JPH0363986B2 - - Google Patents

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JPH0363986B2
JPH0363986B2 JP58094680A JP9468083A JPH0363986B2 JP H0363986 B2 JPH0363986 B2 JP H0363986B2 JP 58094680 A JP58094680 A JP 58094680A JP 9468083 A JP9468083 A JP 9468083A JP H0363986 B2 JPH0363986 B2 JP H0363986B2
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JP
Japan
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foam
phenolic resin
water
weight
parts
Prior art date
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Application number
JP58094680A
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English (en)
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JPS59219343A (ja
Inventor
Hideki Takiguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はレゾール型フエノール樹脂発泡体の製
造方法に関する。 この種フエノール樹脂発泡体(以下、単にフオ
ームという)は脆く、かつ、連通気泡の発泡組織
であるため、断熱性が他のフオームより低く、し
かも高熱下においては亀裂が生じる欠点があつ
た。また、フオームの外表面は反応の際に縮合水
(樹脂重量の20%)が生成されるため、他部材と
の接着が極めて弱かつた。さらに、この種原料の
反応は2段階的な反応速度、発泡高さを経てフオ
ームを形成するため発泡組織、外周に断層が形成
される不利があつた。 本発明はこのような欠点を除去するため、液状
のレゾール型フエノール樹脂(以下、単にフエノ
ール樹脂という)、発泡剤、整泡剤、硬化剤を混
合している途中に高吸水性粉末(粒状物も含む)
を添加して混合し、従前のフオームよりも弾性、
断熱性、接着性、寸法安定性、防火性に富むフオ
ームを容易に製造できるフオームの製造方法を提
案する。 すなわち、本発明で用いるフエノール樹脂は、
フエノール、レゾルシノール、クレゾール、キシ
レノール、アルキリフエノール、カテコール、ヒ
ドロキノンまたは、これらの種々を組み合わせた
フエノール類に対し、ホルマリン、パラホルムア
ルデヒド等のアルデヒド類を水酸化ナトリウム、
アンモニア、水、アミン等のアルカリ性触媒でPH
を調整してから反応させて得たレゾール型フエノ
ール樹脂縮合物を水、またはメチルアルコール等
の溶媒で希釈したもの、あるいはこのフエノール
樹脂を油変性などで変性した変性フエノール樹脂
などである。また、本発明に用いる発泡剤は、脂
肪族炭化水素、及びそれのハロゲン誘導体、ナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
アンモニウムなどのアルカリ、又はアルカリ土類
金属の炭酸塩、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
ベンゼンジアゾニウムサルフエート、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどの有機窒素含有化合物、トリクロロ
モノフルオロメタン(フレオン11)、またはフオ
ン12,113等の揮発性発泡剤の群から選ばれる1
種、または2種以上からなるものである。 なお、本発明に用いる整泡剤、酸硬化剤は一般
に知られた物質からなるものである。 さらに、本発明に用いる高吸水性粉末(粒状も
含む)としては、イ澱粉系、ロセルロース系、ハ
合成樹脂系があり、イにはアクリロニトリルグラ
フト化加水分解物、アクリル酸グラフト化合物、
ロにはグラフト重合物、カルボキシメチル化合
物、ハにはポリアクリル酸塩系、ポリビニルアル
コール系、ポリエチレンオキサイド系などの1
種、または2種以上からなるものがある。この高
吸水性粉末は、主に下記する〜の機能を発揮
するものである。すなわち、としてはフエノー
ル樹脂、発泡剤、整泡剤、硬化剤を混合している
途中に高吸水性粉末を添加するので、この高吸水
性粉末はあらかじめフエノール樹脂、硬化剤が保
持している水分の一部とフオーム形成時に反応に
より生成される縮合水の大部分を自重の数百倍ま
で吸水、保持して、発泡組織を独立気泡の割合の
多いフオームに形成できると共に、従来の反応性
を阻害しない。これは反応中に生成される縮合水
などが高吸水性粉末によつて吸水されるため、発
熱反応によつて水分が蒸発し、フオームの発泡組
織を破壊(連通化)して外部へ逃げることがきわ
めて少なくなるためであると思料される。また、
としては反応、発泡を緩慢にして連続した発泡
とし、従前のように2段階の発泡を除去して発泡
倍率を向上できる。としてはフオーム内に大量
の水を保水してフオームの乾燥を阻止し、高吸水
性粉末の吸湿性を利用して常時ほぼ一定の湿度雰
囲気に組織内を維持し、フオームに柔軟性を与え
る。としては反応、発泡の際に、他部材との接
着を強化する。すなわち、これは縮合水、水蒸気
がフオームの裏面に多量に出てくるのを吸水して
抑制できるからである。としては吸水した粉末
がフオーム内に分布しているため防水性が高くな
る。としては硬化剤の水分を一部吸水するた
め、樹脂成分間に存在する水分が少なくなり、セ
ルに破壊個所が少なくなり、細かい均質なセルか
らなる発泡組織のフオームにできる。また、高吸
水性粉末のフエノール樹脂100重量部に対する添
加量は1〜100重量部位である。 次に実施例につき説明する。 実施例 1 イ フエノール樹脂 100重量部 (不揮発分80%粘度5000cps/20℃) ロ 硬化剤 20重量部 (65%パラトルエンスルホン酸水溶液) ハ 発泡剤 10重量部 (フレオン11) ニ 整泡剤 6重量部 (トーレ・シリコン(株)社製SF−8427) ホ 高吸水性粉末 5重量部 (ポリアクリル酸−ビニルアルコール) (250〜150メツシユ) まずイ、ハ、ニを混合し、次にロを混合し、そ
の途中にホを添加混合し、この混合物を60℃に加
温した金型に注入して発泡させた。なお、混合時
間、ミキサーの回転数はフエノール樹脂の粘度な
どで選択した。 実施例 2 イ フエノール樹脂 100重量部 (不揮発分79.8%粘度2000cps/20℃) ロ 硬化剤 18重量部 (実施例1と同じ) ハ 発泡剤 12重量部 (フレオン11,113を1:1で配合) ニ 整泡剤 8重量部 (Tween #80第一工業製薬社製) ホ 高吸水性粉末 10重量部 (平均粒径0.5mmφ) まず下型上に金属板(カラー鋼板)1を載せ、
その裏面に実施例1のようにして各成分を混合し
たものを吐出し、その上にシート(アスベスト
紙)2を積層して上型を載せて第1図に示すよう
に高吸水性粉末3を分布したフオーム4を芯材と
した複合板に形成した。比較例は実施例1におい
て、高吸水性粉末を除いて従来と同じ方法でフオ
ームを製造した場合である。その結果は次のよう
であつた。
【表】
【表】 はフリー発泡で比較した。は比較例のよう
なフオームの脆さと比較した。は裏面材として
クラフト紙を各試験体に積層一体化したときの
90゜ピーリング試験(Kgf/10cm)、は表面材と
フオームとの接着を目視により判断した場合、
は表面試験である。 以上説明したのは本発明に係るフオームの製造
方法の一実施例にすぎず、パーライト粒、シラス
バルーン、活性炭、ガラス繊維を添加してフオー
ムを形成することもできる。 上述したように本発明に係るフオームの製造方
法によれば、セルが細かく、かつ、独立気泡率が
高く、接着性に富み、しかも従前のフオームのよ
うに脆くなく、ある程度のクツシヨン性があり、
その上、防火性、寸法安定性の高いフオームを容
易に、かつ、安価に製造できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフエノール発泡体の製造
方法により製造したフオームの1つを示す説明図
である。 1…金属板、2…シート、3…高吸水性粉末、
4…フエノール樹脂発泡体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液状のレゾール型フエノール樹脂初期縮合
    物、発泡剤、整泡剤、酸性硬化剤を用いてレゾー
    ル型フエノール樹脂発泡体を製造する方法におい
    て、前記全成分を混合している途中の縮合重合反
    応の初期段階において高吸水性物質の粉末を添加
    したことを特徴とするフエノール樹脂発泡体の製
    造方法。
JP9468083A 1983-05-27 1983-05-27 フエノ−ル樹脂発泡体の製造方法 Granted JPS59219343A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238833A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd フエノ−ル樹脂発泡体
JPH01126349A (ja) * 1987-11-11 1989-05-18 Nitto Boseki Co Ltd 吸放湿性フェノール樹脂発泡体
WO1990015094A1 (fr) * 1989-06-01 1990-12-13 Asahi Yukizai Kogyo Co., Ltd. Resine phenolique expansible et procede de production de cette resine
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935470A (ja) * 1972-08-07 1974-04-02

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JPS4935470A (ja) * 1972-08-07 1974-04-02

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