JPH0362849B2 - - Google Patents

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JPH0362849B2
JPH0362849B2 JP61075223A JP7522386A JPH0362849B2 JP H0362849 B2 JPH0362849 B2 JP H0362849B2 JP 61075223 A JP61075223 A JP 61075223A JP 7522386 A JP7522386 A JP 7522386A JP H0362849 B2 JPH0362849 B2 JP H0362849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formwork
concrete
block frames
cloth
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61075223A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62233337A (ja
Inventor
Michio Tokizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP7522386A priority Critical patent/JPS62233337A/ja
Publication of JPS62233337A publication Critical patent/JPS62233337A/ja
Publication of JPH0362849B2 publication Critical patent/JPH0362849B2/ja
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、法面の保護構造に関する。
(従来の技術) 従来より、第11図に示すように、法面に沿つ
て、コンクリートブロツク枠1を格子状に組み、
連結し、次にこのコンクリートブロツク枠1によ
り、形成された格子2内に客土層を形成し、この
客土層の表面に植生3を施して成る法面の保護構
造があつた。しかしながら、この保護構造は寒冷
地では、植物の生育不良のため、法面全体を植物
が被覆することができず、充分に初期の目的を達
成し得なかつた。
一方、第12図に示すように、前記格子2内に
栗石4を張りつめた法面の保護構造があつた。こ
の保護構造は、気温に左右されることがないもの
の、日が経つにつれて栗石4が緩んで抜け落ちる
という問題があつた。
そこで、第13図に示すように、従来、前記格
子2内にコンクリート壁5を打設して格子2内全
面を被覆して成る法面の保護構造があつた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この保護構造にあつては、コンクリ
ート壁の打設に際して格子内にコンクリート壁打
設用の型枠を組み、この型枠内にコンクリートを
打設してコンクリート壁を形成していたため、こ
の型枠の取付け取り外し作業が大変に煩雑であつ
た。特に長大な法面の保護工法を施す際には多く
の時間と労力とを費やしていた。
又、この保護構造にあつては、重い型枠の運
搬、取付け取り外しを行わなければならず、高所
でしかも足場の悪い法面での作業にあたつては足
を踏み外したり型枠を落としたりするといつた多
くの危険を伴つていた。
この発明は、このような問題点に鑑みなされた
ものであり、短時間に簡単にしかも確実に法面の
保護することができ、高所での作業能率と安全性
とを一層向上させ得る法面の保護構造を提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、この出願の第1の発明は、コンクリート
ブロツク枠11,12が格子状に連結されてお
り、これらブロツク枠11,12の鉄筋挿入用溝
15,15に布製型枠20に接結紐21で接結さ
れた鉄筋23が挿入されると共に布製型枠20上
面縁部と該ブロツク枠11,12の長手方向にわ
たつて埋設された接合布14とが接合されること
により、ブロツク枠11,12間に布製型枠20
が取り付けられ、この布製型枠20内にコンクリ
ートが充填されて前記ブロツク枠11,12より
なる格子内にコンクリート壁31が形成されてい
ることを特徴とする法面の保護構造をその要旨と
するものである。
また、この出願の第2の発明は、コンクリート
ブロツク枠11,12が同ブロツク枠11,12
端部より突出する連結杆13が挟持パイプ17の
切欠で挟持されていると共に、この挟持パイプ1
7が地盤中に打ち込まれたアンカー18によつて
地盤との間に挟圧されて格子状に連結されてお
り、これらブロツク枠11,12の鉄筋挿入用溝
15,15に布製型枠20に接結紐21で接結さ
れた鉄筋23が挿入されると共に布製型枠20上
面縁部と該ブロツク枠11,12の長手方向にわ
たつて埋設された接合布14とが接合されること
により、ブロツク枠11,12間に布製型枠20
が取り付けられ、この布製型枠20内にコンクリ
ートが充填されて前記ブロツク枠11,12より
なる格子内にコンクリート壁31が形成されてい
ることを特徴とする法面の保護構造をその要旨と
するものである。
(作用) この出願の第1の発明の法面の保護構造にあつ
ては、格子状に連結されたコンクリートブロツク
枠の鉄筋挿入用溝に布製型枠に接結された鉄筋を
挿入し、布製型枠の上面縁部と該ブロツク枠の接
合布とを接合することにより、布製型枠をブロツ
ク枠に取り付けることができるようになつてい
る。
(実施例) 以下、この出願の第1の発明及び第2の発明を
図面に従つて説明する。
この出願の第1の発明及び第2の発明に係る法
面の保護構造は、コンクリートブロツク枠と、布
製型枠内へコンクリートを充填することにより形
成されたコンクリート壁とにより構成されてい
る。
第1図、第2図及び第3図に示すように、土壌
条件や気象条件を考慮して、所定の勾配、長さ、
及び高さに切り取られた法面10の下端には、法
面10の保護構造物がズレ落ちるのを防止するた
めの基礎コンクリート30が打設されている。こ
の基礎コンクリート上面にコンクリートブロツク
枠が配置されている。
第2図から第10図に示すように、複数個のコ
ンクリートブロツク型枠11aが前記基礎コンク
リート30の上面に接した状態で法面10の長さ
方向に所定の間隔をおいて横設されると共に、こ
の横設したコンクリートブロツク枠11a間に別
のコンクリートブロツク枠12aが法面10の高
さ方向に立てた状態で配置されている。このコン
クリートブロツク枠12aの下端は横設したコン
クリートブロツク枠11aの対向する端部に夫々
に当接されている。なお、ここで使用されるコン
クリートブロツク枠11a,12aのうち、法面
10の長さ方向に所定の間隔をおいて横設された
もの(以下横設コンクリートブロツク枠という)
11aは、ほぼ四角柱状をなし、その両端がフラ
ンジ状に形成されている。この横設コンクリート
ブロツク枠11aの両端には連結杆13がそれぞ
れ取り付けられると共に該ブロツク枠11aの頂
部近傍には、該ブロツク枠11aの長さ方向全体
に亙つて接合布14が埋設されている。更に、横
設コンクリートブロツク枠11aの長手方向には
等間隔に鉄筋挿入用溝15が形成されている。
一方、法面10の高さ方向に立てた状態で配置
されるものの(以下縦設コンクリートブロツク枠
という)12aは、横設コンクリートブロツク枠
11aと同様にほぼ四角柱状をなし、その両端が
フランジ状に形成されている。又、この縦設コン
クリートブロツク枠12aの両端には連結杆13
が夫々取り付けられると共に該ブロツク枠12a
の頂部近傍には、該ブロツク枠12aの長さ方向
全体に亙つて接合布14が埋設され、該ブロツク
枠12aの上面には、その長さ方向全体に等間隔
に水抜き孔35が形成されている。このように配
された横設コンクリートブロツク枠11a及び縦
設コンクリートブロツク枠12aが夫々連結され
ているのである。
すなわち、横設コンクリートブロツク枠11a
と縦設コンクリートブロツク枠12aとによつて
形成された空間16に突出した状態にある横設コ
ンクリートブロツク枠11a及び縦設コンクリー
トブロツク枠12a端部の連結杆13はアーチ形
の切欠を設けた挟持パイプ17で挟持されてい
る。この挟持パイプ17は地盤中に打ち込まれた
アンカー18によつて地盤との間で挟圧されてい
る。このようにして、横設コンクリートブロツク
枠11aと縦設コンクリートブロツク12aとが
連結されているのである。更に前記空間16内に
はコンクリートが打設されており、補強が計られ
ている。又、コンクリートブロツク枠11a,1
2aの各コーナーの夫々に埋設された接合布14
は互いに接合されている。
又、前記縦設コンクリートブロツク枠12aの
上端にはコンクリートブロツク枠11b,12b
が配置されており、前記横設コンクリートブロツ
ク枠11a及び縦設コンクリートブロツク12a
枠と同様に連結されている。このようにして、各
ブロツク枠11a,12a,11b,12bは法
面10上に格子状に連結され固定されているので
ある。
上記の如く連結されたコンクリートブロツク枠
11a,12a,11b,12bにより格子状に
囲まれた法面10は布製型枠20により形成され
たコンクリート壁31によつて閉鎖されている。
布製型枠20は、合成繊維からなる袋であり、
接結紐21で接結した鉄筋23をその内部に内設
したものであつても良く、この布製型枠20の鉄
筋23を横設コンクリートブロツク枠11a,1
1bの鉄筋挿入用溝15に挿入し、布製型枠20
の上面縁部と接合布14縁部とを接合することに
より、コンクリートブロツク枠11a,12a,
11b,12bに布製型枠20を取り付けること
ができる。また、第1図乃至第10図に示すもの
は、布製型枠20が合成繊維からなるシートであ
つて、このシートに接結紐21で鉄筋23を接結
したものであり、同様に鉄筋23を横設コンクリ
ートブロツク枠11a,11bの鉄筋挿入用溝1
5に挿入し、布製型枠20の上面縁部と接合布1
4縁部とを接合することにより、コンクリートブ
ロツク枠11a,12a,11b,12bに布製
型枠20が取り付けられているのである。
このようにして、一対の横設コンクリートブロ
ツク枠11a,11b及び一対の縦設コンクリー
トブロツク枠12a,12bに取り付けられた布
製型枠20内に、同布製型枠20に設けた注入口
(図示しない)からコンクリートが充填されて格
子内にコンクリート壁31が形成されているので
ある。なお、第1図乃至及び第10図に示すシー
ト状の布製型枠20を用いた場合、コンクリート
の充填は布製型枠の注入口に限らず、布製型枠の
上端と横設コンクリートブロツク枠の接合布14
との間から注入しても良く、布製型枠の注入口が
不要となり経済的である。
(発明の効果) 従つて、この出願の第1の発明の法面の保護構
造にあつては、格子状に連結されたコンクリート
ブロツク枠の鉄筋挿入用溝に布製型枠に接結され
た鉄筋を挿入し、布製型枠の上面縁部と該ブロツ
ク枠の接合布とを接合することにより、布製型枠
をブロツク枠に取り付けることができるようにな
つている。このため、簡単にブロツク枠へ布製型
枠を取り付けることができ、取付作業を大幅に簡
略化することができる。又、この発明の法面の保
護構造にあつては、布製型枠で格子内を閉鎖する
コンクリート壁を形成するため、型枠の運搬、取
付けが簡単であり、型枠を取り外す必要がなく、
その分作業時間を短縮することができる。
更に、この保護構造にあつては、ブロツク枠の
鉄筋挿入用溝に布製型枠に接結された鉄筋を挿入
し、布製型枠の上面縁部と該ブロツク枠の接合布
とを接合することにより、布製型枠をブロツク枠
に取り付けることができるようになつているた
め、施工時に布製型枠が大風等に煽られても、ブ
ロツク枠から外れたり破損したりすることがな
く、よりスピーデイーに取付作業を行うことが出
来る。
この出願の第2の発明の法面の保護構造にあつ
ては、互いに突き合わされたコンクリートブロツ
ク枠の端部より突出する連結杆が挟持パイプによ
り挟持されると共にアンカーによつて地盤との間
に挟圧されてブロツク枠相互が連結されているこ
とから、頑強な連結構造となつており、施工時或
いは施工後に外力が加わつても容易に破損するこ
とが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る法面の保護構造を示す
斜視図、第2図は同じく側断面図、第3図は第2
図の部分拡大断面図、第4図はコンクリートブロ
ツク枠の連結構造を示す部分拡大断面図、第5図
は同じく拡大平面図、第6〜9図はこの発明に係
る保護構造を法面に施工した状態を示す拡大平面
図、第10図は第9図のAB線より切断した縦断
面図、第11図は従来の法面の保護構造であつて
法面上に植生を施した状態を示す斜視図、第12
図は従来の別の保護構造を示す斜視図、第13図
は従来の更に別の法面の保護構造を示す斜視図で
ある。 符号の説明、横設コンクリート……11a,1
1b、縦設コンクリート……12a,12b、布
製型枠……20、連結杆……13、コンクリート
壁……31。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリートブロツク枠11,12が格子状
    に連結されており、これらブロツク枠11,12
    の鉄筋挿入用溝15,15に布製型枠20に接結
    紐21で接結された鉄筋23が挿入されると共に
    布製型枠20上面縁部と該ブロツク枠11,12
    の長手方向にわたつて埋設された接結布14とが
    接合されることにより、ブロツク枠11,12間
    に布製型枠20が取り付けられ、この布製型枠2
    0内にコンクリートが充填されて前記ブロツク枠
    11,12よりなる格子内にコンクリート壁31
    が形成されていることを特徴とする法面の保護構
    造。 2 コンクリートブロツク枠11,12が同ブロ
    ツク枠11,12端部より突出する連結杆13が
    挟持パイプ17の切欠で挟持されていると共に、
    この挟持パイプ17が地盤中に打ち込まれたアン
    カー18によつて地盤との間に挟圧されて格子状
    に連結されており、これらブロツク枠11,12
    の鉄筋挿入用溝15,15に布製型枠20に接結
    紐21で接結された鉄筋23が挿入されると共に
    布製型枠20上面縁部と該ブロツク枠11,12
    の長手方向にわたつて埋設された接合布14とが
    接合されることにより、ブロツク枠11,12間
    に布製型枠20が取り付けられ、この布製型枠2
    0内にコンクリートが充填されて前記ブロツク枠
    11,12よりなる格子内にコンクリート壁31
    が形成されていることを特徴とする法面の保護構
    造。
JP7522386A 1986-03-31 1986-03-31 法面の保護構造 Granted JPS62233337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7522386A JPS62233337A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 法面の保護構造

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JP7522386A JPS62233337A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 法面の保護構造

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Publication Number Publication Date
JPS62233337A JPS62233337A (ja) 1987-10-13
JPH0362849B2 true JPH0362849B2 (ja) 1991-09-27

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ID=13570011

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JP7522386A Granted JPS62233337A (ja) 1986-03-31 1986-03-31 法面の保護構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443037B1 (ko) * 2002-01-16 2004-08-04 윤성호 법면보호블록
JP5137692B2 (ja) * 2008-05-30 2013-02-06 旭化成ケミカルズ株式会社 軟質型枠及び軟質型枠ユニット並びに土木用構造物の構築方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5894735U (ja) * 1981-12-22 1983-06-27 日本道路公団 ポ−ラスコンクリ−ト詰めコンクリ−トのり枠工

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JPS62233337A (ja) 1987-10-13

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