cdの照度で15秒紫外線を照射した。
この被膜付基材の被膜(プライマー層)上に、上塗り用
エポキシ塗料(エボニックス#10、大日本塗料側製、
商品名)を40μmの厚さになるように塗布した後、室
温で10分間放置した。その後、エア・オーブンで20
分間焼付1jを行なった。得られた塗膜の物性を表1に
示す。
比較例1 実施例1においてブライマーを用いない以外は同様にし
て試験片を作製し、塗膜の物性を測定1゜た。結果を表
1に示す。
表1−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基層と、該基層上に設けられたプライマー層と、該
    プライマー層上に設けられたエポキシ樹脂層とからなる
    積層体において、前記プライマー層として、下記成分(
    A)〜(D)を含有する組成物が用いられていることを
    特徴とする積層体: (A)エポキシ樹脂 (B)スルホニウム塩およびシクロペンタジエニル鉄化
    合物よりなる群から選ばれる化合物 (C)アクリレート、メタアクリレートおよびそれらの
    オリゴマーよりなる群から選ばれる化合物および (D)有機過酸化物。 2)前記基層が、コンクリート、金属、プラスチックま
    たはガラスである請求項第1項に記載の積層体。 3)前記エポキシ樹脂層は、カルボキシル基、酸無水物
    基およびこれらのエステルよりなる群から選ばれる基を
    有する液状変性ポリオレフィン(i)とエポキシ樹脂(
    ii)と硬化剤(iii)とを含有するエポキシ樹脂組
    成物からなっていることを特徴とする請求項第1項また
    は第2項に記載の積層体。
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