JPH0361725B2 - - Google Patents
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- JPH0361725B2 JPH0361725B2 JP61045193A JP4519386A JPH0361725B2 JP H0361725 B2 JPH0361725 B2 JP H0361725B2 JP 61045193 A JP61045193 A JP 61045193A JP 4519386 A JP4519386 A JP 4519386A JP H0361725 B2 JPH0361725 B2 JP H0361725B2
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Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、RH、DHなどの真空脱ガス装置
による溶鋼の真空脱ガス処理方法に係り特に真空
処理槽への粉体脱剤の吹込方法に関するものであ
る。 (従来技術) 従来の真空処理槽への粉体添加剤送入方法とし
ては、特公昭45−22204号「溶融金属の真空脱硫
方法」がある。これはRH真空処理に際して、
RHの環流用気体を添加剤のキヤリヤーガスとし
て利用し、上昇管内溶鋼中へ粉体脱硫剤を懸濁さ
せるものである。しかしながら、本発明のよう
に、フリー酸素量の高い領域での脱燐方法とは全
く異なり脱燐に関する知見はない。またその吹込
み方法も、この方法によれば上昇管内に粉体脱硫
剤を送入するので上昇管内径がRH真空槽下部径
に比し細いため粉体脱硫剤の送入量が限定され、
また脱硫剤による浸漬上昇管の溶損が大きくなり
耐久性が短くなるという短所があつた。 また、特公昭46−21818号「カルシウム脱酸快
削鋼の製造方法」においては、RH真空槽の浸漬
上昇管下方の溶鋼の中へランスを挿入し、カルシ
ウム合金の粉体をガスの担体として圧入し溶鋼上
昇流と共にカルシウム合金を真空槽内に運び入れ
溶鋼への混合添加を図る方法であるが、この方法
では装置上の制約からランスが曲管にならざるを
得ず粉体が湾曲部で目詰りを起しまた浸漬ランス
の溶損が激しく長時間の適用に耐え得ないという
欠点がある。また脱燐に対する知見はない。 (発明の解決しようとする問題点) この発明は、従来技術での真空槽内への粉体添
加方法に比べ、粉体脱燐剤を効率よく大量に添加
でき、真空処理による脱燐効率が飛躍的に高くで
きると共に脱燐と同時に脱ガスも行うことができ
るものであり、また真空処理槽の耐火物への影響
も最小限にするものである。 (問題点の解決手段) 本発明は以上に述べた従来技術が有する多くの
欠点を解決したもので、真空脱ガス槽内の溶鋼浴
面と槽底部との中間の側壁部に設けた粉体吹込み
羽口を通して粉体脱燐剤をキヤリヤーガスにて、
真空脱ガス槽内のフリー酸素量100〜800ppmに調
整した、脱ガス処理の初期段階の溶鋼中に直接吹
込み、脱燐と共に脱ガス処理をおこなうことを特
徴とする溶鋼の脱ガス・脱燐方法である。 (作 用) 次に第1図にもとづいて、本発明の一例につい
て詳述する。 第1図はRH真空槽での例を示すもので、1は
真空脱ガス槽、2は排気口、3は溶鋼、4は溶鋼
取鍋、5は粉体脱燐剤吹込み羽口、この羽口5は
真空脱ガス槽1内の溶鋼浴面と該脱ガス槽1の底
部との中間の側壁部に配置するものである。6は
粉体供給配管、7は脱燐剤供給装置、8はキヤリ
アーガス体である。 この発明は、真空脱ガス処理中に脱燐剤供給装
置7から粉体供給配管6を経由して粉体吹込み羽
口5より溶鋼3中へ脱燐剤を直接吹込むものであ
る。通常、溶鋼の脱燐は未脱酸状態の溶鋼に対し
て行われる。本発明における脱燐剤の吹込みは、
真空脱ガス処理初期の未脱酸溶鋼中のフリー酸素
量を100〜800ppmに調整してから行うものであ
る。このフリー酸素量が100ppm未満となると脱
燐効率が悪い。一方、800ppm超になると脱燐効
率は良くなる傾向にあるが、耐火物の溶損が著し
く、実操業に適さない。第2図は本発明の脱燐能
と耐火物の溶損を示した図である。 条件、 1) 鋼種 Al−K 2) 脱燐剤 4Kg/T吹込 3) 吹込前フリー酸素量 450〜500ppm 第2図に示すように、フリー酸素量100ppm以
下では脱燐反応の効率が悪く、800ppm以上では、
脱燐は進行するが、耐火物溶損が激しく好ましく
ない。すなわち、脱燐の反応効率が高く、かつ耐
火物溶損が少ないことが本発明の特徴であ。。 またフリー酸素量の調整の仕方としては、各種
脱酸剤、例えばAl、Mn、Siの投入などで調整す
る。またフリー酸素量を増加させたい時には、溶
鋼中へ直接酸素を吹込むなどの方法でフリー酸素
量を任意の値に調整でき、脱燐剤を吹込むことに
より溶鋼を脱燐できる。 また、Al投入後の復燐についてであるが、復
燐の少ないAl−K鋼などは除滓なしのRH処理の
みでも特に問題ないが、Al−Si−K鋼では、脱
燐剤吹込后VSC(真空式スラグ吸引機)やドラツ
ガー(スラグ掻きとり機)で除滓するとか、脱燐
剤吹込後復燐防止のための例えばスラグを固化さ
せるような粉体を吹込んでもよい。 本発明は、真空脱ガス槽1内の溶鋼浴面と該脱
ガス槽1の底部との中間の側壁部に配置した粉体
脱燐剤吹込羽口5を介して槽1内溶鋼中に直接、
脱硫剤を吹込むものである。この真空脱ガス槽1
の内径は浸漬管の内径に比較して大きいので、従
来技術として開示されている先に引用した、浸漬
上昇管を介して脱硫剤を吹込む場合に発生する対
向壁への衝突損傷、特に、脱燐剤の場合、対向壁
への衝突損説傷のみならず耐火物への浸食溶損は
著しく、浸漬上昇管であると10回前後の使用で寿
命となるが、上記真空脱ガス槽1の側壁部に配置
した粉体脱燐剤吹込羽口5を介して槽1内溶鋼中
に、直接脱燐剤を吹込むことにより、槽内壁に脱
燐剤が接触する割合は大幅に低減され、脱燐剤に
よる耐火物への浸食溶損は小さくてすむ。また吹
込羽口は槽内下部の溶鋼浴面下に位置している
が、これはランスによる溶鋼への浸漬とは異なり
溶鋼との接触面が羽口先端部のみであるため、局
部的な溶損は起らず補修などをせずに真空処理槽
の寿命と同じ耐用寿命を維持でき、交換等の必要
もない。 また、本発明はフリー酸素量を100〜800ppmに
調整した真空脱ガス処理初期段階の溶鋼に対して
脱燐処理を開始するので、真空脱ガス処理工程内
で所望の脱燐処理を並行して実施でき、これによ
る工程省略は溶鋼温度の低下にもとづく対応処理
負荷を著しく軽減するものである。 (実施例) 本発明の実施例として、250T処理のRH真空槽
の実施例を示す。 実施例 1 処理溶鋼量 250T フリー酸素は120ppmで最適範囲内であつたの
で特に酸素の調整は行なわず脱燐剤吹込みを開始
した。 脱燐剤 80%CaO−20%CaF2 キヤリアーガス(100Nm3/H、Ar) 処理開始3分径過後 脱燐剤 吹込時間 10分 〃 吹込量 6Kg/T 添加材 Al 150Kg 処理開始18分経過後 添加材 (H.C)Fe−Mn 120Kg 処理開始20分経過後 除滓:あり
による溶鋼の真空脱ガス処理方法に係り特に真空
処理槽への粉体脱剤の吹込方法に関するものであ
る。 (従来技術) 従来の真空処理槽への粉体添加剤送入方法とし
ては、特公昭45−22204号「溶融金属の真空脱硫
方法」がある。これはRH真空処理に際して、
RHの環流用気体を添加剤のキヤリヤーガスとし
て利用し、上昇管内溶鋼中へ粉体脱硫剤を懸濁さ
せるものである。しかしながら、本発明のよう
に、フリー酸素量の高い領域での脱燐方法とは全
く異なり脱燐に関する知見はない。またその吹込
み方法も、この方法によれば上昇管内に粉体脱硫
剤を送入するので上昇管内径がRH真空槽下部径
に比し細いため粉体脱硫剤の送入量が限定され、
また脱硫剤による浸漬上昇管の溶損が大きくなり
耐久性が短くなるという短所があつた。 また、特公昭46−21818号「カルシウム脱酸快
削鋼の製造方法」においては、RH真空槽の浸漬
上昇管下方の溶鋼の中へランスを挿入し、カルシ
ウム合金の粉体をガスの担体として圧入し溶鋼上
昇流と共にカルシウム合金を真空槽内に運び入れ
溶鋼への混合添加を図る方法であるが、この方法
では装置上の制約からランスが曲管にならざるを
得ず粉体が湾曲部で目詰りを起しまた浸漬ランス
の溶損が激しく長時間の適用に耐え得ないという
欠点がある。また脱燐に対する知見はない。 (発明の解決しようとする問題点) この発明は、従来技術での真空槽内への粉体添
加方法に比べ、粉体脱燐剤を効率よく大量に添加
でき、真空処理による脱燐効率が飛躍的に高くで
きると共に脱燐と同時に脱ガスも行うことができ
るものであり、また真空処理槽の耐火物への影響
も最小限にするものである。 (問題点の解決手段) 本発明は以上に述べた従来技術が有する多くの
欠点を解決したもので、真空脱ガス槽内の溶鋼浴
面と槽底部との中間の側壁部に設けた粉体吹込み
羽口を通して粉体脱燐剤をキヤリヤーガスにて、
真空脱ガス槽内のフリー酸素量100〜800ppmに調
整した、脱ガス処理の初期段階の溶鋼中に直接吹
込み、脱燐と共に脱ガス処理をおこなうことを特
徴とする溶鋼の脱ガス・脱燐方法である。 (作 用) 次に第1図にもとづいて、本発明の一例につい
て詳述する。 第1図はRH真空槽での例を示すもので、1は
真空脱ガス槽、2は排気口、3は溶鋼、4は溶鋼
取鍋、5は粉体脱燐剤吹込み羽口、この羽口5は
真空脱ガス槽1内の溶鋼浴面と該脱ガス槽1の底
部との中間の側壁部に配置するものである。6は
粉体供給配管、7は脱燐剤供給装置、8はキヤリ
アーガス体である。 この発明は、真空脱ガス処理中に脱燐剤供給装
置7から粉体供給配管6を経由して粉体吹込み羽
口5より溶鋼3中へ脱燐剤を直接吹込むものであ
る。通常、溶鋼の脱燐は未脱酸状態の溶鋼に対し
て行われる。本発明における脱燐剤の吹込みは、
真空脱ガス処理初期の未脱酸溶鋼中のフリー酸素
量を100〜800ppmに調整してから行うものであ
る。このフリー酸素量が100ppm未満となると脱
燐効率が悪い。一方、800ppm超になると脱燐効
率は良くなる傾向にあるが、耐火物の溶損が著し
く、実操業に適さない。第2図は本発明の脱燐能
と耐火物の溶損を示した図である。 条件、 1) 鋼種 Al−K 2) 脱燐剤 4Kg/T吹込 3) 吹込前フリー酸素量 450〜500ppm 第2図に示すように、フリー酸素量100ppm以
下では脱燐反応の効率が悪く、800ppm以上では、
脱燐は進行するが、耐火物溶損が激しく好ましく
ない。すなわち、脱燐の反応効率が高く、かつ耐
火物溶損が少ないことが本発明の特徴であ。。 またフリー酸素量の調整の仕方としては、各種
脱酸剤、例えばAl、Mn、Siの投入などで調整す
る。またフリー酸素量を増加させたい時には、溶
鋼中へ直接酸素を吹込むなどの方法でフリー酸素
量を任意の値に調整でき、脱燐剤を吹込むことに
より溶鋼を脱燐できる。 また、Al投入後の復燐についてであるが、復
燐の少ないAl−K鋼などは除滓なしのRH処理の
みでも特に問題ないが、Al−Si−K鋼では、脱
燐剤吹込后VSC(真空式スラグ吸引機)やドラツ
ガー(スラグ掻きとり機)で除滓するとか、脱燐
剤吹込後復燐防止のための例えばスラグを固化さ
せるような粉体を吹込んでもよい。 本発明は、真空脱ガス槽1内の溶鋼浴面と該脱
ガス槽1の底部との中間の側壁部に配置した粉体
脱燐剤吹込羽口5を介して槽1内溶鋼中に直接、
脱硫剤を吹込むものである。この真空脱ガス槽1
の内径は浸漬管の内径に比較して大きいので、従
来技術として開示されている先に引用した、浸漬
上昇管を介して脱硫剤を吹込む場合に発生する対
向壁への衝突損傷、特に、脱燐剤の場合、対向壁
への衝突損説傷のみならず耐火物への浸食溶損は
著しく、浸漬上昇管であると10回前後の使用で寿
命となるが、上記真空脱ガス槽1の側壁部に配置
した粉体脱燐剤吹込羽口5を介して槽1内溶鋼中
に、直接脱燐剤を吹込むことにより、槽内壁に脱
燐剤が接触する割合は大幅に低減され、脱燐剤に
よる耐火物への浸食溶損は小さくてすむ。また吹
込羽口は槽内下部の溶鋼浴面下に位置している
が、これはランスによる溶鋼への浸漬とは異なり
溶鋼との接触面が羽口先端部のみであるため、局
部的な溶損は起らず補修などをせずに真空処理槽
の寿命と同じ耐用寿命を維持でき、交換等の必要
もない。 また、本発明はフリー酸素量を100〜800ppmに
調整した真空脱ガス処理初期段階の溶鋼に対して
脱燐処理を開始するので、真空脱ガス処理工程内
で所望の脱燐処理を並行して実施でき、これによ
る工程省略は溶鋼温度の低下にもとづく対応処理
負荷を著しく軽減するものである。 (実施例) 本発明の実施例として、250T処理のRH真空槽
の実施例を示す。 実施例 1 処理溶鋼量 250T フリー酸素は120ppmで最適範囲内であつたの
で特に酸素の調整は行なわず脱燐剤吹込みを開始
した。 脱燐剤 80%CaO−20%CaF2 キヤリアーガス(100Nm3/H、Ar) 処理開始3分径過後 脱燐剤 吹込時間 10分 〃 吹込量 6Kg/T 添加材 Al 150Kg 処理開始18分経過後 添加材 (H.C)Fe−Mn 120Kg 処理開始20分経過後 除滓:あり
【表】
実施例 2
処理溶鋼量 250T
添加剤 Al 110Kg
処理開始3分経過後
フリー酸素が処理前830ppmと最適範囲を外れ
ていたのでAlを添加し酸素量を調整した。 脱燐剤 65%CaO−35%CaF2 キヤリアーガス(100Nm3/H、Ar) 処理開始5分経過後 脱燐剤 吹込時間 10分 〃 吹込み量 33Kg/T 添加材 Al 300Kg 処理開始18分経過後 除滓なし
ていたのでAlを添加し酸素量を調整した。 脱燐剤 65%CaO−35%CaF2 キヤリアーガス(100Nm3/H、Ar) 処理開始5分経過後 脱燐剤 吹込時間 10分 〃 吹込み量 33Kg/T 添加材 Al 300Kg 処理開始18分経過後 除滓なし
【表】
上記に示すように、本発明では脱燐剤の槽内下
部への吹込により脱燐と脱水素を同時に行なえ
る。 次に従来法と本発明の耐火物の比較について述
べる。 従来例の浸漬管内へ吹込む場合、またランスよ
りの吹込みに比べて、耐火物への影響は非常に小
さい。 本発明との比較を下表に示す。
部への吹込により脱燐と脱水素を同時に行なえ
る。 次に従来法と本発明の耐火物の比較について述
べる。 従来例の浸漬管内へ吹込む場合、またランスよ
りの吹込みに比べて、耐火物への影響は非常に小
さい。 本発明との比較を下表に示す。
【表】
尚、真空脱ガス槽内張耐火物内部内径2350mm、
真空脱ガス槽浸漬管内張耐火物部内径600mmのも
のを使用した。 (注)*、**印は前述の(従来技術)に示す
特公昭45−2220号、特公昭46−21818号に夫々対
応した技術。 従来技術は上記のような種々の欠点があり安定
作業は非常に困難である。 (発明の効果) 本発明は真空槽内下部から羽口を通して粉体脱
燐剤を直接溶鋼中に吹込むことにより、高品質の
鋼を得ることができ脱燐と脱水素の同時処理を可
能として極めて有用性の高い発明である。
真空脱ガス槽浸漬管内張耐火物部内径600mmのも
のを使用した。 (注)*、**印は前述の(従来技術)に示す
特公昭45−2220号、特公昭46−21818号に夫々対
応した技術。 従来技術は上記のような種々の欠点があり安定
作業は非常に困難である。 (発明の効果) 本発明は真空槽内下部から羽口を通して粉体脱
燐剤を直接溶鋼中に吹込むことにより、高品質の
鋼を得ることができ脱燐と脱水素の同時処理を可
能として極めて有用性の高い発明である。
第1図は本発明方法に使用する真空脱ガス槽の
概要図、第2図は本発明の脱燐能と耐火物の溶損
を示した図である。
概要図、第2図は本発明の脱燐能と耐火物の溶損
を示した図である。
Claims (1)
- 1 真空脱ガス槽内の溶鋼浴面と槽底部との中間
の側壁部に設けた粉体吹込み羽口を通して粉体脱
燐剤をキヤリヤーガスにて、真空脱ガス槽内のフ
リー酸素量100〜800ppmに調整した、脱ガス処理
の初期段階の溶鋼中に直接吹込み、脱燐と共に脱
ガス処理をおこなうことを特徴とする溶鋼の脱ガ
ス・脱燐方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4519386A JPS62205221A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 溶鋼の脱ガス、脱燐方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4519386A JPS62205221A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 溶鋼の脱ガス、脱燐方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62205221A JPS62205221A (ja) | 1987-09-09 |
JPH0361725B2 true JPH0361725B2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=12712433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4519386A Granted JPS62205221A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 溶鋼の脱ガス、脱燐方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62205221A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649896B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1994-06-29 | 新日本製鐵株式会社 | 溶鋼の脱ガス・脱りん方法 |
US6432164B1 (en) | 1999-06-16 | 2002-08-13 | Nippon Steel Corporation | Method for refining molten steel and apparatus therefor |
JP6311466B2 (ja) * | 2014-06-09 | 2018-04-18 | 新日鐵住金株式会社 | 真空脱ガス設備を用いる溶鋼の脱燐処理方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021316A (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-02 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶鋼の脱燐方法 |
JPS6043408A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-08 | Kawasaki Steel Corp | 冶金スラグ軟化剤 |
-
1986
- 1986-03-04 JP JP4519386A patent/JPS62205221A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021316A (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-02 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 溶鋼の脱燐方法 |
JPS6043408A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-08 | Kawasaki Steel Corp | 冶金スラグ軟化剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62205221A (ja) | 1987-09-09 |
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