JPH0361238B2

JPH0361238B2 -

Info

Publication number: JPH0361238B2
Application number: JP59009441A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Takahashi
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1984-01-24
Filing date: 1984-01-24
Publication date: 1991-09-19
Also published as: US4649481A; JPS60153593A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は特定の商品別分類の買上客数を計数で
きる電子レジスタに関する。

［従来の技術］従来、商品別分類ごとに買上客数を計数できる
電子レジスタとしては例えば、特開昭51−10423
号公報に示すようなものがある。このようなもの
では商品別分類を指定するための部門キーから出
力される部門別信号をそれぞれカウントする部門
別信号カウンタを設け、この部門別信号カウンタ
のカウント出力を、一登録締める合計キーから出
力される合計信号を入力したときにそのカウント
出力が零か零でないかを判別し、そのカウント出
力が零の場合には信号を出力せず、零でないすな
わち１以上の場合に判別信号を出力する判別器に
それぞれ入力し、その各判別器の判別出力を部門
別客数カウンタにそれぞれ入力してカウントする
ようにしている。すなわち、各部門別信号カウン
タと、それに対応する各判別器とによつてそれぞ
れ一時記憶器を構成し、前記各部門キーが操作さ
れたときに、その各部門キーに対応するフラグを
立て、前記合計キーが操作されるごとに前記フラ
グが立つている場合にその一時記憶器に対応する
上記部門別客数カウンタをカウントアツプするよ
うにしている。そして、その部門別客数カウンタ
のカウント内容を点検精算業務時にプリンタに転
送し、レシートの各部門別客数印字位置にプリン
トアウトするようにしている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記のものでは一登録毎に商品
別分類の客数を更新し点検又は精算時に前記商品
別分類の客数を夫々に出力しているため、例え
ば、商品別分類がPLU分類コードのように多数
有る場合、その出力に要する時間は膨大なものと
なるが、店では日によつて変わる特売商品などで
しかも、例えば、パンとバターあるいはパンまた
はバターを買つたなどの任意の条件に合う組み合
せの商品別分類の買上客数を知りたい場合が多々
あり、全ての商品別分類の客数を求め出力するこ
とはレシート用紙およびレポート発行時間の無駄
となつていた。

さらに、日によつて変わる特売品の分類に対応
するため、ユーザサイドで任意の条件に合う組み
合せの商品別分類を選択的に指定し買上客数を求
めたりすることはできない欠点を有している。

この発明の課題は特定モードで指定する任意の
条件に合う組み合せの商品別分類の客数を求めら
れるようにすることである。

［課題を解決するための手段］この発明の手段は次の通りである。

キー入力装置等から入力されたPLUコード等
の商品別分類コードを入力順に記憶するとともに
顧客別の現金売キーコード、貸売キーコード等の
登録の区切りを示す区切コードを記憶する記憶手
段（PLUコードメモリ１６）、上記記憶手段内の商品別分類コードを読み出す
モードを指定するモード指定手段（モードスイツ
チ１０）、商品別分類コードを読み出す読み出しモードに
おいて、商品別分類コードの組み合せからなる条
件、例えば、パンとバター、パンあるいはバタ
ー、パン、バターなどを任意に指定するキー入力
装置等の指定手段（キー入力部１）、上記モード指定手段で上記記憶データを読み出
すモードが指定されている際に、上記区切コード
で区分されるエリア内に上記指定手段で指定され
た任意の条件に合う組み合せの商品別分類コード
があるか否かを検出する検出手段（CPU１１、
ステツプS₁₀）、この検出手段で検出された任意の条件に合う組
み合せの商品別分類コードを記憶するエリア数を
計数して客数を求める計数手段（CPU１１、ス
テツプS₁₇）とを備えるものである。

なお、カツコ内の符合は上記各手段が実施例に
おいては、どのように具体化されたかを明瞭にす
るために参考に付加したものである。

［作用］この発明の手段の作用は次の通りである。

記憶手段には入力された商品別分類コードが入
力順に記憶されるとともに顧客別の登録の区切り
を示す区切コードが記憶される。また、モード指
定手段により記憶手段内の商品別分類コードの読
み出しを指定する読み出しモードが指定されてい
る際に、指定手段から任意の条件に合う組み合せ
の商品別分類コードが指定入力されると上記区切
コードで区分されるエリア内に指定手段で指定さ
れた任意の条件に合う組み合せの商品別分類コー
ドがあるか否かが検出手段で検出され、そして上
記検出手段で検出された商品別分類コードを記憶
するエリア数が計数手段で計数されて、指定され
た任意の条件に合う組み合せの商品別分類の客数
が求められる。

したがつて、特定モードで指定した任意の条件
に合う組み合せの商品別分類の客数を求めること
ができる。

［実施例］以下の一実施例を第１図〜第５図を参照しなが
ら説明する。

第１図は電子レジスタの概略システム構成図を
示し、図中１はキー入力部で、ここには置数キー
２、部門別キー３、PLUキー４、貸売キー５、
信用売キー６、小計キー７、現金売キー８、責任
者別キー９及びモードスイツチ１０が設けられて
いる。ここでPLUキー４は置数キー２とともに
用いて各商品ごとに決定されている商品別分類コ
ードすなわちPLUコードを入力するのに用いら
れ、置数キー２はPLUコードの他、入力及び売
上金額、売上個数等を指定するのに、部門別キー
３は売上部門を指定するのに、責任者別キー９は
責任者を指定するのにそれぞれ用いられ、小計キ
ー７は売上合計を出す他後述する論理和を指定
するのに、現金売キー８は現金売りの他後述する
論理積を指定するのに、貸売キー５は貸売り、
信用売キー６は信用売りの場合にそれぞれ用いら
れる。またモードスイツチ１０は「設定（PR）」、
「登録（REG）」、「点検（Ｘ）」、「精算（Ｚ）」の
各種モードを指定するものである。

これら各キー２〜９、スイツチ１０の各操作信
号はCPU（中央処理装置）１１に入力して処理さ
れ、ROM（リードオンリメモリ）１２に記憶さ
れている各種マイクロ命令にしたがつて各種制御
処理がなされる。このCPU１１は、Ａ，Ｂ，Ｃ，
Ｄ，Ｅ，Ｆ，ｉ，ｋ，ｌの各レジスタと、各種演
算を行う演算部１３及びレジスタ全体の制御を行
う制御部１５からなつている。各レジスタは
PLUコード別に買上客数を割り出す場合等にデ
ータを一時的に記憶するために用いられ、Ａ，Ｂ
レジスタには割り出したいPLUコードが、Ｃレ
ジスタには論理積（AND）又は論理和
（OR）を示すデータが、Ｄレジスタには売上の
あつたPLUコードが、Ｅレジスタには全客数が、
Ｆレジスタには割り出した客数が、ｉレジスタに
は指定アドレスが、ｋ，ｌレジスタには各々Ａ，
ＢレジスタのPLUコードが見つかればフラグ
「１」（２値論理レベルのhigh状態）がそれぞれプ
リセツトされる。

このCPU１１に上記キー入力部１より売上登
録時に入力されるPLUコード及び現金売キー８
と貸売キー５のキーコード「999，998」は、１〜
Ｎ番地の容量をもつPLUコードメモリ１６に順
次入力順に書き込まれていき、このうち現金売キ
ーコード「999」又は貸売キーコード「998」は１
回の売上登録ごとに入力されるから、顧客別の登
録の区切りを示す区切コードとしての性格を有す
る。また同様に上記キー入力部１よりCPU１１
に入力される売上個数データは合計データメモリ
１７のPLUメモリ１８の対応するPLUコードの
番地に累算される。合計データメモリ１７は
PLUメモリ１８の他、部門別メモリ１９、取引
別メモリ２０及び責任者別メモリ２１からなり、
PLUメモリ１８は「001〜799」のPLUコードの
それぞれにつき、上記売上個数データが累算され
る他、そのPLUコードに対応した商品の単価及
びこの商品がどの部門に属するかを示す部門リン
ク先アドレスがあらかじめプリセツトされてい
る。

また、部門別メモリ１９は上記PLUメモリ１
８の部門リンク先アドレスに応じて、そのPLU
モリ１８の売上データが部門別ごとに集計され、
取引別メモリ２０は上記現金売キー８、貸売キー
５及び信用売キー６の各操作に応じて、現金売
り、貸売り及び信用売りごとに売上データが集計
され、責任者別メモリ２１は上記責任者別キー９
の指定に応じて責任者別に売上データが集計され
る。

さらに印字部２２、表示部２３は、上記CPU
１１の制御下で各種の処理データが印字あるいは
表示される。

次に第２図のフローチヤート、第３図〜第５図
のキー操作手順図及びレシートを示す図を参照し
て動作を説明する。

まず、商品売上にあたつては、個数、PLUコ
ード等の売上データがキー操作に基づきキー入力
部１よりCPU１１に与えられ、これによりCPU
１１はPLUコードをPLUコードメモリ１６に入
力順に書き込んでいき、最後に現金売キー８又は
貸売キー５のキーコード「999」又は「998」を書
き込むとともに、個数データをPLUメモリ１８
の対応するPLUコードの番地に書き込み、その
売上データを部門リンク先アドレスに基づき部門
別メモリ１９の対応する部門エリアに書き込ん
で、さらに取引別メモリ２０及び責任者別メモリ
２１にも書き込む。

こうして、買上客ごとに売上登録がなされた
後、PLUコード「121」と「113」の商品少なく
とも一方を買つた客数（出現数）とこの客数が全
客数に占める出現率を印字部２２に印字出力させ
るものとする。そのためには、まずモードスイツ
チ１０を「点検（Ｘ）」モードにして、第３図Ａ
に示すように、置数キー２で「121」、PLUキー
４、同じく置数キー２で「113」、PLUキー４、
小計キー７という順で操作し、PLUコード
「121」と「113」を指定して小計キー７で論理和
（OR）を指定する。

すると、CPU１１はPLUコード「121」をＡレ
ジスタ、もう一方のPLUコード「113」をＢレジ
スタにプリセツトし、小計キー７の操作後第２図
に示すフローチヤートの処理を開始する。すなわ
ち、Ｃレジスタに論理和（OR）を示す「」デ
ータをプリセツトし（ステツプS₁）、Ｄ，Ｅ，Ｆ
の各レジスタをクリアして（ステツプS₂）、ｉレ
ジスタにPLUコードメモリ１６のイニシヤルア
ドレス１番地をプリセツトする（ステツプS₃）。
これにより、CPU１１はPLUコードメモリ１６
の１番地に書ひ込まれているPLUコードを読み
出してきてＤレジスタにプリセツトし（ステツプ
S₄）、このPLUコードが「000」かを判断するこ
とによりPLUコードメモリ１６の何も書き込ま
れていないエリアに達したかを判別してから（ス
テツプS₅）、当該読み出した１番地のPLUコード
がＡレジスタ内のPLUコード「121」と一致して
いるか、Ｂレジスタ内にPLUコード「113」と一
致しているかそれぞれ判断し、「121」に一致すれ
ばｋレジスタにフラグ「１」を立て、「113」に一
致すればｌレジスタにフラグ「１」を立てる（ス
テツプS₆〜S₉）。

次いで、CPU１１はＤレジスタ内の１番地の
PLUコードが「999」又は「998」かどうか判断
することにより一人分の買上客の検索が済んだか
を判別し（ステツプS₁₀）、ｉレジスタの内容を＋
１して２番地とし（ステツプS₁₁）、ｉレジスタの
内容がＮ番地すなわちPLUコードメモリ１６の
最終番地を越えたかを判断して（ステツプS₁₂）、
再びステツプS₄へ戻りPLUコードメモリ１６の
２番地のPLUコードを読み出して同様にステツ
プS₅〜S₉でコード「121」及び「113」との一致を
判断してフラグ処理を行う。こうして、ステツプ
S₄〜S₁₂の検索処理を繰り返して順次PLUコード
メモリ１６のPLUコードの中から「121」と
「113」に一致しているものを検索していき、一人
分の買上客の検索が終了してその区切りを示す現
金売キーコード「999」又は貸売キーコード
「998」が得られれば、CPU１１はステツプS₁₀で
そのことを判断してＥレジスタの内容を＋１して
検索済の買上客数を加算する（ステツプS₁₃）。

次に、CPU１１はＣレジスタの内容が「」
データであることを判別して（ステツプS₁₄）、ｋ
レジスタ、ｌレジスタにフラグ「１」が立てられ
ているかを判断し（ステツプS₁₅，S₁₆）「１」が
立つていれば買上客がPLUコード「121」「113」
いずれかの商品を買つていることを判別して、Ｆ
レジスタの内容を＋１して当該商品の買上客数す
なわち出現数をプリセツトし（ステツプS₁₇）、
ｋ，ｌ両レジスタをクリアする（ステツプS₁₈）。
またｋ，ｌ両レジスタともに「０」（２値論理レ
ベルのlow状態）であれば買上客がいずれの商品
も買つていないことを判別し出現数のインクリメ
ントはしない。

そうして、再びステツプS₁₁でｉレジスタの内
容をさらに＋１して、ステツプS₅〜S₉の検索処理
を繰り返し次の買上客についても同様にPLUコ
ードを検索して、ステツプS₁₃〜S₁₈の計数処理を
再度行い全買上客数と出現数を計数していき、
PLUコードメモリ１６の最終番地であるＮ番地
を越えるか、PLUコードメモリ１６の途中番地
で以後何も書き込まれていないエリアに達すれ
ば、そのことがステツプS₁₂，S₅でそれぞれ判断
され次の印字処理の動作へはいる。

すなわち、CPU１１はＡレジスタのPLUコー
ド「121」を読み出して第３図Ｂに示すように印
字部２２でまず印字させ（ステツプS₁₉）、Ｂレジ
スタにデータがプリセツトされていることを判別
し（ステツプS₂₀）、Ｃレジスタの内容が「」デ
ータであることを判別して（ステツプS₂₁）、これ
に基づき「OR」を次に印字させる（ステツプ
S₂₂）。次いでＢレジスタのPLUコード「113」を
読み出して印字させて（ステツプS₂₃）、Ｆレジス
タの出現数「130」を印字させ（ステツプS₂₄）、
演算部１３でこの出現数をＥレジスタの全買上客
数で割つて100倍し、全客数に対するPLUコード
「121」「113」の商品いずれかを買つた客数の割合
である出現率「15.3％」を求め（ステツプS₂₅）、
やはり印字部２２に印字させる（ステツプS₂₆）。
この後、Ａ，Ｂ，Ｃレジスタの内容はクリアされ
る（図示せず）。

こうして、PLU番地121と113との２つの特定
商品のいずれかを買つた客数が130人でありその
割合は全客数の15.3％であることを知ることがで
きる。

次に、PLUコード「121」だけの商品を買つた
客の出現数と出現率を求めるものとすると、それ
には第４図Ａに示すように、置数キー２で
「121」、PLUキー４、小計キー７という順で操作
し、PLUコード「121」を指定して小計キーで論
理和（OR）を指定する。

すると、CPU１１はPLUコード「121」をＡレ
ジスタにプリセツトし、Ｂレジスタには何もプリ
セツトせず、小計キー７の操作後上述の場合と同
じように第２図に示すフローチヤートの処理を開
始する。ただ、上述の場合と異なる点は、Ｂレジ
スタの内容は「０」だから、検索処理のステツプ
S₈で常に一致しないと判断されてｌレジスタにフ
ラグ「１」は立てられず、そのため計数処理のス
テツプS₁₆でｌレジスタの内容が常に「０」と判
断される他、印字処理のステツプS₂₀でＢレジス
タの内容が「０」と判断されるから、「OR」や
Ｂレジスタの内容の印字がなされず、結局第４図
Ｂに示すような、PLUコード「121」の商品を買
つた客の出現数「54」と出現率「8.2％」が印字
される。

こうして、ある特定の１つの商品を買つた客数
とその割合を知ることができる。

さらに、PLUコード「121」と「113」両方の
商品を買つた客の出現数と出現率を求めるには、
第５図Ａに示すように、置数キー２で「121」、
PLUキー４、同じく置数キー２で「113」、PLU
キー４の次に今度は現金売キー８を操作し、
PLUコード「121」と「113」を指定して論理積
（AND）を指定する。

すると、CPU１１はPLUコード「121」をＡレ
ジスタ、もう一方のPLUコード「113」をＢレジ
スタにプリセツトし、現金売キー８の操作後やは
り上述のPLUコード「121」又は「113」の商品
を買つた客数等を求める場合と同じように第２図
に示すフローチヤートの処理を開始する。ただ、
上述の場合と異なる点は、現金売キー８が接作さ
れているからＣレジスタに論理積（AND）を示
す「」データをプリセツトするので（ステツプ
S₂₇）、CPU１１は計数処理のステツプS₁₄でＣレ
ジスタの内容が「」データであることを判別
し、ｋレジスタの内容とｌレジスタの内容とを乗
算して（ステツプS₂₈）その結果データが「１」
であればｋ，ｌ両レジスタの内容がともに「１」
であるから買上客がPLUコード「121」「113」の
商品ともに買つていることを判別して、Ｆレジス
タの内容を＋１して当該商品の買上客数すなわち
出現数をインクリメントする（ステツプS₁₇）。ま
た上記結果データが「０」であれば買上客が両方
の商品を買つていないことを判別し出現数のイン
クリメントはしない。

さらに、印字処理のステツプS₂₁でもＣレジス
タの内容が「」データであることを判別し、Ａ
レジスタのPLUコード「121」を印字後第５図Ｂ
に示すように「AND」を印字して（ステツプ
S₂₉）、PLUコード「121」と「113」両方の商品
を買つた客の出現数「26」と出現率「2.3％」が
印字される。

こうして、２つの特定商品両方を買つた客数と
その割合を知ることができる。

そうしてさらに、PLUコード「113」の商品だ
けを買つた客の出現数を同様の操作で求めるか、
CPU１１の演算部１３を使つて上述の求めた出
現数から「130−54＋26＝102」と計算で求めて、
上記出現数と対比すれば、コード「121」の商品
を買つた客の半分近くはコード「113」の商品も
あわせて買つているが、コード「113」の商品を
買つた客の1/4しかコード「121」の商品を同時に
買つていないことがわかり、商品相互の客数の相
関関係がわかる。

また、出現率より全客数に対する当該商品の買
上客の占める割合もすぐわかり、顧客の動向を知
ることができる。

また、上記実施例ではPLUコードを２種類ま
で指定できるようにしたが、３種類以上のPLU
コードを任意の論理演算（AND、ORの他NOT、
NOR等）の組み合せで指定できるようにしても
よい。

さらに、検索する対象はPLUコードのみなら
ず部門別コード等についても売上データの種類を
指定するようにしてもよい。

なお、PLUコードを順番に記憶させる際に、
レシートナンバを記憶させたり時計回路を設けて
PLUコードが入力された時刻もしくは取引別キ
ーが操作された時刻等を記憶させる等し、キー入
力部に時刻指定キー、レシートナンバ指定キー等
を設け、例えば第６図に示すようにPLUコード
「121」と「113」のいずれかの商品を買つた客を
10時から12時の間に限つて出現数と出現率を求め
てもよく、第７図に示すように同じくレシートナ
ンバ50から100までの間に限つて出現数と出現率
を求めてもよい。そうすれば、さらに細かい顧客
の動向や顧客ごとに買い上げられた商品の相関関
係がわかる。

また、例えば、PLUコード「121」の商品を買
つた客と特定責任者が扱つた客との論理積の出現
数を知りたい場合には登録時において、取引別キ
ーが操作された際に、指定されている責任者別キ
ーの責任者コードをPLUコードメモリ１６に記
憶しておく。そして、指定されたPLUコード、
責任者コード及び論理符合に該当するデータを検
索して、特定責任者の出現数及び出現率を求め記
録紙に印字すればよい。

またさらに、上記実施例では区切コードは現金
売コードを「999」、貸売コードを「998」という
ように区別したが、同一のものでもよく、また
「000」のブランクであつてもよい。

この他、訂正や戻しの時は、PLUコードメモ
リ１６から当該売上データを消去すればよい。

［発明の効果］この発明によれば、特定モードで指定した任意
の条件に合う組み合せの商品別分類だけの客数が
求められ、例えば、パンとバターとを買つた客数
を求めることができるため特売やセツト販売等に
より販売効果があつたか等が判断でき、商品の販
売方法等を検討するうえで非常に有効なデータを
得ることができる。また、全ての商品別分類の客
数を印字出力するものに比べ印字出力を行う場合
のレシート用紙、時間などの無駄を削減でき、か
つ、そのようなものにおいて点検又は精算時点な
どで急に客数を求めたい場合にも任意の条件に合
う組み合せの商品別分類の客数を求めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は実施例を示し、第１図は電子
レジスタの概略システム図、第２図は特定の商品
についての顧客の出現数、出現率を求める場合の
検索、計数、印字の処理動作のフローチヤートを
示す図、第３図〜第５図は出現数等を求める時の
キー操作手順の例とその時の結果データを印字さ
れたレシートを示す図であり、第６図、第７図は
別の実施例のキー操作手順の例を示す図である。１……キー入力部、２……置数キー、４……
PLUキー、５……貸売キー、７……小計キー、
８……現金売キー、１１……CPU（中央処理装
置）、１６……PLUコードメモリ、２２……印字
部。

Claims

【特許請求の範囲】

１入力された商品別分類コードを入力順に記憶
するとともに顧客別の登録の区切りを示す区切コ
ードを記憶する記憶手段と、上記記憶手段内の商
品別分類コードを読み出すモードを指定するモー
ド指定手段と、商品別分類コードの組み合せから
なる条件を任意に指定する指定手段と、上記モー
ド指定手段で上記記憶データを読み出すモードが
指定されている際に、上記区切コードで区分され
るエリア内に上記指定手段で指定された任意の条
件に合う組み合せの商品別分類コードがあるか否
かを検出する検出手段と、この検出手段で検出さ
れた任意の条件に合う組み合せの商品別分類コー
ドを記憶するエリア数を計数して客数を求める計
数手段とを具備してなる電子レジスタ。