JPH0117688Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117688Y2 JPH0117688Y2 JP8185084U JP8185084U JPH0117688Y2 JP H0117688 Y2 JPH0117688 Y2 JP H0117688Y2 JP 8185084 U JP8185084 U JP 8185084U JP 8185084 U JP8185084 U JP 8185084U JP H0117688 Y2 JPH0117688 Y2 JP H0117688Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- panel
- support
- hole
- anchor legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の目的
〈産業上の利用分野〉
この考案は複数枚のパネルの整合した孔に押込
んでパネルを重ねて留めたり、頭部に電線その他
の部材を留める係合部を設け、パネルの孔に押込
んで取付けて係合部により電線その他の部材を保
持したりするプラスチツク製アンカー形クリツプ
に関する。
んでパネルを重ねて留めたり、頭部に電線その他
の部材を留める係合部を設け、パネルの孔に押込
んで取付けて係合部により電線その他の部材を保
持したりするプラスチツク製アンカー形クリツプ
に関する。
〈従来の技術〉
傘状の鍔を有する頭部の下面中央から下向きに
支柱が垂下し、上記支柱の下端部左右から斜上向
きに二本の錨脚が生えているプラスチツク製アン
カー形クリツプは公知である。
支柱が垂下し、上記支柱の下端部左右から斜上向
きに二本の錨脚が生えているプラスチツク製アン
カー形クリツプは公知である。
この種のアンカー形クリツプはパネルの孔に支
柱を上から押込み、これによつて左右の錨脚を支
柱に向かつて片持梁式に撓め、鍔をパネルの上面
に押付けて拡張した状態で両錨脚の上端部外面を
パネルの孔の縁に下から係止してパネルに固定す
る。
柱を上から押込み、これによつて左右の錨脚を支
柱に向かつて片持梁式に撓め、鍔をパネルの上面
に押付けて拡張した状態で両錨脚の上端部外面を
パネルの孔の縁に下から係止してパネルに固定す
る。
〈解決しようとする問題点〉
この様にアンカー形クリツプは両錨脚を支柱に
向かつて片持梁式に撓めてパネルの孔に押込んで
取付けるため、パネルの孔径の許容差が大きいと
言う長所はある反面、取付後パネルの面の方向に
ずれ動くことができると共に、垂直方向上向きに
引張つてパネルから外す場合、両錨脚の上端部外
面がパネルの孔の縁に下から引掛つて突張るため
適度な力で抜くことができない。
向かつて片持梁式に撓めてパネルの孔に押込んで
取付けるため、パネルの孔径の許容差が大きいと
言う長所はある反面、取付後パネルの面の方向に
ずれ動くことができると共に、垂直方向上向きに
引張つてパネルから外す場合、両錨脚の上端部外
面がパネルの孔の縁に下から引掛つて突張るため
適度な力で抜くことができない。
(2) 考案の構成
〈問題点解決手段〉
そこで本考案は支柱の側面と対向する両錨脚の
内面上端部に支柱に向かつて突出した凸部を設
け、支柱の上部には両錨脚と直交した面に貫通す
るスリツトを設けたことを特徴とする。
内面上端部に支柱に向かつて突出した凸部を設
け、支柱の上部には両錨脚と直交した面に貫通す
るスリツトを設けたことを特徴とする。
〈作用〉
パネルの孔に押込んで取付けたとき両錨脚内面
上端部にある凸部は支柱の各側面に当接する。従
つて、パネルの面の方向にずれ動くのが制止され
る。又、上向きに引抜く際、両錨脚は上端部外面
を孔の縁に引掛けて突張るが、その突張り力で凸
部は支柱の上端部にあるスリツトの左右の側壁を
内向きに押して撓めるので錨脚の上端部外面は孔
の縁から内方に外れ、適度な上向きの引張力で引
抜くことができる。
上端部にある凸部は支柱の各側面に当接する。従
つて、パネルの面の方向にずれ動くのが制止され
る。又、上向きに引抜く際、両錨脚は上端部外面
を孔の縁に引掛けて突張るが、その突張り力で凸
部は支柱の上端部にあるスリツトの左右の側壁を
内向きに押して撓めるので錨脚の上端部外面は孔
の縁から内方に外れ、適度な上向きの引張力で引
抜くことができる。
〈実施例〉
図面において、1は傘状の鍔2を有する頭部、
3は支柱、4,4は錨脚を示し、これらは一体に
適度な弾力を有するプラスチツクで成形されてい
る。この実施例の頭部1は鍔2だけからなり、こ
の鍔によつてパネルの孔を寒ぐホールクリツプと
して使用するが、必要に応じ鍔2の上に電線その
他の部材を保持したりする係合部を一体に備えさ
せてもよい。
3は支柱、4,4は錨脚を示し、これらは一体に
適度な弾力を有するプラスチツクで成形されてい
る。この実施例の頭部1は鍔2だけからなり、こ
の鍔によつてパネルの孔を寒ぐホールクリツプと
して使用するが、必要に応じ鍔2の上に電線その
他の部材を保持したりする係合部を一体に備えさ
せてもよい。
両錨脚4,4は支柱3の側面と対向する内面の
上部に支柱に向かつて突出した凸部5を有し、支
柱3は上部に両錨脚4,4と直交する面に貫通し
たスリツト6を有する。従つて上記凸部5はスリ
ツト6の両側の支柱の側壁部7,7に対向するこ
とになる。
上部に支柱に向かつて突出した凸部5を有し、支
柱3は上部に両錨脚4,4と直交する面に貫通し
たスリツト6を有する。従つて上記凸部5はスリ
ツト6の両側の支柱の側壁部7,7に対向するこ
とになる。
第3図はパネル8に開設した孔8′に少し押込
んだ状態で、両錨脚4,4は夫々支柱3に向かつ
て少し撓み、凸部5はスリツトの両側の側壁部
7,7に当接している。この状態から更に押込む
と両錨脚4,4は更に撓み、凸部5は側壁部7,
7をスリツト中に押込み、同時に傘状の鍔2の周
縁部はパネルの上面に当接する(第4図)。第5
図はパネルの孔8′に完全に押込んで固定した状
態で両錨脚の外面上端部の斜面4′,4′は孔8′
の縁に下から引掛つて錨脚は外方に弾力で少し戻
り、凸部5は真直ぐに戻つた側壁部7の外面に当
接し、鍔2はパネルの上面上に押付いて少し開
く。
んだ状態で、両錨脚4,4は夫々支柱3に向かつ
て少し撓み、凸部5はスリツトの両側の側壁部
7,7に当接している。この状態から更に押込む
と両錨脚4,4は更に撓み、凸部5は側壁部7,
7をスリツト中に押込み、同時に傘状の鍔2の周
縁部はパネルの上面に当接する(第4図)。第5
図はパネルの孔8′に完全に押込んで固定した状
態で両錨脚の外面上端部の斜面4′,4′は孔8′
の縁に下から引掛つて錨脚は外方に弾力で少し戻
り、凸部5は真直ぐに戻つた側壁部7の外面に当
接し、鍔2はパネルの上面上に押付いて少し開
く。
この様に固定状態で凸部5はスリツトの両側の
側壁部7に当接しているのでパネルの面の方向に
ずれ動くことが防止される。
側壁部7に当接しているのでパネルの面の方向に
ずれ動くことが防止される。
又、パネルから上向きに引張つて外すときは孔
の縁に下から引掛つている斜面4′,4′により錨
脚は突張つて抵抗しようとするが、凸部5がスリ
ツトの両側の側壁部7,7をスリツト中に押込む
ので斜面4′,4′は孔の縁から内向きに外れて第
4図の状態になる。従つて、適度な力で引抜いて
パネルから外すことができる。
の縁に下から引掛つている斜面4′,4′により錨
脚は突張つて抵抗しようとするが、凸部5がスリ
ツトの両側の側壁部7,7をスリツト中に押込む
ので斜面4′,4′は孔の縁から内向きに外れて第
4図の状態になる。従つて、適度な力で引抜いて
パネルから外すことができる。
(3)考案の効果
この様に本案によれば従来のアンカー形クリツ
プの固定状態でパネルの面の方向にずれ動くと言
う欠点を解消でき、その上、適度な力で引抜くこ
とができるので、後から外すことが必要な用途に
適したアンカー形クリツプを提供できる。
プの固定状態でパネルの面の方向にずれ動くと言
う欠点を解消でき、その上、適度な力で引抜くこ
とができるので、後から外すことが必要な用途に
適したアンカー形クリツプを提供できる。
第1図は本案の一実施例の一半を断面にした正
面図、第2図は同上の側面図、第3〜5図はパネ
ルの孔に押込んで行く状態の順序を示す説明図
で、図中、1は頭部、2は鍔、3は支柱、4,4
は錨脚、5は凸部、6はスリツトを示す。
面図、第2図は同上の側面図、第3〜5図はパネ
ルの孔に押込んで行く状態の順序を示す説明図
で、図中、1は頭部、2は鍔、3は支柱、4,4
は錨脚、5は凸部、6はスリツトを示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 傘状の鍔を有する頭部の下面中央から下向きに
支柱が垂下し、上記支柱の下端部左右から斜め上
向きに二本の錨脚が生えているプラスチツク製ア
ンカー形クリツプにおいて、 上記両錨脚は支柱の側面と対向する内面の上端
部に支柱に向かつて突出した凸部を有し、支柱は
上部に両錨脚と直交した面に貫通するスリツトを
有することを特徴とするプラスチツク製アンカー
形クリツプ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8185084U JPS60196013U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | プラスチツク製アンカ−形クリツプ |
BR6500725U BR6500725U (pt) | 1984-06-04 | 1985-06-03 | Grampo plastico tipo ancora |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8185084U JPS60196013U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | プラスチツク製アンカ−形クリツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60196013U JPS60196013U (ja) | 1985-12-27 |
JPH0117688Y2 true JPH0117688Y2 (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=13757953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8185084U Granted JPS60196013U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | プラスチツク製アンカ−形クリツプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60196013U (ja) |
BR (1) | BR6500725U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7481474B2 (en) * | 2006-03-08 | 2009-01-27 | Newfrey Llc | Trim retainer |
JP6663709B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2020-03-13 | 株式会社パイオラックス | 留め具 |
JP2023072189A (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-24 | 株式会社ニフコ | 留め具 |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP8185084U patent/JPS60196013U/ja active Granted
-
1985
- 1985-06-03 BR BR6500725U patent/BR6500725U/pt unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR6500725U (pt) | 1986-12-16 |
JPS60196013U (ja) | 1985-12-27 |
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