JPH0677208B2 - Nc装置の加工プログラム作成方式 - Google Patents

Nc装置の加工プログラム作成方式

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JPH0677208B2
JPH0677208B2 JP61281395A JP28139586A JPH0677208B2 JP H0677208 B2 JPH0677208 B2 JP H0677208B2 JP 61281395 A JP61281395 A JP 61281395A JP 28139586 A JP28139586 A JP 28139586A JP H0677208 B2 JPH0677208 B2 JP H0677208B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、NC装置(数値制御装置)の加工プログラムを
作成するための方式に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、NC装置の加工プログラムを作成する方式として、
加工プログラムを1ブロックずつ入力して行き、1ブロ
ック入力毎にそのブロックの動作確認を行ない、この動
作を繰返すことで加工プログラムを完成させる方式があ
った。
しかしながら、この加工プログラム作成方式では、加工
プログラムの先頭ブロックから順番に、1ブロックずつ
入力していかなければ動作の確認を行なうことが出来
ず、任意ブロックの修正や確認を行ないたい場合も多
く、加工プログラムの作成,修正における操作性や効率
が悪い欠点がある。
(発明の目的) 本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本
発明の目的は、NC装置の加工プログラムの作成の際、任
意の時点で任意のブロック区間の動作確認を可能とし、
加工プログラムの作成,修正の操作性及び効率を良くし
た加工プログラム作成方式を提供することにある。
(発明の概要) 本発明はNC装置の加工プログラム作成方式に関するもの
で、表示装置に表示されたプログラム記憶部内の加工プ
ログラムを見ながら編集操作指令により当該加工プログ
ラムを編集していくNC装置の加工プログラム作成方式に
おいて、指令を受付けて前記編集操作指令か動作確認指
令かを判別する指令受付判別部と、前記プログラム記憶
部内の加工プログラムを解析するプログラム高速解析部
と、前記解析した結果に基づきシミュレーション指令を
生成するシミュレーション指令生成部と、前記シミュレ
ーション指令に従いシミュレーションを実行するシミュ
レーション実行部とを具備し、前記動作確認指令により
加工プログラムの作成時の任意の時点で作成中の前記加
工プログラムを先頭から高速解析し当該加工プログラム
の任意のブロック区間のシミュレーションを行なうこと
で、前記加工プログラムの作成と同時に視覚的に動作確
認を行ない得るようにしたものである。
(発明の実施例) 第1図はこの発明方式を実現する装置のブロック構成を
示しており、キーボード等からの指令INを入力して、編
集指令EDであるか、又はシミュレーションによる動作確
認を行なう動作確認指令OCであるかを判別する指令受付
判別部1と、作成された加工プログラムを記憶するプロ
グラム記憶部3と、指令受付判別部1からの編集指令ED
に従って編集を行なう編集操作部2と、プログラム記憶
部3に記憶されている加工プログラムを読出してCRT等
の表示装置5に表示するためのプログラム表示部4と、
指令受付判別部1からの動作確認指令OCに基づいてプロ
グラム記憶部3に記憶されている加工プログラムを高速
解析するプログラム高速解析部6と、解析された加工プ
ログラムに従ってシミュレーション指令SIを生成するシ
ミュレーション指令生成部7と、生成されたシミュレー
ション指令SIに基づいてシミュレーションを実行するシ
ミュレーション実行部8とで構成されている。そして、
編集操作部2と、プログラム記憶部3と、プログラム表
示部4と、表示装置5とによって一般的なスクリーンエ
ディタを構成している。スクリーンエディタの機能は、
スクリーンモードにおいては表示装置5上を自由に移動
できるカーソル位置に入力された1文字を格納し、コマ
ンドモードにおいてはカーソル位置の1文字を削除する
とか、空白(スペース)を挿入するとか、或いは指定し
たブロック区間を他の位置に移動したり、コピーすると
いった機能で、この他にも加工プログラムの作成効率を
高めるためのいくつかの機能を有している。
このような構成において、その動作を第2図のフローチ
ャートを参照して説明する。
指令受付部1においてキーボード等から入力された指令
INを付受付け(ステップS1)、これがプログラム編集を
行なう編集操作指令であるのか(ステップS2)、シミュ
レーションによる動作確認を行なう動作確認指令OCであ
るのか(ステップS4)、編集終了指令であるのか(ステ
ップS8)を判別する。そして、いずれにも該当しない場
合は、無意味な入力指令と見なしてステップS1へリター
ンし、指令受付の待機状態となる。入力された指令INが
編集操作指令の場合には、キーボード等の入力に従って
て編集操作部2及びプログラム記憶部3が協働して、オ
ペレータは表示装置5の画面を見ながら編集操作を行な
うことができる(ステップS3)。編集操作指令の入力に
よって上記動作を繰返して行ない、修正や編集等で作成
した加工プログラムをプログラム記憶部3に格納する。
一方、指令INとして動作確認指令OCが入力された場合は
指令受付判別部1でこれが判別され、プログラム高速解
析部6に動作確認指令OCが入力されることにより、ブロ
ック区間の直前のモーダル情報を確立する目的と、ブロ
ック区間の情報を得る目的とで、プログラム記憶部3に
格納されている加工プログラムの先頭ブロックから、動
作確認をすべきブロック区間(1ブロックもしくはそれ
以上の複数ブロック)の最後のブロックまでを高速解析
する(ステップS5)。従って、任意の時点で任意のブロ
ック区間の指令情報が確立するので、シミュレーション
による動作確認が可能となる。シミュレーション指令生
成部7はプログラム高速解析部6で得られたブロック区
間直前のモーダル情報と、ブロック区間の指令情報とか
ら、動作確認をすべきブロック区間のシミュレーション
指令SIを生成する(ステップS6)。そして、シミュレー
ション実行部8はこのシミュレーション指令SIを実行
し、実行結果を表示装置5に表示することで視覚的にシ
ミュレーションによる動作確認を行なうことができる
(ステップS7)。
なお、上記ステップS1,S2,S4,S8において入力された指
令INが編集終了指令である場合には、ステップS8におい
てシーケンス終了となり、加工プログラムの作成作業は
終了となる。
次に、第3図のワーク形状ABCDを切削する加工プログラ
ムを作成する場合を例に挙げて、本発明を説明する。な
お、上記ワークのAB部分とBC′D′の部分の形状は同一
である。
シーケンス動作を開始し、先ず点Aから点Bまでの形状
を切削する加工プログラムを作成する。前述したように
編集操作部2と、プログラム記憶部3と、プログラム表
示部4とで一般的なスクリーンエディタを構成してお
り、プログラムを1文字ずつ入力したり、文字削除やコ
ピー等の機能を有している。したがって、上記ステップ
S1,S2,S3においてプログラム作成のために必要な1文字
を入力し、以下この入力を繰返すことによって加工プロ
グラムを作成して行く。そして、点Aから点Bまでの形
状の加工プログラムは、相対位置指令によって作成す
る。この部分では、動作確認すべきブロック区間は1ブ
ロック入力毎に入力されたブロックのみと指定してお
き、動作確認指令OCをキーボード等から入力してシミュ
レーションを実行させて動作確認を行なう(ステップS
1,S2,S4〜S7)。この動作を繰返して、点Aから点Bま
での加工プログラムを作成している途中の表示状態を第
4図に示す。
次に、BCDの形状を切削するプログラムを作成する。こ
こでAB部分とBC′D′の部分の形状が同一であることに
着目し、スクリーンエディタの一般的機能であるコピー
機能を用いてシーケンス番号N003〜N006までをコピー
し、C′に至る指令をCまでの指令に修正して作成する
方が効率が良い。このようにしてBCDの形状の加工プロ
グラムを作成した表示状態を第5図に示す。ここでは、
各シーケンス番号及びシーケンス番号N09のZの指令値
を修正している。この後、今作成したシーケンス番号N0
7〜N10までの4ブロックをブロック区間とした動作確認
指令OCを入力し、上述と同様にシミュレーションを実行
して動作確認を行なう。この場合の表示状態を第6図に
示す。
もし、動作確認をしたブロック区間において、作成した
加工プログラムに誤りがあることが検出された場合に
は、スクリーンエディタ機能によって直ちに誤り個所の
修正が可能である。さらに修正後、再度修正個所あるい
は修正個所を含む複数ブロックをブロック区間とした動
作確認が可能である。
最後にプログラム終了コードのブロックを入力すること
により、第3図に示すワークの切削プログラムが完成す
る。このようにして加工プログラムが完成した後、編集
終了指令を入力することによりシーケンスを終了させ
る。
なお、上述の実施例では説明を簡単にするため、動作確
認として位置指令のみのシミュレーションを行なってい
るが、送り機能指令,主軸回転指令,工具指令,補助機
能指令等のシミュレーションも同一構成で行なうことが
可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明方式では、加工プログラムの編集中
に、任意の時点で任意のブロック区間のシミュレーショ
ンによる動作確認が可能であり、加工プログラムを作成
しながら、即ち編集操作を一旦終了することなく、作成
者が必要と判断した時に動作確認指令により必要なブロ
ック区間のみの動作確認を行なうことができ、誤りが発
見された場合には即座に編集操作指令による修正および
動作確認指令による再確認ができるので、正しい加工プ
ログラムを作成するための作業効率が非常に高い。さら
に、スクリーンエディタや文字削除、コピーといった編
集操作機能を併用することで複数ブロックを一括して扱
う過程においても充分に生かすことができるので、従来
の技術の1ブロックづつ扱う工程に比べて操作性や効率
がより向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方式を実現する装置の一例を示すブロッ
ク構成図、第2図は本発明方式の動作例を示すフローチ
ャート、第第3図はワークの加工形状を示す図、第4図
〜第6図は本発明による表示状態の一例を示す図であ
る。 1……指令受付判別部、2……編集操作部、3……プロ
グラム記憶部、4……プログラム表示部、5……表示装
置、6……プログラム高速解析部、7……シミュレーシ
ョン指令生成部、8……シミュレーション実行部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置に表示されたプログラム記憶部内
    の加工プログラムを見ながら編集操作指令により当該加
    工プログラムを編集していくNC装置の加工プログラム作
    成方式において、指令を受付けて前記編集操作指令か動
    作確認指令かを判別する指令受付判別部と、前記プログ
    ラム記憶部内の加工プログラムを解析するプログラム高
    速解析部と、前記解析した結果に基づきシミュレーショ
    ン指令を生成するシミュレーション指令生成部と、前記
    シミュレーション指令に従いシミュレーションを実行す
    るシミュレーション実行部とを具備し、前記動作確認指
    令により加工プログラムの作成時の任意の時点で作成中
    の前記加工プログラムを先頭から高速解析し当該加工プ
    ログラムの任意のブロック区間のシミュレーションを行
    なうことで、前記加工プログラムの作成と同時に視覚的
    に動作確認を行ない得るようにしたことを特徴とするNC
    装置の加工プログラム作成方法。
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