JP3091868B2 - 屋根材 - Google Patents

屋根材

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JP3091868B2
JP3091868B2 JP01067937A JP6793789A JP3091868B2 JP 3091868 B2 JP3091868 B2 JP 3091868B2 JP 01067937 A JP01067937 A JP 01067937A JP 6793789 A JP6793789 A JP 6793789A JP 3091868 B2 JP3091868 B2 JP 3091868B2
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英二 佐々木
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株式会社チューオー
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は吊子により固定する横張りの屋根材に関する
ものである。
（従来技術） 従来、家屋等の屋根に使用される吊子を利用する横張
りの屋根材は、傾斜のある屋根等での施工時に、吊子が
下方に落ちやすく、吊子を釘で固定するとき、吊子が落
ちないように手で支えながら釘打をしなくてはならな
く、作業が面倒であるばかりでなく、安全な作業ができ
ない。
（発明の目的） 本発明は上記欠点を解決し、耐圧強度及び作業性に優
れた屋根材を提案することをその目的とする。
（目的を達成するための手段） 上記目的を達成するため、吊子２は被係合部４と係合
可能で、係合後は容易に外れないようにした。
（実施例） 以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳しく
説明する。
本体（１）は、化粧面（３）、被係合部（４）、係合
部（５）より構成されており、銅、カラー鋼板、カラー
ステンレス、チタン等の薄板の成型により製造できる。
記被係合部（４）は、化粧面を内側斜め上方へ折り返
した上方斜め折り返し片（６）と、前記斜め折り返し片
をさらに内側下方へ折り返した下方斜め折り返し片
（７）とからなりおおよそ第３図の様な形状である。こ
のように被係合部を三角形にすると、施工後屋根に人が
乗ったりしても、圧力に耐えることができる。
また係合部（５）は化粧面端部を下方にＬ字状に折り
返してなるＬ字状片（８）と、該Ｌ字状片の側縁を内側
へ屈曲させた差込み片からなり、毛管現象を防ぐため差
込み片にリブ（９）をつけ、さらに差込み片の先端をＵ
字状に曲げて第４図に示すような形状をしている。
吊子（２）は、プレス加工等により成型し、釘打部
（10）と吊子係合部（14）から構成されており、電食防
止のため材料は、本体と同じ種類の金属を使うことが望
ましい。
釘打部（10）は概ね長方形であり端部にハゼ（15）を
つける。補強のため釘うち部にリブをつけてもよい。
吊子係合部（14）は前記釘打片（10）外側上方へ屈曲
させた上方傾斜片（11）と上方傾斜片（11）をさらに下
方外側へ屈曲させた下方傾斜片（12）と、該下方傾斜片
（12）を上方へＵ字状に折り返してなる折り返し片（1
3）とからなる。
吊子の折り返し片（13）先端部と下方折り返し片（1
2）との距離βは本体の下方斜め折り返し片の先端と化
粧面との距離ｂより大くなるようにし、第７図に示すよ
うに、本体に吊子を両者の弾性を利用して差し込むこと
ができかつ、差し込んだ後は、折り返し片（13）が下方
斜め折り返し片（７）にひっかかり、吊子は本体から容
易に外れない。
また吊子の下方折り返し片（12）の幅αと本体の下方
斜め折り返し片（７）の幅ａを等しくすることにより、
施工時に第６図の様に本体に取り付けられる様にし、か
つ、第８図に示すように吊子（２）を本体（１）に挿入
し、第９図に示すように、吊子を本体に差し込んだまま
積み重ねることができる。
（発明の効果） 以上のような屋根材によれば、施工時に吊子は本体か
ら外れないため施工が極めて容易であり、吊子と本体を
一体にして運搬することが可能であり、地面で吊子を本
体に取り付けた後、屋根上で施工することも可能であ
り、施工現場での取り扱いも容易になる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案にかかわる本体を示す斜視図、第２図は
本考案にかかわる吊子の斜視図、第３図は被係合部の断
面図、第４図は係合部の断面図、第５図は吊子の断面
図、第６図は本願考案の屋根材による施工を示す断面
図、第７図、第８図は吊子の差し込みを示す断面図、第
９図は吊子を差し込んだ本体積み重ねを示す断面図。第
10図は従来の屋根材を示す図。 （１）本体、（２）吊子、（３）化粧面、（４）被係合
部、（５）係合部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】化粧面３を有し、該化粧面３の一端縁を下
    方にＬ字状に折り返してなるＬ字状片８と該Ｌ字状片８
    の側端を内側へ屈曲させた差込み片から形成された係合
    部５と、該化粧面３の他端縁を内側斜め上方へ折り返し
    た上方斜め折り返し片６と該上方斜め折り返し片６をさ
    らに内側下方へ折り返した下方斜め折り返し片７とから
    成る被係合部４が互いに係合し合う横張りの屋根材の本
    体１と、釘打部10と該釘打部10を外側上方へ屈曲させた
    上方傾斜片11と該上方傾斜辺11をさらに下方外側へ屈曲
    させた下方傾斜片12と該下方傾斜片12を上方へＵ字状に
    折り返した折り返し片13から形成される吊子係合部14と
    から成る吊子２により構成され、吊子２の吊子係合部14
    は屋根材の本体１の被係合部４と係合可能で、吊子２の
    折り返し片13先端部と下方傾斜片12との距離βを本体１
    の下方斜め折り返し片７の先端と化粧面３との距離ｂよ
    り大きくすることにより係合後は容易に外れないように
    したことを特徴とする屋根材。
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