JPH0356152Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0356152Y2 JPH0356152Y2 JP1986032999U JP3299986U JPH0356152Y2 JP H0356152 Y2 JPH0356152 Y2 JP H0356152Y2 JP 1986032999 U JP1986032999 U JP 1986032999U JP 3299986 U JP3299986 U JP 3299986U JP H0356152 Y2 JPH0356152 Y2 JP H0356152Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main frame
- hanger member
- engine
- head tube
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動二輪車(自動三輪車を含む)のエ
ンジンの支持構造に関する。
ンジンの支持構造に関する。
(従来の技術)
自動二輪車におけるエンジンの支持手段として
メインフレームに吊下げるタイプのものがある。
これは第7図に示すように、ヘツドチユーブ10
0にメインフレーム101の前端部を溶接し、こ
の溶接部の補強を行うためにヘツドチユーブ10
0とメインフレーム101間にガセツトプレート
102を溶接し、更にこのガセツトプレート10
2の後方のメインフレーム101下面にハンガー
部材103を溶接し、このハンガー部材103に
直接又はブラケツトを介してエンジンを吊下げ支
持するようにしている。
メインフレームに吊下げるタイプのものがある。
これは第7図に示すように、ヘツドチユーブ10
0にメインフレーム101の前端部を溶接し、こ
の溶接部の補強を行うためにヘツドチユーブ10
0とメインフレーム101間にガセツトプレート
102を溶接し、更にこのガセツトプレート10
2の後方のメインフレーム101下面にハンガー
部材103を溶接し、このハンガー部材103に
直接又はブラケツトを介してエンジンを吊下げ支
持するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点)
上述した従来の支持構造にあつては、ハンガー
部材103をメインフレーム101に溶接等によ
り固着しているが、ハンガー部材103の長さは
比較的短く、そのためハンガー部材103とメイ
ンフレーム101との溶接面積を大きくとれな
い。その結果、メインフレーム101の一部に応
力が集中し、これに対処すべくメインフレーム1
01の厚み等を大としなければならず、重量増加
を招いている。
部材103をメインフレーム101に溶接等によ
り固着しているが、ハンガー部材103の長さは
比較的短く、そのためハンガー部材103とメイ
ンフレーム101との溶接面積を大きくとれな
い。その結果、メインフレーム101の一部に応
力が集中し、これに対処すべくメインフレーム1
01の厚み等を大としなければならず、重量増加
を招いている。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決すべく本考案は、ヘツドチユ
ーブ周面から各メインフレーム下面に沿つて後方
へ延設される中空状をなす左右一対のガセツトプ
レートの前端部をヘツドチユーブに固着すると共
にその上縁部を全長に亘つて前記各メインフレー
ム下面に固着し、この各ガセツトプレートにエン
ジン支持用のハンガー部材を設けるようにした。
ーブ周面から各メインフレーム下面に沿つて後方
へ延設される中空状をなす左右一対のガセツトプ
レートの前端部をヘツドチユーブに固着すると共
にその上縁部を全長に亘つて前記各メインフレー
ム下面に固着し、この各ガセツトプレートにエン
ジン支持用のハンガー部材を設けるようにした。
(作用)
エンジンの重量はガセツトプレートを介してメ
インフレームに作用するが、ガセツトプレートと
メインフレームとの溶接(固着)面積は大である
ため、メインフレームに応力集中が生じない。
インフレームに作用するが、ガセツトプレートと
メインフレームとの溶接(固着)面積は大である
ため、メインフレームに応力集中が生じない。
(実施例)
以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
する。
第1図は本考案に係るエンジン支持構造を適用
した自動二輪車の側面図、第2図は同自動二輪車
のフレームのみの側面図、第3図は第2図のA−
A線拡大断面図である。
した自動二輪車の側面図、第2図は同自動二輪車
のフレームのみの側面図、第3図は第2図のA−
A線拡大断面図である。
自動二輪車のヘツドチユーブ1には左右一対の
メインフレーム2の前端部が溶接され、このメイ
ンフレーム2はアルミニウム合金を中空ボツクス
状に成形してりなり、その平面形状はU字状をな
すとともに車体の後下方に向つて直線状に延びて
いる。
メインフレーム2の前端部が溶接され、このメイ
ンフレーム2はアルミニウム合金を中空ボツクス
状に成形してりなり、その平面形状はU字状をな
すとともに車体の後下方に向つて直線状に延びて
いる。
また、ヘツドチユーブ1と各メインフレーム2
との間には補強用の左右一対のガセツトプレート
3が溶接されている。この各ガセツトプレート3
はアルミニウム合金を素材として成形され、断面
が上方に開放されたコ字状をなすとともに、その
後端部はメインフレーム2の後部まで延び、メイ
ンフレーム2の下面にガセツトプレート3の上縁
部が全長に亘つて溶接されている。そして、各ガ
セツトプレート3にはパイプ状をなすハンガー部
材4が予じめ挿入固着され、このハンガー部材4
に支持ブラケツト5が取付けられ、この支持ブラ
ケツト5にV型エンジン6の上部が吊下げ支持さ
れている。
との間には補強用の左右一対のガセツトプレート
3が溶接されている。この各ガセツトプレート3
はアルミニウム合金を素材として成形され、断面
が上方に開放されたコ字状をなすとともに、その
後端部はメインフレーム2の後部まで延び、メイ
ンフレーム2の下面にガセツトプレート3の上縁
部が全長に亘つて溶接されている。そして、各ガ
セツトプレート3にはパイプ状をなすハンガー部
材4が予じめ挿入固着され、このハンガー部材4
に支持ブラケツト5が取付けられ、この支持ブラ
ケツト5にV型エンジン6の上部が吊下げ支持さ
れている。
メインフレーム2の後端部にはピボツトプレー
ト2aが溶接等により固着され、このピボツトプ
レート2aにはシートガセツト7が同じく溶接等
により固着され、ピボツトプレート2aでエンジ
ン6の後部を支持し、このエンジン6の上部には
キヤブレター8及びエアクリーナケース9が配設
され、これらキヤブラレター8及びエアクリーナ
ケース9はメインフレーム2とシートガセツト7
との間に形成される空間に配設される。更にエン
ジン6からは排気管10,11が導出され、排気
管10は中間部においてループを描き、排気管1
1は該ループを通り、それぞれの排気管10,1
1はリヤフオーク12によつて支承される後輪1
3の側方まで伸び、この端部にマフラー14,1
5が接続される。
ト2aが溶接等により固着され、このピボツトプ
レート2aにはシートガセツト7が同じく溶接等
により固着され、ピボツトプレート2aでエンジ
ン6の後部を支持し、このエンジン6の上部には
キヤブレター8及びエアクリーナケース9が配設
され、これらキヤブラレター8及びエアクリーナ
ケース9はメインフレーム2とシートガセツト7
との間に形成される空間に配設される。更にエン
ジン6からは排気管10,11が導出され、排気
管10は中間部においてループを描き、排気管1
1は該ループを通り、それぞれの排気管10,1
1はリヤフオーク12によつて支承される後輪1
3の側方まで伸び、この端部にマフラー14,1
5が接続される。
また、メインフレーム2の前部下方にはラジエ
ータ16が支持され、ヘツドチユーブ1には上下
のブリツジ17,18が取付けられ、これらブリ
ツジ17,18間に前輪19を支承するフロント
フオーク20の上部が挿通保持され、このフロン
トフオーク20にハンドル21が取付けられてい
る。
ータ16が支持され、ヘツドチユーブ1には上下
のブリツジ17,18が取付けられ、これらブリ
ツジ17,18間に前輪19を支承するフロント
フオーク20の上部が挿通保持され、このフロン
トフオーク20にハンドル21が取付けられてい
る。
一方、シートガセツト7の起立部7bにはシー
トレール22の前端部が固着され、このシートレ
ール22上にシート23が載置固定され、このシ
ート23の前方にはメインフレーム2の上面及び
シートガセツト7の上端間に載置固定される燃料
タンク24が位置している。
トレール22の前端部が固着され、このシートレ
ール22上にシート23が載置固定され、このシ
ート23の前方にはメインフレーム2の上面及び
シートガセツト7の上端間に載置固定される燃料
タンク24が位置している。
第4図乃至第6図は別実施例で示す図であり、
第4図及び第4図のB−B線断面図である第5図
に示す実施例にあつては、ガセツトプレート3に
予じめ上方に開放される凹部25,25を形成
し、この凹部25,25にハンガー部材26,2
6を溶接し、この状態でガセツトプレート3をメ
インフレーム2の下面に溶接したものであり、ま
た第6図に示す実施例はガセツトプレート3に1
つの凹部27を形成し、この凹部27に取付穴を
2つ形成した1のハンガー部材28を溶接し、こ
の状態でガセツトプレート3をメインフレーム2
の下面に溶接している。
第4図及び第4図のB−B線断面図である第5図
に示す実施例にあつては、ガセツトプレート3に
予じめ上方に開放される凹部25,25を形成
し、この凹部25,25にハンガー部材26,2
6を溶接し、この状態でガセツトプレート3をメ
インフレーム2の下面に溶接したものであり、ま
た第6図に示す実施例はガセツトプレート3に1
つの凹部27を形成し、この凹部27に取付穴を
2つ形成した1のハンガー部材28を溶接し、こ
の状態でガセツトプレート3をメインフレーム2
の下面に溶接している。
更に図面には示していないが、ガセツトプレー
トの形状はコ字状に限らず、断面ボツクス状をな
すもの等中空状をなすものであれば、軽量化と剛
性を満足し得る。また支持ブラケツト5を介さず
直接エンジン6をハンガー部材に支持せしめても
よい。
トの形状はコ字状に限らず、断面ボツクス状をな
すもの等中空状をなすものであれば、軽量化と剛
性を満足し得る。また支持ブラケツト5を介さず
直接エンジン6をハンガー部材に支持せしめても
よい。
(考案の効果)
以上に説明した如く本考案によれば、エンジン
支持用のハンガー部材をヘツドチユーブ周面から
メインフレーム下面に沿つて後方へ延設される中
空状をなすガセツトプレートに予め固着すること
によつて補強しているため、ハンガー部材自体を
メインフレームに溶接する工程を省略できると共
にメインフレームに応力が集中することがないの
でハンガー部材の前後でメインフレームの強度を
略同一にできることからその製作が容易となる。
支持用のハンガー部材をヘツドチユーブ周面から
メインフレーム下面に沿つて後方へ延設される中
空状をなすガセツトプレートに予め固着すること
によつて補強しているため、ハンガー部材自体を
メインフレームに溶接する工程を省略できると共
にメインフレームに応力が集中することがないの
でハンガー部材の前後でメインフレームの強度を
略同一にできることからその製作が容易となる。
第1図は本考案に係るエンジン支持構造を適用
した自動二輪車の全体側面図、第2図は同自動二
輪車のフレームのみを示す側面図、第3図は第2
図のA−A線断面図、第4図は別実施例の要部側
面図、第5図は第4図のB−B線断面図、第6図
は別実施例の要部側面図、第7図は従来の支持構
造を示す図である。 尚、図面中1はヘツドチユーブ、2はメインフ
レーム、3はガセツトプレート、4,26,28
はハンガー部材、5は支持ブラケツト、6はエン
ジンである。
した自動二輪車の全体側面図、第2図は同自動二
輪車のフレームのみを示す側面図、第3図は第2
図のA−A線断面図、第4図は別実施例の要部側
面図、第5図は第4図のB−B線断面図、第6図
は別実施例の要部側面図、第7図は従来の支持構
造を示す図である。 尚、図面中1はヘツドチユーブ、2はメインフ
レーム、3はガセツトプレート、4,26,28
はハンガー部材、5は支持ブラケツト、6はエン
ジンである。
Claims (1)
- ヘツドチユーブとピボツトプレートとを左右一
対の略直線状のメインフレームにて連結し、この
メインフレームの下方にエンジンを配設した自動
二輪車におけるエンジン支持構造において、前記
ヘツドチユーブ周面から各メインフレーム下面に
沿つて後方へ延設される中空状をなす左右一対の
ガセツトプレートの前端部をヘツドチユーブに固
着すると共にその上縁部を全長に亘つて前記各メ
インフレーム下面に固着し、この各ガセツトプレ
ートにハンガー部材を設け、このハンガー部材に
直接又はハンガー部材にブラケツトを介してエン
ジンを吊下げ支持するようにしたことを特徴とす
る自動二輪車におけるエンジン支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986032999U JPH0356152Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986032999U JPH0356152Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144795U JPS62144795U (ja) | 1987-09-12 |
JPH0356152Y2 true JPH0356152Y2 (ja) | 1991-12-16 |
Family
ID=30840198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986032999U Expired JPH0356152Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0356152Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60146779A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-02 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車のエンジン支持構造 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP1986032999U patent/JPH0356152Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60146779A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-02 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車のエンジン支持構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62144795U (ja) | 1987-09-12 |
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