JPH0360822A

JPH0360822A - タレットパンチプレス

Info

Publication number: JPH0360822A
Application number: JP19687989A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Arima; 有馬　宜孝
Original assignee: Amada Co Ltd
Current assignee: Amada Co Ltd
Priority date: 1989-07-31
Filing date: 1989-07-31
Publication date: 1991-03-15
Anticipated expiration: 2013-12-02
Also published as: JP2832046B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、ワークに打抜加工を行うタレットパンチプ
レスによる加工方法およびタレットパンチプレスに関す
る。

（従来の技術）従来のタレットパンチプレスは、一つのサーボモータに
よって上部、下部タレットを駆動し、一つのステーショ
ンには、一対のパンチとダイを配置して、このダイに対
するパンチの上下動によってワークのパンチング加工（
打抜き加工）を行うものである。この場合、板厚などの
加工条件は、作業者が判別して設定を行うものであった
。

このため、板厚や、材質等によって、パンチに対するダ
イのプレスクリアランスを変更するときは、その都度、
ダイを交換したり、又は、他の同形状のパンチを用意し
て、異なるプレスクリアランスのダイをステーションに
配置してプレス加工を行う構成であった。つまり、パン
チとダイとが一対として一つの工具を構成する形態であ
る。

（発明が解決しようとする課題）このような一対のパンチとダイとを用意選択してパンチ
ング加工を行う作業では、パンチとダイとの所定のプレ
スクリアランスに決めるための選択操作乃至着脱操作等
に手数を要し、作業能率が高められず、数値制御装置に
よる自動化にも制限を伴い易い。

この発明の目的は、このような従来技術の欠陥を解消す
るもので、一つのパンチに対して、プレスクリアランス
の異なる複数のダイを下部タレットに配置しておき、ワ
ークの厚さや材質等によって最適のプレスクリアランス
のパンチとダイを自動選択しながら、高能率のプレス加
工制御を行わせるタレットパンチプレスによる加工方法
およびタレットパンチプレスを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）この発明は、前記目的を達成するために、上部タレット
にパンチを配置すると共に、下部タレットに同形状で各
々異なるクリアランスのダイを配置し、ワークの材質、
板厚に応じて最適なクリアランスとなるダイを選択し、
次いで前記上部タレット、下部タレットを独立して駆動
せしめ選択されたパンチ、ダイを打抜き加工位置に旋回
割出した後、ワークにパンチとダイとの協働で打抜き加
工を行なうタレットパンチプレスによる加工方法である
。

またこの発明は、パンチを配置した上部タレットと、前
記パンチと同形状で各々異なるクリアランスのダイを配
置した下部タレットと、加工すべきワークの材質、板厚
に応じて前記上部タレット、下部タレットに配置された
パンチ、ダイから最適なクリアランスとなるパンチ、ダ
イを選択する制御装置と、この制御装置によって選択さ
れたパンチ、ダイを打抜き加工位置に旋回割出すため前
記上部タレット、下部タレットを個々に独立して駆動せ
しめる各駆動装置と、を備えてタレットパンチプレスを
構成した。

前記タレットパンチプレスにおいて、さらにワークの板
厚を検出する板厚センサを有したワーククランプを備え
てなるものである。

（作用）上部タレットにパンチを配置し、又下部タレットに各パ
ンチに対して異なるクリアランスのダイを複数毎配置す
る。これら各上部、下部両タレットに配置されたパンチ
、ダイから、例えばワーククランプに備えられた板厚セ
ンサにより材厚を検出し、その板厚に基づき、制御装置
で最適なクリアランスとなるパンチ、ダイか選択される
。さらに各々独立した駆動装置を駆動せしめて上、下部
タレットが旋回され、選択されたパンチ、ダイか打抜き
加工位置に割出される。次いで選択されたパンチとダイ
との協働によってワークに打抜加工が行われる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。

第１図および第２図を参照するに、タレットパンチプレ
ス１は、下部フレーム３と上部フレーム５との間に加工
間隔部７を形成した門型フレームで構成され、正面視は
ぼ長方形状となっている。

この加工間隔部７において、下部フレーム３の上側には
、被加工材であるワークＷをのせて水平方向へ移動自在
にして、フリーベアリング９を配置したワークテーブル
１１．．１．３が設けられている。

又、このワークテーブル１１．１３上にのせるワークＷ
を挾持して移動するワーククランプ１５、及び第３図（
Ａ）、（Ｂ）に示したごとく、このワークＷを打抜き加
工するパンチＰ、Ｑ、Ｒを配置した上部タレット１７と
、ダイＰ１〜Ｐ３　、Ｑ〜Ｑ３　、Ｒ＋　〜Ｒ３等を配
設した下部タレット１９とが前記加工間隔部７に設けら
れている。２１はタレットバンチプレス１の一側に設け
た制御装置としての数値制御装置である。

ワークテーブル１３上には、前記下部フレーム３に設け
られたレール２３によってＹ軸方向（第１図、第２図に
おいて左右方向）へ移動案内されるキャリッジベース２
５と、このキャリッジベース２５に対してＸ軸方向（第
２図において上下方向）へ移動自在に案内されるキャリ
ッジ２７とが設けられている。このキャリッジ２７に設
けられている複数のワーククランプ１５によって、ワー
クＷの端縁部を上下面から挾持して、数値制御装置２１
によってワークＷは所定の設定位置に移動制御される。

ワークテーブル１１は、Ｙ軸方向の中央部にあって、下
部フレーム３に固定した固定テーブルとしているのに対
して、ワークテーブル１３は、この固定テーブルの前後
にあって、−側端をキャリッジベース２５に一体として
Ｘ軸方向へ移動する移動テーブルとしている。

上部タレット１７は、上部フレーム５から垂下するタレ
ット軸２９の下端部に取付けられており、この上部フレ
ーム５の一側部に設けたサーボモータＭｌ　によって、
減速機３１、駆動チェノ３３及び駆動スプロケット３５
等を経て伝動回転する構成である。このような上部タレ
ット１７には、第３図（Ａ）に示されているように、タ
レット軸２９を中心とする同径上に異なる大きさ、又は
形状の金型であるバンチＰ、Ｑ、Ｒを配置している。

又、これら各バンチＰ、Ｑ、Ｒの回転軌跡の上側位置で
プレスセンターには、油圧、クランク乃至カム３７等に
よって昇降するストライカ−３９が設けられており、こ
のストライカ−３９の上下動によって、上部タレット１
７のバンチＰ、ＱまたはＲが打ち降される。又、この上
部タレット１７の外周に対向して、前記駆動チェノ３３
から連動されて一定のタイミング位相のちとに作動され
るショットピンシリンダ４１が設けられており、このシ
ョットピンシリンダ４１に設けられたショットピンによ
る係合を受けて上部タレット１７か所定の位置に旋回停
止制御される。

これに対して、下部タレット１９は、前記タレット軸２
９に対してＹ軸方向の線上において、左方へ偏位した位
置にタレット軸４３を有し、下部フレーム３上において
旋回自在に設けられている。

この下部タレット１９の上面は、ワークテーブル１１．
１３とほぼ同平面にして設け、ワーククランプ１５によ
って移動されるワークＷの加工部分を通過させることが
できる。この下部タレット１９は、下部フレーム３の一
側端部に設けたサーボモータＭ２によって、減速機４５
、駆動チェノ４７、及び駆動スプロケット４９等を経て
伝動回転する構成としている。

又、この下部タレット１９には、第３図（Ｂ）に示され
ているように、タレット軸４３を中心とする同径上に、
前記上部タレット１７の各バンチＰ、Ｑ、Ｒに対向する
ダイＰ１〜Ｐ３、Ｑｌ−Ｑ３、Ｒ１−Ｒ３等が配置され
ている。これらのダイＰ１〜Ｐ３は、バンチＰに対して
打抜き加工のために嵌合面間に所定のプレスクリアラン
スを形成スるものて、このプレスクリアランスは、例え
ばＰｌ　＜Ｐ２　＜Ｐ３のように加工対象物であるワー
クＷの材質により板厚毎に最適のクリアランスとなるよ
うに設定されている。バンチＱとダイＱ〜Ｑ３及びバン
チＲとダイＲ１〜Ｒ３についても同様に構成されている
。

又、この下部タレット１９は、タレット軸４３回りに旋
回することによって、各ダイＰ１〜Ｐ３Ｑ！〜Ｑ３　、
Ｒ＋−Ｒ３が、上部タレット１７の各バンチＰ、Ｑ、Ｒ
と、両タレット軸４３．２９を結ぶ直線上の位置である
ところのパンチングセンター（打抜き加工部ｆｆｆ）Ｔ
で、上下に重合一致し、前記ストライカ−３９によって
バンチＰ、　　ＱＲが打込まれると、下側のダイＰ１〜
Ｐ３　、Ｑ＋〜Ｑ３又はＲ１−Ｒ３等のいずれか一つに
打込嵌合される。

又、下部タレット１９の外周に対向して、前記駆動チェ
ノ４７によって一定のタイミング位相のもとに作動され
るショットピンシリンダ５１か設けられており、このシ
ョットピンシリンダ５１に設けられたショットピンによ
る係合を受けて下部タレット１９が所定の位置に旋回停
止制御される。

第４図において、板厚を検出する板厚センサ５３は、例
えば、ワーククランプ１５に設けられ、ワーククランプ
１５がワークＷを挾持したときの挟持厚さで、ワークＷ
の厚さを検出し、数値制御装置２１へ人力する構成とし
ている。ワーククランプ１５は、下側の受は片５５と、
上側の押え片５７とでワークＷを上下面から挾持するも
ので、受は片５５は基部をキャリッジ２７に取付け、押
え片５７はその受は片５５に対してクランプ軸５つによ
り回動自在に設けられている。この押え片５７の基部に
は、油圧伸縮によるクランプシリンダ６］が設けられ、
このクランプシリンダ６１の作動によって、受は片５５
に対して押え片５７がクランプ軸５９を支点として挾持
回動される構成となっている。このクランプシリンダ６
１の伸出によって、押え片５７の先端部が下側の受は片
５５上面に回動接近して、受は片５５と押え片５７との
間に供給されるワークＷを挾持し、又逆に作動させて、
挾持解放する構成としている。板厚センサ５３は、前記
クランプシリンダ６１にストロークセンサとして設けら
れて、ワーククランプ１５がワークＷを挾持したときの
クランプシリンダ６１の挾持厚さを検出して、板厚の検
出として入力送信する。６３はワークＷのＹ軸方向の挟
持位置を決めるストッパーである。

第１図において、６５はサーボモータＭ、の信号線、６
７はその動力線である。６９はサーボモータＭ２の信号
線、７１はその動力線である。又、７３は板厚センサ５
３の信号線である。これらの各信号線６５．．６９．７
３及び動力線６７．７１等は、数値制御装置２１へ人力
、又は出力制御するように連結している。

板厚センサ５３は、板厚を検出するが、予め設定した板
厚を数値制御装置２１に入力してもよい。

ワークＷの材質は、数値制御装置２１にモード選択スイ
ッチ等によって直接人力操作する構成とするもよい。又
、板厚のみを検出すると第４図の板厚センサ５３の他に
、同時にワーククランプ１５に挾持されるワークＷの材
質、例えば鋼板か、アルミ板かを判別する光学的材質セ
ンサを設けて、数値制御装置２１を人力制御するもよい
。

ワークＷを、ワークテーブル１１．１３上に搬入供給し
て、ワーククランプ１５に挾持させ、キャリッジベース
２５、及びキャリッジ２７等の数値制御装置２］−によ
る制御移動によって、打抜き加工位置の下部タレット１
９と上部タレット１７との間に供給する。数値制御装置
２１には、ワークＷの材質と板厚等とによって、バンチ
Ｐ、Ｑ。

Ｒに対する異なるプレスクリアランスのダイＰ。

〜Ｐ３　　Ｑｌ　〜Ｑ３　、Ｒ＋−Ｒ３等の組合せがプ
ログラムされている。

このため、数値制御装置２１に材質入力と例えばワーク
クランプ１５による挾持時の板厚センサ５３からの板厚
人力があると、設定バンチＰ、　Ｑ又はＲに対する最適
のプレスクリアランスのダイＰＩ−Ｐ３、ＱＩ−Ｑ３、
Ｒ１−Ｒ３のうち一つが選択制御される。

この選択された例えばバンチＰが、サーボモータＭ、に
ょる上部タレット１７の旋回によりパンチングセンター
Ｔに割出されて、ショットピンシリンダ４１で位置決め
される。又、これと同時に、選択された例えばダイＰ１
が、サーボモータＭ２による下部タレット１９の旋回に
よりパンチングセンターＴに割出されて、ショットピン
シリンダ５１で位置決めされる。

このようにしてパンチングセンターＴ上に位置決めされ
たバンチＰが、ストライカ−３９の打下しによって、バ
ンチＰが打圧されて、下部タレット１９のダイＰ、との
間で、ワークＷは所定の形状に打ち抜かれる。

なお、各バンチＰ、Ｑ、Ｒは、形状を異にするが、形状
は同じ大きさ（径）を著しく異にする場合でもよい。ダ
イＰ１〜Ｐ３は、板厚に応じたプレスクリアランスの範
囲内にあって、バンチＰと同形状である。ダイＱ１〜Ｑ
３は、バンチＱに対して選択され、また、ダイＲ１〜Ｒ
３はバンチＲに対して選択されるものである。

なお、この発明は、前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。

〔発明の効果〕

この発明は、前記のような構成とするものであるから、
次のような技術的効果を有する。即ち、打抜き加工をし
ようとするワークの板厚を例えば板厚センサにより検出
することによって、ワークの材質や板厚等に適したプレ
スクリアランスのパンチとダイとが、上部タレットと下
部タレットとの旋回によって自動的に選択制御されて打
抜き加工が行なわれる。而して、パンチに対するダイの
選択が迅速であり、高能率の加工が行われ、自動制御化
を容易にすることができる。又、一つのパンチに対して
複数個のダイか下部タレットに配置されるものであるか
ら、従来のパンチとダイとが一対である形態に比較して
金型の数も少くできる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図はタレッ
トパンチプレスの正面図、第２図は第１図における平面
図、第３図（Ａ）、（Ｂ）は第２図における■矢視部の
上部タレットと下部タレ・ントの拡大平面図、第４図は
第２図における■矢視部のクランプ部の側面図である。１・・・タレットパンチプレス１５・・・ワーククランプ１７・・・上部タレット１つ・・・下部タレット２１・・・数値制御装置２９・・・タレット軸３９・・・ストライカ− ４３・・・タレット軸５３・・・板厚センサＭｌ・・・サーボモータＭ２・・・サーボモータＰ、Ｑ、Ｒ・・・パンチＰｌ　〜Ｐ３　、Ｑ＋　　〜Ｑ３　、Ｒ丁　〜Ｒ３・・
・ダイＴ・・・パンチングセンター

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上部タレットにパンチを配置すると共に、下部タ
レットに同形状で各々異なるクリアランスのダイを配置
し、ワークの材質、板厚に応じて最適なクリアランスと
なるダイを選択し、次いで前記上部タレット、下部タレ
ットを独立して駆動せしめ選択されたパンチ、ダイを打
抜き加工位置に旋回割出した後、ワークにパンチとダイ
との協働で打抜き加工を行なうことを特徴とするタレッ
トパンチプレスによる加工方法。
（２）パンチを配置した上部タレットと、前記パンチと
同形状で各々異なるクリアランスのダイを配置した下部
タレットと、加工すべきワークの材質、板厚に応じて前
記上部タレット、下部タレットに配置されたパンチ、ダ
イから最適なクリアランスとなるパンチ、ダイを選択す
る制御装置と、この制御装置によって選択されたパンチ
、ダイを打抜き加工位置に旋回割出すため前記上部タレ
ット、下部タレットを個々に独立して駆動せしめる各駆
動装置と、を備えてなることを特徴とするタレットパン
チプレス。
（３）前記請求項（２）において、ワークの板厚を検出
する板厚センサを有したワーククランプを備えてなるこ
とを特徴とするタレットパンチプレス。