JPH09302269A - 紫外線硬化型樹脂組成物及びこれを含む被覆剤 - Google Patents

紫外線硬化型樹脂組成物及びこれを含む被覆剤

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JPH09302269A
JPH09302269A JP13149396A JP13149396A JPH09302269A JP H09302269 A JPH09302269 A JP H09302269A JP 13149396 A JP13149396 A JP 13149396A JP 13149396 A JP13149396 A JP 13149396A JP H09302269 A JPH09302269 A JP H09302269A
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coating
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resin composition
ultraviolet
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Mitsuo Umezawa
三雄 梅沢
Susumu Yamamoto
進 山本
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、金属缶及びポリエステルフ
ィルム被覆絞り金属缶に対する優れた密着性、加工性、
耐熱性、塗膜硬度を有し、かつ、大気汚染の原因となる
非反応性の有機溶剤等を含有することなく、高速塗装可
能な被覆剤として有用な、紫外線硬化型樹脂組成物を提
供することである。 【解決手段】 ラジカル重合性不飽和二重結合を分子内
に有する反応性オリゴマー(A)、下記構造式(1)及
び/叉は(2)で表される反応性希釈モノマー(B)、
ガラス転移温度が40℃以上150℃以下の非ラジカル
重合性化合物(C)、及び光ラジカル重合開始剤(D)
を含有することを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物。 構造式(1) 【化1】 構造式(2) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線照射によっ
て硬化する樹脂組成物に関し、特に金属缶及びポリエス
テルフィルム被覆絞り金属缶用の被覆剤として有用な紫
外線硬化型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線硬化型樹脂としては、ラジカル重
合型としてのアクリル系樹脂、不飽和ポリエステル系樹
脂、ポリエン−チオール系樹脂、またカチオン重合型と
してのエポキシ樹脂、ビニルエーテル樹脂などが知られ
ている。これらの樹脂組成物はコーティング剤、印刷イ
ンキ、接着剤などに用いられている。アクリル系樹脂を
用いたラジカル重合型としては例えば、反応性オリゴマ
ーとノルボルニル(メタ)アクリレートを主体とした光
硬化性樹脂組成物(特開平7−2962号公報)や、反
応性希釈モノマーとして4−t−ブチルシクロヘキシル
(メタ)アクリレートをもちいた光硬化性樹脂組成物
(特開平7−18037号公報)、また、特開平7−1
57668号公報では不飽和基含有化合物とビニルエー
テル化合物を用いた放射線硬化型樹脂組成物が開示され
ている。さらには、ペンタエリスリトール系アクリレー
トと軟化点30℃以上の非ラジカル重合性樹脂を用いた
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(特開平7−111
66)などが開示されている。
【0003】しかしながら、これら従来の技術では本発
明における金属缶及びポリエステルフィルム被覆絞り金
属缶の被覆剤としては、硬化塗膜の密着性、加工性、耐
熱性、塗膜硬度などの点において満足すべきものではな
い。更に、本発明の金属缶用被覆剤は毎分100m以上
のスピードで塗装され、かつ、美麗な塗装表面が要求さ
れる為、その粘度は50〜1000cpsであることが
重要である。すなわち、粘度が50cps以下では、高
速塗装時に、ミストや塗料のタレが生じ、1000cp
s以上ではフローやレベリングが悪く、美麗な塗装表面
にならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
缶及びポリエステルフィルム被覆絞り金属缶に対する優
れた密着性、加工性、耐熱性、塗膜硬度を有し、かつ、
大気汚染の原因となる非反応性の有機溶剤等を含有する
ことなく、高速塗装可能な被覆剤として有用な、紫外線
硬化型樹脂組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、ラジカル重合性不飽和二重結合を分子内に有する反
応性オリゴマー(A)、下記構造式(1)及び/叉は
(2)で表される反応性希釈モノマー(B)、ガラス転
移温度が40℃以上150℃以下の非ラジカル重合性化
合物(C)、及び光ラジカル重合開始剤(D)を含有す
ることを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物である。
【0006】構造式(1)
【化3】
【0007】構造式(2)
【化4】
【0008】第2の発明は顔料(E)を含有することを
特徴とする第1の発明記載の紫外線硬化型樹脂組成物で
あり、第3の発明は第1の発明ないし第2の発明いずれ
か記載の紫外線硬化型樹脂組成物を含むことを特徴とす
る被覆剤である。さらに、第4の発明は金属缶を被覆す
ることを特徴とする第3の発明記載の被覆剤であり、第
5の発明はポリエステルフィルム被覆絞り金属缶を被覆
することを特徴とする第3の発明記載の被覆剤である。
【0009】本発明において使用するラジカル重合性不
飽和二重結合を分子内に有する反応性オリゴマー(A)
の例としては、飽和または不飽和のポリカルボン酸とア
ルキルポリオール及び(メタ)アクリル酸との反応で得
られるポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ樹
脂と(メタ)アクリル酸との反応で得られるエポキシポ
リ(メタ)アクリレート、ポリオールとポリイソシアネ
ートと水酸基含有(メタ)アクリレートとの反応で得ら
れるウレタンポリ(メタ)アクリレート、ポリシロキサ
ンと(メタ)アクリル酸との反応によって得られるポリ
シロキサンポリ(メタ)アクリレート、ポリアミドと
(メタ)アクリル酸との反応によって得られるポリアミ
ドポリ(メタ)アクリレート等があげられる。この中
で、金属缶用被覆剤として特に好ましいオリゴマーは、
ポリエステル(メタ)アクリレートとエポキシポリ(メ
タ)アクリレートである。
【0010】本発明で用いられる反応性希釈モノマーは
分子内にラジカル重合性不飽和二重結合を1個有する単
官能モノマーで、下記構造式(1)及び/叉は(2)で
表されるモノマーである。ラジカル重合性不飽和二重結
合が2個以上になると紫外線照射による硬化歪が大とな
り、塗膜の密着性が低下する。mの数は1から5の整数
であるが、6以上では硬化性が劣る。nの数は0から8
の整数であるが、9以上では硬化性が劣る。構造式
(1)で表される反応性希釈モノマーとしては、ライト
アクリレートPO−A(共栄社化学社製)、ライトアク
リレートP−200A(共栄社化学社製)、ライトエス
テルPO(共栄社化学社製)、Actilane410
(AKCROS Chemicals社製)、アロニッ
クスM101(東亜合成社製)などが挙げられる。構造
式(2)で表される反応性希釈モノマーとしては、ライ
トアクリレートMPO−A(共栄社化学社製)、ライト
アクリレートNP−EA(共栄社化学社製)、ライトア
クリレートNP−4EA(共栄社化学社製)等が挙げら
れる。
【0011】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物は、上記
構造式(1)及び/叉は(2)で表される反応性希釈モ
ノマーの50重量%以内であれば、その他のラジカル重
合性希釈モノマーも使用できる。その他のラジカル重合
性希釈モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート等の1官能希釈モノマ
ー。エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、等の2官能
希釈モノマー。トリメチロールエタントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスルトールヘキサ(メタ)アクリ
レート等の3官能以上の希釈モノマーが挙げることが出
来る。
【0012】本発明に用いられる非ラジカル重合性化合
物(C)とは、ラジカル重合に対して不活性な化合物で
あることを意味する。ラジカル重合に対して不活性であ
るため、ラジカル重合時の硬化歪を抑制し、塗膜の密着
性を維持向上できる。これら、非ラジカル重合性化合物
(B)のガラス転移温度(以下Tgと略す)は40℃以
上150℃以下であることが望ましい。。ガラス転移温
度が40℃以下では塗膜の耐熱性が劣り、金属缶用とし
ての実用に満たない。ガラス転移温度が150℃以上に
なると、塗膜が脆弱となり、加工性が劣る。
【0013】本発明に用いられる非ラジカル重合性化合
物の具体例としては、ケトンホルムアルデヒド樹脂、キ
シレンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、テルペン系樹脂等があげられる。
【0014】ケトンホルムアルデヒド樹脂は芳香族及び
/叉は脂肪族ケトンとホルムアルデヒドとの付加縮合に
より合成され、その水素添加体叉は、イソシアネート変
性体も用いることが出来る。例えば、ヒュルス社製のS
ynthetic resin AP(Tg:51
℃)、Synthtic resin SK(Tg:8
3℃)、Synthetic resin BL120
1(Tg:124℃)等があげられる。
【0015】メタキシレンとホルムアルデヒドの付加縮
合により合成されるキシレンホルムアルデヒド樹脂及び
メシチレン、フェノールなどにより変性されたその誘導
体も好適に用いられる。例えば三菱化成社製のニカノー
ルレジンHP−120(Tg:76.8℃)、ニカノー
ルレジンHP−100(Tg:67.5℃)、ニカノー
ルレジンGHP−160(Tg:114℃)等があげら
れる。
【0016】エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA
及び/叉はビスフェノールFとエピクロルヒドリンとの
付加重合によって得られるビスフェノール型エポキシ樹
脂が挙げられ、ビスフェノールA型樹脂としては油化シ
ェルエポキシ社製のエピコート1004(Tg:53
℃)、エピコート1007(Tg:69℃)、エピコー
ト1009(Tg:79℃)、ビスフェノールF型とし
てはエピコート4004P(Tg:43℃)、エピコー
ト4007P(Tg:59℃)、エピコート4009P
(Tg:62℃)、エピコート4010P(Tg:63
℃)等があげられる。
【0017】ポリエステル樹脂としては多塩基酸と多価
アルコールとの縮合反応により得られる、線状飽和ポリ
エステルが好ましい。例えば、東洋紡社製のバイロン2
20(Tg:53℃)等があげられる。テルペン系樹脂
は生松脂、クラフトパルプ松根チップから得られるテレ
ピン油を原料とする樹脂の総称であり、例えばヤスハラ
ケミカル社製のCLEARON P−125(Tg:6
8℃)や、YS RESIN TO−125(Tg:6
4℃)等があげられる。
【0018】その他、上記条件を満たすものであればメ
ラミンホルムアルデヒド樹脂、ベンゾグアナミンホルム
アルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、エ
ポキシ樹脂、テルペン樹脂、ロジン系樹脂、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂等を単独もしくは適宜組み合わせて用
いることが出来る。
【0019】ラジカル重合性不飽和二重結合を分子内に
有する反応性オリゴマー(A)、構造式(1)及び/叉
は(2)で表される反応性希釈モノマー(B)と非ラジ
カル重合性化合物(C)の配合割合は、A/B=50/
50〜5/95であり、(A+B)/C=95/5〜4
0/60である。非ラジカル重合性化合物(C)の量が
5部以下では、密着性、耐熱性が不充分であり、60部
以上では、光照射による硬化が不充分となる。反応性希
釈モノマー(B)の量が50以下では塗料の粘度が増大
し、塗装性が不十分となる。
【0020】本発明に用いる光ラジカル重合開始剤は公
知のものから任意に選択し、単独もしくは適宜組み合わ
せて使用できる。その具体例としては、ベンゾフェノ
ン、オルソベンゾイル安息香酸メチル、ジエチルチオキ
サントン、イソプロピルチオキサントン等の水素引き抜
き型光重合開始剤、ベンゾインエーテル、ベンジルジメ
チルケタール、α−ヒドロキシアルキルフェノン、α−
アミノアルキルフェノン、アシルフォスフィンオキサイ
ド等の分子内開裂型光重合開始剤があげられる。
【0021】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物はこれに
顔料を配合してエナメル塗料として使用できる。顔料と
しては、酸化チタン、フタロシアニンブルー、ベンジジ
ンイエロー、ウオッチングレッド、カーボンブラック等
があげられる。さらには、アルミニュウム粉末や、アル
ミニュウムペースト、亜鉛粉末、雲母片等も顔料として
用いられる。顔料を配合しない場合には、クリヤートッ
プコートやサイズコートとしても使用できる。さらに、
目的に応じて、増感剤、熱重合触媒、熱重合禁止剤、界
面活性剤、滑り剤、消泡剤等を配合することにより被覆
剤が得られる。
【0022】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物及びこれ
を含む被覆剤は、アルミニウムやスチール製の金属缶及
びポリエステルフィルム被覆絞り金属缶の表面に塗装さ
れる。ポリエステルフィルム被覆絞り金属缶とは、アル
ミニウムやスチールの金属板にポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを張り合わせ、200cc〜500ccの
容量の円筒型に絞り加工したものである。これらの金属
缶は本発明の紫外線硬化型樹脂組成物及びこれを含む被
覆剤によって毎分100m以上のスピードで塗装され
る。被覆剤の粘度が50cps以下では、上記のような
高速塗装時に、ミストや塗料のタレが生じ、また100
0cps以上ではフローやレベリングが悪く、美麗な塗
装表面が得られない。これら被覆剤は金属缶に塗装され
た後、紫外線を照射して硬化せしめ、その後、加工や熱
処理をされたり、高速で内容物を充填されるため、高度
の密着性、加工性、耐熱性、塗膜高度が要求される。上
記金属缶以外にもポリエチレンテレフタレート、やポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、ポリカーボネート等のプラスティックフ
ィルム及びプラスティック成型物等の表面にも塗装され
る。塗装方法としては、ロールコート、グラビアコー
ト、グラビアオフセットコート、カーテンフローコー
ト、リバースコート、スクリーン印刷、スプレー塗装及
び浸漬法等で塗装することができる。
【0023】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物及びこれ
を含む被覆剤を光硬化させるための光源としては、通
常、200〜500nmの範囲の光を含む光源、例えば
高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド灯、ガリウ
ム灯、キセノン灯、カーボンアーク灯等を使用すること
ができる。また、これらの光源と、赤外線、遠赤外線、
熱風、高周波加熱等による熱の併用も可能である。
【0024】
【実施例】以下に、本発明について、実施例及び比較例
を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお、実施例中で部及び%とあるのは、重量部
及び重量%をそれぞれ意味する。
【0025】
【実施例1】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 60部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートPO−A 20部 (共栄社化学社製、構造式(1)、R=H、m=1) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:51℃) 20部 (ヒュルス社製 Synthetic resin AP) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) を混合して撹拌し、塗料1を作成した。この塗料を、厚
さ300μmのアルミニュウム板、及び厚さ300μm
のティンフリースチール板に100μmのPETフィル
ムをラミネートした素材(以下「PET/TFS」と略
す)のPETフィルム上に塗布し、80W/cmの高圧
水銀灯下を10m/minの速度で通過させ、硬化塗膜
を得た。
【0026】
【実施例2】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 50部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートP−200A 30部 (共栄社化学社製、構造式(1)、R=H、m=2) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:83℃) 20部 (ヒュルス社製 Synthetic resin SK) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) を混合して撹拌し、塗料2を作成した。この塗料を、実
施例1と同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗
膜を得た。
【0027】
【実施例3】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 40部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトエステルPO 30部 (共栄社化学社製、構造式(1)、R=CH3 、m=1) ビスフェノールA型エポキシ樹脂(Tg:52℃ ) 30部 (油化シェルエポキシ社製、エピコート1004) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) を混合して撹拌し、塗料3を作成した。この塗料を、実
施令1と同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗
膜を得た。
【0028】
【実施例4】 ポリエステルアクリレート樹脂 40部 (東亜合成社製、アロニックスM−9050) ライトアクリレートMPO−A 30部 (共栄社化学社製、構造式(2)、R=H、m=1、n=0) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:83℃) 30部 (ヒュルス社製 Synthetic resin SK) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) 2、4、6−トリメチルベンゾイル− ジフェニルフォスフィンオキサイド 3部 (BASF社製、ルシリンTPO) を混合して撹拌し、更に酸化チタン(石原産業社製、タ
イペークCR−58)100部を加えた後、サンドミル
で分散して塗料4を作成した。この塗料を、実施令1と
同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗膜を得
た。
【0029】
【実施例5】 ポリエステルアクリレート樹脂 30部 (東亜合成社製、アロニックスM−9050) Actilane410 30部 (AKCROS Chemicals社製、 構造式(1)、R=H、m=3〜5) 飽和ポリエステル樹脂(Tg:53℃) 40部 (東洋紡社製、バイロン220) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) 2、4、6−トリメチルベンゾイル− ジフェニルフォスフィンオキサイド 3部 (BASF社製、ルシリンTPO) を混合して撹拌し、更に酸化チタン(石原産業社製、タ
イペークCR−58)100部を加えた後、サンドミル
で分散して塗料5を作成した。この塗料を、実施令1と
同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗膜を得
た。
【0030】
【実施例6】 ポリエステルアクリレート樹脂 20部 (東亜合成社製、アロニックスM−9050) ライトアクリレートNP−EA 40部 (共栄社化学社製、構造式(2)、R=H、m=1、n=8) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:83℃) 40部 (ヒュルス社製 Synthetic resin SK) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) 2、4、6−トリメチルベンゾイル− ジフェニルフォスフィンオキサイド 3部 (BASF社製、ルシリンTPO) を混合して撹拌し、更に酸化チタン(石原産業社製、タ
イペークCR−58)100部を加えた後、サンドミル
で分散して塗料6を作成した。この塗料を、実施例1と
同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗膜を得
た。
【0031】
【比較例1】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 40部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートP−200A 30部 (共栄社化学社製、構造式(1)、R=H、m=2) ビスフェノールA型エポキシ樹脂(Tg:29℃ ) 30部 (油化シェルエポキシ社製、エピコート1001) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) 2、4、6−トリメチルベンゾイル− ジフェニルフォスフィンオキサイド 3部 (BASF社製、ルシリンTPO) を混合して撹拌し、更に酸化チタン(石原産業社製、タ
イペークCR−58)100部を加えた後、サンドミル
で分散して塗料7を作成した。この塗料を、実施例1と
同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗膜を得
た。
【0032】
【比較例2】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 30部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートMPO−A 40部 (共栄社化学社製、構造式(2)、R=H、m=1、n=0) 飽和ポリエステル樹脂(Tg:10℃) 30部 (東洋紡社製、バイロン300) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) 2、4、6−トリメチルベンゾイル− ジフェニルフォスフィンオキサイド 3部 (BASF社製、ルシリンTPO) を混合して撹拌し、更に酸化チタン(石原産業社製、タ
イペークCR−58)100部を加えた後、サンドミル
で分散して塗料8を作成した。この塗料を、実施例1と
同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗膜を得
た。
【0033】
【比較例3】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 60部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートNP−A 20部 (共栄社化学社製、ネオペンチルグリコールジアクリレート) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:51℃) 20部 (ヒュルス社製 Synthetic resin AP) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) を混合して撹拌し、塗料9を作成した。この塗料を、実
施例1と同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化塗
膜を得た。
【0034】
【比較例4】 ビスフェノールA型エポキシアクリレート 50部 (ダイセル・ユーシービー社製 エベクリルEB600) ライトアクリレートNP−8EA 20部 (共栄社化学社製、構造式(2)、R=H、m=8、n=8) ケトンホルムアルデヒド樹脂(Tg:83℃) 20部 (ヒュルス社製 Synthetic resin SK) 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 5部 (チバガイギー社製 イルガキュアー184) を混合して撹拌し、塗料10を作成した。この塗料を、
実施例1と同様の方法で塗装し、紫外線を照射して硬化
塗膜を得た。
【0035】実施例1〜6及び比較例1〜4で用いた反
応性オリゴマー(A)、反応性希釈モノマー(B)等を
表−1に示す。
【0036】実施例1〜6及び比較例1〜4で得た塗料
の粘度を下記方法に従って求めた。また、各塗料の硬化
塗膜の密着性、加工性、耐熱性、塗膜硬度を以下に示す
方法で評価した。結果を表2から表−5に示す。
【0037】・粘度 :B型粘度計を用いて25℃の粘
度を測定した。
【0038】・硬化性:塗料1〜10を、バーコーター
No.5を用いてアルミニュウム板及びPET/TFS
板に塗装し、80W/cmの高圧水銀灯下を10m/m
inの速度で通過させて、タックがなくなるまでの通過
回数を測定した。
【0039】・密着性:JIS K5400に基づいて
セロハンテープ剥離試験を行い、碁盤目100個当たり
の塗膜が剥離しなかった碁盤目の数を表示した。
【0040】・加工性:デュポン衝撃試験機を用い、1
/2インチロッド、荷重500g、50cmの高さで試
験を行い、塗膜の状態を目視評価した。 ◎ 異常なし。 ○ 試験跡の1/4にクラックが認められる。 △ 試験跡の1/2にクラックが認められる。 × 全面にクラックが発生。
【0041】・耐熱性:デュポン衝撃試験を行った塗膜
を200℃で1分間熱処理し、塗膜の剥離程度を目視評
価した。 ◎ 異常なし。 ○ 試験跡の1/4に塗膜剥離が認められる。 △ 試験跡の1/2に塗膜剥離が認められる。 × 全面に塗膜剥離が発生。
【0042】・塗膜硬度:JIS K5400に基づい
て鉛筆硬度を測定した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明により、大気汚染の元となる非反
応性の有機溶剤を含有することなく、高速塗装可能で、
さらに、紫外線照射によって硬化し、金属缶やポリエス
テルフィルム被覆絞り金属缶に対する密着性、加工性、
耐熱性、塗膜硬度に優れた被覆組成物が得られた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合性不飽和二重結合を分子内
    に有する反応性オリゴマー(A)、下記構造式(1)及
    び/叉は(2)で表される反応性希釈モノマー(B)、
    ガラス転移温度が40℃以上150℃以下の非ラジカル
    重合性化合物(C)、及び光ラジカル重合開始剤(D)
    を含有し、25℃における粘度が50〜1000cps
    であることを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物。 構造式(1) 【化1】 構造式(2) 【化2】
  2. 【請求項2】 顔料(E)を含有することを特徴とする
    紫外線硬化型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の紫外線
    硬化型樹脂組成物を含むことを特徴とする被覆剤。
  4. 【請求項4】 金属缶を被覆することを特徴とする請求
    項3記載の被覆剤。
  5. 【請求項5】 ポリエステルフィルム被覆絞り金属缶を
    被覆することを特徴とする請求項3記載の被覆剤。
JP13149396A 1996-03-11 1996-05-27 紫外線硬化型樹脂組成物及びこれを含む被覆剤 Pending JPH09302269A (ja)

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