JP3437928B2 - 谷納め構造 - Google Patents

谷納め構造

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    • E04D13/04Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
    • E04D13/0404Drainage on the roof surface
    • E04D13/0445Drainage channels
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    • E04D2013/045Drainage channels on inclined roofs
    • E04D2013/0454Drainage channels on inclined roofs at the intersection of roof surfaces, e.g. roof valleys

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、屋根の谷部の構造に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の技術について、まず、図10と図
11とから説明する。ここに示した谷納め構造は、屋根
材3として金属成型瓦を用いた場合のものである。この
屋根材3は、山状部31と谷状部32とを交互に形成し
た面板部30を有しており、棟側に形成された係止部3
4を桟木5に載せ、軒側に形成された係合部33を係止
部34にかぶせて、横方向から止着具で桟木5に止着し
ていくものである。この場合には、図11に示した通
り、まず、谷部の下地の上に谷板1を載せる。この谷板
1は、金属板を略V字状に折り曲げて谷面部10を形成
し、その左右両側を立ち上げたものである。そして、谷
部の左右両側に軒−棟方向に施工された桟木5・5の側
面に、その立ち上げ部分を当てて横方向から止着具6・
6で固定する。屋根材3は、図10に示した通り、谷部
の両側の形状に合わせて斜めに切断し、金属成型瓦の波
形がなくなるように端部を叩いて延ばし側面部分30b
を形成する。このような屋根材3を、図11のように谷
板1の立ち上げ部分に添うように折り下げ、横方向から
止着具6・6で固定する。 【0003】図12と図13とに示した従来技術の例
は、屋根材3として、面板部30とその左右両側を立ち
上げた立ち上がり部分とを有する溝板36及びキャップ
35から成る縦葺き屋根材が用いられた例である。この
場合の谷納め構造も、図13に示した通り谷部の下地の
上に谷板1を載せる。この場合の谷板1も金属板ででき
ていて谷面部10を有しており、その左右を、屋根材3
を掴み込むために一度中央部分に向けて折り曲げてから
外側方向にそれぞれ折り返して折り曲げ部12・12を
形成する。そして、折り曲げ部12・12の端縁をそれ
ぞれ外側方向に延出させ、その両端を折り返して雨返し
部11・11を形成し、そこに吊子4・4を引っ掛けて
から下地に止着していた。 【0004】図12に示した通り、屋根材3は、谷部の
形状に合わせて溝板36の面板部30を残して、左右の
立ち上がり部分をカットしてある。つまり、谷部に施工
したときに図12に示した状態で谷板1の折り曲げ部1
2・12に掴み込まれるので、(図12のように)溝板
36の面板部30に掴み込みしろ30aを見込んでお
き、谷部を施工するのである。 【0005】図14と図15とに示した従来技術の例
は、屋根材3として横葺き屋根材が用いられた例であ
る。図14(ア)及び(イ)(ウ)は、屋根材3の加工
の方法を示しており、図15は図14(ア)に示した屋
根材3を用いた施工の状態を示している。図14(ア)
及び(イ)(ウ)に示した通り、屋根材3は、面板部3
0と、その棟側に形成された係止部34及び軒側に形成
された係合部33とから成っている。そして、面板部3
0を加工して形成した掴み込みしろ30aを谷板1の折
り曲げ部12・12に掴み込むのであるが、掴み込みし
ろ30aの形成方法には2通りある。(ア)に示したよ
うに、屋根材3の端部において、係止部34と係合部3
3とをつぶして段差をなくし、折り曲げ部12・12に
掴み込めるような掴み込みしろ30aを形成する方法が
ある。また、(イ)の図中斜線部分をカットして(ウ)
のように面板部30を残し、谷板1の折り曲げ部12・
12への掴み込みしろ30a及び段差を見せるための側
面部分30bをも形成する方法がある。 【0006】このような屋根材3を用いた場合の谷納め
構造も、図15に示した通り、図13同様の谷板1を施
工する。そして、前述のような掴み込みしろ30a・3
0aを谷板1の折り曲げ部12・12に掴み込み、谷部
を施工する。図15は、図14(ア)の方法で屋根材3
を加工した場合のものである。図示していないが、図1
4(イ)(ウ)の方法で屋根材3を加工した場合には、
谷部において、側面部分30b・30bがはっきり表れ
るという違いがある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来の谷納めの場合に
は、いずれの屋根材の場合にも、熟練が必要である。屋
根材を掴み込んだり、叩いて延ばしたりしなければなら
ず、加工や施工が面倒で時間もかかっていた。特に金属
成型瓦において、山状部の高さが高く、谷状部の幅が狭
いような形状で、しかも係合部が裏面側へ略コ字状に、
係止部が表面側へ略コ字状に折り返されている場合に
は、叩いたり延ばしたりといった作業がきわめて困難で
あった。 【0008】また、叩いて平らにしたり、道具で掴み込
んだりといった作業の際に傷が付きやすく、しかも仕上
がりがきれいにできずに美観を損ねていた。 【0009】さらに、屋根材によって谷を納めるための
部材が異なっていることから、資材管理が面倒であった
り、屋根材によっていくつかの谷納め技術を習得しなけ
ればならなかったりしていた。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明に係る谷納め構造
には、次のような谷板と固定部材とを用いる。谷板の中
央部分は谷面部となっており、たとえば谷部の形状に合
わせた形状になっている。そして、その左右端縁を、表
面側に折り曲げてから外側方向にそれぞれ折り返して、
固定部材を差し込むことができる折り曲げ部を形成して
いる。さらに、折り曲げ部の端縁を外側方向に延出さ
せ、その両端を表面側に折り返して雨返し部を形成す
る。 【0011】谷板の折り曲げ部に差し込む固定部材は、
左右一対で用いる。一体の固定部材には、折り曲げ部に
差し込まれる差し込み部と、その外側縁が立ち上げられ
た内側立面部と、内側立面部の上縁が外側方向に折り曲
げられた上面部と、上面部の端縁が折り下げられた外側
立面部とが形成されている。 【0012】そして、前述の谷板を、谷部の下地の上に
載せ、たとえばタルキに吊子で止着する等して固定す
る。次に、谷板の折り曲げ部に固定部材の差し込み部を
差し込む。続いて、これらの部材に屋根材をかぶせて固
定していく。 【0013】具体的には、屋根材を固定部材の上面部の
形状に添って切断し、できれば固定部材の上面部よりも
少し外側方向に出るようにして、固定部材の上面部に止
着具で止着して納める方法がある。また、側面部分を形
成するように屋根材を切断して面板部を折り下げ、固定
部材の外側立面部に側面部分を止着して納める方法もあ
る。屋根材を下地に固定し、さらに、止着具を用いて固
定部材の上面部または外側立面部に屋根材を固定するこ
とで固定部材は固定され、谷部の施工ができる。 【0014】 【作用】谷部を施工する際には、掴み込みに象徴される
ような熟練を要する特殊技能を必要としないので仕上が
りのばらつきが少なくなる。また、屋根材によって谷部
を施工する部材を変えなくてよい。 【0015】 【実施例】本願発明の実施例について、図面をもとに説
明する。図1は屋根材3が金属成型瓦である場合の谷納
め構造を示す説明図であり、図2は金属成型瓦の谷納め
構造の端面図であり、図3は本願発明の谷納め構造に用
いる部材の説明図であり、図4は図3に示した部材の他
の実施例を示す説明図であり、図5は屋根材3が縦葺き
屋根材である場合の谷納め構造を示す説明図であり、図
6は縦葺き屋根材の谷納め構造の端面図であり、図7は
屋根材3が横葺き屋根材である場合の谷納め構造を示す
説明図であり、図8は横葺き屋根材の谷納め構造の端面
図であり、図9は屋根材3が縦葺きである場合の谷納め
構造の他の実施例を示す説明図である。 【0016】まず、本願発明に係る谷納め構造に用いら
れる谷板1と固定部材2の実施例について説明する(図
3参照)。谷板1は金属板でできており、谷部の形状に
合わせて略V字状に成っている谷面部10を有してい
る。そして、その左右端縁を、表面側に折り曲げてから
外側方向にそれぞれ折り返して、固定部材2を差し込む
ことができる折り曲げ部12・12を形成している。さ
らに、折り曲げ部12・12の端縁を外側方向に延出さ
せ、その両端を表面側に折り返して雨返し部11・11
を形成する。 【0017】この谷板1は、工場にて一定の長さで大量
生産しておき、軒側に施工してある谷板1に、次に施工
する谷板1を重ねて順次施工していくとよい。谷部が短
い場合や現場成形にて製作する場合には、1枚ものでも
よい。谷板1は屋根の表面に表れるので、屋根材3と同
じ色が望ましい。 【0018】谷板1の折り曲げ部12・12に差し込む
固定部材2は、本実施例の場合には金属でできており、
左右一対で用いる。一体の固定部材2は、折り曲げ部1
2に差し込む差し込み部21と、その外側縁を立ち上げ
た内側立面部22と、内側立面部22の上縁を外側方向
に折り曲げた上面部23と、上面部23の端縁を折り下
げた外側立面部24とから成っている。つまり、内側立
面部22と上面部23と外側立面部24とから成る下向
きの略コ字状をしており、内側立面部22を固定部材2
の外側方向に折り曲げて差し込み部21を形成している
のである。 【0019】そして、本実施例の場合には、外側立面部
24の下端をさらに外側方向に折り曲げている。これ
は、強度を増すためと、外側立面部24の下端で谷板1
に傷を付けないためである。また、固定部材2が、軒側
方向や谷部の中央部分方向へずれてしまうのを確実にふ
せぐための工夫をするとよい。たとえば、固定部材2を
谷板1の折り曲げ部12へ差し込んだあと、折り曲げ部
12の上からハンマー等により部分的に叩いて押さえつ
ける方法がある。谷板1の折り曲げ部12の軒先端部を
つぶすことで袋状にし、押さえつける方法もある。 【0020】図4は、固定部材2の他の実施例を示した
ものである。ここに示した固定部材2は、外側立面部2
4の下端を内側方向に折り曲げたものである。この場合
にも、図3に示した固定部材2同様の効果が得られる。
さらに、本実施例の固定部材2は、差し込み部21の端
縁が上向きに折り曲げられている。このような形状の固
定部材2は、谷板1の折り曲げ部12に差し込んだあと
で上から叩くと、図4に示した通り固定部材2をしっか
り押さえつけることができる。尚、固定部材2を略Z字
状にし、外側立面部24をなくすことも考えられたが、
外側立面部24がなければ後述する屋根材3を固定する
止着具6の脚部が見えてしまうし、下向きの略コ字状よ
りも強度が弱いため、本発明の谷納め構造に係る固定部
材2は下向きの略コ字状をしているのである。 【0021】このような谷板1と固定部材2を用いた谷
納めの実施例について、図1及び図2により説明する。
本実施例は、屋根材3が金属成型瓦である。金属成型瓦
は波形になっているが、固定部材2の上面部23・23
に添って、上面部23・23よりも少し外側方向に出る
ようにして斜めに切断したものを準備する。つまり、従
来のように屋根材3を折り下げて側面部分30bを形成
する必要がないので、切りっぱなしでよい。 【0022】本実施例に示した金属成型瓦のように、山
状部31の高さが高く、谷状部32の幅が狭いような形
状で、しかも係合部33が裏面側へ略コ字状に、係止部
34が表面側へ略コ字状に折り返されている場合には、
叩いたり延ばしたりといった作業がきわめて困難であっ
たし、仕上がりもきれいではなかったが、本発明に係る
谷納め構造により、この点が解消される。また、本実施
例の屋根材3は、桟木5を使わずに吊子4を用いて施工
するため、従来の金属成型瓦のように屋根材3を固定す
る桟木5を谷納めに流用する方法が採れないので、この
ような谷納め構造が有効となる。 【0023】谷板1は、谷部の下地の上に載せられてい
る。そして、たとえばタルキに吊子4で止着する等して
固定してある。次に、谷板1の折り曲げ部12・12に
固定部材2の差し込み部21・21を差し込む。続いて
屋根材3を施工する。本実施例の屋根材3である金属成
型瓦は、棟側を吊子4で止着していくものであるが、屋
根材3を吊子4でタルキに固定し、さらに、止着具6を
用いて固定部材2の上面部23・23に谷状部32・3
2を固定することで、固定部材2・2は固定される。 【0024】次に、図5及び図6により、屋根材3が縦
葺き屋根材である実施例を説明する。本実施例に示した
屋根材3は、溝板36とキャップ35の組み合わせから
成っている。この場合の谷納め構造も、谷板1は、これ
まで述べたものと同様に谷部の下地の上に載せられてい
る。そして、たとえばタルキに吊子4で止着する等して
固定してある。次に、谷板1の折り曲げ部12・12に
固定部材2・2の差し込み部21・21を差し込む。 【0025】続いて屋根材3を施工する。本実施例の屋
根材3である縦葺き屋根材は、左右に隣り合う溝板36
・36を吊子で固定し、キャップ35をかぶせて接続し
ていくが、溝板36を吊子でタルキ等の下地に固定して
いく。谷部を納める場合には、本実施例の場合には、溝
板36の面板部30を固定部材2・2の上面部23・2
3に添って折り下げて側面部分30b・30bを形成し
ている。溝板36は、キャップ35の小口をふさぐサン
パナ7を固定するときに側面部分30b・30bに重
ね、止着具6で固定部材2・2の外側立面部24・24
に固定する。このように、掴み込みの作業がないのでた
いへん楽であり、仕上がりもきれいである。 【0026】続いて、図7及び図8により、屋根材3が
横葺き屋根材である実施例を説明する。横葺き屋根材は
面板部30を有しており、その棟側に係止部34を軒側
に係合部33を有している。そして、係止部34を吊子
4を用いてタルキに止着していくものである。谷部は、
本実施例の場合にも、谷板1が谷部の下地の上に載せら
れている。そして、たとえばタルキに吊子4で止着する
等して固定してある。次に、谷板1の折り曲げ部12・
12に固定部材2・2の差し込み部21・21を差し込
む。 【0027】屋根材3は、面板部30を固定部材2・2
の上面部23・23に添って折り下げて側面部分30b
・30bを形成してある。そして、側面部分30b・3
0bを止着具6で固定部材2の外側立面部24・24に
固定する。横葺き屋根材の場合にも、作業がたいへん楽
であり、仕上がりもきれいである。 【0028】さらに、図9により、本発明に係る谷納め
構造の他の実施例について説明する。ここに示したもの
は、縦葺き屋根材の谷部の施工状態であるが、図6と異
なり、面板部30で側面部分30bを形成せず、図1及
び図2に示した谷納め構造と同様に、固定部材2・2の
上面部23・23に添って、上面部23・23よりも外
側方向に出るようにして屋根材3を切断し、面板部30
・30を折り下げている。この場合には、止着具6・6
を用いて固定部材2・2の上面部23・23に溝板36
・36の面板部30・30を固定する。 【0029】図1と図2及び図9に示した屋根材3の切
断方法や施工は、横葺き屋根材にも応用できる(図示せ
ず)。この場合にも、面板部30・30を固定部材2・
2の上面部23・23に添って、上面部23・23より
も外側方向に出るようにして切断し折り下げ、固定部材
2・2の上面部23・23に止着具6・6で止着すると
よい。 【0030】これまで述べた通り、本発明に係る谷納め
構造は、谷板1の折り曲げ部12・12に固定部材2・
2の差し込み部21・21を差し込んでいくことでさま
ざまな屋根材3の谷部を施工することができる。また、
それらの部材を用いて谷部を施工する際には、屋根材3
に特殊な加工が不要となり面倒な施工もなくなる。谷板
1や固定部材2は、屋根材3と同色であれば美観がいっ
そう向上する。 【0031】 【発明の効果】従来の谷納めの場合には、いずれの屋根
材の場合にも、熟練が必要である。屋根材を掴み込んだ
り、叩いて延ばしたりしなければならず、加工や施工が
面倒で時間もかかっていた。特に金属成型瓦において、
山状部の高さが高く、谷状部の幅が狭いような形状で、
しかも係合部が裏面側へ略コ字状に、係止部が表面側へ
略コ字状に折り返されている場合には、叩いたり延ばし
たりといった作業がきわめて困難であった。しかし、本
発明に係る谷納め構造によれば、屋根材は固定部材に合
わせて切断したり折り下げたりすればよいので、特殊な
加工や施工が不要となり作業性が向上した。 【0032】また、叩いて平らにしたり、道具で掴み込
んだりといった作業の際に傷が付きやすく、しかも仕上
がりがきれいにできずに美観を損ねていたが、本発明の
場合には、加工や施工の際に傷が付きにくく仕上がりも
きれいである。 【0033】さらに、屋根材によって谷を納めるための
部材が異なっていることから、資材管理が面倒であった
り、屋根材によっていくつかの谷納め技術を習得しなけ
ればならなかったりしていたが、本発明の場合には、前
述の谷板と固定部材により谷部を施工していくことで部
材も施工方法も共通化することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明の谷納め構造において、屋根材が金属
成型瓦である場合の説明図である。 【図2】本願発明の谷納め構造において、屋根材が金属
成型瓦である場合の端面図である。 【図3】本願発明の谷納め構造に用いる部材の説明図で
ある。 【図4】図3に示した部材の他の実施例を示す説明図で
ある。 【図5】本願発明の谷納め構造において、屋根材が縦葺
き屋根材である場合の説明図である。 【図6】本願発明の谷納め構造において、屋根材が縦葺
き屋根材である場合の端面図である。 【図7】本願発明の谷納め構造において、屋根材が横葺
き屋根材である場合の説明図である。 【図8】本願発明の谷納め構造において、屋根材が横葺
き屋根材である場合の端面図である。 【図9】本願発明の谷納め構造において、屋根材が縦葺
き屋根材である場合の他の実施例を示す端面図である。 【図10】従来技術のうち、金属成型瓦の加工状態を示
す説明図である。 【図11】従来技術のうち、屋根材が金属成型瓦の場合
の谷納め構造を示す端面図である。 【図12】従来技術のうち、縦葺き屋根材の加工状態を
示す説明図である。 【図13】従来技術のうち、屋根材が縦葺き屋根材の場
合の谷納め構造を示す端面図である。 【図14】(ア)及び(イ)(ウ)は、従来技術のう
ち、横葺き屋根材の加工状態を示す説明図である。 【図15】従来技術のうち、図13(ア)に示した加工
を施した横葺き屋根材で施工した谷納め構造を示す端面
図である。 【符号の説明】 1 谷板 10 谷面部 11 雨返し部 12 折り曲げ部 2 固定部材 21 差し込み部 22 内側立面部 23 上面部 24 外側立面部 3 屋根材 30 面板部 30a 掴み込みしろ 30b 側面部分 31 山状部 32 谷状部 33 係合部 34 係止部 35 キャップ 36 溝板 4 吊子 5 桟木 6 止着具 7 サンパナ
フロントページの続き (72)発明者 長井 俊明 福島県喜多方市関柴町上高額字割田1722 番地の3カナメルーフシステム株式会社 内 (56)参考文献 特開 平7−150694(JP,A) 特開 平9−302857(JP,A) 特開 平5−125800(JP,A) 特開 平6−307030(JP,A) 特開 昭63−280146(JP,A) 実開 平4−43623(JP,U) 実開 平5−58728(JP,U) 登録実用新案3037325(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/40 E04D 13/064 E04D 1/30 E04D 13/064

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 谷板には、谷面部が形成され、その左右
    端縁が表面側に折り曲げられてから外側方向にそれぞれ
    折り返されて折り曲げ部が形成され、それぞれの折り曲
    げ部の端縁が外側方向に延出されてから表面側に折り返
    されて雨返し部が形成されており、固定部材には、前記
    折り曲げ部に差し込まれる差し込み部と、その外側縁が
    立ち上げられた内側立面部と、内側立面部の上縁が外側
    方向に折り曲げられた上面部と、上面部の端縁が折り下
    げられた外側立面部とが形成されており、前記谷板が谷
    部に固定されており、谷板の折り曲げ部に固定部材の差
    し込み部が差し込まれており、該固定部材に屋根材がか
    ぶせられて固定されている谷納め構造。
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