JPH035652Y2 - - Google Patents

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JPH035652Y2
JPH035652Y2 JP13108284U JP13108284U JPH035652Y2 JP H035652 Y2 JPH035652 Y2 JP H035652Y2 JP 13108284 U JP13108284 U JP 13108284U JP 13108284 U JP13108284 U JP 13108284U JP H035652 Y2 JPH035652 Y2 JP H035652Y2
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JP
Japan
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tension wire
prevention device
vertical
detachment prevention
tension
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JP13108284U
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JPS6145553U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種の仕切柵やネツト等として汎用さ
れるフエンスを張設するときに利用されるフエン
ス用張線の離脱防止具に関する。
〔従来の技術〕
第8図のように複数本のポスト100の上下に
横架された桁材110,110の相互間にフエン
スAを張設する場合、第9図のように桁材110
に上向きに突出する状態に形成された掛止片11
3に、フエンスAの上縁に挿通されたフエンス用
張線(以下ん張線という。)Bが引つ掛けられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが、桁材110に人が乗つたり積雪した
りすると、桁材110が撓んで張線Bが掛止片1
13から離脱することがある。また、一旦張設し
たフエンスAが経時変化によつて弛みを生じた場
合にも同様に張線Bが掛止片113から離脱する
ことがある。
本考案は以上に事情に鑑みてなされたもので、
桁材の撓みやフエンスの弛みによつて張線が掛止
片から離脱しないようにし得る離脱防止具を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るフエンス用張線の離脱防止具は、
垂直部と垂直部の上端から延びる水平部とを有す
る桁材の上記垂直部に上向きに突出する状態に形
成された掛止片に引つ掛けられたフエンス用張線
に外嵌合される張線抱持部を具備し、この張線抱
持部を張線に外嵌合したときに張線抱持部が張線
によつて支持される箇所と上記水平部に垂直方向
で対向される当該離脱防止具の上端との間の垂直
長さが、張線が上記掛止片から抜け出すのに必要
な上方への垂直最小移動量よりも上記張線抱持部
を上記張線に外嵌合させて当該離脱防止具を張線
に取り付けたときの当該離脱防止具の上端と上記
水平部との垂直距離の方が短くなるように定めら
れているものである。
〔作用〕
この構成によれば、離脱防止具の張線抱持部を
張線に外嵌合しておけば、桁材の撓みやフエンス
の弛みによつて張線が掛止片から抜け出る前に離
脱防止具の上端が桁材の水平部に当接して掛止片
に対する張線の抜出し方向の相対移動が阻止され
る。
〔実施例 1〕 第1図に示した本考案実施例による離脱防止具
1は左右一対の側壁2,2を備える平面視コ字形
部材からなる。側壁2にはそのほぼ全長に亘る長
孔状の張線抱持部3が具備され、しかもこの張線
抱持部3に外側へ張り出した縁どり4との張線抱
持部3に抱持された張線に係合する隆起部5とが
付設されている。さらに、離脱防止具1における
折曲状の二つのコーナ部に切り溝6を形成するこ
とによつて張線抱持部3の上下の側壁2,2が弾
性変位するようにしてある。
他方、第2図に示したように、桁材110には
垂直部111と水平部112を備えたL形鋼が使
用され、第3図のように垂直部111に具備され
た上向きに突出する打抜き舌片よりなる掛止片1
13に張線Bが引つ掛けられている。
第2図のように離脱防止具1はその張線抱持部
3が張線Bに外嵌合された状態で張線Bに取り付
けられる。このような離脱防止具1において、張
線抱持部3を張線Bに外嵌合したときに張線抱持
部3が張線Bによつて支持される箇所(以下、支
持点という。)Pと桁材110の水平部112に
垂直方向で対向される離脱防止具1の上端7との
間の垂直長さLは次のように定められている。す
なわち、その垂直長さLは張線Bが掛止片113
から抜け出すのに必要な上方への垂直最小移動量
L1よりも張線抱持部3を上記張線Bに外嵌合さ
せて離脱防止具1を張線Bに取り付けたときの離
脱防止具1の上端7と上記水平部112との垂直
距離L2の方が短くなるように定められている。
そして、この実施例の張線離脱具1においては、
上記垂直長さLを十分に長くしておくことによつ
て、張線抱持部3を張線Bに外嵌合させたときに
その上端7が桁材110の水平部112に当接
し、それに伴つて第3図のように張線Bが二つの
掛止片113,113の相互間においてわずかに
押し下げられるようにしてある。したがつて、こ
の状態での上記垂直距離L2は零となり、上記垂
直最小移動量L1よりも当然に短い。
このような状態では、桁材11、が撓んだりフ
エンスが弛んだりしても、掛止片113に対して
張線Bが抜出し方向X(第3図参照)へ動くこと
がないので張線Bが掛止片113から離脱するこ
とはない。
この実施例において張線抱持部3を張線Bに外
嵌合させるには、離脱防止具1の隆起部5を張線
Bに強く押し付けるとよい。このようにすると、
その押付けによつて張線抱持部3の上下の側壁
2,2が外側へ弾性変形して上下の隆起部5の対
向間隔が拡がり、張線抱持部3が第2図のように
張線Bに外嵌合される。張線抱持部3の上下の側
壁2,2はその後に元の状態に弾性復帰するか
ら、上記対向間隔が狭まり、隆起部5が張線Bに
係合して離脱防止具1の張線Bからの脱落が防止
される。
〔実施例 2〕 第4図に示した離脱防止具1は、舌片8を備え
た部材の上記接片8を打ち抜いて垂下片9を構成
し、上記舌片8と垂下片9とによつて張線抱持部
10を構成させたものである。また、離脱防止具
1の上端11は水平な板状をなす。このような離
脱防止具1は第5図のように張線Bに張線抱持部
10が外嵌合される。この状態では、上記支持点
Pと桁材110の水平部112に垂直方向で対向
される離脱防止具1の上端11との間の垂直長さ
Lは、張線Bが掛止片(不図示)から抜け出すの
に必要な上方への垂直最小移動量L1(第3図参
照)よりも張線抱持部3を上記張線Bに外嵌合さ
せて離脱防止具1を張線Bに取り付けたときの離
脱防止具1の上端11と上記水平部112との垂
直距離L2の方が短くなるように定められている。
そのため、張線Bが掛止片から抜出し方向へ相対
移動しても掛止片から完全に抜け出す前に張線B
に取り付けられている離脱防止具1の上端11が
桁材110の水平部112に当接し、張線Bの掛
止片からの離脱が防止される。
〔実施例 3〕 第6図に示した離脱防止具1は、その上端12
が折返し状の弾性片にて構成され、張線抱持部1
3が弾性的に拡径可能な湾曲片にて構成されてい
る。このような離脱防止具1の張線抱持部13は
第7図のように張線Bに押し込んで外嵌合され
る。この実施例においては、張線抱持部13を張
線Bに外嵌合したときの支持点Pと桁材110の
水平部112に垂直方向で対向される離脱防止具
1の上端12との間の垂直長さLは十分に長く定
められており、張線抱持部13を上記張線Bに外
嵌合させて離脱防止具1を張線Bに取り付けたと
きにはその上端12が上記水平部112に当接す
るようになつている。したがつて、第1図ないし
第3図で説明した実施例と同様の理由で張線Bが
掛止片から抜け出て離脱することが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による離脱防止具の斜視
図、第2図はその使用状態を示す縦断側面図、第
3図は同使用状態を示す背面図、第4図は他の実
施例による離脱防止具の斜視図、第5図はその使
用状態を示す縦断側面図、第6図はさらに他の実
施例による離脱防止具の斜視図、第7図はその使
用状態を示す縦断側面図、第8図はフエンスを張
設した場合を示す概略斜視図、第9図は張線を掛
止片に引つ掛けた状態を示す部分斜視図である。 A……フエンス、B……張線、1……離脱防止
具、3,10,13……張線抱持部、7,11,
12……離脱防止具の上端、110……桁材、1
11……桁材の垂直部、112……桁材の水平
部、113……掛止片、P……支持点(張線抱持
部が張線によつて支持される箇所)、L……支持
点と離脱防止具の上端との間の垂直長さ、L1
…張線が掛止片から抜け出すのに必要な上方への
垂直最小移動量、L2……離脱防止具を張線に取
り付けたときの離脱防止具の上端と上記水平部と
の垂直距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直部と垂直部の上端から延びる水平部とを有
    する桁材の上記垂直部に上向きに突出する状態に
    形成された掛止片に引つ掛けられたフエンス用張
    線に外嵌合される張線抱持部を具備し、この張線
    抱持部を張線に外嵌合したときに張線抱持部が張
    線によつて支持される箇所と上記水平部に垂直方
    向で対向される当該離脱防止具の上端との間の垂
    直長さが、張線が上記掛止片から抜け出すのに必
    要な上方への垂直最小移動量よりも上記張線抱持
    部を上記張線に外嵌合させて当該離脱防止具を張
    線に取り付けたときの当該離脱防止具の上端と上
    記水平部との垂直距離の方が短くなるように定め
    られていることを特徴とするフエンス用張線の離
    脱防止具。
JP13108284U 1984-08-29 1984-08-29 フエンス用張線の離脱防止具 Granted JPS6145553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13108284U JPS6145553U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 フエンス用張線の離脱防止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13108284U JPS6145553U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 フエンス用張線の離脱防止具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145553U JPS6145553U (ja) 1986-03-26
JPH035652Y2 true JPH035652Y2 (ja) 1991-02-13

Family

ID=30689676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13108284U Granted JPS6145553U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 フエンス用張線の離脱防止具

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JP (1) JPS6145553U (ja)

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Publication number Publication date
JPS6145553U (ja) 1986-03-26

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