JPH0359466B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は表示手段に表示されている文章等の用
紙上における実際の寸法を確認出来る表示装置に
関するものである。

［従来の技術及びその問題点］ 文章処理装置、例えばワードプロセツサの文章
等の表示は文章相互間の物理的な相対関係を概念
的に表示する事しか出来なく、用紙上における文
章の実際の寸法はオペレータが面倒な計算をする
か、もしくは用紙上に実施に印刷してみなければ
わからないという不便さがあつた。

［問題点を解決するための手段及び作用］ 本発明は上記の不便さを解決する為に、用紙に
対して文章がどの場所に如何なる寸法で印刷され
るかを、表示手段に表示させる事により、従来の
ような面倒な計算をする事なく、実寸の情報を得
る事を可能とする表示装置を提供するものであ
る。

［実施例］ 以下、本発明に係る一実施例を図面に基き説明
する。

第１図は日本語ワードプロセツサに本発明を適
用した場合の一実施例のブロツク図である。

図において、１はキーボードであり、文字の入
力、左マージンの設定、一行当りの文字数の設
定、文字ピツチの設定、紙サイズの指定を行うキ
ーを備えているものであるが、かかるキーは専用
キーとして独立して設けられていてもよいし、又
は選択されたモードで機能が変化する共通のキー
であつてもよい。但し、カーソル移動を指令する
キー“KK”、及び寸法表示を指令するキー
“DK”は、それぞれ独立したキーとして設けら
れている。２はキーボード制御回路、３はROM
４に記憶されたプログラムに従い本実施例全体の
制御を制御を司るCPUであるマイクロプロセツ
サであり、例えば左マージン、一行当りの文字
数、文字ピツチ、紙サイズのデータ等から右マー
ジンを算出し、後述するRAM８に記憶する。４
は上述した如く本実施例動作を実現する例えば第
３図に示すマイクロプログラムを記憶している
ROM、８は情報の一時記憶に用いるRAMであ
り、RAM８には左マージン、一行当りの文字
数、文字ピツチ、紙サイズデータ等が記憶され
る。５はCRTデイスプレイ、６はCRTデイスプ
レイ制御回路、７はCRTデイスプレイのリフレ
ツシユメモリ、そして９はプリンタである。

第２図は本実施例のレイアウト表示の例を示す
図であり、第１図に示すCRT５上に表示された
パターンを示している。図において、１５は用紙
の外枠を示し、左マージンＬ、右マージンＲの間
に文字のある所を■のマークで示し、文字のない
スペースは□のマークで表示している。そして実
際の文章巾（寸法）が12及び14として表示されて
いる例である。

キーボード１を操作して、左マージン、文字ピ
ツチ、文字数紙サイズ等を設定した後、文字入力
を行うと、文字の有る場所には■のマークが、文
字のないスペースの部分には□のマークが表示さ
れ、CRT５上に第２図（但し、12，14の表示は
行われない）に示す如き表示がなされる。なお、
CRT５は上述の様なマークを表示せずに、従来
広く行われている様に■のマークの個所に文字そ
のものを表示してもよいのは勿論である。

この様な表示がなされている状態で、寸法表示
を行う例を第３図のフローチヤートを用いて以下
に詳しく説明する。

先づカーソルキー“KK”を操作してカーソル
Ｋを移動し、所望の行（例えば最初の行11）に合
わせる。そしてキーボード１上の寸法表示指令キ
ー“DK”を押すと、ステツプ31において指定さ
れた行における表示可能な文字数をカウントす
る。この実施例の場合は22文字である。ステツプ
32においては、RAM８中にすでに格納されてい
る文字ピツチと、前記カウントした文字数を乗算
する。本実施例では文字ピツチが1.2cmであるの
で、乗算結果は26.4cmとなる。続くステツプ33に
おいては、前記乗算結果を予め定められた場所、
例えばCRT１５上の位置１２に表示する。そし
て次に、ステツプ34で最下位行の左マージン、右
マージンの情報をしらべ、ステツプ35で始めに指
定された行を変化がないかどうかを調べる。ここ
で全く同じであれば本処理を終了するが、第３図
に示す様に異なる場合は最下位行の実寸をデイス
プレイする為にステツプ36に進み、最下位行で表
示可能な文字数をカウントして、続くステツプ37
においてステツプ32と同様に文字数を文字ピツチ
を乗算し、ステツプ38において指定された場所、
この場合は場所１４に乗算結果である12.0cmを表
示して処理を終了する。

［発明の効果］ 以上説明した様に本発明にれば、作成した文章
の実寸を表示手段に表示出来るので、写真や、グ
ラフが空スペースにはいるか、はいらないかの判
断が実際に印刷する事なく可能になつた。

また、印刷等を実際に行わなくても、表示レイ
アウトの明確なイメージをオペレータにあたえる
事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例のレイアウト表
示装置のブロツク図、第２図は本実施例のレイア
ウト表示画面図、第３図は本実施例の制御フロー
チヤートである。第４図は本実施例のマイクロプ
ログラムのフローチヤートである。 ここで１……キーボード、DK……寸法表示指
令キー、３……CPU、４……ROM、５……CRT
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数行の文字情報列を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された複数行の文字情報列を
   表示する表示手段と、 該表示手段の表示上で行指定を行うための行指
   定手段と、 該行指定手段により指定された行の文字情報列
   における、先頭の文字情報から末尾の文字情報ま
   での印字したときの実寸法を算出し、表示する寸
   法表示手段とを備えることを特徴とする表示装
   置。 ２ 前記表示手段は記憶手段に記憶された複数行
   の文字情報のレイアウトを表示し、行指定手段は
   そのレイアウト表示上で行指定を行うことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の表示装置。