JP3327820B2 - 金属製屋根材の屋根構造 - Google Patents

金属製屋根材の屋根構造

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JP3327820B2
JP3327820B2 JP26793597A JP26793597A JP3327820B2 JP 3327820 B2 JP3327820 B2 JP 3327820B2 JP 26793597 A JP26793597 A JP 26793597A JP 26793597 A JP26793597 A JP 26793597A JP 3327820 B2 JP3327820 B2 JP 3327820B2
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保典 渡辺
秀則 八代
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株式会社渡辺藤吉本店
株式会社八代板金工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の屋根材の
両端部に設けられるハゼを吊子で屋根面に固定して複数
の屋根材で建築物の屋根全体を覆う金属製屋根材の屋根
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根構造は、図10に示すように
金属製の屋根材50が屋根材50の両端部を下方へ折曲
すると共に、その下方折曲部の下端部を外側の上方へ傾
斜状態に折曲して立ち上げた構成のハゼ51を両端に設
けている。又、屋根面53には複数の樋52を横方向へ
所定間隔あけて並設し、各樋52には樋52の長手方向
に所定間隔あけて略M字状の下部吊子54の中央部を樋
52内に嵌入すると共に、樋52の外側にある下部吊子
54の左右部分は屋根面53に釘56で固定している。
前記の屋根材50をそれぞれ樋52間に配置すると共
に、屋根材50のハゼ51を樋52内及び下部吊子54
の中央の陥凹部54a内に挿入する。その後、逆U字状
の上部吊子55を下部吊子54の陥凹部内54aに挿入
すると共に、上部吊子55の並行部分55aの下端55
bを屋根材50のハゼ51の立ち上げ位置となる折曲部
分57に押し当てるように挿入し、上部吊子55を下部
吊子54にボルト58で固定する。これにより、屋根材
50は屋根面53に固定される。更に、屋根材50間の
間隙内には側壁60を波形とした細長な金属製のキャッ
プ59を挿入して、キャップ59の側壁60を上部吊子
55の側壁の突出部55cに係止し、前記の間隙を塞い
でいる。又、屋根材50と屋根面53との間にはグラス
ウール等のバックアップ材61を介在させている。従来
では、屋根材50のハゼ51を立ち上げた折曲部分57
に上方吊子55の下端55bを挿入して屋根材50を屋
根面53に固定しており、屋根材50と上方吊子55と
の接触が線接触であり、長期にわたる雨・風等の外部圧
力や強い外部衝撃が屋根材50にかかると、上方吊子5
5の下端55bを押し当てて固定した屋根材50のハゼ
51が変形して下方へ倒れ込み、屋根材50の係止力が
低下し、屋根材50がゆるむという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、屋根
材の係止力を高く維持出来、且つ屋根材の浮き上がりを
防止して外観の美しい屋根を長期にわたり維持出来る金
属製屋根材の屋根構造を提供することにある。第2の課
題は屋根材を葺く作業の作業性を向上させることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 複数の樋を屋根面に横方向へ所定間隔あけて並設
し、両端部を折曲して両端にハゼを形成した金属製の屋
根材を前記樋間に配置し、且つ前記ハゼを前記樋内に挿
入し、複数個の吊子で前記屋根材を屋根面に固定し、屋
根材と屋根面との間に充填材を介在させ、隣接する屋根
材のハゼ間に細長なキャップを取付けてハゼ間の間隙を
塞いだ金属製屋根材の屋根構造において、前記屋根材の
ハゼの構成を屋根材の両端部を下方へ折曲し且つその下
方折曲部の下端部を内側へ拡幅を持たせて上方へ折曲し
三角形状とし、樋の外側にある吊子の左右部分を屋根
面に固定し、吊子の中央部分を樋内へ深く且つ巾広く嵌
入するように折曲して該中央部に陥凹部を形成し、前記
陥凹部の内側面に前記屋根材のハゼを嵌入するくぼみ部
を設け、前記屋根材のハゼを前記吊子のくぼみ部に嵌入
し、前記屋根材のハゼ間に嵌入するキャップの側壁を屋
根材のハゼの外側から前記くぼみ部に近接させた状態で
キャップを吊子に係止する係止手段を設け、前記くぼみ
部の上方の前記吊子の側壁と前記キャップの側壁との間
隙を狭く絞り込んだ部分を形成して前記くぼみ部内に屋
根材のハゼを拘束したことを特徴とする金属製屋根材の
屋根構造 2) 複数の樋を屋根面に横方向へ所定間隔あけて並設
し、両端部を折曲して両端にハゼを形成した金属製の屋
根材を前記樋間に配置し、且つ前記ハゼを前記樋内に挿
入し、複数個の吊子で前記屋根材を屋根面に固定し、屋
根材と屋根面との間に充填材を介在させ、隣接する屋根
材のハゼ間に細長なキャップを取付けてハゼ間の間隙を
塞いだ金属製屋根材の屋根構造において、前記屋根材の
ハゼの構成を屋根材の両端部を下方へ折曲し且つその下
方折曲部の下端部を内側へ拡幅を持たせて上方へ折曲し
三角形状とし、樋の外側にある吊子の左右部分を屋根
面に固定し、吊子の中央部分を樋内へ深く且つ巾広く嵌
入するように折曲して該中央部に陥凹部を形成し、前記
陥凹部の内側面に前記屋根材のハゼを嵌入するくぼみ部
を設け、前記屋根材のハゼを前記吊子のくぼみ部に嵌入
し、前記吊子の陥凹部内に1対のプレートをそれぞれ屋
根材のハゼの外側から前記くぼみ部に近接して立設し、
前記くぼみ部の上方の前記吊子の側壁と前記プレートと
の間隙を狭く絞り込んだ部分を形成して前記くぼみ部内
に屋根材のハゼを拘束し、嵌入した前記キャップを前記
吊子に係止する係止手段を設けたことを特徴とする金属
製屋根材の屋根構造 3) 係止手段として、略逆U字状の金属製のキャップ
の下端部を内側へループ状に折り込んで下部を拡幅し、
吊子の陥凹部内に前記キャップの側壁をそれぞれ外側へ
付勢する1対のバネ材のプレートを立設し、同1対のプ
レートの外表面に前記キャップのループ状の下端部が嵌
合するへこみ部を設け、同へこみ部に前記キャップの下
端部を嵌合させてキャップを係止した前記1)記載の金
属製屋根材の屋根構造 4) キャップの上面と屋根材の上面とを略同一レベル
とし、凹凸のない屋根とした前記1)〜3)いずれか記
載の金属製屋根材の屋根構造 5) 樋内に嵌入した吊子の下面と樋の底壁との間に水
路を形成した前記1)〜4)いずれか記載の金属製屋根
材の屋根構造にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、屋根材のハゼの構成が屋根材
の両端部で下方へ折曲した下方折曲部の下端部分を内側
へ拡幅を持たせて上方へ折曲した三角形状の構成であ
り、又、このハゼを吊子の陥凹部の側面に設けたくぼみ
部内に嵌入させて、キャップの側壁と吊子の側壁との間
隙、又は吊子の陥凹部内の1対のプレートと吊子の側壁
との間隙を狭く絞り込み、屋根材のハゼを吊子のくぼみ
部内に拘束して屋根材を吊子に係止している。このた
め、屋根材に強い衝撃や雨・風等による加圧が加わった
場合、その引張力で屋根材のハゼが上方へ引張されて
も、ハゼが吊子のくぼみ部の内面と広い面積で接触する
ので、高い係止力を維持することが出来る。又、引張力
が大きく屋根材のハゼがくぼみ部内で押し潰されたとし
ても、ハゼは横へ広がるため、屋根材の係止力が低下す
ることはない。このため、長期間にわたり、美しい仕上
りの外観を維持出来るものとなった。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明によれば、屋根材・樋・キ
ャップ・吊子の素材は一般的にアルミ製のものが用いら
れる。屋根材と屋根面との間の間隙に介在させる充填材
としては、一般的にグラスウール材が用いられる。屋根
材・樋・キャップ・吊子は共に軽量化がはかり易く、急
勾配の屋根も構築出来る。又屋根材・樋・キャップを曲
げ加工することで、アーチ形状の屋根も構築出来る。樋
の側壁はくの字状又は波形とすることが望ましい。キャ
ップの上面は隣接する屋根材の上面と同一レベルとし、
凹凸のない屋根面を構成する場合が望ましいが、キャッ
プの上面を屋根材の上面より高くし、凹凸のある屋根を
構築する場合もある
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜8に示す実施例1は、キャップの側壁と吊子
の側壁との間隙幅を狭く絞り込んで、屋根材のハゼを吊
子のくぼみ部内に拘束した例である。図9に示す実施例
2は、吊子の陥凹部内に立設したプレートと吊子の側壁
との間隙幅を狭く絞り込んで、屋根材のハゼを吊子のく
ぼみ部内に拘束した例である。
【0008】図1は実施例1の要部を示す縦断面図、図
2〜図6は実施例1での屋根の構築の工程を示す工程
図、図7は実施例1での吊子を示す斜視図、図8は実施
例1での係止具を示す斜視図、図9は実施例2の要部を
示す縦断面図である。
【0009】;実施例1(図1〜8参照) 図中1はステンレス鋼板の屋根材、2は同屋根材1の両
端部を下方へ折曲し且つその下方折曲部の下端部を内側
へ拡幅を持たせて折曲して形成した三角形状のハゼ、3
は鋼板を折曲して形成した吊子、4は吊子3の中央部上
面に設けた陥凹部、5は吊子3の陥凹部4の両内側面に
設けた屋根材1のハゼ2が嵌入されるくぼみ部、6は吊
子3の下面に1対設けられ且つ樋7の側壁を個別に出来
る挿入空間、7は細長なアルミ製の樋、9は同樋7の側
壁、10は吊子3の陥凹部4内にビス止めされ且つ直立
部分11が可撓性となるU字状の係止具、11は1対の
プレートとなる係止具10の直立部分、12は同直立部
分11の外表面に形成したキャップ13のループ状の折
曲部14が嵌合する嵌合穴、13は逆U字状のアルミ製
のキャップ、14は同キャップ13の側壁の下端部を内
側へ折曲して形成したループ状の折曲部、15は吊子3
の下面と樋7の内底面との間に間隙を作って形成した水
路、16は野地板、16aは軒先、17は野地板16の
上面に布設するルーフィング材、18はグラスウール
材、19は係止具10を固定させるビス、20は吊子3
を固定する釘である。
【0010】図1〜8に示す実施例1は、図2に示すよ
うに野地板16の上面にルーフィン材17を布設した屋
根面に細長な樋7を複数個横へ38cmの間隔をあけて
設置する。その後、図3に示すように、樋7の側壁9を
吊子3の挿入空間6内へ挿入するようにして吊子3を各
樋7にはめ入れ、吊子3の外周部を釘20で野地板16
に固定する。各樋7には複数の吊子3を38cm間隔で
設置させる。その後、図4に示すように、屋根材1の両
端に設けた三角形状のハゼ2を吊子3の陥凹部4内に挿
入させると共に樋7内に挿入して、隣接した樋7間に屋
根材1を配置し、複数の屋根材1で屋根面を覆う。屋根
材1の両端の三角形状のハゼ2は吊子3の陥凹部4の両
端面に形成したくぼみ部5内に嵌入させ、屋根材1を吊
子3に係止する。その後、図5に示すように、隣接する
屋根材1のハゼ2間の間隙内の各吊子3の陥凹部4にそ
れぞれU字形状の係止具10を挿入してビス止めする。
その後、図6に示すように、略逆U字状の細長なキャッ
プ13の両側壁を、屋根材1のハゼ2と係止具10の直
立部分11との間に挿入し、係止具10の直立部分11
を内側へ傾けながらキャップ13の下端のループ状の折
曲部14を係止具10の直立部分11の嵌合穴12に嵌
合させるようにキャップ13をハゼ2間の間隙内に上か
ら挿入する。キャップ13の折曲部14は係止具10の
直立部分11の復元力により強く係止された状態とな
る。屋根材1のハゼ2は、吊子3のくぼみ部5に近接し
て立設されるキャップ13の側壁及び係止具10の直立
部分11によって吊子3のくぼみ部5内からの抜け出し
が阻止され、高い係止力で屋根材1が屋根面に固定され
る。又屋根材1とルーフィング材との間にはグラスウー
ル材18を介在させておく。これにより、屋根面に複数
の屋根材1を葺いた屋根が構築される。
【0011】屋根材1に衝撃や長期にわたる雨・風等に
よる加圧がかかった際に、屋根材1のハゼ2が樋7の外
方向へ引張される引張力が屋根材1に働くが、屋根材1
のハゼ2は三角形状にふくらみを持たせて形成されてお
り、ハゼ2の表面と吊子3のくぼみ部5の内面とが広い
面積で面接触するので、ハゼ2の変形を小さくし、係止
力を高く維持出来る。又キャップ13の側壁と吊子3の
側壁との間隙を狭く絞り込んでいるので、屋根材1のハ
ゼ2を吊子3のくぼみ部5内に確実に拘束出来、屋根材
1の係止力を高く維持出来る。又、引張力が大きくハゼ
2が万一吊子3のくぼみ部5内で押し潰されても、三角
形状に形成した屋根材1のハゼ2は、外側へ突出するよ
うに押し潰されるので、ハゼ2が吊子3のくぼみ部5か
ら抜け出すことを確実に阻止している。これにより、長
期にわたり屋根材1の係止力を高く維持出来る屋根構造
となった。又屋根材1の浮き上がりを防止出来、長期間
にわたり屋根の外観を美しく維持出来るものとなった。
係止具10の直立部分11の復元力によりキャップ13
の側壁はそれぞれ隣接する屋根材1に密着した状態とな
り、外観を美しく維持出来る。又屋根材1,キャップ1
3の取付作業が上から下へ押し込むだけであり、作業が
楽に且つ迅速に行え、作業性が向上する。
【0012】;実施例2(図9参照) 図9中22は係止具10の垂直部分11の内側面に設け
た突出部、23はキャップ13の側壁に設けた前記突出
部22に嵌合される嵌合穴である。図9に示す実施例3
は、キャップ13の側壁を係止具10の1対の直立部分
11の間の空間内に挿入し、且つキャップ13の側壁に
は、係止具10の直立部分11の内側面に設けた突出部
22に嵌合する嵌合穴23を設けており、キャップ13
の側壁を内側へ傾けながらキャップ13の嵌合穴23に
係止具10の直立部分11の突出部22を嵌合させ互い
を係止している。実施例2では、係止具10の直立部分
11と吊子3の側壁との間隙幅を狭く絞り込み、屋根材
1のハゼ2を吊子3のくぼみ部5内に拘束している。そ
の他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じで
ある。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、屋根材に衝撃等がかか
っても屋根材の係止力を高く維持出来、又その高い係止
力を長期間にわたり確実に維持出来るので、屋根材の浮
き上がりを確実に阻止し、外観の美しい屋根を長期間に
わたって容易に且つ確実に維持出来るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の要部を示す縦断面図である。
【図2】実施例1での屋根の構築の工程を示す工程図で
ある。
【図3】実施例1での屋根の構築の工程を示す工程図で
ある。
【図4】実施例1での屋根の構築の工程を示す工程図で
ある。
【図5】実施例1での屋根の構築の工程を示す工程図で
ある。
【図6】実施例1での屋根の構築の工程を示す工程図で
ある。
【図7】実施例1での吊子を示す斜視図である。
【図8】実施例1での係止具を示す斜視図である。
【図9】実施例2の要部を示す縦断面図である。
【図10】従来の屋根の構築状態の要部を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 屋根材 2 ハゼ 3 吊子 4 陥凹部 5 くぼみ部 6 挿入空間 7 樋 8 欠番 9 側壁 10 係止具 11 直立部分 12 嵌合穴 13 キャップ 14 折曲部 15 水路 16 野地板 16a 軒先 17 ルーフィング材 18 グラスウール材 19 ビス 20 釘 21 欠番 22 突出部 23 嵌合穴 50 屋根材 51 ハゼ 52 樋 53 屋根面 54 下部吊子 54a 陥凹部 55 上部吊子 55a 並行部分 55b 下端 55c 突出部 56 釘 57 折曲部分 58 ボルト 59 キャップ 60 側壁 61 バックアップ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八代 秀則 熊本県阿蘇郡小国町大字宮原1690 株式 会社八代板金工業内 (56)参考文献 特開 平7−224496(JP,A) 特開 平7−252915(JP,A) 特開 昭63−27652(JP,A) 特開 平7−42323(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の樋を屋根面に横方向へ所定間隔あ
    けて並設し、両端部を折曲して両端にハゼを形成した金
    属製の屋根材を前記樋間に配置し、且つ前記ハゼを前記
    樋内に挿入し、複数個の吊子で前記屋根材を屋根面に固
    定し、屋根材と屋根面との間に充填材を介在させ、隣接
    する屋根材のハゼ間に細長なキャップを取付けてハゼ間
    の間隙を塞いだ金属製屋根材の屋根構造において、 前記屋根材のハゼの構成を屋根材の両端部を下方へ折曲
    し且つその下方折曲部の下端部を内側へ拡幅を持たせて
    上方へ折曲した三角形状とし、 樋の外側にある吊子の左右部分を屋根面に固定し、吊子
    の中央部分を樋内へ深く且つ巾広く嵌入するように折曲
    して該中央部に陥凹部を形成し、前記陥凹部の内側面に
    前記屋根材のハゼを嵌入するくぼみ部を設け、前記屋根
    材のハゼを前記吊子のくぼみ部に嵌入し、前記屋根材の
    ハゼ間に嵌入するキャップの側壁を屋根材のハゼの外側
    から前記くぼみ部に近接させた状態でキャップを吊子に
    係止する係止手段を設け、前記くぼみ部の上方の前記吊
    子の側壁と前記キャップの側壁との間隙を狭く絞り込ん
    だ部分を形成して前記くぼみ部内に屋根材のハゼを拘束
    したことを特徴とする金属製屋根材の屋根構造。
  2. 【請求項2】 複数の樋を屋根面に横方向へ所定間隔あ
    けて並設し、両端部を折曲して両端にハゼを形成した金
    属製の屋根材を前記樋間に配置し、且つ前記ハゼを前記
    樋内に挿入し、複数個の吊子で前記屋根材を屋根面に固
    定し、屋根材と屋根面との間に充填材を介在させ、隣接
    する屋根材のハゼ間に細長なキャップを取付けてハゼ間
    の間隙を塞いだ金属製屋根材の屋根構造において、 前記屋根材のハゼの構成を屋根材の両端部を下方へ折曲
    し且つその下方折曲部の下端部を内側へ拡幅を持たせて
    上方へ折曲した三角形状とし、 樋の外側にある吊子の左右部分を屋根面に固定し、吊子
    の中央部分を樋内へ深く且つ巾広く嵌入するように折曲
    して該中央部に陥凹部を形成し、前記陥凹部の内側面に
    前記屋根材のハゼを嵌入するくぼみ部を設け、前記屋根
    材のハゼを前記吊子のくぼみ部に嵌入し、前記吊子の陥
    凹部内に1対のプレートをそれぞれ屋根材のハゼの外側
    から前記くぼみ部に近接して立設し、前記くぼみ部の上
    方の前記吊子の側壁と前記プレートとの間隙を狭く絞り
    込んだ部分を形成して前記くぼみ部内に屋根材のハゼを
    拘束し、嵌入した前記キャップを前記吊子に係止する係
    止手段を設けたことを特徴とする金属製屋根材の屋根構
    造。
  3. 【請求項3】 係止手段として、略逆U字状の金属製の
    キャップの下端部を内側へループ状に折り込んで下部を
    拡幅し、吊子の陥凹部内に前記キャップの側壁をそれぞ
    れ外側へ付勢する1対のバネ材のプレートを立設し、同
    1対のプレートの外表面に前記キャップのループ状の下
    端部が嵌合するへこみ部を設け、同へこみ部に前記キャ
    ップの下端部を嵌合させてキャップを係止した請求項1
    記載の金属製屋根材の屋根構造。
  4. 【請求項4】 キャップの上面と屋根材の上面とを略同
    一レベルとし、凹凸のない屋根とした請求項1〜3いず
    れか記載の金属製屋根材の屋根構造。
  5. 【請求項5】 樋内に嵌入した吊子の下面と樋の底壁と
    の間に水路を形成した請求項1〜4いずれか記載の金属
    製屋根材の屋根構造。
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