JP2759249B2 - トランスファプレスライン - Google Patents

トランスファプレスライン

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JP2759249B2
JP2759249B2 JP31481593A JP31481593A JP2759249B2 JP 2759249 B2 JP2759249 B2 JP 2759249B2 JP 31481593 A JP31481593 A JP 31481593A JP 31481593 A JP31481593 A JP 31481593A JP 2759249 B2 JP2759249 B2 JP 2759249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、複数の被加工物をトランスファ
移送せしめつつ、それら複数の被加工物に対して複数の
工程からなるプレス加工を同時に且つ連続的に行なうト
ランスファプレスラインに係り、特にかかる複数の工程
において互いに一部の工程のみが異なる複数種類のプレ
ス製品を、同一ラインにおいて、金型の段取り換えを行
なうことなく生産し得るように改良されたトランスファ
プレスラインに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、プレス加工において、複数の工
程を要する製品の加工を行なう方法として、順送り加工
方法が知られており、かかる手法を採用して、それら複
数の工程をライン化したものの1つに、トランスファプ
レスラインがある。
【0003】そして、このトランスファプレスライン
は、例えば図8に示される如き加工工程を経て、所望の
プレス製品が生産されるものである。即ち、図8に示さ
れるトランスファプレスラインにあっては、図示しない
4つの金型が、ロール101より取り出されてロールフ
ィード102により移送せしめられる帯状の材料104
の送り方向に、互いに所定の間隔をおいて、直列に配置
されて、構成されている。そして、先ず、該材料104
の送り方向の最も手前側に位置する金型において、該材
料104が絞り加工されると同時に切断されて、個々の
被加工物106とされ、その後、この被加工物106が
次の金型に順次移送せしめられると共に、その他の3つ
の金型において、かかる被加工物106に対してそれぞ
れ異なるプレス加工が実施されるようになっている。
【0004】また、そのようなトランスファプレスライ
ンにおいては、被加工物106を移送する装置として、
トランスファフィーダ108が用いられている。このト
ランスファフィーダ108は、長手平板形状を呈する一
対のフィードバー92,92と、該一対のフィードバー
92,92にそれぞれ取り付けられた複数のフィンガー
84とを含んで、構成されている。そして、かかるトラ
ンスファフィーダ108にあっては、複数のフィンガー
84が、各フィードバー92に対して、その長手方向に
互いに所定の間隔をおいた状態で、材料104の送り方
向、換言すれば被加工物106の移送方向に沿って、直
列に配置された図示しない金型に対応する位置に、それ
ぞれ直接に取り付けられている一方、かかるフィードバ
ー92,92が、各々、被加工物106を挟んで位置せ
しめられ、図8中に矢印で示す如き搬送軌跡を描くよう
に、且つ図示しない金型の配置間隔に対応する一定のピ
ッチをもって、搬送作動せしめられるようになってお
り、それによって、各金型に配される被加工物106
が、各フィンガー84にて保持され、一対のフィードバ
ー92,92の作動に伴って、順次、次の金型に対して
移送せしめられるようになっている。
【0005】かくして、図8に示されるトランスファプ
レスラインにあっては、複数の被加工物106が、トラ
ンスファフィーダ108により図示しない各金型に順次
移送せしめられつつ、該複数の被加工物106に対して
複数の工程からなるプレス加工が同時に且つ連続的に実
施され、以て所望のプレス製品が高速で生産され得るよ
うになっているのである。
【0006】ところで、かくの如き構成とされたトラン
スファプレスラインにおいては、被加工物106が、ト
ランスファフィーダ108により、一定の方向に且つ一
定のピッチでしか移送され得ないがために、任意の金型
に対して、被加工物106を選択的に移送せしめること
が出来ない。
【0007】そのため、そのような従来のトランスファ
プレスラインにあっては、加工工程において互いに一部
の工程のみが異なる複数種類のプレス製品、例えば製品
形状は同じであるが打抜き加工により穿設された穴の位
置や個数が異なる2種類の製品等を得る場合、一方の製
品を生産した後、該ライン上に配置された複数の金型の
うち、他方のものとは異なるプレス加工を行なう金型
(前記例示のものにあっては穴抜き型)が、他方のもの
に対応する金型に取り換えられ、その後、あらためて、
他方の製品が生産されていた。
【0008】ところが、一般に、金型がかなりの大きさ
と重量を有するものであるところから、そのような金型
の段取り換えを行なう際には、クレーン等を使用した大
がかりな作業が強いられており、それ故に、上述の如
く、トランスファプレスラインにおいて金型の段取り換
えを行なうことは、極めて面倒で、手間のかかるもので
あった。
【0009】従って、従来のトランスファプレスライン
において、上述の如き製品を生産する場合にあっては、
製品が高速で生産され得るといったメリットが損なわ
れ、その生産性が著しく低下せしめられていたのであ
り、しかも段取り換え用の金型として、ライン上に配置
されない金型が常時存在するが故に、そのような金型の
保管スペースを確保しなければならないといった不具合
もあったのである。
【0010】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
に鑑みて為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、加工工程において互いに一部の工程のみが異な
る複数種類のプレス製品が、金型の段取り換えを行なう
ことなく、同一ラインにおいて優れた生産性をもって生
産され得るトランスファプレスラインを提供することに
ある。また、本発明にあっては、上述の如きプレス製品
を生産するに際して、使用される金型が全べてライン上
に配置せしめられ得て、それらの金型を保管するための
スペースが全く必要とされないトランスファプレスライ
ンを提供することをも、その解決課題とするものであ
る。
【0011】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かくの如き課
題を解決するために、被加工物の移送方向に沿って直列
に且つ所定の間隔をおいて設けられた複数の金型配置ス
テーションと、該複数の金型配置ステーションにそれぞ
れ設置された複数の金型と、該複数の金型配置ステーシ
ョンの設置間隔に対応する送りピッチにて複数の被加工
物をトランスファ移送する被加工物移送手段とを含み、
かかる被加工物移送手段によって該複数の金型に該複数
の被加工物を順次移送せしめつつ、それら複数の被加工
物に対して複数の工程からなるプレス加工を同時に且つ
連続的に行ない得るように構成したトランスファプレス
ラインにおいて、前記複数の金型配置ステーションの所
定のものに、目的とするプレス製品に応じて異なるプレ
ス加工を実施する複数の金型が被加工物の移送方向に直
列に配されることにより構成される組合せ金型を設置す
ると共に、該被加工物の移送方向において該組合せ金型
の設置される金型配置ステーションの直前の金型配置ス
テーションに、金型に代えて、被加工物を載置する被加
工物載置手段を設置し、更に該被加工物載置手段または
前記組合せ金型を被加工物移送方向の前後方向に所定距
離移動させる移動手段を設けて、該移動手段にて該被加
工物載置手段または該組合せ金型を移動させることによ
り、前記被加工物移送手段にて該被加工物載置手段から
移送せしめられる被加工物の移送位置に、該組合せ金型
を構成する金型のうちの何れか1つを選択的に配置し得
るように構成したことを、その特徴とするものである。
【0012】また、本発明にあっては、被加工物の移送
方向に沿って直列に且つ所定の間隔をおいて設けられた
複数の金型配置ステーションと、該複数の金型配置ステ
ーションにそれぞれ設置された複数の金型と、該複数の
金型配置ステーションの設置間隔に対応する送りピッチ
にて複数の被加工物をトランスファ移送する被加工物移
送手段とを含み、かかる被加工物移送手段によって該複
数の金型に該複数の被加工物を順次移送せしめつつ、そ
れら複数の被加工物に対して複数の工程からなるプレス
加工を同時に且つ連続的に行ない得るように構成したト
ランスファプレスラインにおいて、前記複数の金型配置
ステーションの所定のものに、目的とするプレス製品に
応じて異なるプレス加工を実施する複数の金型が被加工
物の移送方向に直列に配されることにより構成される組
合せ金型を設置すると共に、該被加工物の移送方向にお
いて該組合せ金型の設置される金型配置ステーションの
直前の金型配置ステーションに設置された直前加工用金
型、または前記組合せ金型を、該被加工物移送方向の前
後方向に所定距離移動させる移動手段を設けて、該移動
手段にて該組合せ金型または該直前加工用金型を移動さ
せることにより、前記被加工物移送手段にて該直前加工
用金型から移送せしめられる被加工物の移送位置に、該
組合せ金型を構成する金型のうちの何れか1つを選択的
に配置し得るように構成したことをも、その特徴とする
ものである。
【0013】
【作用・効果】すなわち、そのような本発明に従うトラ
ンスファプレスラインにあっては、被加工物の移送方向
において、前後に隣り合って位置する2つの金型配置ス
テーションの前側と後ろ側にそれぞれ設置された被加工
物載置手段と組合せ金型の何れか一方が、所定の移動手
段により該被加工物移送方向の前後方向に移動せしめら
れて、被加工物移送手段にて該被加工物載置手段から移
送せしめられる被加工物の移送位置に、該組合せ金型を
構成する金型の何れか1つが選択的に配置され得るよう
になっているところから、該組合せ金型において、選択
された金型に応じて各々異なるプレス加工が択一的に行
なわれ得る一方、それ以外の金型では常に同一のプレス
加工が実施され得るのである。
【0014】従って、かかるトランスファプレスライン
にあっては、加工工程において一部の工程のみが異なる
複数種類のプレス製品が、煩雑な作業を伴う金型の段取
り換えを行なうことなく、有利に生産され得るのであ
り、それによって、そのような複数種類のプレス製品を
生産する場合においても、従来の如く、製品の生産速度
が低下してしまうようなことが効果的に回避され得、以
てその生産性が、従来のものに比して飛躍的に向上され
得ることとなるのである。
【0015】しかも、そのようなトランスファプレスラ
インにおいては、目的とするプレス製品に応じて異なる
プレス加工を行なう金型が組み合わされて、組合せ金型
が構成され、かかる組合せ金型がそれ以外の金型と共に
ライン上に設置されているところから、上述の如き複数
種類のプレス製品を得るために使用される金型が全べて
ライン上に設置され得ることとなり、以てそのような製
品を得る際に金型の保管スペースが要求されるといった
不具合も完全に解消され得ることとなるのである。
【0016】また、請求項2に記載の発明に従うトラン
スファプレスラインにあっては、特に、被加工物の移送
方向において前記組合せ金型の設置される金型配置ステ
ーションの直前の金型配置ステーションに設置された直
前加工用金型、または該組合せ金型が、所定の移動手段
により該被加工物移送方向の前後方向に移動せしめられ
るように構成されているところから、かかる移動手段よ
り他に特別な部材や装置が何等設けられておらず、それ
によって、ライン全体の長尺化乃至は大型化が可及的に
抑制され得るようになっているのである。
【0017】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の代表的な実施例について、図面を参照し
つつ、詳細に説明することとする。
【0018】先ず、図1には、本発明に従う構造とされ
たトランスファプレスラインを具体的に説明するための
概略図が示されている。かかる図において、10及び1
2は、金型配置ステーションとしての基台であり、被加
工物移送方向の前後方向(図中、左右方向)において、
互いに隣り合って、直列に設置されている。そして、該
被加工物移送方向の前側に位置する基台10には被加工
物載置手段としてのアイドル台14が、またその後ろ側
に位置する基台12には組合せ金型16が、それぞれ配
置されている。
【0019】なお、この図1には、本実施例に係るトラ
ンスファプレスラインにおいて特徴的な構成を有する部
位として、2つの基台10,12とそれらに配置される
アイドル台14と組合せ金型16のみが示されている
が、かかるトランスファプレスラインにあっては、そこ
に示される部位以外について、従来のものと同様な構成
が採用されるものである。従って、本実施例にあって
は、かかる図に明示されてはいないものの、被加工物移
送方向において、基台10,12の前側及び/又は後ろ
側(図中、左/右方向)にも、それらと同様な基台が互
いに所定の間隔をおいて直列に設置されて、各基台に対
して、該アイドル台14とは別のアイドル台や、該組合
せ金型16とは異なるプレス加工を行なう加工用金型
が、それぞれ配置されており、またそれらのアイドル台
や金型が、従来と同様な構造を有するトランスファフィ
ーダによって結ばれ、ライン化されて、構成されるもの
であることが理解されるべきである。
【0020】より詳細には、基台12に配置される組合
せ金型16は、該基台12上において、被加工物の移送
方向に直列に配された2つのダイスと3つのポンチとを
含んで成っている。また、それら3つのポンチのうち、
被加工物移送方向の前側に位置する2つのポンチ18,
20が丸穴抜ポンチとして構成されている一方、その後
ろ側に位置するポンチ22が角穴抜ポンチとして構成さ
れている。そして、前記2つのダイスのうち、被加工物
移送方向の前側のダイス24が、該丸穴抜ポンチ18,
20に対応する2つのダイス穴を有して構成されてお
り、更にその後ろ側のダイス26が、該角穴抜ポンチ2
2に対応するダイス穴を備えて構成されている。
【0021】また、かくの如き構成とされた組合せ金型
16において、2つのダイス24,26は、ダイスホル
ダ28にそれぞれ取り付けられている。一方、3つのポ
ンチのうち、丸穴抜きポンチ18,20はポンチプレー
ト30,32を介して、また角穴抜ポンチ22は直接
に、各々バッキングプレート36に取り付けられ、更に
該バッキングプレート36は、ポンチホルダ38に取り
付けられており、それによって、それら3つのポンチ1
8,20,22が、何れも、該ポンチホルダ38に取り
付けられるようになっている。
【0022】そして、そのようなダイスホルダ28が、
基台12に対して取り付けられている一方、ポンチホル
ダ38が、カバープレート41を介して、図示しない所
定の駆動装置にて上下方向に移動可能とされたラム40
に取り付けられている。また、かかるポンチホルダ38
の外周部の一端側には、基台12側に向かって下方に延
びるガイドポスト42が設けられており、該ガイドポス
ト42は、該基台12に取り付けられたガイドブッシュ
44内を上下方向に摺動し得るように構成されている。
【0023】かくして、組合せ金型16にあっては、基
台12上において、2つのダイス24,26と2つの丸
穴抜ポンチ18,20及び1つの角穴抜ポンチ22が被
加工物の移送方向に直列に配された状態で、該被加工物
移送方向に対して位置固定的に設置されている一方、図
示しない所定の駆動装置によるラム40の移動に伴い、
ガイドポスト42とガイドブッシュ44とにより案内さ
れて、ポンチホルダ38がダイスホルダ28に対して接
近、離隔移動せしめられるようになっている。そして、
それによって、かかる組合せ金型16においては、ダイ
ス24に載置される被加工物に対して2つの丸穴が、ま
たダイス26に載置される被加工物に対して1つの角穴
が、それぞれ打抜き加工されるようになっているのであ
り、以てそれら2つのダイス24,26にそれぞれ載置
される被加工物に対して、目的とするプレス製品に応じ
て異なるプレス加工が実施され得るようになっているの
である。
【0024】なお、そのような組合せ金型16において
は、2つのダイス24,26の配置間隔が特に限定され
るものではないが、それら2つのダイス24,26に対
して、被加工物がそれぞれ良好に載置され得るようにす
るために、該2つのダイス24,26にそれぞれ被加工
物を載置せしめた状態において、それらの被加工物の間
に10mm程度の隙間が形成されるような位置に、それら
2つのダイス24,26を配置することが望ましい。
【0025】また、図1には、そのような組合せ金型1
6において、ダイス24上に被加工物46が載置され、
該被加工物46に対して丸穴抜ポンチ18,20により
打抜き加工が行なわれている状態が示されているが、か
かる図からも明らかなように、この組合わせ金型16に
あっては、2つのダイス24,26の両サイドに、被加
工物の内側形状に対応する形状とされた下部側保持部材
48が設けられている一方、該2つのダイス24,26
の上方に、コイルバネ50,50により下方に付勢せし
められた上部側保持部材52が設置されている。これに
よって、被加工物46が、該下部側保持部材48を跨ぐ
ようにして、2つのダイス24,26上の何れにも、良
好に載置され得るようになっていると共に、プレス加工
の実施に際して、かかる上部側保持部材52と該ダイス
24,26とにて挟圧、保持されるようになっており、
以て組合せ金型16内での被加工物46の位置ずれが効
果的に防止され得るようになっている。
【0026】さらに、ダイス26の上方には、ポンチホ
ルダ38とバッキングプレート36、及び上部側保持部
材52を貫通して、下方に延びる押えピン56が、コイ
ルバネ58により下方に付勢された状態で配置されてお
り、それによって、ダイス26上に載置される被加工物
が、該ダイス26とかかる押えピン56とにて挟圧、保
持せしめられて、該ダイス26上における被加工物の位
置ずれがより有効に防止され得るようになっている。な
お、図中、60,60,60は、ダイスホルダ28と基
台12とを共に貫通して設けられたスクラップ取出し孔
である。また、該スクラップ取出し孔60,60,60
を通じて、ダイス24,26の各ダイス穴から下方に落
下せしめられたスクラップは、ホッパ62により集めら
れて、スクラップホール63から外部に取り出されるこ
ととなる。
【0027】一方、図1乃至図3に示されるように、被
加工物の移送方向において、そのような組合せ金型16
が設置される基台12の直前の基台10に配置されるア
イドル台14は、長手矩形形状を呈し、その中央部位に
略矩形の窓部を有する底板部64と、略矩形の枠体形状
を呈し、該底板部64の長手方向の両端部において、互
いに対向する状態で立設せしめられた一対の製品受け部
66,66と、略厚肉の平板形状を呈し、該底板部64
の下面に取り付けられた摺動部70とから成っている。
【0028】そして、かかるアイドル台14にあって
は、特に各製品受け部66の外形形状とその立設間隔が
被加工物の内側形状に対応するように構成されて、被加
工物が、該製品受け部66,66上に良好に載置され得
るようになっていると共に、摺動部70の下端部におい
て、その幅方向の両側の面に、外方に突出し且つ長さ方
向に連続して延びる突出部68,68がそれぞれ一体的
に設けられている。なお、図中、71は、アイドル台1
4に載置される被加工物が位置ずれすることを防止する
ためのマグネットである。
【0029】また、そのようなアイドル台14が配置さ
れる基台10上には、被加工物移送方向において該基台
10よりも短い長さを有し、略厚肉の平板形状を呈する
一対のスライドレール72,72が、互いに所定距離を
隔てて対向し、且つ被加工物移送方向に沿って平行に延
びるようにして、立設せしめられている。更に、それら
一対のスライドレール72,72において、それぞれ上
端部の対応する位置には、凹溝74,74が、その長さ
方向に沿って、各1条ずつ設けられている。そして、そ
のようなスライドレール72,72の凹溝74,74に
対して、前記アイドル台14の摺動部70に一体的に設
けられた突出部68,68が、所定のクリアランスをも
って嵌合せしめられている。これによって、アイドル台
14が、凹溝74,74に沿って、被加工物移送方向の
前後方向にスライド可能な状態で、スライドレール7
2,72上に配置されているのである。
【0030】さらに、かかる基台10上において、その
ようなスライドレール72,72の間には、所定長さを
有するエアーシリンダ76が配されている。そして、こ
のエアーシリンダ76は、被加工物移送方向に対して平
行となるように配されて、基台10上に位置固定的に取
り付けられており、前記ラム40を上下移動せしめる図
示しない所定の駆動装置に接続されて、前記組合せ金型
16の開閉に応じて、内部にエアーが供給され、該内部
から放出せしめられるようになっている。
【0031】また、かかるエアーシリンダ76内には、
該エアーシリンダ76に対応する長さを有するピストン
ロッド80が配されている。そして、該ピストンロッド
80にあっては、エアーシリンダ76の内部におけるエ
アーの供給、放出に伴って、前記組合せ金型16の2つ
のダイス24,26の配置間隔と同一の距離だけ突出、
引込み移動せしめられるようになっており、更にその端
部に、一端側が前記アイドル台14の摺動部70に一体
的に取り付けられた接続部82の他端側が、取り付けら
れている。
【0032】これによって、アイドル台14が、前記一
対のスライドレール72,72とピストンロッド80及
びエアーシリンダ76を介して、基台10に設置されて
いると共に、ピストンロッド80の突出、引込み移動に
よって、一対のスライドレール72,72上をスライド
せしめられるようになっているのである。
【0033】かくして、図1に実線と仮想線で示される
如く、アイドル台14が、前記組合せ金型16の開閉に
連動する状態で、ピストンロッド80の突出、引込み移
動に伴って、該組合せ金型16の2つのダイス24,2
6の配置間隔に対応する距離だけ、被加工物移送方向の
前後方向に、該基台10上を移動せしめられるようにな
っているのである。このことから明らかなように、本実
施例においては、スライドレール72,72、エアーシ
リンダ76、ピストンロッド80によって、移動手段が
構成されているのである。なお、図中、78はアイドル
台14の過度のスライド移動やそれによるスライドレー
ル72,72からの離脱を防止するためのストッパであ
る。
【0034】そして、前述したように、かくの如き構成
とされたアイドル台14と組合せ金型16とがそれぞれ
設置される基台10と基台12との間には、被加工物移
送手段としてのトランスファフィーダ(図示せず)が取
り付けられており、それによって、被加工物46が、そ
れら基台10と基台12との設置間隔に対応するピッチ
をもって、アイドル台14から組合せ金型16に移送せ
しめられるようになっている。
【0035】ここにおいて、かかるトランスファフィー
ダは、従来のものと略同様な構造を有するものである
が、上述の如く、アイドル台14が被加工物移送方向の
前後方向に移動可能とされていることから、それに伴っ
て、本実施例にあっては、かかるトランスファフィーダ
において、フィンガーのフィードバーに対する取付構造
の一部が、従来とは異なるものとなっている。
【0036】すなわち、図4には、本実施例において採
用されるトランスファフィーダの一部のみが示されてい
るが、かかる図4からも明らかなように、このトランス
ファフィーダにあっては、2つグリップ部材88,90
が、前記一対のフィードバー92,92の所定の部位に
対して、着脱可能に取り付けられ得るようになってい
る。
【0037】より具体的には、この2つのグリップ部材
88,90は、それぞれ、フィンガー84,85が、断
面略L字形状を呈する取付板86の角部に、前記基台1
0,12の配置間隔と同一の距離をおいて直列に配さ
れ、該取付板86の角部から外方に突出するように固定
されて、構成されている。また、それら2つのグリップ
部材88,90においては、グリップ部材90のフィン
ガー84,85の取付板86に対する固定位置が、グリ
ップ部材88のフィンガー84,85の取付板86に対
するそれよりも、前記アイドル台14のスライド量だけ
長さ方向の一方側に偏倚せしめられており、更に各取付
板86において、フィンガー84,85が固定される側
とは反対の側に、切欠き溝94と貫通孔96,96と
が、各々対応するように設けられている。
【0038】そして、それら2つのグリップ部材88,
90にあっては、取付板86の切欠き溝94に、フィー
ドバー92に設けられたガイドブロック98が嵌合さ
れ、該取付板86の貫通孔96,96にクランプ10
0,100が取り付けられることによって、該フィード
バー92の、前記基台10,12に対応する位置に配置
され、該クランプ100,100をロックし、または解
放することによって、着脱可能に固定され得るようにな
っているのである。なお、図4には、一対のフィードバ
ー92,92のうちの一方のもののみが示されている
が、他方のものにも、グリップ部材88,90が、各フ
ィンガー84,85が対向する状態で、上記と同様にし
て、着脱可能に固定され得るようになっている。
【0039】かくして、本実施例において採用されるト
ランスファフィーダにあっては、グリップ部材88,8
8が一対のフィードバー92,92の前記所定位置に互
いに対向して、それぞれ取り付けられることによって、
図1に実線で示される如き位置に配置せしめられたアイ
ドル台14上に載置される被加工物と組合せ金型16の
ダイス24上に載置される被加工物とが、各グリップ部
材88のフィンガー84とフィンガー85とにて、それ
ぞれ、保持されるようになっているのである。また、そ
のようなグリップ部材88,88に代えて、一対のフィ
ードバー92,92にグリップ部材90,90を取り付
けることによって、図1に仮想線で示される如き位置に
配置せしめられたアイドル台14上に載置される被加工
物と組合せ金型16のダイス26上に載置される被加工
物とが、各グリップ部材90のフィンガー84とフィン
ガー85とにて、各々保持されるようになっているので
ある。
【0040】従って、本実施例に係るトランスファプレ
スラインにおいて、グリップ部材88,88を一対のフ
ィードバー92,92の前記基台10,12に対応する
位置に取り付けると共に、アイドル台14を被加工物移
送方向の前側の位置において静止状態とすれば、トラン
スファフィーダの作動によって、被加工物が、図5に示
される如く、矢印の方向に、破線で示されるような軌跡
を描いて、アイドル台14から組合せ金型16の所定の
一方のダイス24に移送せしめられることとなるのであ
り、また、該グリップ部材88,88に代えて、グリッ
プ部材90,90を該一対のフィードバー92,92の
所定位置に取り付ける一方、アイドル台14を組合せ金
型16の開閉と連動させて、被加工物移送方向の前後方
向に移動するように為せば、被加工物は、図6及び図7
に矢印と破線で示される如くして、アイドル台14から
組合せ金型16の他方のダイス26に移送せしめられる
こととなるのである。
【0041】すなわち、図5に示される場合にあって
は、1つの被加工物が、以下の如くして、移送されるこ
ととなる。 矢印A:被加工物移送方向において、アイドル台14の
直前の基台に設置される金型(図示せず)から、図示し
ないトランスファフィーダのフィンガーに保持されて、
被加工物が、該アイドル台14の上方に移送される。 矢印B:該被加工物が、アイドル台14に載置される。
そして、図示しないフィンガーは、前記金型に対応する
位置に復帰する。 矢印C:前記グリップ部材88,88のフィンガー8
4,84(図4参照)により、該被加工物が保持され
て、アイドル台14上に持ち上げられる。 矢印D:該被加工物が、組合せ金型16のダイス24の
上方に移送される。 矢印E:組合せ金型16のダイス24上に該被加工物が
載置される。そして、該ダイス24と丸穴抜きポンチ1
8,20(図示せず)とにより打抜き加工が実施され、
それと同時に前記グリップ部材88,88が、前記アイ
ドル台14に対応する位置に復帰する。 矢印F:かかる打抜き加工により2つの丸穴が成形せし
められた該被加工物が、グリップ部材88,88のフィ
ンガー85,85(図4参照)により保持されて、組合
せ金型16のダイス24上に持ち上げられる。 矢印G:2つの丸穴が成形せしめられた該被加工物が、
次の金型や取出し口等に移送される。
【0042】なお、上記の説明においては、1つの被加
工物の移送挙動のみについて示したが、本実施例にあっ
ては、実際には、複数の被加工物が同時に移送されるこ
ととなる。それ故、当然のことながら、前記1つの被加
工物が矢印Aに沿って移送される際、別の被加工物が矢
印D,Gに沿って同時に移送されるのであり、それと同
様に、別個の被加工物が、矢印Bと矢印E、更には矢印
Cと矢印Fに沿って、それぞれ同時に移送されることと
なるのである。また、この点については、下記の説明に
おいても同様である。
【0043】一方、図6及び図7に示される場合にあっ
ては、1つの被加工物が、以下の如くして、移送される
こととなる。 矢印A:アイドル台14が被加工物移送方向の前側の所
定位置に配置せしめられ、そのような状態の時に、該ア
イドル台14の直前の基台に設置される金型(図示せ
ず)から、図示しないトランスファフィーダのフィンガ
ーに保持されて、被加工物が、該アイドル台14の上方
に移送される。 矢印B:該被加工物が、アイドル台14に載置される。
そして、図示しないフィンガーは、前記金型に対応する
位置に復帰する。 矢印C:アイドル台14が、組合せ金型16の2つのダ
イス24,26の配置間隔と同一の距離だけ被加工物移
送方向の後方向にスライド移動させせられて、後ろ側の
所定位置に配置せしめられる。そして、かかる状態時
に、前記グリップ部材90,90のフィンガー84,8
4(図4参照)により、該被加工物が保持されて、アイ
ドル台14上に持ち上げられる。更に、該アイドル台1
4は、被加工物移送方向の前方向にスライド移動せしめ
られて、仮想線で示される如き前側の所定位置に復帰す
る。 矢印D:該被加工物が、組合せ金型16のダイス26の
上方に移送される。 矢印E:組合せ金型16のダイス26上に該被加工物が
載置される。そして、該ダイス26と角穴抜きポンチ2
2(図示せず)とにより打抜き加工が実施され、それと
同時に、前記グリップ部材90,90が、前記アイドル
台14と対応する位置に復帰する。 矢印F:かかる打抜き加工により1つの角穴が成形せし
められた被被加工物が、グリップ部材90,90のフィ
ンガー85,85(図4参照)により保持されて、組合
せ金型16のダイス26上に持ち上げられる。 矢印G:角穴が成形せしめられた該被加工物が次の金型
や取出し口等に移送される。
【0044】このように、本実施例に係るトランスファ
プレスラインにあっては、組合せ金型16が、互いに形
状や個数の異なる打抜き穴をプレス加工する2つの金型
にて構成される一方、アイドル台14が、該組合せ金型
16を構成する2つの金型のダイス24,26の配置間
隔と同一の距離だけ、被加工物移送方向にスライド移動
せしめられるように構成されて、該アイドル台14のス
ライド移動に伴って、そこに載置される被加工物46
が、該組合せ金型16の2つのダイス24,26の何れ
かに振り分けられて、移送せしめられるようになってい
ることから、かかる被加工物46に対して、異なる打抜
き加工を選択的に実施することが可能となっているので
あり、それによって、全体的な製品形状は同じであるも
のの、成形される穴の形状や個数のみが異なる2種類の
プレス製品が、従来の如き金型の段取り換えを行なうこ
となく、有利に生産され得るのであり、以てそのような
製品を生産する際の生産性が効果的に向上され得ること
となるのである。そして、それと共に、そのような2種
類のプレス製品を得るために使用される金型が、全べて
該ライン上に配置され得ることとなり、その結果、段取
り換え用の金型を配置するためのスペースが全く不要と
なっているのである。
【0045】また、かかるトランスファプレスラインに
おいては、基台10上に、一対のスライドレール72,
72を立設せしめる一方、エアーシリンダ76を前記組
合せ金型16の開閉を行なう所定の駆動装置に接続せし
めた状態で設置し、更に該エアシリンダ76内に、一端
側がアイドル台14に取り付けられたピストンロッド8
0を該所定の駆動装置の作動に応じて突出、引込み移動
せしめられるように配置して、該アイドル台14が、該
ピストンロッド80の突出、引込み移動に伴って、該一
対のスライドレール72,72上をスライドせしめられ
るようにするといった、極めて汎用的な部材と手法とに
よって、アイドル台14の基台10上におけるスライド
移動が実現されていることから、アイドル台14をスラ
イド移動可能とするがために、ライン自体の構造が複雑
化せしめられるようなことが有利に防止され得、以て余
分な負担が強いられることなく、上述の如き製品が、比
較的簡便に生産され得るといった利点をも、有している
のである。
【0046】以上、本発明の代表的な実施例について詳
述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明
は、それら例示のものにのみ限定して解釈されるもので
はない。
【0047】例えば、前記実施例では、アイドル台14
が該被加工物移送方向の前後方向に所定距離だけスライ
ド移動可能とされていたが、該アイドル台14ではな
く、組合せ金型16を上記の方向に所定距離だけ移動可
能としても良いのであり、また該アイドル台14に代え
て、目的とする複数種類のプレス製品において同様なプ
レス加工を実施する加工用金型を配置して、かかる加工
用金型または組合せ金型を、前記の方向に移動可能とな
るように構成することも可能である。
【0048】また、前記実施例では、アイドル台14を
スライド移動せしめる移動手段が、一対のスライドレー
ル72,72とエアーシリンダ76とピストンロッド8
0とにて構成されていたが、かかる移動手段としては、
アイドル台や組合せ金型、更には加工用金型を、被加工
物移送方向の前後方向に所定距離だけ移動せしめ得るも
のであれば、その構造が特に限定されるものではない。
【0049】さらに、アイドル台14の形状は、前記実
施例における如きものに何等限定されるものではなく、
被加工物や目的とするプレス製品の形状や大きさ等に応
じて適宜に変更され得るものである。
【0050】更にまた、前記実施例では、組合せ金型1
6が、被加工物に対して形状や個数の異なる穴を打抜く
金型、即ち形状の異なる2つの穴抜き型が組み合わされ
て構成されていたが、かかる組合せ金型は、該穴抜き型
以外の抜き型、絞り型、曲げ型、成形型等において、目
的とするプレス製品に応じて、形状の異なるものやプレ
ス工程の種別の異なるもの等の2種類以上が適宜に組み
合わされて、構成され得るものである。
【0051】また、前記実施例では、アイドル台14か
ら組合せ金型16に被加工物を移送せしめるトランスフ
ァフィーダが、各フィードバー92の所定部位に対し
て、フィンガー84,85の取付位置が互いに異なる2
種類のグリップ部材88,90が着脱可能に固定され得
るように構成され、プレス製品を生産する際に、目的と
するプレス製品に応じて、それら2種類のグリップ部材
88,90が取り替えられるようになっていたが、各フ
ィンガーに通常取り付けられる、被加工物のミスグリッ
プを検出するチェックセンサの構造を考慮すれば、各フ
ィードバー92に対して、4つのフィンガーを、それら
2種類のグリップ部材88,90に取り付けられるフィ
ンガー84,85と対応する位置にそれぞれ取り付ける
ようにすることも可能であり、それによって、グリップ
部材の取替えが不要となり、そのための作業から完全に
解放され得ることとなる。
【0052】さらに、そのようなトランスファフィーダ
の構造は、前記実施例における如きものに何等限定され
るものではなく、各金型配置ステーションの配置間隔に
対応するピッチをもって、被加工物を各金型配置ステー
ションに順次トランスファ移送せしめ得るものであれ
ば、如何なる構造のものも採用され得る。
【0053】加えて、前記実施例では、金型や被加工物
載置手段がそれぞれ配置される複数のプレス装置をトラ
ンスファ移送装置により結んでライン化したトランスフ
ァプレスラインに対して、本発明を適用したものの具体
例を示したが、本発明は、その他、1つのプレス装置に
複数の金型や被加工物載置手段が配置されてなるトラン
スファプレスラインに対しても有利に適用され得ること
は、勿論である。
【0054】その他、一々列挙はしないが、本発明が、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うトランスファプレスラインの一例
の要部のみを示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたトランスファプレスラインに設
置される被加工物載置手段の平面説明図である。
【図3】図2におけるII−II断面矢視説明図である。
【図4】図1に示されたトランスファプレスラインに設
置される被加工物移送装置の要部のみを示す説明図であ
る。
【図5】図1に示されたトランスファプレスラインにお
ける要部断面説明図であって、被加工物の移送過程を説
明するための図である。
【図6】被加工物の別の移送過程を説明するための図5
に対応する図である。
【図7】被加工物の更に別の移送過程を説明するための
図5に対応する図である。
【図8】従来のトランスファプレスラインにおける製品
の加工工程を説明するための図である。
【符号の説明】
10,12 基台 14 アイドル台 16 組合せ金型 18,20 丸穴
抜ポンチ 22 角穴抜ポンチ 24,26 ダイ
ス 46 被加工物 72 スライドレ
ール 76 エアーシリンダ 80 ピストンロ
ッド 84,85 フィンガー 88,90 グリ
ップ部材 92 フィードバー 108 トランス
ファフィーダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の移送方向に沿って直列に且つ
    所定の間隔をおいて設けられた複数の金型配置ステーシ
    ョンと、該複数の金型配置ステーションにそれぞれ設置
    された複数の金型と、該複数の金型配置ステーションの
    設置間隔に対応する送りピッチにて複数の被加工物をト
    ランスファ移送する被加工物移送手段とを含み、かかる
    被加工物移送手段によって該複数の金型に該複数の被加
    工物を順次移送せしめつつ、それら複数の被加工物に対
    して複数の工程からなるプレス加工を同時に且つ連続的
    に行ない得るように構成したトランスファプレスライン
    において、 前記複数の金型配置ステーションの所定のものに、目的
    とするプレス製品に応じて異なるプレス加工を実施する
    複数の金型が被加工物の移送方向に直列に配されること
    により構成される組合せ金型を設置すると共に、該被加
    工物の移送方向において該組合せ金型の設置される金型
    配置ステーションの直前の金型配置ステーションに、金
    型に代えて、被加工物を載置する被加工物載置手段を設
    置し、更に該被加工物載置手段または前記組合せ金型を
    被加工物移送方向の前後方向に所定距離移動させる移動
    手段を設けて、該移動手段にて該被加工物載置手段また
    は該組合せ金型を移動させることにより、前記被加工物
    移送手段にて該被加工物載置手段から移送せしめられる
    被加工物の移送位置に、該組合せ金型を構成する金型の
    うちの何れか1つを選択的に配置し得るように構成した
    ことを特徴とするトランスファプレスライン。
  2. 【請求項2】 被加工物の移送方向に沿って直列に且つ
    所定の間隔をおいて設けられた複数の金型配置ステーシ
    ョンと、該複数の金型配置ステーションにそれぞれ設置
    された複数の金型と、該複数の金型配置ステーションの
    設置間隔に対応する送りピッチにて複数の被加工物をト
    ランスファ移送する被加工物移送手段とを含み、かかる
    被加工物移送手段によって該複数の金型に該複数の被加
    工物を順次移送せしめつつ、それら複数の被加工物に対
    して複数の工程からなるプレス加工を同時に且つ連続的
    に行ない得るように構成したトランスファプレスライン
    において、 前記複数の金型配置ステーションの所定のものに、目的
    とするプレス製品に応じて異なるプレス加工を実施する
    複数の金型が被加工物の移送方向に直列に配されること
    により構成される組合せ金型を設置すると共に、該被加
    工物の移送方向において該組合せ金型の設置される金型
    配置ステーションの直前の金型配置ステーションに設置
    された直前加工用金型、または前記組合せ金型を、該被
    加工物移送方向の前後方向に所定距離移動させる移動手
    段を設けて、該移動手段にて該組合せ金型または該直前
    加工用金型を移動させることにより、前記被加工物移送
    手段にて該直前加工用金型から移送せしめられる被加工
    物の移送位置に、該組合せ金型を構成する金型のうちの
    何れか1つを選択的に配置し得るように構成したことを
    特徴とするトランスファプレスライン。
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