JPH0364408B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ ハウジング内で回転可能であつてその吸込端
にコンベアへの材料の移送を促進するためのフイ
ーダ装置を有するコンベアスクリユーからなり、
上記コンベアスクリユーとフイーダ装置は互いに
逆方向に回転するようにされており、上記フイー
ダ装置はスポークを有し、その上にフイーダ装置
に突出するスクリユーに向けて内向きに材料を運
ぶためのブレードが装着されるようになつた、船
舶からバルク状材料を取り出すためのスクリユー
コンベアにおいて、上記ブレード１４，１５が上
向きおよび下向きに伸びる部分１８，１７を有
し、そして上記フイーダ装置に材料を押し込むた
めにトロール漁網のように曲げられており、上記
ブレードの下部１７が材料を持ち上げそしてそれ
をフイーダ装置に向けて内向きに動かすようにな
つており、そして上記ブレードの上部１８が材料
を下向きおよび内向きに上記フイーダ装置に押し
込むようになつていることを特徴とするスクリユ
ーコンベア。

２ 上記フイーダ装置はそれが回転すると球形と
なるように対称配置された３個のブレード１４，
１５を有することを特徴とする請求の範囲第１項
記載のスクリユーコンベア。

３ 上記フイーダ装置は実質的に円筒面に沿つて
伸びる下向きのプレート１３により延長される上
部円筒部分１０を有し、上記ブレード１４，１５
が上記プレート１３から突出することを特徴とす
る請求の範囲第１項または第２項記載のスクリユ
ーコンベア。

４ 上記ブレード１４，１５がプレート１４，１
５，１９を直線に沿つて数回曲げることにより形
成されることを特徴とする請求の範囲第１項乃至
第３項のいずれか１項に記載のスクリユーコンベ
ア。

技術分野 本発明はバルク材料用のスクリユーコンベアに
関する。そのようなスクリユーコンベアはハウジ
ングとそれに装着されるコンベアスクリユーとを
有し、これらが相対的に回転しうるようになつて
いる。

背景技術 一般にこのハウジングは静止し、コンベアスク
リユーがそのハウジング内で回転しうるようにな
つている。スクリユーコンベアへの材料送りを促
進するために種々の形式のフイーダ装置が提案さ
れている。そのようなフイーダ装置の例は米国特
許第3596751号およびヨーロツパ特許明細書EP−
Ａ−57、167号に示されている。これら装置はス
クリユーとフイーダ装置が逆方向に回転する形式
を用いている。このフイーダ装置の目的はスクリ
ユーが材料を効率良くつかみそしてスクリユーコ
ンベヤを通じてそれを運ぶことが出来るようにス
クリユーに材料を積極的に供給することである。

周知のフイーダ装置は極めて効率のよいもので
あることは証明されているが、まだ改善の余地が
ある。すなわち、スクリユーコンベヤが垂直な面
に対して傾斜しているとこれらの装置はしばしば
効率良く動作することが出来ない。そのようなス
クリユーコンベヤは例えば船舶からの積下し用の
積下し装置内にしばしば含まれるから、コンベア
が船倉の隅およびハツチの縁の下に直角にとどく
ことが出来るようにそのコンベアをオペレータが
傾斜出来ることが重要である。これと同時に、そ
のような近づき難いスポツトにおいて材料を出来
るだけ完全に積下し出来るようにすべきであり、
それによりこれらスポツトをクリーンにし、スク
リユーコンベアあるいは積下し装置のとどく範囲
内の材料を動かすための特別な装置の必要性を低
下させるべきである。

ヨーロツパ特許明細書EP−Ａ−57167号の構成
は平面らせん状のフイーダウイングからなり、そ
の結果フイーダ装置はそのらせん面が船倉の底を
横切つて掃引するようにそれを正しく垂直に向け
るときにのみ効率良く動作することが出来る。米
国特許第3596751号によフイーダ装置の商業的に
実行可能な実施例は、垂直なコンベアを傾斜させ
るときに充分に機能するから、この点ではそれよ
りも優れている。しかしながら、この形式のフイ
ーダ装置も材料が後に残り、そして船倉の底に対
し機械的に衝突する傾向がある。

発明の開示 本発明は満足に動作すると共に傾向したときの
機械的な損傷の可能性が低いという点で従来のも
のに対して改善されたスクリユーコンベアを目的
とする。このため本発明のスクリユーコンベアは
添附する請求の範囲に限定するように設計されて
いる。

【図面の簡単な説明】

本発明を図面にもとづき次により詳細に説明す
る。

第１〜７図はスクリユーコンベアのフイーダ装
置部分の異つたものを示している。第８図は本発
明のフイーダ装置のブレードをつくるために用い
ることの出来る平らな金属板の一例を示してい
る。第９図は本発明のフイーダ装置を備えたスク
リユーコンベアの一例を示している。

発明を実施するための最良の形態 第９図は船荷下し装置１、スクリユーコンベア
２および本発明によるフイーダ装置３を示してい
る。一般に、船荷下し装置は米国特許第4020953
号に従つて構成されている。この米国特許では船
荷積下し装置は、米国特許第3596751号の主題を
構成するが本発明のスクリユーコンベアをつくる
べく第１〜７図によるフイーダ装置３に置換られ
た形のフイーダを有する。第１〜７図のフイーダ
装置３はスクリユーコンベアハウジング４の外側
を囲む管状部分１０を有し、スクリユーコンベア
はこのフイーダ装置を通り下向きに伸びると共に
その軸が軸受１１（第６図）により支持される。
スクリユーコンベヤ３にこのフイーダを装着した
後に軸受１１をリツド３０で覆う。軸受１１は円
筒状の部分１０に向けて上向きに伸びる３個の、
曲面をもつブレード用のアタツチメントとして作
用する３個のスポーク１２を有する。この円筒状
部分はそこから切出されてその延長部を構成する
３個の傾斜した金属板１３に接続する。ブレード
部１４はブレード１３の前側（第１図の右）に溶
接される。このブレード部は曲がつた形を得るべ
く次々の曲げ操作によりエツヂプレスにおいて曲
げられる。はじめにほぼ３角形のプレートであ
る。曲がつたプレート１４の外側には更に曲げら
れた金属プレート１５が設けられる。プレート１
４と１５は１個の金属プレートで構成してもよ
く、平板状であるその外観を第８図に示してあ
る。またこのプレートはエツヂプレスにおいて第
８図に鎖線で示す連続した曲げ操作により曲げる
ことも出来る。プレート１４，１５はプレート１
５がプレート１４に接触しそして図に示す形状と
なるように曲げられる。この形状は材料と係合し
そしてそれを堀り出すプレート１５の外縁１６が
その材料を第５，４，３，２，１図の順にスクリ
ユーに向けて上向且つ内向きに次々と動かすよう
なものである。その曲がつた形状により、プレー
ト１４と１５は材料を下から、上からそして側か
らすくうように作用する。云い換えると、プレー
ト１４と１５は材料をコンベアスクリユーに向け
て積極的に案内するトロール漁網の機能を有す
る。プレート１４と１５は図示のように曲がつて
おりそして３本のスポーク１２が傾斜しているか
らこのフイーダ装置はスクリユーコンベアが傾斜
したときも非常に効率良く動作出来る。35−40°
までの傾斜が可能である。これは、個々のブレー
ド１４，１５は材料を基部から持ち上げてスクリ
ユーコンベアに積極的に案内するように曲がつて
いるが回転面におけるフイーダ装置の下端がほぼ
球形となることによる。

上述のように設計されたブレードは材料を上向
きにそして内向きに運ぶように作用する下部１７
と材料をコンベアベルトに向けて下向きそして内
向きに動かすように作用する上部１８を有する。
この「球形」のフイーダ装置はこのようにフライ
ス板のように機能し、そしてゆるいそしてまた密
に積まれた材料を有効に掘り出す。

第１〜７図はプレート１４，１５が２個の曲が
つた金属プレート片から形成されるようになつた
実施例を示している。各プレート片はエツジプレ
スで曲げ方向を変えても数回曲げられる。すなわ
ち夫々の曲げは直線に関して行われる。第８図は
金属プレート１９を平面で示しており、これを図
示の線に沿つて曲げると２個のプレート１４，１
５の代りに使用出来るものとなる。プレート１９
は１個のスポーク１２がスペース２０にはまりそ
して縁２１が傾斜プレート１３に沿つて溶接され
るように装着されるのであり、縁部２２が円筒部
１０の外側に溶接される。

ウイングの堀出し縁部１６はこの実施例では第
１〜７図の実施例における縁部１６と同様に設計
されている。

円筒部分１０は内向きに曲がつたプレート状金
属フランジ２４を有する３個の開口２３を有し、
これらフランジ２４はスクリユーコンベアのハウ
ジングの外側を沿つて囲み円筒状部分１０とハウ
ジングとの間のギヤツプに入り込む材料を除去す
るように作用する。

また、本発明の範囲内で２個のスポーク１２を
使用することも可能であり、その場合には２個の
ブレードが利用される。しかしながら、曲げ操作
は、比較的難しくなる。また、４スポーク、４ブ
レードも使用出来るが図示の３ブレード、３スポ
ークの場合に最適な結果が得られる。

第６図から明らかなように、スポークには、ブ
レード１４，１５の下流側に設けられた流体状と
なる傾向のある材料の運搬に特に適した金属プレ
ート片２５により延長されてもよい。この金属プ
レート片２５はここでは流体材料の場合の過容量
の防止に有効なある種の絞り装置として作用す
る。