JPH0357598A - トランスファプレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】

（産業」二の利用分野） この発明は、トランスファプレス装置に関し、より詳し
〈は、一つのプレスステージに複数のプレス型を設ける
ようにしたトランスファプレス装置に関するものである
。 （従来の技術） 一般に、トランスファプレス装置は、積層されたワーク
を一枚ずつ取」二げて供給するディスクックフィーダ、
複数のプレスステージ、および各プレスステージ間でワ
ークを搬送する送り用フィーダ等を備えている。上記の
トランスファプレス装置は、各プレスステージ毎に上下
一組のプレス型を設けて一種類のワークを成形し、他の
ワークを成形する場合にはその都度プレス型を交換して
いた。 このようなトランスファプレス装置は，例えば、昭和５
８年４月に山海堂が発行した「自動車工学全書・第１９
巻」の第１２７頁などに記載されており、広く知られて
いる。 （発明が解決しようとする課題） ところで、上記したようなトランスファプレス装置にあ
っては、長尺状などのワークを複数種類或形しようとす
る場合、これらの大きさがプレスステージ内で同時に型
取り可能であるならば、つのプレスステージに複数のプ
レス型を設けることも不可能ではない。このようにすれ
ば、煩雑なプレス型の交換作業を省いたり、型費を節約
したりすることが可能となるが、下記の事情により実現
することが困難であった。 この種のトランスファプレス装置では、ディスタックフ
ィーダが、第一工程となるプレスステージの中心（ワー
クの流れの側方から見た中心）に合わせてワークを供給
するようになっている。このため一つのプレスステージ
に複数のプレス型を設けるにあたり、選択されたプレス
型にワークを供給することができるようにディスタック
フィーダを改造したり、選択されたプレス聖にワークを
置き換えることができるように送り用フィーグのグリッ
パを移動可能にしたりすることが考えられたが、前者の
場合には、改造費が非常にかかると共に、ディスタック
フィーグの汎用性が損われる恐れがあり、後者の場合に
は、グリッパの駆動装置類によって送り用フィーグの重
量が増大し、耐久性や生産サイクルが低下する恐れがあ
った。 したがって、従来のトランスファプレス装置にあっては
、一つのプレスステージに複数のプレス型を設けること
を実現するうえでの課題を有していた。 （発明の目的） この発明は、上記したような従来の課題を解決するため
に威されたもので、ディスクックフィーダおよび送り用
フィーダの機能等を損わずに、つのプレスステージに複
数のプレス聖を設けることを実現し、トランスファプレ
ス装置の機能を高めることを目的としている。

【発明の構成】

（課題を解決するための手段） この発明によるトランスファプレス装置は、ディスクッ
クフィーダから供給されたワークを送り用フィーダによ
り複数のプレスステージに順次搬送してプレス成形する
トランスファプレス装置において、各プレスステージに
、ワークの流れの前後方向に複数のプレス型を並設し、
ディスクックフィーダと第１プレスステージとの間に、
前記ワークを選択されたプレス型に対応する位置にオフ
セットする振分け装置を設けた構戊をもって、従来の課
題を解決するための手段としている。 （発明の作用） この発明によるトランスファプレス装置では、ディスタ
ックフィーダと第１プレスステージとの間にワークの振
分け装置を設けている。これにより、ディスタックフィ
ーダは、プレスステージの中心に合わせてワークを供給
していたのと同様に、振分け装置の中心に合わせてワー
クを供給すれば良い。また、振分け装置においてワーク
をオフセントするので、送り用フイーダでそのまま搬送
することによって前記ワークを目的のプレス型に供給し
得る。さらに、他のワークを或形する場合には、振分け
装置においてワークのオフセット位置を変更すれば、同
様に送り用フィーダによって前記ワークを該当するプレ
ス型に供給するので、プレス型を交換せずに他のワーク
を成形し得ることとなる。 （実施例） 以下、この発明の一実施例を第ｌ図〜第６図に基づいて
説明する。 すなわち、第１図に示すトランスファプレス装置１は、
先に概要を説明すると、クラウン２ａと複数のコラム２
ｂとから成るフレーム２の一端側（図中の左端側）に、
ディスタックフィーダ３を備え、前記フレーム２の他端
側ヘワークを流すようになっている。前記フレーム２内
には、昇降するスライド４とその下側に相対向するポル
スタ５とか備えてあって、前記スライド４およびポルス
タ５の間に、第１から第５までの五つのプレスステージ
Ｓ１〜Ｓ５が直列に設けてある。 そして、前記ディスタックフィーダ３と第１プレスステ
ージＳ１との間に、ワークの振分け装置６が設けてある
。また、この実施例では、第２と第３のプレスステージ
Ｓ２　，Ｓ３の間に、非成形工程がある。前記振分け装
置６、各プレスステージＳｌ−Ｓ５および非成形工程の
間は、同一のピッチに設定してあって、このピッチに合
わせて往復動する送り用フィーダ７でワークを順次搬送
する。 以下、各構成を詳しく説明する。 前記ディスクックフィーダ３は、フレーム８の下側に、
積層されたワークＷを載置したテーブル９が搬入される
。前記フレーム８の上部には、ワークＷを一枚ずつ取上
げるバキュームカップ付のりフタ（図示略）、リフタか
ら受けたワークＷをローラコンヘア１０へ送るマグネッ
トコンベア１１、およびローラコンベア１０上のワーク
Ｗを振分け装置６へ搬送するキャリア（図示略）等々を
備えている。 前記各プレスステージＳ１〜Ｓ５ほ、スライド４および
ボルスタ５に設けた上下のホルタ１２，１３によってそ
れぞれ構威されており、各上下のホルタ１２，１３には
、ワークの流れの前後方向に二組のプレス型１４．１５
が並設してある。これら二組のプレス型１４．１５は、
外形的にはほぼ同一寸法であって、プレスステージの中
心（ワークの流れの側方から見た中心）Ｓｃに対して各
々の中心Ｐ，，Ｐ２が同距離となる対称位置に設けてあ
るが、或形するものが異なる。なお、各ステージにおけ
るプレス型１４．１５は、図上では同一符号としたが、
当然成形工程に応じたポンチやタイを備えている。 前記振分け装置６は、第２図〜第５図に示すように、ポ
ルスタ５に固定するベース１６上にフレーム１７を介し
てテーブル１８を設け、このテーブル１８上に、ワーク
の流れ方向へ往復動可能な受け台１９を備えている。前
記受け台１９は、テーブル１８上の一対のガイドレール
２０，２０にそれぞれ設けたスライダ２１に固定され、
二本ノエアシリンダ２２．２３によって駆動される。前
記両エアシリンダ２２．２３は、テーブル１８上におい
て、互いのロッド２２ａ，２３ａの先端が向き合う状態
で且つ前記ガイドレール２０と平行に配設してあり、前
記受け台１９の下面中央のブラケット２４に各ロッド２
２ａ，２３ａを連結している。また、前記受け台１９は
、上面の中央および両側に、ワークＷの流れ方向の前・
後縁部を保持する受け駒２５が取付けてある６さらに、
各ガイドレール２０の両端部近傍には、受け台１９の往
復動範囲を規制するストッパ２６．２６が位置調整可能
に設けてある。 ここで、上記振分け装置６は、例えば、二つのエアシリ
ンダ２２．２３に同じ圧力を負荷し、且つテーブル１８
と受け台１９との間に設けた近接スイッチ等のセンサ類
を用いて、前記受け台１９が当該振分け装置６の中心Ｄ
Ｃに位置するように制御される。そして、ディスタック
フィーダ８側のエアシリング２２への負荷を低下、ある
いは第１プレスステージＳｊ側のエアシリング２３への
負荷を上昇させることより、第６図中の実線で示すよう
に、受け台１９をディスクックフィーダ８側へ移動させ
てストッパ２６で位置規制する。このときの位置が第１
オフセット位置であり、振分け装置６の中心ＤＣから受
け台１９の中心０１までの距離は、第１プレスステージ
Ｓ１の中心Ｓｃから振分け装置６側の一方のプレス型１
４の中心Ｐ１までの距離に等しい。また、エアシリング
２２．２３を上記と逆に制御することにより、第６図中
の仮葱線で示すように、受け台１９を第２オフセット位
置にすることができ、このときの受け台１９の中心０２
は、第１プレスステージＳ？の他方のプレス型１５の中
心Ｐ２に対応している。 前記送り用フィーダ７は、振分け装置６から最後の第５
プレスステージＳ５に至る間において、その両側に設け
たフィートバーに、各プレス聖１４．１５および振分け
装置６の受け台１９の各オフセット位置に合わせてグリ
ッパを備えている。この送り用フィーダ７は、構造的に
は従来より周知のものと変わりはなく、プレスの１サイ
クル毎にワークのクランブ、前進、アングランプおよび
後退の動作を繰返し行うようになっており、そのピッチ
は振分け装置６の中心Ｄｃから第１ステージＳ１の中心
Ｓｃまでの距離である。 上記のトランスファプレス装置１は、第１図中左側の一
方のプレス型１４でプレス戒形を行う場合、振分け装置
６の中心ＤＣに保たれた受け台１９にディスクックフィ
ーダ８からワークＷを供給したのち、前記受け台１９を
第１オフセット位置（０１）に移動させ、次に送り用フ
ィーダ７で前記ワークＷを第１プレスステージＳ１に搬
送する。これにより、ワークＷは、予め選択された一方
のプレス型１４に供給され、ここで初期の戒形をし終え
たのち、送り用フィーダ７で以下のプレスステージ８２
〜Ｓ５の一方のプレス型１４に順次搬送されて成形され
る。また、前記振分け装置６は、ワークＷが取上げられ
た後、次のワークを受けるために受け台１９を当該装置
の中心ＤＣに戻す。 また、異なるワークを他方のプレス型１５で或形する場
合には、振分け装置６の受け台１９を第２オフセット位
置（０２）に移動させ、同様に送り用フィーダ７で前記
ワークＷを第１プレスステージＳ，に搬送することによ
り、前記ワークＷを他方のプレス型１５に供給する。 このように、上記のトランスファプレス装置１において
、ディスタックフィーダ８は、プレスステージの中心に
合わせてワークを供給していたのと同様に、振分け装置
６の中心ＤＣに合わせて１１ ワークＷを供給すれば良いので、特別な改造をする必要
が無く、汎用性も保たれる。また、振分け装置６におい
てオフセット位置を変更することにより、通常の送り用
フィーダ７の動作で目的のプレス型１４．１５にワーク
Ｗを供給できるので、型交換の手間が大幅に省かれるこ
ととなり、しかも送り用フィーダ７に特別な改造を施す
必要も無い。さらに、前記振分け装置６は、ディスクッ
クフィーダや送り用フィーダの従来通りの機能を利用で
きるので、他のトランスファプレス装置に組込むことも
可能であり、オフセット位置についてはストツパ２６を
調整するなどによりプレス型の位置に対応させることが
できる。 なお、この発明のトランスファプレス装置は、その詳細
な構造が上記実施例のみに限定されるものでは無く、例
えば振分け装置の細部、および受け台の駆動手段などを
適宜変更することができ、このほか、プレスステージに
おけるプレス型の数を二以上とすることも可能である。

【発明の効果】

ｌ　２ 以上説明してきたように、この発明のトランスファプレ
ス装置によれば、ディスタックフィーダから供給された
ワークを送り用フィーダにより複数のプレスステージに
順次搬送してプレス成形するトランスファプレス装置に
おいて、各プレスステージに、ワークの流れの前後方向
に複数のプレス型を並設し、ディスタックフィーダと第
１プレスステージとの間に、前記ワークを選択されたプ
レス型に対応する位置にオフセットする振分け装置を設
けたため、ディスタックフィーダや送り用フィーダを特
に改造することなく、またこれらの機能を何ら損わずに
、一つのプレスステージに複数のプレス型を設けること
が実現でき，これによりワークが異なる度に行っていた
プレス型交換の手間や型費を大幅に削減することができ
るほか、汎用の装置としての機能も充分に保って全体と
しての機能を著しく高めることができるという優れた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例におけるトランスファプレ
ス装置を説明する側面図、第２図〜第５図は振分け装置
を説明する片側省略の平面図、側面図、ワーク流れ方向
からの正面図および片側省略の斜視図、第６図は受け台
のオフセット位置を説明する振分け装置の側面図である
。 １・・・トランスファプレス装置、 ３・・・ディスタックフィーダ、 ６・・・振分け装置、 ７・・・送り用フィーダ、 １４．１５・・・プレス型、 Ｓ１〜Ｓ５・・・第１〜第５プレスステージ、Ｗ・・・
ワーク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスタックフィーダから供給されたワークを送
   り用フィーダにより複数のプレスステージに順次搬送し
   てプレス成形するトランスファプレス装置において、各
   プレスステージに、ワークの流れの前後方向に複数のプ
   レス型を並設し、ディスタックフィーダと第１プレスス
   テージとの間に、前記ワークを選択されたプレス型に対
   応する位置にオフセットする振分け装置を設けたことを
   特徴とするトランスファプレス装置。