JPH0153329B2 - - Google Patents

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JPH0153329B2
JPH0153329B2 JP57166977A JP16697782A JPH0153329B2 JP H0153329 B2 JPH0153329 B2 JP H0153329B2 JP 57166977 A JP57166977 A JP 57166977A JP 16697782 A JP16697782 A JP 16697782A JP H0153329 B2 JPH0153329 B2 JP H0153329B2
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JP
Japan
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molten steel
blowing
reduced pressure
under reduced
steel
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JP57166977A
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English (en)
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JPS5956514A (ja
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Yoshio Kobayashi
Shigeaki Maruhashi
Morihiro Hasegawa
Takayuki Omotani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
    • C21C7/04Removing impurities by adding a treating agent
    • C21C7/064Dephosphorising; Desulfurising

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ステンレス溶鋼の脱酸および脱硫の
同時処理法に係り、より詳しくは、真空精錬法
(例えばVOD法)において、脱炭された減圧下の
溶鋼を短時間に〔O〕<40ppm、〔S〕<30ppmに
まで脱酸脱硫し、かつ大型介在物やクラスターの
ない清浄なステンレス鋼を得る減圧下での溶鋼の
脱酸脱硫処理法に関する。
真空精錬法、特にVOD精錬法は、ステンレス
鋼精錬の一方法として、とりわけ、脱炭、脱窒、
あるいは操業の迅速性、の点では優れた方法と言
える。一方、脱酸、脱硫に関しても、減圧下であ
ることの有利さを利用し、スラグ−メタル反応を
十分に行なえば優れた精錬効果が期待される。
これまでにも、VOD精錬炉において低〔O〕、
低〔S〕ステンレス鋼を得る試みは種々検討され
てきたが、脱酸生成物を除去するための有効な手
段、並びにスラグ−メタル反応を迅速に進行させ
るに必要な撹拌を与えるための有利な手段が見い
出せず、そのため、反応速度自体がきわめて遅
く、もつて、低〔O〕、〔S〕鋼を得ようとすれ
ば、およずと長時間精錬が必要となり、温度保障
(とりわけ、加熱機能を有しないVOD炉において
は温度低下が問題となる)が行なえず、このこと
が、VOD精錬炉において低〔O〕、〔S〕鋼を得
ることを困難にしてきたと考えられる。
このような状況に鑑み、本発明者らはVOD精
錬炉において十分な温度を確保しつつ、低〔O〕、
〔S〕鋼を安定して製造するためにはいかにすれ
ばよいか種々の研究をかさね、ここに、VOD精
錬炉において〔O〕<40ppm、〔S〕<30ppmのス
テンレス鋼を安定し得る方法を確立するに至つ
た。すなわち本発明は、減圧下で酸素上吹き吹錬
して脱炭されたステンレス溶鋼に対し、引続き減
圧下で、Fe−Siさらには必要に応じてのAlと、
CaO+CaF2からなるフラツクスとを添加したう
え、溶鋼中に上方より浸漬したランスからArガ
スを溶鋼中に供給すると共に容器底部のポーラス
プラグからArガスを溶鋼中に供給して溶鋼を減
圧下で撹拌することからなるステンレス溶鋼の脱
酸および脱硫処理法を提供するものである。
より具体的に説明すると、製鋼炉で粗脱炭され
た含クロム溶鋼を、取鍋内スラグ量が溶鋼トン当
り13Kg以下となるように取鍋に移鋼し、これを真
空精錬炉にセツトして減圧下で酸素上吹き吹錬し
て目標炭素値まで脱炭したあと、引続き減圧下で
前述の脱酸脱硫処理を実施する。この脱酸脱硫処
理は、「減圧下での上底吹き撹拌フラツクス処理」
と呼ぶことができるものであるが、その実施にあ
たつては、次に述べる条件に従つて行なうと、
〔O〕<40ppm、〔S〕<30ppmにまで5〜20分の処
理時間で脱酸脱硫できることがわかつた。まず、
前述の真空精錬炉に装入される取鍋内のスラグ量
は13Kg/溶鋼トン以下に抑えたうえ、上吹き酸素
吹錬のあとに添加するフラツクス(CaO+CaF2
の量は5〜24Kg/溶鋼トンとする。この範囲以下
の添加量では脱硫が十分に進行せずまたこの範囲
以上では溶鋼の温度保償が維持できなくなる。ま
た、このフラツクスの添加量で十分な効果を得る
には、製鋼炉から取鍋内に入る当初のスラグ量を
13Kg/溶鋼トン以下にしておくことが望ましく、
これによつて、脱酸脱硫処理時にSiO2の相対量
を少なくした高い塩基度のもとで良好な脱硫を進
行させることができる。一方、Fe−Siさらには
Alの添加量はその鋼の状態や目標鋼種によつて
調整する。いずれにしてもこのFe−Si、Alおよ
びフラツクスの添加時期は、真空精錬炉での酸素
上吹き吹錬のあと引続き減圧を維持した状態で行
なう。そして、Arガスによる上底吹き撹拌を行
なう。Arガスの上吹きは、前工程の酸素上吹き
に供したランスを溶鋼内に浸漬し(浸漬深さは約
500mmも浸漬すれば十分である)、7〜42/
min・トンの供給量でArガスを吹込む。同時に、
Arガスの底吹きは取鍋底部に設けたポーラスプ
ラグを用いて実施する。この底吹きAr量は本処
理のために特別にその供給量を増大させなくて
も、1ケのポーラスプラグ当り2〜8/min・
トン程度でよい。しかし浸漬ランスからの上吹き
Ar量が7/min・トンより少ないと脱酸脱硫
の本発明の効果が十分に発揮されない。すなわ
ち、浸漬ランスからのAr上吹き量を7/
min・トン以上とすることにより、脱酸脱硫を効
果的に進行させる上で望ましい形態の強撹拌がな
されるからであろうと考えられるが、後述の第1
〜2図に示すように、Ar底吹きだけの場合に比
べて著しい脱酸脱硫効果が得られる。しかし、浸
漬ランスからのAr上吹き量が42/min・トン
を越えると、スプラツシユの発生を見るようにな
つて好ましくない。
第1図はVOD法による含Cr溶鋼の精錬におい
て酸素上吹き吹錬終了後に、減圧下でFe−Si、
Al、さらに(CaO+CaF2)のフラツクスを添加
し、しかる後、酸素吹精に用いたランスを鋼浴
(40トン)中に400mm浸漬してAr上吹きすると同
時に底部のポーラスプラグからAr底吹きした上
底吹きの場合(〇印)と、底吹きのみの場合(●
印)について、真空開放後における1/Tとlog
a2 Al・a3 pとの関係をプロツトしたものである。図
中の直線(破線)は、aAl2O3=1の平衡線を示す
が、この平衡値に対して底吹きのみの場合(●
印)はかけ離れているのに対し、上底吹きの場合
(〇印)は、見かけ上このaAl2O3=1の平衡値に近
い〔O〕値が得られ、上底吹き撹拌によると、脱
酸限界を下げるのに大きく寄与することがわか
る。
第2図は、Al脱酸溶鋼(0.005%<Al<0.05%)
に対して上底吹きの場合(〇印)と底吹きのみの
場合(●印)について、真空開放後におけるスラ
グ塩基度とS分配比((S)/a s )の関係をプロ
ツトしたものである。なお図中のΓ−印または●−は
Al>0.05%のAl脱酸溶鋼の上底吹きまたは底吹
きのみの場合を示している。この図から明らかな
ように、スラグ塩基度の高い方が、また、処理法
の影響を見ると上底吹きの方が、底吹きのみの場
合に比べ、S分配比が大きくなり、さらに、Al
レベルの影響も認められる。
このように、減圧下でのAr上底吹きを行なう
本発明の処理によると、特にAr上吹きによつて
脱酸脱硫にとつて好ましい形態の撹拌が行なわれ
るからであろう脱酸と脱硫のいづれも同時に良好
に進行し、短時間で〔O〕<40ppm、〔S〕<
30ppm、さらには〔S〕<10ppmにまで脱酸脱硫
ができる。
次に実施例について述べる。
実施例 1 転炉で粗脱炭を行なつた溶鋼40Tonを取鍋に出
鋼し、その際のスラグの流出量を100Kgに抑えた
後、かかる取鍋をVODに装入しその後、VODで
の酸素吹錬を行ない、C;0.05%、Cr;17.1%の
溶鋼を得た。しかる後、真空下にてFe−Si;300
Kgを添加、その後さらに、CaO;350Kg、CaF2
50Kgを溶鋼表面に添加した。その結果、スラグ塩
基度は1.5となりかかるスラグの存在下にて、ラ
ンスを溶鋼中に400mm浸漬し、取鍋底部のポーラ
スプラグからAr;15Nm3/Hr、また、浸漬ラン
スよりAr;40Nm3/Hrの流量にて10分間の強撹
拌処理を行なつた。
その結果、C;0.04%、Cr;17.15%、Si;0.40
%、O;30ppm、S;10ppmのステンレス鋼が得
られた。
実施例 2 転炉で粗脱炭を行なつた溶鋼40Tonを取鍋に出
鋼し、その際のスラグの流出量を70Kgに抑えた
後、かかる取鍋をVODに装入しその後、VODで
の酸素吹錬を行ない、C;0.04%、Cr;16.90%
の溶鋼を得た。しかる後、真空下にてAl;140
Kg、Fe−Si;250Kgを添加、その後さらに、
CaO;400Kg、CaF2;70Kgを溶鋼表面に添加し
た。その結果、スラグ塩基度は2.3となり、かか
るスラグの存在下にてランスを溶鋼中に400mm浸
漬し、取鍋底部のポーラスプラグからAr;10N
m3/Hr、また浸漬ランスよりAr;70Nm3/Hrの
流量にて15分間の強撹拌処理を行なつた。その結
果、C;0.03%、Cr;16.95%、Si;0.38%、Al;
0.03%、O;20ppm、S;5ppmのステンレス鋼
が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はVOD炉において本発明に従うAr上底
吹き処理した場合とAr底吹き処理した場合の温
度とlog a2 Ala3 Oとの関係図、第2図は同じく塩基
度(B)とS分配比((S)/a s )との関係図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 減圧下で酸素上吹き吹錬して脱炭されたステ
    ンレス溶鋼に対し、引続き減圧下で、Fe−Siと、
    CaO+CaF2からなるフラツクスとを添加したう
    え、溶鋼中に上方より浸漬したランスからArガ
    スを溶鋼中に供給すると共に容器底部のポーラス
    プラグからArガスを溶鋼中に供給して溶鋼を減
    圧下で撹拌することからなるステンレス溶鋼の脱
    酸および脱硫処理法。 2 減圧下で酸素上吹き吹錬して脱炭されたステ
    ンレス溶鋼に対し、引続き減圧下で、Fe−Siお
    よびAlと、CaO+CaF2からなるフラツクスとを
    添加したうえ、溶鋼中に上方より浸漬したランス
    からArガスを溶鋼中に供給すると共に容器底部
    のポーラスプラグからArガスを溶鋼中に供給し
    て溶鋼を減圧下で撹拌することからなるステンレ
    ス溶鋼の脱酸および脱硫処理法。
JP16697782A 1982-09-25 1982-09-25 ステンレス溶鋼の脱酸および脱硫処理法 Granted JPS5956514A (ja)

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