JPH0358202A - シミュレーション機能付数値制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は加工プログラムを能率的に編集するシミュレ
ーション機能付数値制御装置に関するものである。

［従来の技術］ 被加工物を加工プログラムにしたがって加工すべく工作
機械を数値制御するシミュレーション機能付数値制御装
置（以下Ｎ．Ｃ装置と記す）は、通常上記加工に先立ち
工具の加工経路をＣＲＴなどの画面上でシミュレーショ
ンするシミュレーション手段、上記シミュレーション結
果に基ずき上記加工プログラムにおける工具の加工経路
データの修正等を行なうプログラム編集手段、上記シミ
ュレーション手段によるシミュレーション機能もしくは
プログラム編集手段によるプログラム編集機能を切換選
択する機能切換手段等を備えている。

第６図は従来のＮＣ装置（１）の構成を示すブロック図
である。図において、（２）はＣＰＵ，（３）はＲＯＭ
であり、ＣＰＵ　（２）によりアクセスされ，例えば、
上記シミュレーション手段やプログラム編集手段の機能
を生じる各種制御プログラムが記憶されている。（４）
はＲ　Ａ　Ｍであり、テープ（５）からテープリーグ（
６）を介して入力された上記加工プログラムが記憶され
ている。

（７）はＮＧ装置（１）の機能選択や各種データの入力
用キーボード、（８）はキーボード（７）のインターフ
エイス、（９）はＣＲＴ、（１０）はＣＲＴコントロー
ラ、（ｉＢは工作機械（１２）を駆動回路（１３）を介
してコントロールするサーボコントローラである。

第７図はＮＣ装置（１）の外観図であり、この図を用い
て操作を行うキーについて説明する。第７図において、
（ｌ４）は操作パネル、（ｌ５）はシミュレーション、
プログラム編集時の機能を選択するキー．（１６）は各
機能における各種操作を選択するための操作選択キー、
（ｌ７）は加工プログラムのデータ入力キーであり，フ
ァイル指定又は編集時に加工プログラムの修正等を行う
場合に使用される。（ｌ８）はカーソルを動かすカーソ
ル制御キー、（ｌ９）はデータの最終的な入力を確定す
るインプットキーであり、上記キー（ｌ５）〜（１９）
にてキーボード（７）を構成している。なお、（９Ａ）
はＣＲＴ　（９）の画面を示す。

第８図はシミュレーション時におけるＣＲＴ画面（９Ａ
）の例を、第９図は加工プログラムの編集時のＣＲＴ画
面（９Ａ）の例を示す。

次に第６図〜第９図により従来例の動作について説明す
る。

従来のＮＣ装置（１）は、工具の加工経路のシミュレー
ションを実行した場合、第８図に示すように、画面（９
Ａ）の右側に工具（２０）の加工経路（２１）を表示し
、左側にその加工プログラム（２２）が奔示される。そ
して、実行中のプログラムステップ（２３）については
色分け表示される。そのプログラムステップ（２３）を
、後述のプログラム編集時に参照したい場合には、上記
プログラムステップ（２３）の内容をオペレータが記憶
しておき、加工プログラム（２２）の編集時にオペレー
タが記憶しておいた上記プログラムステップ（２３）の
内容を頼りにサーチして、参照したい上記プログラムス
テップ（２３）を捜しだし、第９図に示すごとく画面（
９Ａ）に表示する。

すなわち、機能選択キー（１５）によりシミュレーショ
ン機能を選択すると、ＲＯＭ　（３）に記憶され、ＣＰ
Ｕ　（２）によりアクセスされてシミュレーション機能
を生じる制御プログラムが実行される。その時ＣＲＴ　
（９）の表示画面（９Ａ）の特定箇所にカーソルが点燈
するので、その指示に従いデータ入力キー（１７）によ
りファイル名を入力する。入力されたファイル名の加工
プログラム（２２）はＲＡＭから読み出され、第８図の
ように画面（９Ａ）の左側に表示されると共に、ＣＰＵ
　（２）によりステップ順にアクセスされてシミュレー
ションが実行される。この実行結果として、画面（９Ａ
）の右側に工具（２０）の加工経路（２１）を表示し、
左側に、実行中のプログラムステップ（２３）が色分け
表示される。

また、機能選択キー（ｌ５）によりプログラム榎集機能
を選択すると、プログラム編集機能を生じる制御プログ
ラムが実行される。ここで、データ入力キー（１７）に
より指定ファイル名を入力し、カーソル制御キー（１８
）及びデータ入力キ−（１７）等を適宜操作し、第９図
に示すように上記加工プログラム（２２）のシミュレー
ションの実行時に発見した修正を必要とするプログラム
ステップ（２３）を読出し、必要な加工データの編集を
行ない、インプットキー（１９）を押すことにより、再
編集された加工プログラム（２２）がＲＡＭ　（４）に
格納される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のＮＧ装置は以上のように構成されているので、工
具の加工経路のシミュレーション実行中に発見した加工
プログラムの修正を必要とするプログラムステップを、
後の加工プログラムの編集時に参照したい場合には、オ
ペレータはそのステップの内容、もしくはそのステップ
の近傍のステップの目印となる内容を記憶しておき、プ
ログラム編集時に、その目印をたよりに上記プログラム
ステップを捜さねばならず、手間がかかり、また参照す
るプログラムステップが複数の場合には上記ステップが
存在する箇所を正確に記憶しておくことがオペレータに
とって困難であるなどの問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、プログラム編集時に参照するプログラムス
テップを自動的に検索できるＮＣ装置を得ることを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るシミュレーション機能付数値制御装置は
複数のプログラムステップからなる加工プログラムの実
行により、画面上で行なう工具の加工経路のシミュレー
ションを一時的に停止させるシミュレーション停止手段
と、上記シミュレーションの一時的な停止時に、上記加
工プログラムのプログラムステップに名称を付加する名
称付加手段と、上記加工プログラムの編集を行なうに際
し、上記名称付加手段により名称を付加されたプログラ
ムステップを上記画面上に読出す名称付加プログラムス
テップ読出し手段とを備えたものである。

［作　用１ この発明におけるシミュレーション停止手段は複数のプ
ログラムステップからなる加工プログラムの実行により
、工具の加工経路のシミュレーションを画面上で行なう
に際し、上記シミュレーションを一時的に停止させ、名
称付加手段は上記シミュレーションの一時的な停止時に
、上記加工プログラムのプログラムステップに名称を付
加し、名称付加プログラムステップ読出し手段は上記加
工プログラムの編集に際し、上記名称付加手段により名
称を付加されたプログラムステップを上記加工プログラ
ム中から検索して上記画面上に読出す。

［発明の実施例］ この発明の一実施例を第１図〜第５図により説明する。

ＮＣ装置のハードウエアの構成を示すブロック図は第６
図に、またＮＧ装置の外観図は第７図に示した従来のＮ
Ｃ装置（１）と同様であり改めて説明することを省略す
る。なお、従来例と同一符合で示したものは従来例のそ
れと同一、もしくは相当するものを示す。

第１図はこの発明の一実施例に係る、ＮＣ装置（１）の
主要機能をブロックで示した図である。

図において、（３０）は工具の加工経路のシミュレーシ
ョンを実行するシミュレーション機能を有するシミュレ
ーション手段，（３１）は停止キーが押された場合に上
記シミュレーションを停止状態にするシミュレーション
停止手段（以下停止手段と記す）、（３２）はシミュレ
ーションの停止状態時に加工プログラム（２２）の実行
中のプログラムステップに名称を付ける名称付加手段で
ある。（３３）は加工プログラム（２２）を編集するプ
ログラム編集機能を有するプログラム編集手段、（３４
〉は加工プログラム（２２）の名称を付加されたプログ
ラムステップ（２３）を検索する名称検索手段である。

　　（３５）はキーボード（７）の機能選択キー（】５
）の操作により入力された機能設定を判断し、上記シミ
ュレーション手段（３０）およびプログラム編集手段（
３３）のいずれか一方を選択切換えする機能切換手段、
（３６）は指定されたファイルをＲＡＭ　（４）から読
出すプログラム読出し手段、（３７）は名称付加手段（
３７）により名称が付加されたプログラムステップ（２
３）をこれと対応する名称が付加される以前のプログラ
ムステップと差替えられた加工プログラムを、またはプ
ログラム編集手段（３３）により編集された加工プログ
ラムをＲＡＭに書込むプログラム書込手段、（３８）は
上記各種手段による実行内容をＣＲＴ　（９）に表示さ
せるためのＣＲＴ表示手段である。上記名称検索手段（
３４）およびＣＲＴ表示手段（３８）により、上記名称
付加手段（３２）により名称を付加されたプログラムス
テップを上記ＣＲＴ　（９）の画面（９Ａ）上に読出す
名称付加プログラムステップ読出し手段を構成する。な
お、上記シミュレーション手段（３０）〜ＣＲＴ表示手
段（３８）はＲＯＭ　（３）に記憶され、上記それぞれ
に対応する制御プログラム上に構築されており、上記制
御プログラムをＣＰＵ　（２）にて実行することにより
それぞれの手段が有する機能を生じる。

第２図および第３図はこの実施例におけるＣＲＴ（９）
の画面（９Ａ）の表示部構成例を示す。

第２図はシミュレーション時におけるＣＲＴ画面（９Ａ
）の表示例であり、第８図に示したものに対して機能追
加に必要な名称入力エリア（３９）と、実行停止キー（
１６Ａ）が追加され、さらに名称入力用としてのデータ
入カキー（ｌ７）の詳細内容を示したものである。第３
図はプログラム編集時におけるＣＲＴ画面（９Ａ）の表
示例であり、第８図に示したものに対して機能追加に必
要な名称入力エリア（４０）と、名称検索実行キー（１
６Ｂ）が追加され、さらに名称入力用としてデータ入力
キー（ｌ７）の詳細内容を示したものである。

第４図および第５図はそれぞれ上記のように構成された
ＮＣ装置（１）のシミュレーション時およびプログラム
編集時のフローチャートである。

以下、これらのフローチャートについてその動作を述べ
る。

第４図において、ステップ（１００）でスタートし、ス
テップ（１０１）で目的とする加工プログラム（２２）
を格納したファイルのファイル名を指定し、ステップ（
１０２）で上記指定されたファイルの加工プログラム（
２２）をプログラム読出し手段（３６）により読出し、
第２図に示すようにＣＲＴ画面（９Ａ）の左側に適切な
数のプログラムステップのブロックを表示すると共に、
再度その先頭のプログラムステップより１ステップずつ
読出し、ステップ（１０３）で加工プログラム（２２）
が終了か否か終了判定を行ない、終了でなければステッ
プ（１０４）でそのプログラムステップ（２３）をＣＲ
Ｔ画面（９Ａ）に色分け表示すると共に、ステップ（１
０５）でシミュレーションに必要な座標コード変換を行
なう。さらに、ステップ（１０６）で現在位置している
座標からの補開演算を行ない、ステップ（１０７）で第
２図示すようにＣＲＴ画面（９Ａ）の右側に工具（２０
）の加工経路（２ｌ）をシミュレーション表示する。次
にステップ（１０８）で停士キ−（１６Ａ）が押されて
いるか判断し、押されていればステップ（１０９）でシ
ミュレーションを停止し、ステップ（１　１　０）で名
称入力画面部分（３９）にデータ入カキー（１７）によ
り任意の名称を入力し、ステップ（１　１　１）でプロ
グラムステップ（２３）に上記名称を付加し、ステップ
（１０２）に戻る。また、ステップ（１０８）で停止キ
ー（１６Ａ）が押されていない場合にもステップ（１０
２）に戻り、次の１ステップを読み出し、ステップ（１
０３）で加工プログラムの終了判定が出るまで上記ステ
ップを繰り返し、終了判定が出ればステップ（１１２）
で、上記名称を付加されたプログラムステップに修正さ
れた加工プログラムを対応する以前の加工プログラムと
差替えのため、プログラム書込み手段（３７）により上
記ステップ（１０１）で指定したものと同一ファイルに
書込み、ステップ（１　１　３）で終了する。

次に、第５図のフローチャートについてプログラム編集
時の動作を述べる。図において、ステップ（’２００）
でスタートし、ステップ（２０１）でシミュレーション
時と同様にファイル名を指定し、ステップ（２０２）で
プログラム読出し手段（３６）により上記ファイルから
加工プログラム（２２）を読出し、ステップ（２０３）
で第２図に糸すように、その先頭からＣＲＴＷＩ面（９
Ａ）に適切な数のプログラムステップのブロックを表示
する。次に、操作者はステップ（２０４）で名称サーチ
を含む各種編集処理のうちから操作選択キー（１６）の
キー人力により、目的とする編集処理を選択する。それ
ゆえ、ステップ（２０５）で、操作選択キー（１６）の
うちの名称サーチキ−（１６Ｂ）が押されているか判断
し、このキー（１６Ｂ）が押されていればステップ（２
０６）で名称入力画面部分（４０）に、データ入カキー
（ｌ７）を用い、第４図のステップ（１１０）で指定し
、入力した名称と同一の名称を入力する。

次に、ステップ（２０７）で、加工プログラム（２２）
における、指定された名称を付加されたプログラムステ
ップ（２３）の検索処理を行ない、ステップ（２０８）
で発見されたならば、ステップ（２０９）で指定された
名称を付加されたプログラムステップ（２３）について
画面位置更新を行ない、ステップ（２０４）に戻る。も
し、ステップ（２０８）で指定された名称を付加された
プログラムステップ（２３）が発見されなければステッ
プ（２０４）に戻る。ステップ（２０５）でその他のキ
ーが押されていればステップ（２　１　０）で各種編集
処理を行ない、ステップ（２１１）で編集終了の判断を
行ない、終了でなければステップ（２０３）に戻って終
了となるまで上記ステップを繰り返し、編集終了と判断
されればステップ（２　１　２）で、上記編集された加
工プログラムを対応する以前の加工プログラムと差替え
のため、プログラム書込み手段（３７）により上記ステ
ップ（２０１）で指定したものと同一ファイルに書込み
、ステップ（２　１　３）でこのフローチャートを終了
する。

上記実施例ではプログラムステップに付加した名称を、
加工プログラムの編集の際に、上記プログラムステップ
をサーチするためのキーワードとして用いた例を示した
が、同じく編集の際に、転記、移動、削除等の範囲指定
のためのキーワードとしても用いることができる。

また、名称一覧画面を設け、この名称一覧画面を用いて
上記サーチ、転記、移動、削除等の指定を行うことがで
きる。

さらに、名称は複数であってもよく、シミュレーション
画面において、工具の加工経路表示の他に名称を付けた
部分を表示することもできる。

また、上記実施例では加工プログラム中の名称は、編集
画面では見えない内部情報としたが、コメント情報とし
て編集画面の加工プログラム中に表示されてもかまわな
い。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、シミュレーションの
実行を一時的に停止し、工具の加工経路データの編集に
参照する加工プログラムのプログラムステップに名称を
付加しておき、上記加工プログラムの編集に際し、上記
名称を付加されたプログラムステップを画面上に読出す
ように構成したので、上記加工プログラムの編集作業を
能率的に行なえるものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例によるＮＣ装置の主要機
能を示したブロック図、第２図は第１図で示したＮＧ装
置における工具の加工経路のシミュレーション時のＣＲ
Ｔ表示例、第３図は同じくプログラム編集時のＣＲＴ表
示例、第４図は第ｌ図で示したＮＣ装置のシミュレーシ
ョン時のフローチャート、第５図は同じくプログラム編
集時のフローチャート、第６図は従来およびこの発明の
一実施例に共通なＮＧ装置の概略構成を示すブロック図
，第７図はＮＣ装置の外観図、第８図は従来のＮＣ装置
におけるシミュレーション時のＣＲＴ表示例を示す図、
第９図は同じくプログラム編集時のＣＲＴ表示例を示す
図である。図において、（１）はＮＣ装置、（２）はＣ
ＰＵ，（３）はＲＯＭ．（４）はＲＡＭ，（７）はキー
ボード，（９）はＣＲＴ、（９Ａ）はＣＲＴ画面、（２
２）は加工プログラム、（２３）はプログラムステップ
、（３０）はシミュレーション手段、（３１）はシミュ
レーション停止手段、（３２）は名称付加手段、（３３
）はプログラム編集手段、（３４）は名称検索手段、（
３５）は機能切換手段、（３６）はプログラム読出し手
段、（３７）はプログラム書込手段、（３８）はＣＲＴ
表示手段、（３９）は名称入力エリアを示す。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のプログラムステップからなる加工プログラムの実
   行により、画面上で行なう工具の加工経路のシミュレー
   ションを一時的に停止させるシミュレーション停止手段
   と、上記シミュレーションの一時的な停止時に、上記加
   工プログラムのプログラムステップに名称を付加する名
   称付加手段と、上記加工プログラムの編集を行なうに際
   し、上記名称付加手段により名称を付加されたプログラ
   ムステップを上記画面上に読出す名称付加プログラムス
   テップ読出し手段とを備えたシミュレーション機能付数
   値制御装置。