JPH035600B2 - - Google Patents

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JPH035600B2
JPH035600B2 JP56020650A JP2065081A JPH035600B2 JP H035600 B2 JPH035600 B2 JP H035600B2 JP 56020650 A JP56020650 A JP 56020650A JP 2065081 A JP2065081 A JP 2065081A JP H035600 B2 JPH035600 B2 JP H035600B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はPARCOR型音声合成方式に関するも
のであり、その目的とするところは余分な周波数
成分を含まない和音を合成することにある。
一般に、音声の特徴を表わす特徴パラメータに
は、音の大小を表わす振巾パラメータ(以下Aパ
ラメータと略称する)と、音の高低すなわち基本
周期を表わすピツチパラメータ(以下Pパラメー
タと略称する)と音の音色すなわちスペクトル分
布を表わすスペクトルパラメータ(以下Sパラメ
ータと略称する)とがある。したがつて音声を合
成するには音声信号を音声周波数よりも十分高い
周波数を有するサンプリングパルスを用いて適当
周期でサンプリングし、A、P、Sパラメータよ
りなる特徴パラメータを抽出して予めデータメモ
リに記憶させ、データメモリから適宜読み出され
た特徴パラメータに基いて音声を合成すれば良い
ことになる。この種の音声合成方式のうち帯域圧
縮率が良いものとしてPARCOR型音声合成方式
がある。以下PARCOR型音声合成方式について
概説する。PARCOR型音声合成方式は第1図に
示すように音声信号Vsをサンプリングパルスに
より適当周期(tp)でサンプリングし、サンプリ
ングされたサンプリング値XtとXt−pの間にあ
る(P−1)個のサンプリング値による相関関係
を除外し、XtとXt−pとの相関関係のみを抽出
したPARCOR係数(部分自己相関係数:以下K
パラメータと略称する)をSパラメータとして音
声を合成するものであり、Kパラメータは音声が
ほぼ定常状態とみなせる1フレーム(5〜20m
sec)において、適当周期(tp)(約100μsec)毎
に音声信号Vsのサンプリングを行ない、隣り合
うサンプル値間の相関係数をK1とし、複数間隔
離されたサンプル値間では、その間に挟まれたサ
ンプル値による影響を最小2乗誤差による線形予
測によつて求め、それらを差引いてできる相関係
数をK2〜K10としたものである。このKパラメー
タはK1、K2、K3のようにXtに近い点との部分自
己相関関係を表わす係数にはスペクトル分布に関
する情報が豊富に含まれているが、K8、K9、K10
のようなXtから遠い点との部分自己相関係数に
はスペクトル分布に関する情報があまり含まれて
いないので、低次のKパラメータに多数の量子化
ビツトを割り当て、高次のKパラメータには少数
の量子化ビツトを割り当てることによりビツト数
を節減して冗長度を小さくするほうが効果的であ
る。したがつてPARCOR方式はSパラメータと
して自己相関係数を用いて各係数に同一ビツト数
を割り当てるようにした自己相関係数方式に比べ
て帯域圧縮率がすぐれているものである。通常各
A、P、Kパラメータは圧縮されてデータ記憶部
に記憶され、Aパラメータに対して5ビツト、P
パラメータに対して6ビツト、Kパラメータの各
係数K1、K2…K10に対して7、6、5、4、4、
4、3、3、3、3ビツト等のように割り当て
る。このようにしてデータ記憶部に記憶されてい
る特徴パラメータは適宜読み出され、このデータ
記憶部から読み出された特徴パラメータのうちP
パラメータに基いた周期(音声発生過程における
声帯振動に相当する)で音源を駆動し、この音源
出力をAパラメータおよびKパラメータに基いた
フイルタ特性(音声発生過程における声道伝達特
性に相当する)を有するデジタルフイルタを通し
て音声信号を合成し、スピーカのような音声出力
器にて音声を再生するようになつている。第2図
はこの音声合成過程を模式的に示すものであり、
音源19から出力される音源出力VpはPパラメ
ータに基いた周期を有するインパルス信号であ
り、この音源出力VpをAパラメータおよびKパ
ラメータに基いたフイルタ特性(F)(共振特性)
を具備せしめたデジタルフイルタ7を通すことに
より声帯振動特性に声道伝達特性を付加し、スピ
ーカー26から合成された音声(Vs)′を得るよ
うになつている。
いま、このようなPARCOR型音声合成方式に
おいてサンプリングパルス周波数を10KHzとし、
例えば833Hzの単音を合成する場合にはPパラメ
ータを「12」に設定し、サンプリングパルスと等
しい周波数の同期パルスを12個カウントする毎に
音源19を駆動することにより、第3図aに示す
ように833Hzの単音の基本周期(1.200msec)と
略等しい基本周期(12×100μsec)を有するイン
パルス信号よりなる音源出力Vpが得られ、この
音源出力Vpを833Hz近傍のスペクトルを通過させ
るようなフイルタ特性(F1)を有するフイルタ
7を通すことにより、833Hzの単音(Vs1)′が合
成されることになる。同様にして556Hzの単音を
合成する場合には第3図bに示すように556Hzの
単音の基本周期(1.799msec)と略等しい周期を
有する音源出力Vpを得るためにPパラメータを
「18」として音源19を駆動し、音源19から出
力される基本周期が18×100μsecの音源出力Vp
556Hz近傍のスペクトルを通過させるようなフイ
ルタ特性(F2)を有するフイルタ(F)を通す
ことにより556Hzの単音(Vs2)′が合成されるこ
とになる。
ところで、このようなPARCOR型音声合成方
式にあつては、音源19およびデジタルフイルタ
7がそれぞれ1個であるため、2個の単音の和で
ある和音は基本的に合成できないことになるが、
従来以下の方法で和音を模擬することができるよ
うになつていた。すなわち第4図に示すように
833Hzの単音と556Hzの単音との和音を合成する場
合には、両単音をそれぞれ合成するためのPパラ
メータ「12」「18」の最小公倍数「36」を和音合
成用Pパラメータとして音源19を駆動し、音源
19から基本周期が36×100μsecである音源出力
Vpを出力させ、両単音による原和音(Vn)を周
波数分析して得られるAパラメータおよびKパラ
メータに基いてフイルタ特性(Fn)を設定した
デジタルフイルタを通過させることにより、和音
(Vn)を模擬するようにしたものであり、この場
合、音源出力(Vp)が非正弦波信号(インパル
ス信号)であるために高周波成分を多数含んでい
ることに着目して音源出力Vpに含まれる第2高
周波と第3高周波をデジタルフイルタ7にて抽出
するようにして両単音の基本周期を含む音声すな
わち和音(Vn)を得るようになつているもので
ある。第5図の実線は両単音による和音すなわち
原和音(Vn)を周波数分析したスペクトル分布、
点線はこの原和音(Vn)をサンプリングして抽
出したAパラメータおよびKパラメータに基いて
制御されたデジタルフイルタ7のフイルタ特性
(Fn)を示しており、第6図aは合成された和音
(Vn)のスペクトル分布、第6図b,cはそれぞ
れ原和音(Vn)の波形、合成された和音
(Vn)′の波形を示すものである。しかしながら、
このようにして合成された和音(Vn)′には第6
図aに示すスペクトル分布からも明きらかなよう
に両単音の周波数成分(556Hz、833Hz)の他に音
源19の駆動周期(36×100μsec)に相当する余
分な周波数成分(278Hz)が含まれることになり、
この余分な周波数成分による低周波ノイズは耳に
不快感を与えるという問題があつた。本発明は上
記問題に鑑みて為されたものである。
以下本発明一実施例の構成を図を用いて説明す
る。第7図は本発明に係る音声合成装置のプロツ
ク図である。同図に示すようにこの音声合成装置
はデータメモリ40を含む制御用IC(A)と音声
合成用IC(点線部A,Bを除いた部分)との2チ
ツプで構成されており、両者間でピツトシリアル
にデータの受渡しを行なうようにしたものであ
る。音声の特徴パラメータはすべて再生用ROM
1内に10ピツトのデータとして記憶されており、
各特徴パラメータに割り当てられるデータの個数
は、その特徴パラメータが音質に寄与する度合に
応じて最適に配分されている。第9図bは再生用
ROM1内に記憶されたA、P、K10〜K1の各特
徴パラメータのデータ個数を示している。例えば
Aパラメータの場合10ビツトで表現されるデータ
が32個記録されている。したがつてAパラメータ
の任意のデータをアクセスするときに必要とされ
る相対アドレスのビツト数は5ビツトである。こ
の相対アドレスは特徴パラメータを必要最小限に
圧縮して表現したものであるので圧縮パラメータ
と呼ばれる。これに対して再生用ROM1内に記
憶されている実際の特徴パラメータは再生パラメ
ータと呼ばれる。上述した所から明らかなように
再生パラメータのビツト数はA、P、K10〜K1
各特徴パラメータについてすべて共通に10ビツト
であるが、圧縮パラメータのビツト数はA、P、
K10〜K1の各パラメータについて異なるものであ
り、それぞれ5、6、3、3、3、3、4、4、
4、5、6、7ビツト(合計53ビツト)である。
そのほか予備エリアとして3ビツト分すなわちデ
ータ8個分が再生用ROM内に確保されている。
かかる圧縮パラメータは音声信号がほぼ定常状態
とみなし得る20msec(1フレーム)ごとに1組
(=53ビツト)抽出されるのであるから、高々
2650ビツト/秒で音声信号を記録することがで
き、無音区間やリピート区間をも考慮に入れると
実際には1600ビツト/秒程度で音声信号を記録す
ることができるものである。
このような圧縮パラメータ(すなわち再生用
ROM1の相対アドレス)は1フレームごとにデ
ータ入力端子8から切換回路10を介してリング
レジスタ3にビツトシリアルに記憶されるもので
あるが、このような相対アドレスだけで再生用
ROM1から記憶データを取り出すことができな
いので、インデツクスROM2の中に記憶されて
いる先頭アドレスをアドレスカウンタ11の制御
の下に順次取り出して、上記相対アドレスと加算
回路4によつて加算することにより再生用ROM
1の絶対アドレス(9ビツト)を計算し、該絶対
アドレスによつて再生用ROM1をアクセスする
ようにしている。以下データメモリ40および再
生用ROM1にて構成されるデータ記憶部に記憶
されている特徴パラメータの読み出し動作を詳述
する。インデツクスROM2には圧縮パラメータ
のビツト配分数を3ビツトの2進数で記憶させて
おり、再生用ROM1の記憶容量削減のための共
通ビツトを1ビツト設けており、さらに再生用
ROM1内の予備エリアに対応する予備ビツトを
設けている。圧縮パラメータのビツト配分数に関
するデータは再生制御回路12に送られ、再生制
御回路12は、該ビツト配分数だけシフトクロツ
クをリングレジスタ3に送出する。したがつてリ
ングレジスタ3からは、上記ビツト配分数に応じ
て例えばAパラメータの場合には5ビツト、Pパ
ラメータの場合には6ビツト、K10パラメータの
場合には3ビツト…、K0パラメータの場合には
7ビツトという具合に圧縮パラメータ(相対アド
レス)をそれぞれ加算回路にシリアルに送出する
ものである。リングレジスタ3はできるだけチツ
プ面積をとらないようにダイナミツクレジスタで
構成されている。またインデツクスROM2内に
記憶されている各特徴パラメータの再生用ROM
1内における先頭アドレスは、パラレルシリアル
変換回路13を介して1ビツトずつ順次加算回路
4に送出されるので、順次1ビツトずつ加算され
て絶対アドレスが計算されるものである。こうし
て計算された直列の絶対アドレスはシリアルパラ
レル変換回路14を介して並列データに変換さ
れ、再生用ROM1をアクセスできるようになつ
ている。
ところで再生用ROM1から出力される特徴パ
ラメータは1フレームごとに更新されるものであ
るが、データを更新する際に各フレーム間の接続
点において特徴パラメータが不連続的に変化する
と音声信号に歪みを生じて明瞭度が低下するおそ
れがあるので、データ更新の際に特徴パラメータ
がスムーズに変化し得るように補間計算回路5を
設けて1フレーム内の8点において近似的な直線
的補間を行なうようにしている。なお和音を合成
する場合にはこの補間計算回路5は作動しない。
この補間計算回路5はタイミング制御回路28に
て制御され、タイミング制御回路28では第9図
aに示すように1フレーム(20msec)中に8個
の補間用Dクロツク(2.5msec)を発生し、1個
のDクロツク中に25個のパラメータ読込用Pクロ
ツク(100μsec:サンプリング周期と等しい周
期)、さらに1個のPクロツク中に22個のビツト
読込用Tクロツク(4.5μsec)が作成される。8
個のDクロツクのうち、最初のD1においてデー
タ入力端子8からリングレジスタ3にデータが読
み込まれる。各圧縮パラメータA、P、K10…K1
は奇数番目のPクロツクで順次読み込まれるもの
であり、例えばAパラメータはP1区間のT6〜T10
の5個のTクロツクで読み込まれる。偶数番目の
Pクロツクあるいは上記以外のTクロツクは補間
計算回路5、音源ROM6、デジタルフイルタ7
などのタイミングとして使用されるものである。
上記補間計算回路5によつて2.5msecごとに新し
て値に更新された各特徴パラメータは、それぞれ
Pラツチ16aあるいは16b、AKラツチ23
に一時的に蓄えられる。ただし、補間計算に差し
当り必要のないパラメータはすべてAKパラメー
タスタツク24に転送してデジタルフイルタ7の
フイルタ特性制御用データとして蓄積する。
ところで、実施例にあつては一般の音声すなわ
ち単音を合成する場合と、和音を合成する場合と
で音声合成方法を変更するようになつており、デ
ータメモリ40から先頭に和音コードが付加され
た圧縮Aパラメータが読み出されたとき、和音コ
ード検出回路9から和音コード検出信号VMが出
力され、この和音コード検出信号VMによつて1
個の和音合成用圧縮Pパラメータに対して和音
(Vn)を構成する第1、第2の単音合成用Pパラ
メータが再成ROM1から読み出される。この単
音合成用PパラメータはそれぞれPラツチ16
a,16bに蓄えられる。このPラツチ16a,
16bに蓄えられたPパラメータの値と、Pクロ
ツク(100μsec)をカウントするピツチカウンタ
18a,18bの出力値とが一致回路17a,1
7bにて比較され、両値が一致したとき一致回路
17a,17bからそれぞれピツチカウンタ18
a,18bのリセツト信号が出力される。両ピツ
チカウンタ18a,18bの出力は切換回路30
を介して音源ROM6にアドレスデータとして入
力されるようになつており、切換回路30は音源
ROM6のアドレスデータを適宜ピツチカウンタ
18a出力とピツチカウンタ18b出力とに切換
えるとともに、ピツチカウンタ18aの出力をア
ドレスデータとして音源ROM6から読み出され
る音源データd1を音源ラツチ31aに保持させ、
ピツチカウンタ18bの出力をアドレスデータと
して音源ROM6から読み出された音源データd2
を音源ラツチ31bに保持させるようになつてい
る。音源ラツチ31a,31bに保持された音源
データd1,d2は加算器32にて加算され、和音合
成用音源データd3が形成される。この和音合成用
音源データd3にてインパルス信号を発生させる有
声音合成用音源19が制御される。この場合、音
源出力VpはPラツチ16a,16bに蓄えられ
た単音合成用Pパラメータの各基本周期を含んだ
インパルス信号となる。すななわちPラツチ16
aにPパラメータ「12」が蓄えられ、Pラツチ1
6bにPパラメータ「18」が蓄えられている場
合、音源出力Vpは第10図に示すように各単音
合成時における音源出力Vp(第3図a,bに示
す)を合成したインパルス信号となり、この音源
出力VpにはPパラメータ「12」に基いた基本周
期(12×100μsec)およびPパラメータ「18」に
基いた基本周期(18×100μsec)が含まれている
ことになる。なお音源ROM6から読み出される
音源データd1,d2は原音の音色を忠実に再生する
ためのデータであり、音源出力Vpを単純なイン
パルス信号ではなく適当な残差波形を含むように
するものである。
以上のようにして得られた音源出力Vpはデジ
タルフイルタ7に入力される。デジタルフイルタ
7はAKスタツフに蓄えられたAパラメータ、K
パラメータに基いてフイルタ特性が設定されてお
り、音源出力Vpに振巾の大小およびスペクトル
分布に関する情報を付加することにより音声信号
を再生するものであり、和音(Vn)を合成する
場合には、上記Kパラメータは原和音を周波数分
析して得られたものである。フイルタ特性(Fn
は第5図に点線で示すようになつており、第11
図はデジタルフイルタ7を通すことにより得られ
た合成された和音(Vn)′のスペクトル分布を示
すもので、2個の単音(556Hz、833Hz)以外の余
分な周波数成分を含まない和音(Vn)′が得られ
ていることがわかる。
一方、和音コード検出信号VMが出力されてい
ない場合にはPラツチ16a,16bに再生
ROM1から読み出された同一のパラメータが蓄
えられるようにすることにより単音が合成される
ことになる。なお、21は基本周期を有しない無
声音を合成する場合においてホワイトノイズを発
生させる無声音合成用音源であり、22はデジタ
ルフイルタ7の入力を有声音合成用音源19出力
と無声音合成用音源21出力とに切換える音源切
換回路、20は音源切換回路22を制御する音源
制御回路、25は低周波アンプ、26はスピー
カ、27は水晶発振回路であるが本発明に直接的
に関連しないので詳細な説明は省略する。
第12図は他の実施例を示すもので、前述した
実施例の切換回路30を省略して2種類の音源デ
ータが格納されている音源ROM6a,6bを設
けたものであり、音源ROM6a,6bにそれぞ
れ格納されている音源データはそれぞれ異なる楽
器の音の音色を忠実に再生するための残差波形を
合成するデータであり、前述の実施例では同じ音
色の2個の単音よりなる和音を得るのに対してこ
の実施例では音色の異なる2個単音より構成され
る和音を合成することができるものであり、例え
ば2種類の楽器による合奏音を合成できるもので
ある。
本発明は上述のように構成されており、第1の
単音合成用ピツチパラメータに基いた周期で音源
ROMから読み出された音源データと、第2の単
音合成用ピツチパラメータに基いた周期で音源
ROMから読み出された音源データとを加算器に
て加算して和音合成用音源データを形成し、この
和音合成用音源データにて音源を駆動し、デジタ
ルフイルタのフイルタ特性を両単音にて構成され
る和音をサンプリングして抽出された和音再生用
振巾パラメータおよびスペクトルパラメータに基
いて制御することにより和音を合成するようにし
たものであり、音源を両単音の基本周期を含む音
源データにて駆動し、音源出力をデジタルフイル
タを通すことにより和音を合成したので、合成さ
れた和音に従来例のような低周波成分が含まれる
ことがなく、余分な周波数成分を含まないきれい
な和音を合成することができるという効果があ
り、また、第1、第2の単音合成用ピツチパラメ
ータに基いた周期で音源ROMから読み出された
2つの音源データを加算して和音合成用音源デー
タを形成し、この和音合成用音源データにて音源
を駆動するとともに、デジタルフイルタのフイル
タ特性を和音再生用振巾パラメータおよびスペク
トルパラメータに基いて制御することにより和音
を合成するB点構成を付加したものであり、2個
の音源データにて駆動される音源と、和音再生用
振巾パラメータおよびスペクトルパラメータにて
制御される1個のデジタルフイルタとで和音合成
手段を形成しており、簡単な構成でコストの安い
和音合成機能付きの音声合成装置を実現できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はPARCOR型音声合成方式の原理説明
図、第2図〜第6図は従来例の動作説明図、第7
図は本発明一実施例による音声合成装置のブロツ
ク回路図、第8図は同上の要部ブロツク回路図、
第9図〜第11図は同上の動作説明図、第12図
は他の実施例の要部ブロツク回路図である。 6は音源ROM、7はデジタルフイルタ、19
は音源、32は加算器である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 音声を音声周波数よりも高い周波数のサンプ
    リングパルスにてサンプリングし、振巾パラメー
    タ、ピツチパラメータおよびスペクトルパラメー
    タよりなる特徴パラメータを抽出してデータ記憶
    部に記憶させ、データ記憶部から読み出された特
    徴パラメータのピツチパラメータに基いた周期で
    音源ROMから音源データを読み出すとともにこ
    の音源データにて音源を駆動し、インパルス信号
    よりなる音源出力を振巾パラメータおよびスペク
    トルパラメータに基いてフイルタ特性が制御され
    るデジタルフイルタを通すことにより音声を合成
    するようにした音声合成方式において、第1の単
    音合成用ピツチパラメータに基いた周期で音源
    ROMから読み出された音源データと、第2の単
    音合成用ピツチパラメータに基いた周期で音源
    ROMから読み出された音源データとを加算器に
    て加算して和音合成用音源データを形成し、この
    和音合成用音源データにて音源を駆動し、デジタ
    ルフイルタのフイルタ特性を両単音にて構成され
    る和音をサンプリングして抽出された和音再生用
    振巾パラメータおよびスペクトルパラメータに基
    いて制御することにより和音を合成するようにし
    たことを特徴とする音声合成方式。
JP56020650A 1981-02-14 1981-02-14 Voice synthesization system Granted JPS57135997A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55144296A (en) * 1979-04-27 1980-11-11 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic musical instrument

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55144296A (en) * 1979-04-27 1980-11-11 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic musical instrument

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