JPH0356111Y2 - - Google Patents

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JPH0356111Y2
JPH0356111Y2 JP13396785U JP13396785U JPH0356111Y2 JP H0356111 Y2 JPH0356111 Y2 JP H0356111Y2 JP 13396785 U JP13396785 U JP 13396785U JP 13396785 U JP13396785 U JP 13396785U JP H0356111 Y2 JPH0356111 Y2 JP H0356111Y2
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JP
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lid
glove box
pivot point
rod
damper device
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JP13396785U
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JPS6243847U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のインストルメントパネルに配設
されるグローブボツクスのリツドの開閉機構に関
する。
(従来技術とその問題点) 従来のかかるグローブボツクスリツドの開閉装
置の一例として実開昭58−68353号あるいは実開
昭58−136844号に開示されたものがある。
第3図は該従来例を示すものであり、グローブ
ボツクス1のリツド2に一端が固着された状態で
円弧状をなす一対のリツド保持アーム3が配設さ
れており、該リツド保持アーム3は、リツド2の
開閉に伴ないグローブボツクスの枠体4に形成さ
れた案内口5を介して該枠体4の内外面に出没自
在に回転しうるようになつている。
一方、グローブボツクスのリツドには、該リツ
ドが開放時に急激に開いたり、不快な衝撃音が発
生するのを防止するために、緩衝作用を行なうダ
ンパー装置が設けられることが多い。
かかるダンパー装置6については、例えば特開
昭58−174038号に開示されており、第4図に示す
如く、ダンパー装置6はピストンシリンダ8の後
端に形成した枢着片9がグローブボツクスの壁1
0等に回動自在に枢着されており、一方、ピスト
ンシリンダ8のロツド7の先端7aが上記の如く
リツド保持アーム3の他端3b等に回動自在に枢
支されるようになつている。
また、ピストンシリンダ8は、シリンダ内にピ
ストン11が摺動され、その先端がロツド7と連
結されている。
ピストン11とシリンダ8の後壁間には、ピス
トン11をシリンダ8内後方へ押し込む際、末期
に圧縮されるバネ12が配設されており、また、
ピストン11がその最後部位置にきても内側から
塞がれない位置のシリンダ8の端側面に小孔13
が設けられ、該小孔13をシリンダ8の外周に嵌
着した薄肉ゴム筒14で塞いで排気弁とし、さら
に、シリンダ8の後端には、貫通孔15を形成し
てネジ16を螺着し、該ネジ16のねじ込みを深
さを調節することにより通気量を増減させる絞り
弁17が設けられている。
しかして、リツド保持アーム3がリツド2と共
に回動する際、保持アーム3に連結されたロツド
7が引張力を受けるとピストンシリンダ8内でピ
ストン11を所定長だけ引き出し、シリンダ8内
に負圧状態を形成する。
よつて、排気弁は閉じられ、シリンダ8内には
絞り弁17を通じた少量の空気しか流入しないの
で、ロツド7、保持アーム3と連結されたリツド
2はその動きを制御緩衝される。
一方、ロツド7が圧縮力を受けると、ピストン
11はシリンダ8内の空気を圧縮し、絞り弁17
の他に排気弁の小孔13からも空気が排出される
ため、ロツド7のシリンダ8内への戻りは迅速に
行われるようになつている。
ところで、第3図に示すようにグローブボツク
スのリツド2が全閉状態から全開状態へと開動作
を行う際、該リツド2の自重による回転モーメン
トは徐々に大きくなつていくから、上記ダンパー
装置6により一定の開速度で制動を加えるために
は、ロツド7のストロークの前半に比較して後半
では非常に大きな制動力を必要とする。
よつて、一定容量のシリンダー8を有するダン
パー装置6で減速作動を行う場合、該ダンパー装
置6の制動力が一定とすると、開動作の前半に合
わせて設定すると後半では制動力不足となり、ま
た後半に合わせると前半で制動力がオーバーして
減速しすぎることとなる問題を有していた。
(考案の目的) 本考案はかかるダンパー装置の有する問題点に
着目して案出されたものであり、ダンパー装置の
枢支点の位置を所定範囲にあらかじめ設定してお
くことによりグローブボツクスリツドの制動され
た開放速度を可及的に一定にすることができるグ
ローブボツクスリツドの開閉機構を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては円
弧状をなすリツド保持アームの一端がグローブボ
ツクスのリツドに固着され、他端がグローブボツ
クス側面に配設されたダンパー装置のロツド先端
を枢支するように配設され、前記リツドの開放作
動に連動してリツド保持アームが回転し、これに
伴ない前記ロツドが伸長して前記ダンパー装置が
リツドの開放時の緩衝作用を行うよう構成された
グローブボツクスリツドの開閉機構にして、リツ
ドヒンジを回転中心として前記ロツド先端の枢支
点が動く軌跡上において該枢支点の全閉時位置と
全開時位置との略中間位置と前記全開位置との間
の任意点での接線上に前記ダンパー装置の枢支点
が設けられてなるグローブボツクスリツドの開閉
機構を特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を図面により説明
する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図中1は車両等のインストルメントパネルに
配設されたグローブボツクス、2は該グローブボ
ツクス1のリツド、3は円弧状をなし一端がリツ
ド2に固着されたリツド保持アーム、6はダンパ
ー装置であり、該ダンパー装置6のロツド7の先
端が前記リツド保持アーム3の他端に枢支されて
いる。
しかして、第2図に示す概念図の如く、リツド
2のヒンジ18の回転中心をC、リツド保持アー
ム3とロツド7先端との枢支点をB、ダンパー装
置6の後端とインストルメントパネル等との枢支
点をOとすると、本実施例では回転中心Cを中心
としてロツド先端の枢支点Bが動く軌跡上におい
て、該枢支点Bの全閉時位置B1と全開時位置B
2との中間位置をB3として、該中間位置B3と
前記全開位置B2との間の軌跡上の任意点B4に
おける接線Tの延長上にダンパー装置6の枢支点
Oが設けられている。
ダンパー装置6の枢支点Oをこのように設定す
ることにより、リツド2が全閉位置から全開位置
に至る開動作中において、ロツド先端の枢支点B
が全閉位置B1からその軌跡上の中間位置B3に
移動する間は、該枢支点Bの移動量に比して、枢
支点Bとダンパー装置6の枢支点0との間の距離
はあまり増加しない。
ところが、枢支点Bが前記中間位置B3から全
開位置B2へと移動する間は、該枢支点Bの移動
量と、枢支点Bと枢支点Oとの間の距離増加量と
は、ほぼ1対1の関係に近ずいていく。
即ち、リツド2の開動作の前半においては該リ
ツド2の自重による回転モーメントは小さいが、
これに対応してダンパー装置6による制動力もロ
ツド7の伸び量が少ないために小さく、一方開動
作の後半においてはリツド2の回転モーメントが
増大するのに対応して、ロツド7の伸び量が増大
するためダンパー装置6による制動力も大きくな
る。
よつて、リツド2の回転モーメントの変化に拘
らず開動作中のリツド2の開速度を可及的に一定
のものとすることが可能となる。
なお、上記各実施例では任意点B4の設定範囲
を全開時位置B2と軌跡上の中間位置B3との間
に限定した例を示したが、設計条件に応じては中
間位置B3よりも若干全開時位置B2寄り、もし
くは若干全閉時位置B1寄りの所定位置と全開時
位置B2との間に設定範囲を縮小もしくは拡大す
ることも可能である等、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形例が可能であることは言う
までもない。
(考案の効果) 本考案は上述した如く構成されており、ダンパ
ー装置の枢支点の位置をあらかじめ所定範囲内に
設定しておくことにより、グローブボツクスリツ
ドの開動作中において、回転モーメントの増加に
拘らず制動された開放速度を可及的に一定とし、
安定した緩衝作用を行なうことができる極めて有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本実施例に係る開閉機構を示す説明図、
第2図はその作用を示す概念図、第3図は従来の
開閉装置を示す説明図、第4図はダンパー装置の
構成例を示す要部説明図である。 1……グローブボツクス、2……リツド、3…
…リツド保持アーム、6……ダンパー装置、7…
…ロツド、C……リツドヒンジの回転中心、B…
…ロツド先端の枢支点、O……ダンパー装置の枢
支点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円弧状をなすリツド保持アームの一端がグロー
    ブボツクスのリツドに固着され、他端がグローブ
    ボツクス側面に配設されたダンパー装置のロツド
    先端を枢支するように配設され、前記リツドの開
    放作動に連動してリツド保持アームが回転し、こ
    れに伴ない前記ロツドが伸長して前記ダンパー装
    置がリツドの開放時の緩衝作用を行うよう構成さ
    れたグローブボツクスリツドの開閉機構にして、
    リツドヒンジを回転中心として前記ロツド先端の
    枢支点が動く軌跡上において該枢支点の全閉時位
    置と全開時位置との略中間位置と前記全開位置と
    の間の任意点での接線上に前記ダンパー装置の枢
    支点が設けられてなることを特徴とするグローブ
    ボツクスリツドの開閉機構。
JP13396785U 1985-08-31 1985-08-31 Expired JPH0356111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13396785U JPH0356111Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13396785U JPH0356111Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6243847U JPS6243847U (ja) 1987-03-17
JPH0356111Y2 true JPH0356111Y2 (ja) 1991-12-16

Family

ID=31034761

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13396785U Expired JPH0356111Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

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JPS6243847U (ja) 1987-03-17

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