JPH0357669A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は熱転写記録装置に関し、特に複数種類の熱転
写用インクシートを用いて、例えば多色の画像を描写す
る熱転写記録装置に関するものである。

［従来の技術］ この発明の先行技術としては、本願出願人が昭和６３年
１２月８日に出願した特願昭６３−３１０３８８号「熱
転写記録装置」　（以下先行出願という〉がある． この先行出願にかかる発明は、熱転写記録によって多色
の画像を描写する目的で、それぞれ色の異なる熱転写イ
ンクシートを個別に保持する熱転写シートストック部と
、この熱転写シートストック部から所望の熱転写インク
シートを取り出す熱転写シート選択機構とを設けている
． ［発明が解決しようとする課題コ 上記のような先行出願にかかる発明においては、それぞ
れ色の異なる複数の熱転写インクシートを効率よく使用
できる熱転写記録装置を得ることができるが、この先行
出願にかかる発明では、所望の種類の熱転写インクシー
トをシートストック部から取り出す場合、及び再びシー
トストック部に格納する場合に、シート選択機構だけの
運動によって行っている。そのためシートストック部側
においても、シート選択機楕側においても、シート巻き
取りローラの軸を把持する（シ一ト巻き取りローラはそ
の軸のまわりに回転する必要があるので、回転軸を直接
把持するのではなく、この回転軸の両端部に設けられ、
この回転軸を回転自在に保持する端部保持軸を把持する
のであるが）把持機構が複雑になり、２つの把持機構の
間での端部保持軸の受け渡しに相当な力が必要になると
いう問題点があった。

この発明はかかる課題を解決するためになされたもので
、２つの把持機構の間での端部保持軸の受け渡しが容易
にできる熱転写記録装置を提供することを目的としてい
る． ［課題を解決するための手段コ この発明にかかる熱転写記録装置は、シートストック部
においては端部保持軸を水平方向左方ヘだけ着脱自在な
形態で把持するようにし、シート・選択機構においては
端部保持軸を垂直方向上方へだけ着脱自在な形態で把持
するようにしたものである。

［ｆ′ｒ−用］ この発明においては、シートストック部においては端部
保持軸を水平方向左方へだけ着脱自在な形態で把持する
ようにし、シート選択機構においては端部保持軸を垂直
方向上方へだけ着脱自在な形態で把持するようにしたの
で、端部保持軸の受け渡しにおける運動機構を簡略化す
ることが可能となる． ［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す斜視図で、図において（
１〉はインクシートストック部、（２）はサーマルヘッ
ド、（３）はプラテン、（４）は記録紙、（５）はシー
ト交換部材（先行出願のシート選択機構に相当する〉、
（１０−１）はインクシートストック部（１）にストッ
クされる第１のインクシート用ローラ対（後節で説明す
る〉から展張されたインクシート（一符号より後の数値
はインクシート用ローラ対の番号を示す。以下、この番
号を省略して説明する〉、（１１）はシート巻き取りロ
ーラ、（１２）はシートストックローラ、（１３）はシ
ート巻き取りローラの端部保持軸、（１４）はシートス
トックローラの端部保持軸、（１５〉はシート巻き取り
ローラ軸把持機構、（１６）はシートストックローラ軸
把持機構、（１７〉はローラ保持部材、（１８）はスト
ック部駆動装置、（２１）はサーマルヘッド上下駆動用
モータである． また（５１）はシート交換部材駆動装置用モータ、（５
２〉はシート交換部材駆動装置用ベルト、（５３〉はシ
ート交換部材（５）のアングルで、く５・１）．，（５
２）．（５３）によりシート交換部材駆動装置が構戒さ
れている。（５４）はシート交換部材（５）の軸把持機
構、〈５５）はインクシート巻き取りモータを示す． 次の第２図は、第１図に示すインクシートストック部（
１）にストックされている複数のインクシート用ローラ
対の内、１対のインクシート用ローラ対を示す平面図及
び側面図で、図において第ｌ図と同一符号は同一部分を
示し、＜１３１）．（１４１）はそれぞれ回転軸、（１
３２）は回転軸（１３１）に設けられた歯車、（１５１
），（１６１）はそれぞれ軸把持機構（１５），（１６
）の可動片を示す。

第２図に示すように、インクシート用ローラ対はシート
巻き取りローラ（１１），シートストックローラ（１２
），ローラ保持部材（１７）とから構成され、インクシ
ート（１０）はシート巻き取りローラ（１１）とシ一ト
ストックローラ（１２）とに巻き取られており、ローラ
保持部材（１７）には巻き取りローラ軸把持機構（１５
〉とストックローラ軸把持機構（１６）とが設けられて
いる． 回転軸（１３１），＜１４１）は端部保持軸（１３），
（１４）によって回転自在に保持されており、軸把持機
構（１５），（１６）がこれらの端部保持軸（１３），
（１４）を把持している。

そして可動片（１５１），（１６１）は、ある限度以上
の力が加えられると弾性力に抗して開放され、加えられ
た力から開放されると弾性力によって閉１（第２図に示
す状態）するようになっており、端部保持軸（１３），
（１’４）が把持ａ横（１５），（１６）からの逸脱す
るのを防止するようになっている． また、巻き取りローラ用軸把持機構（１５〉には端部保
持軸（１３〉の水平方向左方への着脱を可能にする着脱
用開放孔（１５２）が設けられる．次の第３図は、第１
図に示すストック部駆動装！（１８）の動作を説明する
ための側面図で、図において第１図，第２図と同一符号
は同一部分を示し、（１−１），（１−２）．（１−３
＞・はそれぞれ第１，第２，第３の・・・インクシート
用ローラ対、（１８１）はローラチェーン、（１８２）
は鎖歯車である．なお、ローラチェーンは第１図に示す
ように一対となっているが、第３図にはその片側だけを
示している。

次の第４図は、第１図に示すシート交換部材〈５〉の構
造を示す平面図及び立面図で、図において第１図と同一
符号は同一部分を示し、（５６）はインクシート巻き取
りモータ〈５５〉によって駆動される歯車、（５４１）
は可動片、（５４２）は着脱用開放孔である。

次の第５図は、シート交換部材駆動装置の動作を説明す
るための図で、第工図と同一符号は同一部分を示し、（
５６），（５７），（５８），（５９〉はそれぞれベル
ト車、（６０）はベルトで、このベルト（６０）の一部
が第１図におけるシート交換部材駆動装置用ベルト〈５
２〉となっている。

ベルト車（５６〉はシート交換部材駆動装置用モータ（
５１）によって駆動され、ベルト（６０）の両端と、ベ
ルト車（５６），（５７）とが固定されているので、シ
ート交換部材駆動装置用モータ（５１〉でベルト車（５
６〉を回転することによって、アングル（５３）が左右
に移動し、アングル（５３）に固定されているシート交
換部材〈５）全体がアングル（５３）の移動に伴って左
右に移動するようになっている。

そしてこのシート交換部材（５）の移動を容易にするた
めに、アングル（５３）側とその反対側とには、ガイド
レールが設けられているが、反対側のガイドレールは第
１図では省略してある。

シート交換部材（５）が移動する場合、左端の位置を仮
に展張位置とし、右端の位置を仮に交換位置とし、展張
位置と交換位置とを結ぶ方向を仮に水平方向とし、展張
位置は交換位置の左方にあるものとすると、第３図に示
すストック部駆動装置（１８）は、選択した任意のイン
クシート用ローラ対を交換位置まで移動させることが可
能なように構成されており、且つこの交換位置の近傍で
は水平方向に対して直角な垂直方向にシート交換部材（
５）が移動する．この移動経路上の交換位置の上方の位
置を交換準備位置と称することにする。

次の第６図は、巻き取りローラ軸把持機構（１５）と交
換部材（５）の軸把持機構（５４）との間における、端
部保持軸（１３）の受け渡し状況を示す図で、第２図，
第４図と同一符号は同一部分を示す．但し第６図では、
可動片（１５１）．（５４１）を省略している。

第６図（Ａ）に示すように、端部保持軸（１３）がシー
ト巻き取りローラ軸把持機構（１５）に把持されている
場合は、シート交換部材（５）を左から右へ駆動してそ
の軸把持機構（５４）を交換位置に置く。このとき使用
すべきインクシートに対ずるシ一ト巻き取りローラ軸把
持機Ｍ（１５）は、交換準備位置にあるが、把持機楕（
５４）が交換位置に置かれると、シート巻き取りローラ
軸把持機構（１５）は降下して、交換位置に到り、両方
の把持ｆｉｔｌ？（１５），（５４）で共に端部保持軸
（１３）を把持し、第６図（Ｂ）に示す状態となる。

この状態から把持機構（５４）を左方向に移動すると、
端部保持軸（１３）は把持機楕（１５）から外れ、把持
機楕（５４）に把持された状態で左方へ移動する。この
ときシ一トスｌ・ツクローラ（１２）の回転軸（１４１
）が回転して、インクシー｝−　（１０）が展張される
。

展張位置では第１図に示すように、第２図に示す歯車（
１３２）と第４図に示す（５６）とが係合し、シート巻
き取りローラ〈１１）の回転軸（１３１〉を駆動するこ
とが可能な状態になる。

シート巻き取りローラ（１ｌ）をインクシートストック
部（１）に格納する場合には、展張した後、第６図（Ｃ
）に示す関係位置にある把持部材（１５）に対し、同図
（Ｄ）のように左方から把持部材（５４）を交換位置ま
で移動し、同図（Ｅ）のような状態｛同図（Ｂ）に示す
状態と同じ状態｝にした後、同図（Ｆ）に示すように把
持部材（１５）を上方に移動すればよい。

なお以上の説明における上方及び左方は、一般的には交
換位置から交換準備位置へ向かう方向及び交換位置から
展張位置へ向かう方向となり、この二つの方向は互いに
垂直になるように設計されている。

次の第７図は、第１図に示すサーマルヘット（２〉を中
心とする部分を示す正面図で、図において第１図と同一
符号は同一部分を示し、（２２）はサーマルヘッド（２
）を上下するレバーである。

レバー（２２〉はサーマルヘッド上下駆動用モータ（２
１）から歯車（図示せず）を介して駆動される．そして
第７図に示すサーマルヘッド（２）の下降位置では、押
さえ部材（２３）によってインクシート（１０）を記録
紙（４）上に圧接している。

インクシート巻き取りモータ（５５）は、展張位置にお
いて歯車（５６），（１３２）を介してシート巻き取り
ローラ（１１）の回転軸（１３１）を回転させ、インク
シート（１０）の巻き取りを行う。

なお第３図に示す実施例では、インクシートローラ対の
２個のローラは上下方向に配列され、ローラチェーン（
１８１）で駆動されるようになっているが、このような
構造に限らず、種々のストック部駆動装置（１８）を用
いることができる．第８図はストック部駆動装置（１８
）の設計例を示す図で、第３図と同一符号は同一又は相
当部分を示し、（１８３）は回転軸である。

この第８図において、図（Ａ）は第３図に示す構造とし
た例、図（Ｂ）はローラ（１１），（１２〉を左右方向
に配列した例、図（Ｃ）はローラ（１１），（１２）を
斜め方向に配列した例、図＜Ｄ）はインクシート用ロー
ラ対を回転軸により駆動する例をそれぞれ示す。

［発明の効果］ この発明は以上説明したように、簡単な構造で複数種類
のインクシートのうちから所望のインクシートを容易に
選択できる装置を得ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図はイ
ンクシートローラ対を示す平面図及び側面図、第３図は
ストック部駆動装置の動作を説明するための図、第４図
はシート交換部材の構造を示す平面図及び立面図、第５
図はシート交換部材駆動装置の動作を説明するための図
、第６図は巻き取りローラ軸把持機構と交換部材の軸把
持機構との間における端部保持軸の受け渡し状況を示す
図、第７図はサーマルヘッドを中心とする部分を示す正
面図、第８図はストック部駆動装置の設計例を示す図。 （１〉　・・・インクシートストック部、（２）・サー
マルヘッド、（３）・・・プラテン、（４）・・・記録
紙、（５）・・・シート交換部材、（１０）・・・イン
クシート、（１１）・シート巻き取りローラ、（１２）
・・・シートストックローラ、（１３），（１４）　　
・・・端部保持軸、（１５）・・・シート巻き取りロー
ラ軸把持機構、（１６）・・・シ一トストックローラ軸
把持機構、（１７）・・・ローラ保持部材、（１８〉・
・・ストック部駆動装置、（２１〉・サーマルヘッド上
下駆動用モータ、（５１），（５２），（５３）・・・
シート交換部材駆動装置、（５４〉・・・シート交換部
材の軸把持機構、（５５）・・・インクシート巻き取り
モータ．なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
すものとする。 第 ３ 図 ５５ 第 ４ 図 ５６．５７、５８　．　５９ プーレー ６０：ベルト 第５図 第６図 第７ 図 （Ａ） （Ｂ） 第８ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラテン上で記録紙とインクシートとを重ね、該インク
   シートのインクワックス層を該記録紙の記録面に合わせ
   、該インクシートのベースフィルムを介してサーマルヘ
   ッドから熱を加え、インクワックスを溶融した後に該記
   録紙と該インクシートとを分離し、上記溶融したインク
   ワックスを該記録紙に付着させる熱転写記録装置におい
   て、インクシートの長さ方向に直角な線がシートストッ
   クローラの軸に平行になるように該インクシートの長さ
   方向の一端をシートストックローラに固定し、該シート
   ストックローラの軸にその軸が平行になるように配置さ
   れたシート巻き取りローラに、該インクシートの長さ方
   向の他端を固定し、該インクシートを該シートストック
   ローラと該シート巻き取りローラとに巻き取った状態に
   おいて、該シートストックローラの両端の軸を回転自在
   に保持する端部保持軸を把持するシートストックローラ
   軸把持機構と、該シート巻き取りローラの両端の軸を回
   転自在に保持する端部保持軸を把持するシート巻き取り
   ローラ軸把持機構とを有するローラ保持部材とによって
   構成されるインクシート用ローラ対、 互いに異なるインクシートに対するインクシート用ロー
   ラ対を含む複数対のインクシート用ローラ対を、すべて
   のローラの軸が互いに平行となり、且つ上記サーマルヘ
   ッドの配列線に平行となる状態に保持するインクシート
   ストック部、 このインクシートストック部を駆動して上記複数対の内
   の所望のインクシート用ローラ対を交換準備位置及びこ
   の交換準備位置から直線運動により交換位置に位置させ
   るように制御するストック部駆動装置、 上記交換位置にあるインクシート用ローラ対のシート巻
   き取りローラの端部保持軸と平行で且つ同一高さにある
   端部保持軸を把持する軸把持機構が両端に設けられたシ
   ート交換部材、 このシート交換部材を上記交換位置と上記交換準備位置
   を結ぶ直線に直角な方向に展張位置まで移動させるよう
   制御するシート交換部材駆動装置、上記サーマルヘッド
   を上記プラテンに対し上下するサーマルヘッド上下駆動
   装置、 上記シート巻き取りローラ軸把持機構に設けられ、把持
   する端部保持軸を、上記交換位置から上記展張位置へ向
   かう方向への着脱を可能にする着脱用開放孔、 上記シート交換部の軸把持機構に設けられ、把持する端
   部保持軸を、上記交換位置から上記交換準備位置へ向か
   う方向への着脱を可能にする着脱用開放孔、 上記サーマルヘッドを上方に待避させた状態において、
   上記交換部材を上記展張位置から上記交換位置まで駆動
   し、上記交換部材の軸把持機構により把持されているシ
   ート巻き取りローラの端部保持軸を上記シート巻き取り
   ローラ軸把持機構に挿入し、上記交換位置にあるインク
   シート用ローラ対を上記交換準備位置の方向へ駆動し、
   上記交換部材の軸把持機構から上記シート巻き取りロー
   ラの端部保持軸を外し、上記交換部材を上記シートスト
   ック部の運動の邪魔にならぬ位置まで待避させ、次に使
   用すべきインクシート用ローラ対を交換準備位置に位置
   させ、上記交換部材を交換位置に位置させた後、交換準
   備位置にあるインクシート用ローラ対を交換位置まで移
   動させてシート巻き取りローラの端部保持軸を上記交換
   部材の軸把持機構に挿入し、上記交換部材を上記展張位
   置まで移動しながらインクシートを展張し、展張終了後
   上記サーマルヘッドを上記プラテン上に下降させて、展
   張されたインクシートを記録紙に圧接するよう制御する
   シーケンス制御手段、 上記展張位置において上記交換部材の軸把持機構に保持
   されたシート巻き取りローラの軸に係合してこの軸を回
   転させるインクシート巻き取りモータ、 を備えたことを特徴とする熱転写記録装置。