JPH0361226B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明はたとえば文書などの画像情報を光デ
イスクに順次記憶し、その画像情報ごとの検索デ
ータをフロツピーデイスクに記憶し、この検索デ
ータにより光デイスクに記憶されている画像情報
を検索して読出す画像情報記憶検索装置に関す
る。

〔発明の技術的背景〕

最近、多量に発生する文書などの画像情報を光
学的な２次元的走査によつて読取り、この読取つ
た画像情報を記憶媒体たとえば光デイスクに順次
記憶しておくとともに、その画像情報個個の検索
データを記憶媒体たとえばフロツピーデイスクに
記憶し、この検索データの入力により光デイスク
に記憶されている画像情報を検索して読出し、そ
れを出力装置たとえばCRTデイスプレイ装置あ
るいは記憶装置で目視し得る状態に出力する画像
情報記憶検索装置が開発され実用化されている。

〔背景技術の問題〕

しかしながら、上記のような画像情報記憶検索
装置では、検索時に表示される検索データだけで
は情報量が少ないため、それを見ただけではその
画像情報がオペレータの必要とする画像情報か否
か判別できず、もしそれを判別しようとするとそ
の１回１回の検索が１枚１枚の画像情報単位で行
われていたため、検索操作に多大な時間と労力を
要するという問題があつた。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、必要とする画像情報か
否かが容易に判別でき、しかも検索操作の軽減化
および検索時間の短縮が図れる画像情報記憶検索
装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、複数の画像情報を第１の記憶手段
で記憶し、この第１の記憶手段により記憶された
複数の画像情報のうちの所定数の画像情報を含む
解説情報群ごとに、この画像情報群に含まれる各
画像情報の頁数および内容を注釈した情報を含む
解説情報を第２の記憶手段で記憶し、上記解説情
報を出力するか否かを第１の指定手段で指定し、
上記解説情報を特定する特定情報を第２の指定手
段で指定し、上記第１の指定手段により上記解説
情報の出力が指定された場合、上記第２の指定手
段により指定される特定情報によつて特定される
上記解説情報を上記第２の記憶手段から読出し、
出力手段で出力させ、この出力手段に出力させた
上記解説情報から所望の画像情報の解説情報を第
３の指定手段で指定し、この指定される上記解説
情報に対応する解説情報を上記第１の記憶手段か
ら読出し、上記出力手段で出力させるようにした
ものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。

第１図および第２図はこの発明の画像情報記憶
検索装置の構成を示すものである。すなわち、１
１は主制御装置であり、各種制御を行なうCPU
１２、メインメモリ１３、少なくとも一単位分
（原稿一頁分）の画像情報に対応する記憶容量を
有するバツフアメモリたとえばページバツフア１
４、画像情報の圧縮（冗長度を少なくする）およ
び伸長（少なくされた冗長度を元に戻す）を行な
う圧縮・伸長回路１５、文字や記号などのパター
ン情報が格納されたパターンジエネレータ１６、
および表示用インターフエイス１７、および後述
するフロツピーデイスク２８から読出されるすべ
てのデータを記憶するタイトルメモリ１８などか
ら成つている。２０は読取装置たとえば二次元走
査装置で、原稿（文書）２１上をレーザビーム光
で二次元走査することにより上記原稿２１上の画
像情報に応じた電気信号を得るものである。２２
は光デイスク装置で、上記二次元走査装置２０で
読取られて上記主制御装置１１を介して供給され
る画像情報および上記主制御装置１１で作成され
るインデツクス情報を光デイスク１９に順次記憶
するものである。上記光デイスク１９はたとえば
ガラスあるいはプラスチツクなどで円形に形成さ
れた基板の表面にテルルあるいはビスマスなどの
金属被膜層がドーナツ形にコーテイングされてい
る。

一方、２３はキーボードで、画像情報に対応す
る固有の検索コードおよび各種動作指令などを入
力するためのものである。２４は出力装置たとえ
ば表示部であるところの陰極線管表示装置（以下
CRTデイスプレイ装置と称する）で、二次元走
査装置２０で読取られて主制御装置１１を介して
供給される画像情報、あるいは光デイスク装置２
２から読出されて主制御装置１１を介して供給さ
れる検索コードや画像情報などを表示するもので
あり、主制御装置１１における表示用インターフ
エイス１７とで大きな意味の画像情報表示装置を
構成している。２５は記憶装置で、二次元走査装
置で読取られて主制御装置１１を介して供給され
る画像情報、あるいは光デイスク装置２２から読
出されて主制御装置１１を介して供給される検索
データや画像情報などをハードコピー２６として
出力するものである。２７はフロツピーデイスク
装置で、上記キーボード２３により入力された検
索コードとこの検索コードに対応する画像情報が
記憶される光デイスク１９上の記憶アドレスとか
らなる検索データをフロツピーデイスク２８に１
つの画像情報ごとに記憶するものである。上記フ
ロツピーデイスク２８は１つの画像情報ごとの検
索データを記憶する画像情報管理情報エリア２８
ａと、一連の画像情報群ごとの画像情報群の管理
情報を記憶する画像情報群管理情報エリア２８ｂ
とによつて構成されている。上記画像情報群管理
情報は第４図に示すように、画像情報群番号、画
像情報群名称、目次および注釈の画像情報が記憶
される光デイスク１９上の記憶アドレス、および
この一連の画像情報に対する画像情報管理情報エ
リア２８ａにおける検索データの記憶開始アドレ
スとによつて構成されている。

第５図は検索データの構成を示すものである。
すなわち、たとえば最大６項目に分割される20桁
分の検索コードと５桁のアドレス情報とからなる
検索桁数となつている。上記アドレス情報は、１
桁分の画像情報長さ（セクタ数）Ｌ、２桁分の画
像情報記憶トラツクアドレス（トラツク番号）
Ｔ・ADR、２桁分の画像情報記憶セクタアドレ
スＳ・ADRよりなつている。

次に、このような構成において動作を説明す
る。まず、画像情報の発録（記憶）について説明
すると、キーボード２３により登録モードに選択
設定し、登録する画像情報の検索コードを投入す
る。これにより、CPU１２はあらかじめ定義さ
れている検索コードのフオーマツトに従つて桁
数、文字種などで入力データの妥当性がチエツク
（周期冗長検査、CRC）され、またすでに登録さ
れている検索コードをチエツクし、２重登録にな
らないかなどのチエツクを行い。それらのチエツ
クの結果正しい検索コードであればメインメモリ
１３に記憶される。そして、原稿を２次元走査装
置２０にセツトし、CPU１２が光デイスク装置
２２および二次元走査装置２０を動作させる。二
次元走査装置２０は、セツトされた文書などの画
像情報を二次元的に走査し、光電変換する。この
光電変換されたライン情報はページバツフア１４
に順次記憶される。このページバツフア１４に一
頁分の画像情報が記憶されたとき、その画像情報
は表示用インターフエイス１７に記憶され、その
画像情報はCRTデイスプレイ装置２４で表示さ
れる。ところで、CRTデイスプレイ装置２４に
表示された画像が満足できるものであつた場合、
記録キー（図示しない）を投入する。すると、
CPU１２はページバツフア１４に記憶されてい
る一単位分の画像情報をライン情報ごとに圧縮伸
長回路１５で周知のMH（モデフアイド・ホフマ
ン）変換により帯域圧縮し、その圧縮したライン
情報を光デイスク装置２２に供給する。これによ
り光デイスク装置２２は供給される画像情報を光
デイスク１９上に記憶する。

この画像情報の記憶が終了すると、CPU１２
は画像情報が記憶されたトラツク番号、開始セク
タ、画像の長さなどの記憶アドレスを検索コード
に対応させてメインメモリ１３に記憶する。つい
で、CPU１２はメインメモリ１３に記憶した検
索データつまり検索コード、トラツク番号、画像
の長さなどをフロツピーデイスク装置２７に供給
する。これにより、フロツピーデイスク装置２７
は供給される検索データをフロツピーデイスク２
８上の画像情報管理情報エリア２８ａに記憶す
る。以後、他の画像情報も同様に動作して光デイ
スク１９上に記憶される。

また、一連の画像情報の目次（画像情報）を登
録する場合は、登録する検索コードとして画像情
報群の番号、画像情報群の名称、ページ名、ペー
ジ番号とともに、目次指定キーたとえば「〓」キ
ーを投入する。以後上述した画像情報の記憶と同
様に動作して光デイスク１９上に記憶される。こ
の画像情報の光デイスク１９への記憶が終了する
と、CPU１２は画像情報が記憶されたトラツク
番号、開始セクタ、画像の長さなどの記憶アドレ
ス検索コードに対応させてメインメモリ１３に記
憶する。ついで、CPU１２はメインメモリ１３
に記憶した検索データつまり画像情報群番号、画
像情報群名称、ページ番号、ページ名称、目次の
記憶アドレス、エリア２８ａにおける記憶開始ア
ドレスをフロツピーデイスク装置２７に供給す
る。これにより、フロツピーデイスク装置２７は
供給される検索データをフロツピーデイスク２８
上の画像情報群管理情報エリア２８ｂに記憶す
る。また、他の目次の画像情報も同様に動作し
て、光デイスク１９上に記憶される。

なお、上記登録動作は第６図のフローチヤート
に示すようになつている。

次に上述したようにして登録された画像情報の
検索について説明する。まず、キーボード２３に
より検索モードに設定する。すると、CPU１２
はCRTデイスプレイ装置２４で「目次だけを出
しますか、YESキーあるいはNOキーを投入して
下さい。」という案内を表示せしめる。これによ
り、オペレータが「YES」キーを投入すると、
CPU１２はタイトルメモリ１８に記憶されてい
る画像情報群の番号および名称などを読出し
CRTデイスプレイ装置２４で表示せしめる。こ
の表示により見たい目次に対する画像情報群の番
号をオペレータがキーボード２３により選択入力
する。これにより、CPU１２は選択された画像
情報群に対応する目次の記憶アドレスつまりトラ
ツク番号および開始セクタ番号をタイトルメモリ
１８から読出し、そのトラツク番号に対応する光
デイスク１９上のトラツクの再生を光デイスク装
置２２で行わせる。すると、CPU１２は光デイ
スク装置２２からの画像情報（圧縮情報）を一走
査ラインごとに圧縮伸長回路１５へ供給し、MH
逆変換による帯域伸長を行つて元の画像情報をペ
ージバツフア１４へ順次供給する。こうして、ペ
ージバツフア１４に再生した１頁分の画像情報が
全て記憶されると、CPU１２はその画像情報つ
まり目次および注釈を表示用インターフエイス１
６を用いてCRTデイスプレイ装置２４上に表示
せしめる。

また、見たい目次の画像情報の番号を複数たと
えば「３〜30」を選択した場合、それに対応する
画像情報が順次上述した動作にしたがつてCRT
デイスプレイ装置２４に表示される。これにより
オペレータは目次およびその注釈をあたかも本の
ページをぱらぱらとめくるが如く、任意の速度で
見ることができる。

そして、上記のようにCRTデイスプレイ装置
２４上に表示される目次および注釈にしたがつ
て、オペレータが欲する画像情報のページ数をキ
ーボード２３により投入する。すると、CPU１
２はタイトルメモリ１８に記憶されている上記画
像情報群に対する情報エリア２８ａにおける検索
データの記憶開始アドレスを読出し、このアドレ
スと選択された目次とによりタイトルメモリ１８
から対応する検索データ内の画像情報のトラツク
番号および開始セクタ番号を読出す。そして、
CPU１２はそのトラツク番号に対応する光デイ
スク１９上のトラツクの再生を光デイスク装置２
２で行わせる。すると、CPU１２は光デイスク
装置２２からの画像情報（圧縮情報）を一走査ラ
インごとに圧縮伸長回路１５へ供給し、MH逆変
換による帯域伸長を行つて元の画像情報をページ
バツフア１４へ順次供給する。こうして、ページ
バツフア１４に再生た１頁分の画像情報が全て記
憶されると、CPU１２はその画像情報を表示用
インターフエイス１６を用いてCRTデイスプレ
イ装置２４上に表示せしめるか、あるいは記録装
置２５でその画像情報のハードコピー２６を発行
せしめる。

また、前記目次だけを出しますかの選択時、
「NO」キーを投入すると、CPU１２はCRTデイ
スプレイ装置２４で「検索コードを入力して下さ
い。」という操作案内を表示せしめる。この案内
にしたがつて、オペレータが検索コードをキーボ
ード２３により投入する。すると、CPU１２は
その検索コードをタイトルメモリ１８に記憶され
ている画像情報の管理情報内の検索コードと順次
比較照合し、入力された検索コードと一致する検
索コードであるか否かを順次チエツクする。一致
する検索データに対しては、その検索コードに対
応する画像情報のトラツク番号および開始セクタ
番号を検索する。そして、CPU１２はそのトラ
ツク番号に対応する光デイスク１９上のトラツク
の再生を光デイスク装置２２で行わせる。する
と、CPU１２は光デイスク装置２２からの画像
情報（圧縮情報）を一走査ラインごとに圧縮伸長
回路１５へ供給し、MT逆変換による帯域伸長を
行つて元の画像情報をページバツフア１４へ順次
供給する。こうして、ページバツフア１４に再生
した１頁分の画像情報が全て記憶されると、
CPU１２はその画像情報を表示用インターフエ
イス１６を用いてCRTデイスプレイ装置２４上
に表示せしめるか、あるいは記録装置２５でその
画像情報のハードコピー２６を発行せしめる。以
後、他の検索も同様に動作して行われる。

なお、上記検索動作は第７図のフローチヤート
に示すようになつている。

なお、前記実施例では画像情報群の目次および
注釈を光デイスクに記憶した場合について説明し
たが、これに限らずフロツピーデイスク側に記憶
しても同様に実施可能である。また、目次および
注釈などの識別情報を画像情報で記憶したが、こ
れに限らずコードで記憶するようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上詳述したようにこの発明によれば、必要と
する画像情報か否かが容易に判別でき、しかも検
索操作の軽減化、および検索時間の短縮が図れる
画像情報記憶検索装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１
図、第２図は全体の構成を概略的に示すブロツク
図、第３図はフロツピーデイスクの記憶例を示す
図、第４図は画像情報群管理情報エリアの記憶例
を示す図、第５図は検索データの記憶例を示す
図、第６図および第７図は動作を説明するための
フローチヤートである。 １１…主制御装置、１２…CPU、１９…光デ
イスク、２２…光デイスク装置、２３…キーボー
ド、２４…CRTデイスプレイ装置、２７…フロ
ツピーデイスク装置、２８…フロツピーデイス
ク、２８ａ…画像情報管理情報エリア、２８ｂ…
画像情報群管理情報エリア。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の画像情報を記憶するとともに、複数の
   画像情報のうちの所定数の画像情報を含む解説情
   報群ごとに、この画像情報群に含まれる各画像情
   報の頁数および内容を注釈した情報を含むひとま
   とめの解説情報を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段により記憶された上記画像情報あ
   るいは上記解説情報を出力する出力手段と、 この出力手段により上記解説情報を出力するか
   否かを指定する第１の指定手段と、 上記解説情報を特定する特定情報を指定する第
   ２の指定手段と、 上記第１の指定手段により上記解説情報の出力
   が指定された場合、上記第２の指定手段により指
   定される特定情報によつて特定される上記解説情
   報を上記記憶手段から読出し、上記出力手段で出
   力させる第１の処理手段と、 この第１の処理手段で上記出力手段に出力させ
   た上記解説情報から所望の画像情報の解説情報を
   指定する第３の指定手段と、 この第３の指定手段により指定される上記解説
   情報に対応する画像情報を上記記憶手段から読出
   し、上記出力手段で出力させる第２の処理手段
   と、 を具備したことを特徴とする画像情報記憶検索装
   置。