JPH0356140Y2 - - Google Patents

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JPH0356140Y2
JPH0356140Y2 JP1985181110U JP18111085U JPH0356140Y2 JP H0356140 Y2 JPH0356140 Y2 JP H0356140Y2 JP 1985181110 U JP1985181110 U JP 1985181110U JP 18111085 U JP18111085 U JP 18111085U JP H0356140 Y2 JPH0356140 Y2 JP H0356140Y2
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JP
Japan
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handle
fan
shaped
back plate
fixing pin
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JP1985181110U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、台車の後端部に門型の手押しハンド
ルを立設した手押し運搬車において、該ハンドル
を台車上に倒伏可能とした起倒装置に関するもの
である。
ロ 従来の技術 上記運搬車には、それ自体を多数運搬、保管す
る場合に際して、立設された手押しハンドルを邪
魔にならないよう倒伏させ、使用時には該ハンド
ルの起立固定を確実に行う必要が生じる。そこで
例えば実開昭55−178458号公報に開示の後方傾斜
ハンドルの支承装置の如く、車軸に設けたカムの
円弧状周面によつてハンドルを係止固定する構造
が知られている。
ハ 考案が解決しようとする課題 しかし前記従来のハンドル支承装置において
は、起立させたハンドル杆の下部にカムを当接さ
せているだけのもので、カムによりハンドル杆に
付勢力等のハンドル支持のための外力が何等付さ
れているものではない。つまりカムとハンドル杆
との関係に繋がりがないものであるから、少しの
振動でカムがハンドル杆から離反する虞れがあ
り、凡そ支承装置としては確実性にかけるもので
あつた。
ニ 問題点を解決するための手段 そこで本考案は、簡単且つ合理的な構成によつ
て、ハンドルの起立時における固定が確実に行わ
れ、而もワンタツチで該ハンドルを倒伏可能とす
るもので、その構成は、台車の後端部に門型の手
押し用ハンドルを起倒自在に備えた手押し運搬車
において、上記台車の後端部左右に夫々断面コ字
状の取付け具を固設し、該取付け具に前記ハンド
ルの両下端部を、夫々先端より所望長さの内方の
部位においてコ字状内で回動自在に支承し、その
先端側に側方へ固定ピンを突設する一方、該固定
ピンのハンドル起立時におけるハンドル柱部軸に
対し直角後方又はその上寄り位置を支点とし、周
面が該固定ピンの回動軌跡面と重なり合う扇状の
カムを、ハンドルの起立側回転方向と逆方向へ付
勢力を働かせて設けて前記固定ピンを該扇状カム
の円弧状周面で係止固定するとともに、該扇状カ
ムの円弧状周面を付勢力方向に対して徐々に後拡
がりに形成したことを特徴とするものである。
ホ 作用 ハンドルが起立した状態においては、ハンドル
下端部の固定ピンが取付け具の背板と付勢力のつ
いた扇状カムの円弧状周面とで挟持され、ハンド
ル両下端部はしつかりと固定される。ハンドルを
倒伏させる場合、連結杆を利用して該固定ピンと
扇状カムの円弧状周面との接触を解くことによ
り、ハンドル貫通軸を中心として簡単に倒伏させ
る事ができる。
ヘ 実施例 次に本考案の実施一例を図面に従つて説明する
と次の通りである。
図中1は台車であつて、該台車1の下部には、
前後左右の対称位置に4個の車輪2,2……が回
転可能に取付けられている。3は台車1の後端部
に、その基端部両側が枢支されて該断面図1の上
面側へ倒伏可能に設けられた門型の手押し用ハン
ドルであり、該ハンドル3の柱部3aは、ハンド
ル下端より上方部位を、台車の後端部両側に固設
された、各々左右一対の取付け板4a,4a及び
背板7から成る断面コ字状の取付け具4の該取付
け板4a間において、取付け具4a,4aの台車
1側上方に設けた透孔位置で貫挿された貫通軸5
によつて回動自在に支承されており、該支承位置
より下端側の内側側方へは固定ピン6が水平に突
設されている。該取付け具4の背板7は、ハンド
ル3を起立させた状態では該ハンドル3の柱部3
aに当接し、それ以上の回転を阻止するストツパ
となつていて、該背板の上端部高さは、ハンドル
3を起立させた状態での固定ピン6位置より上方
で、尚且倒伏させた時略水平位置で支持できる
様、該支承位置より少なくともハンドル柱部3a
の直経幅の半分は下方に設定されている。
前記ハンドル支承位置より後方の取付け板4a
間においては、ハンドル起立時における固定ピン
6からハンドル柱部3a軸に対して直角後方を支
点とし、円弧状周面8aが固定ピン6と当接する
扇状カム8が、取付け板4aの該支点位置の透孔
に貫通されたカム軸9によつて回動自在に設けら
れ、背板7と該円弧状周面8aとによつてハンド
ルの柱部3aが挟持固定されるようになつてい
る。該扇状カム8は、カム軸9に外装されたコイ
ルスプリング10により、ハンドルの起立側回転
方向と逆方向へ付勢力が付与され、固定ピン6と
係合する円弧状周面8aは、付勢力方向に対して
徐々に後拡がり(付勢方向に対して上手側が膨出
した形状)の円弧となつている。これらの機構は
夫々左右対称となつていて、左右に配置された各
扇状カム8,8は、ハンドル3を起立させた場合
に位置する状態において、該カム軸9より上方に
当たる部位で相互に連結杆11で結合されてい
る。
以上の如く構成された手押し運搬車のハンドル
は、起立状態において第4図a図示の如く、ハン
ドル柱部3aの軸と固定ピン6の位置で直交する
線上に支点を有する扇状カム8によつて、該ハン
ドル柱部3aは、その下端部において固定ピン6
が、カムの円弧状周面8aによつて背板7側に押
し付けられ、該背板7と円弧状周面8aとで挟ま
れて確りと固定される。固定を解除するには、連
結杆11を例えば足によつて扇状カムの反付勢方
向(勢方向の上手側)へ回転させれば、固定ピン
6と扇状カムの円弧状周面8aとが離反して一旦
係合が解かれるから、ハンドルの倒伏が可能とな
る(第4図b参照)。該ハンドルを倒伏方向へ回
転させるにつれて扇状カム8はそれとは逆方向へ
回転し(第4図c)、完全に倒伏させた場合には
第4図eの如く固定ピン6が扇状カム8の円弧状
周面側方と係合して扇状カム8は起き上がつた状
態に保たれる。一方再度起立させるには、ハンド
ルaを起立方向へ回転させると、ハンドル倒伏時
に起き上がつた状態となつていた扇状カム8は、
その周面側方と固定ピン6とが係合したまま上記
倒伏時とは逆の回転をし(第4図d)、ハンドル
起立位置近くなつて固定ピン6と扇状カム周面側
方が離反すると(第4図cの位置)、コイルスプ
リングの付勢力により再び固定ピン6と扇状カム
の円弧状周面8aとが係合する。完全に係合した
状態においては、扇状カム8の支点がハンドルに
対して固定ピン6の直交後方に位置するから、係
合状態でハンドルを倒伏させようと力を加えて
も、その力は扇状カム面には、固定ピンからハン
ドル支承点を中心とする円の接線方向、即ち扇状
カムの支点方向に働き、該扇状カムとハンドルと
はロツクした状態に保たれて該ハンドルの回動は
完全に阻止される。長期使用によつて扇状カムの
係合面が摩耗してくると、係合面が付勢力方向に
対して後拡がりの円弧状に形成されているから、
固定ピンとの当接点が移動してその補正が自然に
行われ、背板7及び固定ピン6と円弧状周面8a
との関連には全く影響を与えず、がたついたり固
定不良を起こす虞れはないのである。
尚本考案において扇状カムは、必ずしも厳格な
扇形に徹する必要はなく、円弧状周面と扇状カム
の回転中心のみを見た場合、これらが扇状を呈し
ていればよい。
更に扇状カムの支点は、ハンドル柱部の起立時
における固定ピンに対して柱部の直角後方より上
寄りとすることにより、扇状カムの円弧状周面が
固定ピンを楔状に係止して、より強固に固定がで
きるようになる。
ト 考案の効果 以上の如く本考案によれば、ハンドル下端に突
設した固定ピンと、該固定ピンの回転軌跡におけ
るハンドル起立時の接線上又はその上寄りに中心
を有する扇状カムとの係合によつて合理的にハン
ドルを固定させることができ、更にその倒伏もワ
ンタツチで簡単に行えるから作業上何等支障をき
たさない。更に両部材の適切な位置関係により構
造が簡単で、而も長期に亘り信頼で性の高いハン
ドル起倒装置が提供でき、本考案によつてもたら
される実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の起倒装置を備えた手押し運搬
車の斜視図、第2図は起倒装置の分解斜視図、第
3図は起倒装置の背面図、第4図a〜eは起倒作
動の説明図である。 1……台車、2……車輪、3……ハンドル、3
a……柱部、4……取付け具、4a……取付け
板、5……貫通軸、6……固定ピン、7……背
板、8……扇状カム、8a……円弧状周面、9…
…カム軸、10……コイルスプリング、11……
連結杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車の後端部に門型の手押し用ハンドルを起倒
    自在に備えた手押し運搬車であつて、前記台車の
    後端部左右には、各々左右一対の取付け板及び背
    板から成る断面コ字状の取付け具を背板を台車側
    へ向けて固設し、該取付け板間において、両取付
    け板の台車側上方に設けた透孔位置で貫挿された
    貫通軸によつて前記ハンドルの柱部下端より上方
    部位を回動自在に支承して、且つハンドルの該支
    承位置より下端側の内側側方へは固定ピンを水平
    に突設し、前記背板の上端部は、該ハンドル支承
    位置より少なくともハンドル柱部の直径の幅半分
    は下方で、且つハンドル起立状態における該固定
    ピン位置若しくはその上方位置となるよう切欠
    き、又前記ハンドル支承位置より後方の取付け板
    間においては、ハンドル起立時における固定ピン
    からハンドル柱部軸に対して直角後方を支点と
    し、円弧状周面が固定ピンと当接する扇状カム
    を、取付け板の該支点位置の透孔に貫通されたカ
    ム軸によつて回動自在に設け、更に該扇状カム
    を、ハンドルを起立させた場合に位置する状態に
    おいて、該カム軸より上方に当たる部位で相互に
    連結杆で結合して、カム軸に外装されたコイルス
    プリングによりハンドルの起立側回転方向とは逆
    方向へ付勢力を付与し、且つ該扇状カムの固定ピ
    ンと係合する該円弧状周面は、付勢力方向に対し
    て徐々に後拡がりの円弧となつていることを特徴
    とする手押し運搬車におけるハンドルの起倒装
    置。
JP1985181110U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0356140Y2 (ja)

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JP1985181110U JPH0356140Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985181110U JPH0356140Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6288676U JPS6288676U (ja) 1987-06-06
JPH0356140Y2 true JPH0356140Y2 (ja) 1991-12-16

Family

ID=31125681

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985181110U Expired JPH0356140Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55178458U (ja) * 1979-06-09 1980-12-22

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Publication number Publication date
JPS6288676U (ja) 1987-06-06

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