JPH069197Y2 - 軒樋の補強金物 - Google Patents

軒樋の補強金物

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JPH069197Y2
JPH069197Y2 JP1988024544U JP2454488U JPH069197Y2 JP H069197 Y2 JPH069197 Y2 JP H069197Y2 JP 1988024544 U JP1988024544 U JP 1988024544U JP 2454488 U JP2454488 U JP 2454488U JP H069197 Y2 JPH069197 Y2 JP H069197Y2
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JP
Japan
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eaves
support plate
rear end
eaves gutter
plate portion
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JP1988024544U
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JPH01129421U (ja
Inventor
和彦 佐藤
Original Assignee
新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、屋根への梯子架けによる軒樋の破損防止を
する機能を有する補強金物に関する。
一,二階建、更には三階建等の低層建物において、屋根
の軒先部分に軒樋が架設される。この軒樋は屋根面から
の雨水を受ける為、上方を開口した長尺状のもので、通
常合成樹脂材や耐食アルミ板等によって形成されてい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記の軒樋は直接軒先の鼻隠し板等に取付けられ、屋根
面から流下した雨水を上部開口で受け入れる為に、軒樋
を形成する前板が屋根の最下端よりも外方に張り出た形
となる。その為屋根補修工事や軒樋清掃を目的として屋
根に梯子を架ける場合には軒樋の前板に梯子が当接す
る。よって軒樋の前板には梯子からの荷重がかかり、軒
樋自体に変形,破損を生じさせたり、又取付部分に過大
な荷重を加え、その結果脱落等の事故を生ずる。
しかも梯子に人が乗った状態で横ズレ等を引き起し、人
身事故を引き起しかねない。
〈課題を解決するための手段〉 そこで、この考案によれば、軒樋の開口部に設けられる
支持板部と、この支持板部の前端で軒樋の先端を支持す
る先端掛着部と、前記支持板部の後端で軒樋の後端を支
持する後端装着部と、この後端装着部より下方に延設し
た取付辺とを備えてなり、軒樋部に架けられた梯子の荷
重を受けて軒樋の変形と破損を防止する軒樋の補強金物
であって、前記支持板部は、前記梯子の幅より広く形成
され、その両端部に前記先端掛着部より外方に延出した
ストッパ部を有する滑り防止金具を取付けてなることを
特徴とする軒樋の補強金物を構成する。
〈作用〉 すなわち先端掛着部に軒樋の先端を掛着し、後端装着部
に軒樋の後端を装着することにより、軒樋開口内には支
持板部が張架された状態となり、軒樋部分に梯子を架け
た場合に、梯子からの荷重は支持板部が受けることにな
り、軒樋には荷重を直接負担させない。よって軒樋自体
の変形,破損等はなくなる。又補強金物自体はその取付
辺を後端装着部の下端で、しかも支持板部より下方に取
付具を延設している為、補強金物を鼻隠し板等に取付け
るに際して、支持板部の下面側から容易に取付けること
ができる。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の軒樋の補強金物を詳細に説明
する。
第1図は補強金物1の斜視図である。
この補強金物1は、その長手方向の長さを鼻隠しの横幅
よりも幾分長い定尺材から成るものである。又支持板部
11は軒樋の開口幅Wより幾分小さい幅(第2図参照)に
形成されており、この支持板部11の一端、例えば先端側
を上方に屈曲して側面略の先端掛着部12が形成され、
一方他端、すなわち後端を上方に折曲して内面13iと外
面13oとにより側面略状の後端装着部13が形成されて
いる。
前記先端掛着部12と後端装着部13との距離は、軒樋の開
口幅Wと略同長に形成される。この後端装着部13内には
後述する如く、軒樋の後端が装着される。しかも後端装
着部13内の内面13iには掛止片13aが、又外面13oには突
条13b,13cが夫々位置をずらした状態で形成されてい
る。更に内面13iには軒樋を装着した状態で固定する為
に用いる蝶ネジ用のネジ孔13dが螺設されている。
一方外面13oの下端には、取付辺14が支持板部11より下
方に延設されている。この取付辺14には所定間隔でビス
孔14aが穿孔されている。よって該補強金物1を鼻隠し
板等に固定するには支持板部が邪魔にならず、取付施工
の能率を向上させる。上記構成の補強金物1は全体を一
体的に形成した、例えばアルミ押出形材等によって形成
される。
斯かる補強金物1に軒樋を取付ける施工を第2図に基づ
き説明する。
軒樋4は流水部41と前板42及び後板43から成る上部開口
状の長尺材で、前板42にはフック状先端42aが、又後板4
3には同フック状後端43aが夫々長手方向に亘って設けら
れている。上記構成の軒樋4に対し、補強金物1を設け
るには、先ず補強金物1の外面13oを鼻隠し板2の所定
位置に当接し、取付辺14に設けたビス孔14aからビス3
を打ち込む。次いで軒樋4のフック状先端42aを先端掛
着部12に掛着し、その掛着部分Pを支点にしてフック状
後端43aを後端装着部13内に挿入する。そして内面13iに
設けた掛止辺13aに該フック状後端43aを掛着させる。上
記補強金物1において、先端掛着部12,支持板部11,後
端装着部13の全長すなわち奥行Dを軒樋4の開口幅Wと
略等しく形成しておけば、フック状先端42aとフック状
後端43aは先端掛着部12と掛着片13aに対し弾接した状態
で掛着され、容易に取外れることもない。
しかも内面13iに設けたネジ孔13dに蝶ネジ5を螺合すれ
ば突条13b,13c間で後板13が押圧されて十分な取付強度
を発揮する。
第3図は上記の施工を経て軒樋4の所定位置、例えば後
述する如く梯子を架ける所定位置に補強金物1を取付け
た状態の側面図である。この軒樋4の部分(補強金物1
が取付けられた部分)に第4図の側面図及び第5図の正
面図で示す如く、梯子6を架ける。すると梯子6からの
荷重は軒樋4に直接かかることなく、補強金物1の先端
掛着部12と後端装着部13との間で、支持板部11が受け持
つことになる。よって軒樋4は梯子からの荷重によって
変形,破損を生ずることもない。
尚梯子6からの荷重の大きさに応じて補強金物1を全体
に肉厚に形成すればよい。又雨水の留りをなくす為に支
持板部11に複数の透孔を設けたり、支持板部11自体をメ
ッシュ材にて形成することも可能である。
更にこの補強金物1に対し、一対の滑り防止金具7,7
を、梯子幅よりも僅かに大きい間隔で取付ける。
そして滑り防止金具7,7は補強金物1の先端掛着部12
よりも外方に延出したストッパ部71を有し、このストッ
パー部71,71間に梯子6が納まり、横滑りを防止するも
のである。上記滑り防止金具7,7を取付けることによ
り軒樋4の補強とともに梯子6の横滑りが確実に防止さ
れる。
〈考案の効果〉 以上説明した如く、本考案の補強金物を軒樋の所定位置
に取付けておくことにより、その所定位置において軒樋
を変形,破損させることなく、しかも人身事故を引き起
すこともない。よって安全に梯子を架けることができ、
雨仕舞の補修や屋根等の修繕に極めて便宜なものとな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、補強金物の斜視図、 第2図は、補強金物と軒樋の取付状態を説明する側面概
略図、 第3図は、軒樋に補強金物を取付けた状態を示す側面概
略図、 第4図は、梯子を架けた状態を示す側面概略図、 第5図は、同正面図である。 1……補強金物,11……支持板部, 12……先端掛着部,13……後端装着部, 14……取付辺,4……軒樋,42……前板, 43……後板,7……滑り防止金具, W……開口幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒樋の開口部に設けられる支持板部と、 この支持板部の前端で軒樋の先端を支持する先端掛着部
    と、 前記支持板部の後端で軒樋の後端を支持する後端装着部
    と、 この後端装着部より下方に延設した取付辺とを備えてな
    り、軒樋部に架けられた梯子の荷重を受けて軒樋の変形
    と破損とを防ぐ軒樋の補強金物であって、 前記支持板部は、前記梯子の幅より広く形成され、その
    両端部に前記先端掛着部より外方に延出したストッパ部
    を有する滑り防止金具を取付けてなることを特徴とする
    軒樋の補強金物。
JP1988024544U 1988-02-26 1988-02-26 軒樋の補強金物 Expired - Lifetime JPH069197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988024544U JPH069197Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 軒樋の補強金物

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JP1988024544U JPH069197Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 軒樋の補強金物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129421U JPH01129421U (ja) 1989-09-04
JPH069197Y2 true JPH069197Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31244482

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988024544U Expired - Lifetime JPH069197Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 軒樋の補強金物

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JP (1) JPH069197Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491079U (ja) * 1972-04-03 1974-01-08
JPH065455Y2 (ja) * 1986-05-26 1994-02-09 松下電工株式会社 軒樋吊り具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01129421U (ja) 1989-09-04

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