JPH0357988B2 - - Google Patents

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JPH0357988B2
JPH0357988B2 JP59189632A JP18963284A JPH0357988B2 JP H0357988 B2 JPH0357988 B2 JP H0357988B2 JP 59189632 A JP59189632 A JP 59189632A JP 18963284 A JP18963284 A JP 18963284A JP H0357988 B2 JPH0357988 B2 JP H0357988B2
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JP
Japan
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warp
yarn
width
yarns
twisted
Prior art date
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JP59189632A
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English (en)
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JPS6170042A (ja
Inventor
Mikio Oohara
Noriaki Koname
Norihisa Yamaguchi
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
<技術分野> 本発明は実質的に無撚の熱可塑性合成繊維マル
チフイラメント糸をインターレース処理した糸条
を経糸として用いる衣料用無撚織物の製造方法に
関するものであり、更に詳しくは製織後経糸の糸
間隔紐に起因する経筋欠点のない高品位の衣料用
無撚織物(以下に用いる“織物”または“無撚織
物”の語句は衣料用無撚織物を指称する)の製造
方法に関するものである。 <従来技術> 熱可塑性合成繊維マルチフイラメント糸を用い
て織物を製造する際その製織性を向上させる為、
即ち経糸の毛羽発生防止を目的として糸条に
80T/m〜200T/mの撚りを与える方法或いは
糸条を集束固定する為糊剤を6〜8%付与した後
製織する方法がとられてきた。 前者の撚りを与える方法はマルチフイラメント
糸条に安定、均一な集束性を付与することから製
織時において毛羽の発生もなく、又得られた製品
の品位も良好であるが、効率の悪い撚糸工程を必
要としコスト的に非常に不利である。その理由と
しては第1に一工程の別工程を必要とすること、
第2に撚糸時の毛羽や断糸による歩留りロス等で
経糸のコストは高くなることが挙げられる。一
方、後者の糊付方法もやはりコスト的に不利であ
ることの外に、糊付けされた糸条の集束性がマル
チフイラメント間で異なる場合が多く、織物製品
となつた後経品位の面から必ずしも満足できるも
のではない。 しかるに、上述の二つの方法はいずれもコスト
的に不利であることからこの欠点を解決する方法
として近年になりマルチフイラメントにインター
レース処理する方法が用いられている。このイン
ターレース糸を経糸に用いる場合、マルチフイラ
メントのフイラメント数が比較的少ない場合には
非常に有利な方法であるが、フイラメント数が増
加した場合、例えば30フイラメント以上の場合に
はインターレースによる結束部が製織後も残存し
てしまい、光沢斑即ちイラツキを生じ織物品位を
著しく低下させてしまう。これは織物とした後で
も経糸にはインターレースによる結束部が残存
し、結果的には糸巾が不均一になつていることに
よる。 <発明の目的> 本発明の目的はフイラメント数が比較的多いマ
ルチフイラメントを経糸として用いる織物を製織
するに際し、製織後の糸巾を均一として、イラツ
キのない経品位の良好な衣料用無撚織物を提供す
ることにある。 <発明の構成> 本発明者等は経糸中のインターレースによる集
束部が織物で不可避的に残存する場合には経糸自
体をむしろ糊剤により集束しておいてから製織に
供するとき、経糸糸巾が均一になるという驚くべ
き事実を見出し、本発明に到達した。 かくして、本発明によれば 単糸デニールが1.4〜3.0デニール、フイラメン
ト数が20〜50本であるような熱可塑性合成繊維マ
ルチフイラメント糸を経糸及び緯糸として用いて
無撚織物を製造するに当り、該経糸として交絡度
が10〜25個/mのインターレース糸を用い、且つ
これに2〜4%(対経糸重量)の糊剤を付与して
から、経糸密度が105〜120本/インチ、緯糸密度
が経糸密度より低い状態で製織することを特徴と
する衣料用無撚織物の製造方法が提供される。 以下、添付図面により本発明を説明する。 本発明で言う熱可塑性合成繊維マルチフイラメ
ント糸とはポリエステル特にポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド特にナイロン−6、ナイロ
ン−66等からなるフイラメント糸が挙げられる。
かかるフイラメント糸は一般に単糸繊度が1.4〜
3.0デニールフイラメント数が20〜50就中30〜50
のものが有利に使用される。 このようなフイラメント糸を経糸として用いる
に当つては先ず該糸周知のインターレース処理を
施し交絡度が10〜25個/mのインターレース糸を
得る。ここで、交絡度が10個/m未満では作業性
が悪く、又、25個/mを越えると残存結束部が顕
著になり経糸糸巾を均一にもたらすことが困難に
なる。次に、かかる交絡糸に対経糸重量で2〜4
%の糊剤を付着させる。この糊剤の付着量が2%
未満では経糸糸巾を均一に調整することができな
い。一方、4%を越えると経糸が過度に固着さ
れ、逆に糸巾に斑が出易くなる。又糊剤としては
澱粉、アクリル糸の糊剤等天然、合成糊剤が任意
に使用される。 かくして交絡サイジングされた経糸は通常の方
法で製織に供される。製織時に考慮すべきことは
経糸密度でありあまり、粗くても或いは密であつ
ても無撚織物としては用途が制限されるので、一
般には経糸密度105〜120本/インチの範囲から採
択すればよい。 <発明の作用> 第1図は比較的フイラメント数の少ない(例え
ば12フイラメント)場合のインターレースされた
マルチフイラメントをモデル的に示す。この場合
は全体として均一なインターレース即ち、強い結
束部を生じ難いことから経糸として用いられた
後、経糸糸巾は均一となる。これに対して第2図
に示す如く、フイラメント数が20〜50フイラメン
トの場合には強いインターレース部を生じ、この
場合の結束部は経糸として用いた際、そのまま経
糸巾斑を生じてしまう。 更にフイラメント数が多くなると第3図に示す
如く、インターレースが全体が強く、全体的には
又均一とも言える。この第3図に示す糸を経糸と
して用いた場合には強いインターレースによる光
沢斑は別として経糸糸巾斑に起因する経筋斑は生
じにくい。 第4図は経糸糸巾の均一な織物のモデルを示
し、経糸糸巾xが均一な例を示し、このような織
物は経糸糸巾斑による経筋は生じない。第5図は
経筋を生じた織物の例を示し、例えば第2図に示
すような不均一インターレースの糸条を用いた例
であつて、経糸糸巾x1、x2、x3に斑を生じるもの
である。 ここで、本発明により、第4図に示すような、
経糸糸巾が均一な織物を得られるのは経糸のフイ
ラメント数の増加に伴い不可避的に残存する結束
部の存在をボヤカスために、糊剤により経糸糸条
を予め円形に近い状態に集束させてから製織に供
すると、糊抜き後においても前記集束状態が実質
的に維持され、糸巾が均一になるものと考えられ
る。 これに対して同じインターレース糸を経糸とす
る無撚織物において、該経糸を極力偏平化(2段
積)させ経筋を防止する試みは特公昭57−25658
号公報等により知られているが、本発明はこれら
の提案とは全く逆の方向にある。 事実、上記公報では経糸(50〜70デニール)の
糸巾として0.249mm以上に維持する必要がある旨
述べられているが、本発明では糸巾が0.195〜205
mmという極めて狭い範囲に調整されその結果、経
筋の問題が解消される。(尚、特開昭57−117988
号公報および同57−112425号公報には、フイラメ
ント糸にインターレースと糊付処理とを施すとい
う概念自体は開示されている。しかし、前者は、
インクリボン用の基布の製織に当り、経糸の毛
羽、断糸を克服することを目的とし、他方後者
は、元々布帛に織れないアラミド糸をして首尾よ
く製織することを目的としているだけで、経糸の
糸巾の均一化のために、必要な構成については何
等記載されていない。) 実施例1〜3、比較例1〜4 ナイロン6マルチフイラメント、70デニール34
フイラメントを用い、第1表に示す各インターレ
ースを付与し、そのインターレースマルチフイラ
メントを経糸として用いて織物を得た。この場合
経糸は整経時3.5%の糊をサイジングした。又、
緯糸は70デニール24フイラメントの無撚無インタ
ーレース糸を用いた。織り規格は経糸密度は115
本/インチ、緯糸密度は90本/インチで行なつ
た。
【表】 ここでインターレース度はフツクドロツプ法で
測定した。一方、経糸糸巾は染色仕上げ織物の表
面を顕微鏡を用いて測定した。相い隣り合う経糸
20本をその長手方向に対し10mmに亘つて測定し、
その最大巾と最小巾を求めた。 また、経筋は管能検査を行なつたものである。 更に、製織性はWJLでの経糸因による停台回
数で4回/日以上の停台を生じるものを不良とし
た。 第1表から明らかなことは比較例1、2はイン
ターレース度が少なく糸条の集束性不良から得ら
れた織物の経筋は良好であるがその製織性が不良
である。逆に、インターレース度が高いと強イン
ターレース部と比較的集束の弱い部分とで経糸糸
巾斑を生じ、経筋が不良となる。実施例1〜3に
示すように、インターレース度が10〜25個/mだ
と経糸糸巾斑は小さく経筋を生じず、かつ製織性
も良好である。 実施例4〜6、比較例5〜7 ナイロン6マルチフイラメント、70デニールを
用い、その際フイラメント数は第2表に示すよう
に変更した。インターレース度は各マルチフイラ
メント共15〜20個/mを付与した。用いた緯糸、
サイジング、織り規格は実施例1と同様であつ
た。
【表】 比較例5、6はフイラメント数が各々12、16と
少ない為いわゆる単糸繊度が大きく、経糸として
用いた場合マルチフイラメントの持つバルキー性
に乏しい。それ故、経糸密度115本/インチにお
いて経糸巾が十分広くなく経糸糸巾x(特にmin)
が小さく、結局経筋を生じる。 実施例4〜6はフイラメント数が24〜48(単糸
繊度が2.9d/f〜1.4d/f)であり経糸糸巾が適
正範囲内にあり経筋斑を生じない。従つて第4図
に示される様な均一な織物構造を示す。比較例7
はフイラメント数の多いもので、インターレース
部が強固であることから経糸糸巾が不均一で経筋
改正を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は種々のインターレース糸の側面
図、第4図は本発明による無撚織物の平面図、第
5図は比較例である無撚織物の平面図である。 x1,x2,x3,x……経糸糸巾。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単糸デニールが1.4〜3.0デニール、フイラメ
    ント数が20〜50本であるような熱可塑性合成繊維
    マルチフイラメント糸を経糸及び緯糸として用い
    て無撚織物を製造するに当り、該経糸として交絡
    度が10〜25個/mのインターレース糸を用い、且
    つこれに2〜4%(対経糸重量)の糊剤を付与し
    てから、経糸密度が105〜120本/インチ、緯糸密
    度が経糸密度より低い状態で製織することを特徴
    とする衣料用無撚織物の製造方法。 2 経糸のフイラメント数が30〜50本である特許
    請求の範囲第1項記載の衣料用無撚織物の製造方
    法。
JP59189632A 1984-09-12 1984-09-12 無撚織物の製造方法 Granted JPS6170042A (ja)

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JPS6433239A (en) * 1987-07-28 1989-02-03 Asahi Chemical Ind Production of fabric
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JPS6170042A (ja) 1986-04-10

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