JPH0358955B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0358955B2 JPH0358955B2 JP59133233A JP13323384A JPH0358955B2 JP H0358955 B2 JPH0358955 B2 JP H0358955B2 JP 59133233 A JP59133233 A JP 59133233A JP 13323384 A JP13323384 A JP 13323384A JP H0358955 B2 JPH0358955 B2 JP H0358955B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- bow
- breaking
- section
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この発明は氷海用船舶に関し、氷海と開氷域の
両方の航行に適した構造を提供することを目的と
する。
両方の航行に適した構造を提供することを目的と
する。
<従来の技術>
“しらせ”等の砕氷艦は第2図に示すように計
画喫水(α)からバラスト喫水(β)にかけて一
定のバウアングルを有する直線部又は曲線部50
を形成し、ここで砕氷を行なう構造となつてい
る。
画喫水(α)からバラスト喫水(β)にかけて一
定のバウアングルを有する直線部又は曲線部50
を形成し、ここで砕氷を行なう構造となつてい
る。
一方商船においては第3図に示すようにバルブ
51と称する球状の船首構造として抵抗の減少を
図るのが一般的である。
51と称する球状の船首構造として抵抗の減少を
図るのが一般的である。
ところで近年砕氷能力を有すると共に商船とし
ての燃費効率や積載能力等の経済性を合わせもつ
所謂砕氷商船の需要が高まつている。しかし、砕
氷商船に第2図に示した構造を適用した場合、航
路の大部分を占める開氷域での推進性能が著しく
落ちる上、載貨重量が大幅に減少する問題があ
る。
ての燃費効率や積載能力等の経済性を合わせもつ
所謂砕氷商船の需要が高まつている。しかし、砕
氷商船に第2図に示した構造を適用した場合、航
路の大部分を占める開氷域での推進性能が著しく
落ちる上、載貨重量が大幅に減少する問題があ
る。
<発明の概要>
本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みてな
されたもので砕氷能力と商用船としての経済性と
を併わせ持つ船舶の構造をを提供しようとするも
のである。
されたもので砕氷能力と商用船としての経済性と
を併わせ持つ船舶の構造をを提供しようとするも
のである。
本発明の船舶においては、計画喫水線に応答す
る部分に砕氷部となる船首直線部が設けられると
共に、該計画喫水線とバラスト喫水線との間の位
置に球状船首部が設けられ、この球状船首部の前
端縁が直線部とされている。この直線部のバウア
ングルは前記船首直線部における船首角とほぼ同
角度の20゜〜70゜とし、この船首の砕氷部に加えて
球状船首部の前縁直線部でも砕氷が行なえるよう
にするものである。
る部分に砕氷部となる船首直線部が設けられると
共に、該計画喫水線とバラスト喫水線との間の位
置に球状船首部が設けられ、この球状船首部の前
端縁が直線部とされている。この直線部のバウア
ングルは前記船首直線部における船首角とほぼ同
角度の20゜〜70゜とし、この船首の砕氷部に加えて
球状船首部の前縁直線部でも砕氷が行なえるよう
にするものである。
<実施例>
以下本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図はその船首部側面図であり、(α)は計
画喫水線、(β)はバラスト喫水線である。計画
喫水線(α)に応答する部分は船首直線部が位置
し砕氷部1となつている。該喫水線(α)とバラ
スト喫水線(β)との間には球状船首部、即ちバ
ルブ2が形成され、その下側、前縁部には更に直
線部3が形成され第2の砕氷部となつている。こ
の直線部3はバラスト喫水線(β)に対応する位
置となつており、そのバウアングルは、船首角即
ち砕氷部1のバウアングルとほぼ等しい角度とな
つている。このバウアングルは具体的には20゜〜
70゜とする。この70゜という角度は実験結果から氷
盤が曲げの力で破壊される上限角度である。言い
換えると小さな砕氷抵抗で氷を割ることが可能な
限界であり、この70゜を超えると圧砕による破壊
が生じ始め砕氷抵抗が大きくなるためである。一
方バウアングルを小さくしすぎると載貨重量が減
少するため20゜を下限とする。なお、商船として
競争力のある載貨重量を保持できるバウアングル
は60゜〜70゜の範囲であり、この範囲とするのが最
も望ましい。
画喫水線、(β)はバラスト喫水線である。計画
喫水線(α)に応答する部分は船首直線部が位置
し砕氷部1となつている。該喫水線(α)とバラ
スト喫水線(β)との間には球状船首部、即ちバ
ルブ2が形成され、その下側、前縁部には更に直
線部3が形成され第2の砕氷部となつている。こ
の直線部3はバラスト喫水線(β)に対応する位
置となつており、そのバウアングルは、船首角即
ち砕氷部1のバウアングルとほぼ等しい角度とな
つている。このバウアングルは具体的には20゜〜
70゜とする。この70゜という角度は実験結果から氷
盤が曲げの力で破壊される上限角度である。言い
換えると小さな砕氷抵抗で氷を割ることが可能な
限界であり、この70゜を超えると圧砕による破壊
が生じ始め砕氷抵抗が大きくなるためである。一
方バウアングルを小さくしすぎると載貨重量が減
少するため20゜を下限とする。なお、商船として
競争力のある載貨重量を保持できるバウアングル
は60゜〜70゜の範囲であり、この範囲とするのが最
も望ましい。
次に船首端のブラントネス(端部曲率半径)は
大きいほど船体が氷盤へ乗り上げやすくなり、そ
の結果氷盤は曲げにより破壊されることになり砕
氷抵抗は小さくなる。従つて砕氷抵抗だけを考え
れば船首端のブラントネスは大きい方が好まし
い。
大きいほど船体が氷盤へ乗り上げやすくなり、そ
の結果氷盤は曲げにより破壊されることになり砕
氷抵抗は小さくなる。従つて砕氷抵抗だけを考え
れば船首端のブラントネスは大きい方が好まし
い。
一方、砕氷商船にとつては航路上の大部分を占
める開氷域の推進性能も極めて重量な要素であ
り、バラスト状態で開氷域を航行する際の推進性
能を考えると直線部3のブラントネスは小さい方
が好ましい。
める開氷域の推進性能も極めて重量な要素であ
り、バラスト状態で開氷域を航行する際の推進性
能を考えると直線部3のブラントネスは小さい方
が好ましい。
従つて、バラスト喫水ではある程度の砕氷抵抗
の増加は犠牲にしても開氷域の推進性能を重視
し、直線部3のブラントネスは一般商船で使われ
ている標準的な値の200mmR前後とするのが望ま
しい。
の増加は犠牲にしても開氷域の推進性能を重視
し、直線部3のブラントネスは一般商船で使われ
ている標準的な値の200mmR前後とするのが望ま
しい。
更にフレームライン形状はV型とするのが望ま
しい。これは氷盤を上から押えつけるように割る
方が砕氷抵抗の上から有利であるためである。
しい。これは氷盤を上から押えつけるように割る
方が砕氷抵抗の上から有利であるためである。
以上の構成において、砕氷部1と直線部3にお
いて夫々砕氷が可能である上、バルブ2を備えて
いるため燃費効率が良い。更に載貨重量も減少す
ることがない。
いて夫々砕氷が可能である上、バルブ2を備えて
いるため燃費効率が良い。更に載貨重量も減少す
ることがない。
<発明の効果>
以上説明したように、本願発明では計画喫水線
に応答する部分のみならず球状船首部の前縁部に
も砕氷箇所を設けることにより、商船等の球状船
首を有する船舶に十分砕氷能力を付与することが
可能となる。また、球状船首を有する商船等を前
提としているため、燃費効率や積載能力等の経済
性および開氷域での推進性能についても従来の砕
氷船と比べて格段にアツプすることに加えて、更
に砕氷箇所のバウアングルがいずれも20゜〜70゜と
適正な載貨重量を保持できる範囲であるため、砕
氷性能をアツプさせた場合でも載貨重量は何ら減
少することがない。
に応答する部分のみならず球状船首部の前縁部に
も砕氷箇所を設けることにより、商船等の球状船
首を有する船舶に十分砕氷能力を付与することが
可能となる。また、球状船首を有する商船等を前
提としているため、燃費効率や積載能力等の経済
性および開氷域での推進性能についても従来の砕
氷船と比べて格段にアツプすることに加えて、更
に砕氷箇所のバウアングルがいずれも20゜〜70゜と
適正な載貨重量を保持できる範囲であるため、砕
氷性能をアツプさせた場合でも載貨重量は何ら減
少することがない。
従つて、本発明の船舶は、砕氷能力と商船とし
ての経済性がともに優れており氷海用の商船とし
て極めて効果が大きいものである。
ての経済性がともに優れており氷海用の商船とし
て極めて効果が大きいものである。
第1図は本発明の実施例を示す側面図、第2図
と第3図は従来船の説明図である。 1……砕氷部、2……バルブ、3……直線部。
と第3図は従来船の説明図である。 1……砕氷部、2……バルブ、3……直線部。
Claims (1)
- 1 計画喫水線に応答する部分に砕氷部となる船
首直線部が設けられると共に、該計画喫水線とバ
ラスト喫水線との間の位置に球状船首部が設けら
れ、該球状船首部の前縁部に、前記船首部におけ
る20゜〜70゜の船首角とほぼ同角度の砕氷部となる
直線部が設けられたことを特徴とする氷海用船
舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59133233A JPS6112487A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 氷海用船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59133233A JPS6112487A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 氷海用船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6112487A JPS6112487A (ja) | 1986-01-20 |
JPH0358955B2 true JPH0358955B2 (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=15099825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59133233A Granted JPS6112487A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 氷海用船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6112487A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6041926A (en) * | 1996-04-10 | 2000-03-28 | The Gillette Company | Dispensing razor blade cartridges used with a handle |
JP2006111045A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Ihi Marine United Inc | 船舶の船首形状 |
FI125245B (fi) * | 2009-03-12 | 2015-07-31 | Aker Arctic Technology Inc | Jääpeitteisissä vesissä toimiva alus tai kelluva rakenne ja sen käyttömenetelmä |
FI125961B (en) * | 2013-12-20 | 2016-04-29 | Aker Arctic Technology Oy | Icebreaker and method of operating an icebreaker |
DK178399B1 (en) * | 2014-06-02 | 2016-02-01 | Aker Arctic Technology Inc | A Marine Vessel |
CN106080988B (zh) * | 2016-08-27 | 2018-08-03 | 南通中远海运川崎船舶工程有限公司 | 一种多体极地航行船 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU918173A1 (ru) * | 1980-04-23 | 1982-04-07 | Palikhov Gleb A | Носова оконечность ледокола |
JPS5843887A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-14 | Hitachi Zosen Corp | 砕氷船 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP59133233A patent/JPS6112487A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SU918173A1 (ru) * | 1980-04-23 | 1982-04-07 | Palikhov Gleb A | Носова оконечность ледокола |
JPS5843887A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-14 | Hitachi Zosen Corp | 砕氷船 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6112487A (ja) | 1986-01-20 |
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