JPH0357448Y2 - - Google Patents

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JPH0357448Y2
JPH0357448Y2 JP9436686U JP9436686U JPH0357448Y2 JP H0357448 Y2 JPH0357448 Y2 JP H0357448Y2 JP 9436686 U JP9436686 U JP 9436686U JP 9436686 U JP9436686 U JP 9436686U JP H0357448 Y2 JPH0357448 Y2 JP H0357448Y2
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JP
Japan
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tire
mold
groove
letter
white
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JP9436686U
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JPS63806U (ja
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は、ホワイトレタータイヤの文字部分
を鮮明に浮き出し可能とするホワイトレタータイ
ヤ加硫用の金型に関する。 〔従来の技術〕 従来、タイヤのサイドに白文字等を浮出させた
ホワイトレタータイヤが高級タイヤとしてときに
用いられる。又このタイヤは、通常、文字部分を
形成するホワイトゴム部分の外側に、耐久性の向
上等のために黒色のビニアゴムを貼設しこのビニ
アゴムの上部をバフなどで除去し文字を浮き出す
ことにより形成される。しかしこのビニアゴム
は、金型での加硫に際して、第4図に示すごと
く、とくにタイヤの内周側に位置する文字部分の
上端下方において、ホワイトゴム部分A内に突出
する、いわゆるクリス部分Bを生じる。従つて、
白色文字を浮び上らせるために、例えば除去線Y
でビニアゴムをバフ除去したときにも、クリス部
分Bが残り、文字をダレさせ、見映えを悪くす
る。又クリス部分Bを完全に除去するときには、
文字巾を減じ、また文字部分の巾が変動する。 〔考案が解決しようとする問題点〕 従来、この問題を回避するため、バフ工程のバ
フ厚さを調整して前記クリス部分が表面に露出す
るのをさける方法が試みられているが、作業性、
生産性に劣り、又文字の幅にばらつきが生じ、前
記問題を充分には解決しえない。 本考案は、前記問題点を解決するべく種々研究
を積重ねた結果完成したものであり、加硫時にビ
ニアゴムのクリスが生ずるのを防止し、またバフ
仕上げを容易とするホワイトレタータイヤ加硫用
の金型の提供を目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、タイヤのサイド部に文字を浮出させ
るためのホワイトレタータイヤ加硫用の金型(以
下金型という)であつて、タイヤの内周側に位置
する文字部分の金型の凹溝Laを、タイヤ外周側
に位置する文字部分の金型の凹溝Lbより深く形
成することを特徴とする。 以下金型の一実施例を、金型のホワイトレター
の浮出し部分の断面図を示す第1図に基づいて説
明する。なお本例では第3図に示す文字Dを浮出
す場合について説明し、又第1〜2図は第3図の
−断面部分(第1図は金型、第2図はタイ
ヤ)を示している。 金型1には、タイヤ側面に相当する部分に、文
字Dの−断面におけるタイヤの内周側に位置
する文字部分L1の凹溝La、タイヤの外周側に
位置する文字部分L2形成用の凹溝Lbがそれぞ
れ形成されており、前記凹溝Laの深さhaは凹溝
Lbの深さhbよりも深く形成されている。又タイ
ヤ内周側の凹溝Laの上端Eaと外周側の凹溝Lbの
下端Ebとを結ぶ線分Kがタイヤ回転軸に垂直に
交わる線分Kに対してなす角度αは、5°〜25°、
好ましくは12〜18°の範囲にある。 更にタイヤ内周側に位置する文字部分L1形成
用の金型1の凹溝Laはその内周側の側部表面が、
半径3〜5mmの円弧Rによつてビード部6側の表
面に移行している。 かかる構成とすることにより加硫時に、ホワイ
トゴム部分3を覆うビニアゴム2の金型1の凹溝
La,Lbへの流動が均一化され、成形される文字
部分L1,L2でのビニアゴム2のクリスが防止
できるのが、研究の結果判明している。また仮に
クリスが発生した場合でも斜めにバフが可能であ
るため、クリス部分を容易に除去することができ
る。 又バフによる除去厚さ、即ち凹溝La,Lbの深
さha,hbと完成タイヤの文字部分L1,L2の
高さh1,h2との差であるバフ代は、タイヤ内
周辺側の文字部分L1を文字部分L2に比して大
となり、従つて文字部分L1に生じがちなクリス
の除去を容易とする。 さらにタイヤ内周辺部分から凹溝Laへゴムが
流入する際、ビニアゴム2のクリスを防ぎ又ビニ
アゴム2の破れによる白飛びを防ぐ。なお文字長
さdと、凹溝La,Lb、文字部分L1,L2の高
さha,hb,h1,h2の一例を第1表に示す。
〔考案の効果〕
このように、この考案の金型は、ホワイトレタ
ーのタイヤ内周側の文字部分の金型高さをタイヤ
外周側の文字部分の高さより大としたため、ビニ
アゴムの流れを均一化でき、又仕上りタイヤのビ
ニアゴムの斜めバフが可能となり、その結果、作
業性を向上する他、タイヤ最大巾部分の文字部分
の高さを低くすることも可能となる。このこと
は、ビニアゴム厚さを増大しうることともなり、
繰り返し変形に伴うタイヤの屈曲耐久性を向上で
きる。更にタイヤ内周側の文字部分を円弧に連な
らしたときには、ビニアゴムのクリスを防ぎバフ
仕上げによつて、ビニアゴムと白色ゴムとの境界
が一定にでき、文字の鮮明化に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、
第2図はタイヤ部の断面図、第3図は文字の拡大
図、第4図は従来のタイヤの文字部分の断面図で
ある。 1……金型、2……ビニアゴム、3……ホワイ
トゴム部分、L1,L2……文字部分、La,Lb
……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイヤのサイド部に文字が浮き出しされるホ
    ワイトレタータイヤの加硫用の金型であつて、
    タイヤの内周側に位置する文字部分の金型の凹
    溝Laはタイヤの外周側に位置する文字部分の
    金型の凹溝Lbよりも深く形成されていること
    を特徴とするホワイトレタータイヤ加硫用の金
    型。 (2) 前記凹溝Laの上端Eaと凹溝Lbの下端Ebとを
    結ぶ線分Kがタイヤ回転軸に垂直に交わる線分
    Mに対してなす角度αは5°〜20°の範囲である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の金型。 (3) 前記凹溝Laは半径3〜5mmの円弧Rによつ
    てビード部側の表面に移行していることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項の記載の
    金型。
JP9436686U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0357448Y2 (ja)

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JPS63806U JPS63806U (ja) 1988-01-06
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JP5417086B2 (ja) * 2009-08-25 2014-02-12 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ成形方法及びタイヤ成形型
JP6878904B2 (ja) * 2017-01-20 2021-06-02 横浜ゴム株式会社 タイヤ金型
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JPS63806U (ja) 1988-01-06

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