JPS6040633B2 - 無声破裂音源付きの音声合成装置 - Google Patents

無声破裂音源付きの音声合成装置

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JPS6040633B2
JPS6040633B2 JP56111208A JP11120881A JPS6040633B2 JP S6040633 B2 JPS6040633 B2 JP S6040633B2 JP 56111208 A JP56111208 A JP 56111208A JP 11120881 A JP11120881 A JP 11120881A JP S6040633 B2 JPS6040633 B2 JP S6040633B2
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幸三 河井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無声破裂音合成用の音源を備えた無声破裂音源
付きの音声合成装置に関するるものである。
第1図は従釆のいわゆるPARCOR方式による音声分
析系Aと音声分析系Bとの概略構成を示すものであり、
同図に示すように分析されるべき音声はマイクロホンー
から入力されてAD変換器2によりデジタル信号に変換
された後、音声分析用デジタルフィル夕3に供給される
デジタルフィル夕3は第2図に示すように音声信号をサ
ンプリングして得た音声信号振幅の瞬時値Xt、Xt−
,、……、Xt−pの相互の部分自己相関係数(いわゆ
るPARCOR係数)K,、K2、・・・・・・、Kp
を抽出するものである。部分自己相関係数Kpはサンプ
リング値XtとXt−pとの間の相関関係のみを示すも
のであり、その間に存在する他のサンプリング値Xt−
,、Xt−2、……、Xt−(p−,)による相関関係
は全く含まないものであり、冗長度が低いために単なる
自己相関関係を抽出する場合に比べると、はるかに少な
いビット数で音声のスペクトル分布を符号化することが
できるものである。第3図aはデジタルフィル夕3を通
過する前の原音波形を示しており、同図bはデジタルフ
ィル夕3を通過した後に得られる残差信号の波形を示し
ている。かかる残差信号は原音波形のうちスペクトル分
布に関する情報のみを抽出したものである。したがって
残差信号には音の大4・を表わす振幅パラメータと、音
の高低すなわち基本周期を表わすピッチパラメータのみ
が残っており、音の音色すなわちスペクトルパラメータ
はもはや残っていない。そこでこの残差信号を自己相関
器4に入力すると、どのような基本周波数が含まれてい
るかを検出することができ、また最大値検出回路5によ
って振幅の大きさを検出することができる。しかし残差
信号中に何らかの基本周波数が含まれている場合には、
その値をピッチパラメータとして基本周波数検出回路6
にラッチすると共に、残差信号の振幅を有声音振幅検出
回路7にラッチする。また残差信号中に基本周波数成分
が全く含まれていない場合には、残差信号中の雑音の振
幅が無声音振幅検出回路8にラッチされるものである。
一方音声合成系Bにおいては、基本周波数検出回路6に
ラッチされたピッチパラメータに対応する周波数のパル
ス列を有声音源たるパルス発生器9によって発生せしめ
て、これを有声音の振幅パラメータVAに応じて増幅器
10‘こより増幅して切換回路1 1に供V給する。
12は無声音源たる白雑音発生器であり、その出力は無
声音の振幅パラメータUAに応じて増幅器13により増
幅されて切換回路1 1に供給される。
切換回路1 1の出力は音声合成用デジタルフィル夕1
4に入力されて、音声のスペクトル分布に関する情報を
付加される。さらにデジタルフィル夕14の出力はDA
変換器15によりアナログ信号に変換されてスピーカ1
6により音声出力として再現されるものである。以上の
ように従来のいわゆるPARCOR型の音声合成装置に
おいては、声帯振動を伴う有毒音を再生するときには周
期的なパルス列を音源とし、また声道の乱気流によって
生じる無声音を再生するときにはスペクトル分布を持た
ない白雑音(ホワイトノイズ)を音源としていたもので
ある。
しかるに無声音のうち、ィンパルス的な波形変化を有す
る無声破裂音〔p〕(パ、ピ、プ、べ、ボ)、〔t〕(
夕、チ、ツ、テ、ト)、〔k〕(力「キ、ク、ケ、コ)
を再生するときには、無声音源として通常の白雑音を使
用していたのでは再生音にインパルス的な変化がないた
めに破裂らしいめりはりがなくなるという問題があった
。第4図a,bはこの様子を示すものであり、同図aは
無声破裂音〔k〕の原音波形を示しており、同図bは同
上の再生波形を示している。同図a,bを対比観察すれ
ば明らかなように、再生された無声破裂音はィンパルス
的な変化に乏しく、全くめりはりのない音となってしま
う。また同図aに示すように無声破裂音の原音は発声段
階の初期に振幅の大きいィンパルス状の波形が出るだけ
であり、発生段階の後期においては振幅はほとんどゼロ
となっているのに対して、再生音は同図bに示すように
ほとんど全期間に亘つて一様な振幅を示し、したがって
破裂音のようには聞こえず、著しく不明瞭な再生音しか
得られないという問題があった。本発明は従来例のこの
ような問題点に鑑みて為されたものであり、無声音のう
ちィンパルス的な波形変化を示す無声破裂音については
音源として、白雑音に代えてワンショツトのィンパルス
状波形を用いることにより、めりはりのある無声破裂音
を合成し得るようにした無声破裂音源付きの音声合成装
置を提供することを目的とするものである。
以下本発明の構成を図示実施例について説明する。
第5図は本発明の無声破裂音源付きの音声合成装置の全
体構成を示すブロック図である。音声の特徴パラメータ
はlowsec乃至30のsecのデータ更新間隔(1
フレーム)ごとに入力端子20から切換回路21を介し
てリングレジスタ22に直列に入力されるものである。
リングレジスタ22に読み込まれたデータは音声の特徴
パラメータを表わすものではあるが、特徴パラメータそ
のものではなく、実際の特徴パラメータを記憶している
再生用ROM23のアドレス信号である。しかもそのア
ドレス信号は再生用ROM23の中の相対アドレスを示
すにすぎない。したがって読み込んだデータから実際の
特徴パラメータを再生するためには、インデックスRO
M24に記憶された先頭アドレスをアドレスカウンタ2
5の働きによって引き出して、この先頭アドレスを再生
制御回路26から送出されるシフトクロツクに従ってリ
ングレジスタ22から取り出される相対アドレスに加算
して絶対アドレスを作成し、この絶対アドレスによって
再生用ROM23にアクセスし、再生用ROM23内に
記憶されている音声の特徴パラメータを取り出す必要が
ある。図中27は上記絶対アドレス計算用の加算回路で
あり、28,30はパラレルシリアル変換装置、29は
シリアルバラレル変換装置である。再生用ROM23か
ら出力された特徴パラメー外ま補間計算回路31に入力
されて、フレームの更新時にデータを補間され、音声出
力が滑らかに変化するように考慮されている。32は音
声の基本周期に関するピッチパラメータ(Pパラメータ
)をラツチしておくためのPラツチであり、同じく33
は振幅に関する振幅パラメータ(Aパラメータ)および
スペクトル分布に関するパラメータ(Kパラメ−夕)を
一時的にラツチしておくためのAKラツチである。
AKラッチ33内のデー外ま音声合成用のデジタルフィ
ル夕14に後続されたAKパラメータスタック34に転
送し記憶される。35はPパラメータにより定まる周期
のパルス列を出力する有声音源であり、有声音源35か
ら出力される1パルス分の波形は音源ROM36内に記
憶されており、ピッチカウソタ37を順次インクリメン
トして行くと音源ROM36内のデータがアドレスの順
に再生されて1パルス分の波形を再生する。
ピッチカウンタ37のデータ内容が所定の値よりも大き
くなると音源ROM36からはデータが出力されなくな
り、ピッチカウンタ37の値がPラッチ32の値と一致
したときには一致回路38の出力によりピッチカウンタ
37がリセットされ、再びインクリメントされて行く。
したがって音波ROM36からはPパラメータに応じた
周期でパルス列が再生されるものである。39は白雑音
発生器により構成された無声費源であり、40‘ま無声
破裂音を再生する際に用いられる無声破裂音源である。
無声破裂音源40はワンショツトのィンパルス発生回路
により構成され、〔p〕、〔t〕、〔k〕などの無声破
裂音を再生するときにのみ無声音源39に代わって用い
られるものである。各音源35,39,40は切換回路
41を介して音声合成用デジタルフィル夕14に接続さ
れている。デジタルフィルター4の出力はAD変換器1
5によりアナログ信号に変換され、スピーカ16により
音声出力として再生されるものである。42は水晶発振
回路、43はタイミング制御回路であり、回路内の各部
に同期信号を送って全体の動作の統制をとるものである
さらに44はパラメータコード検出回路であり、コント
ロールIC45から送られてくるデータ信号の先頭に付
加された特殊なパラメータコードを検出して、例えば数
フレームに百つて同じ音声情報が出力されるような場合
には切換回路21を作動せしめてリングレジスタ22内
に記憶されている前フレームのデータを再度リングレジ
スタ22内に取り入れて、コントロールIC45内のデ
ータ記憶用のメモリの記憶容量を節約したりするもので
ある。第6図a〜cは本発明による無声破裂音合成方式
を用いた具体的な実施例を示すものである。
まず、第6図aにおいて、白雑音発生器50‘ま1また
は0の出力をランダムに発生する乱数発生回路と、乱数
発生回路の出力に応じてプラスおよびマイナスの出力を
出す回路とから構成されている。51はビットシフト回
路であり、無声破裂音を再生するときには音源制御回路
52からの信号により、白雑音発生器50から出力され
る先頭の信号をレジスタ上で左シフトすることにより、
振幅を2N倍(N=1、2、3、……)にするものであ
る。
第7図aはこの様子を示しており、白雑音信号の先頭部
のみがィンパルス状に振幅が大きくなっている。これに
よって再生される無声破裂音にめりはりがつくものであ
る。53は有声音源を構成するパルス発生器であり、基
本周期に関するPパラメー外こ応じた周期を有するパル
ス列を出力するものである。
第6図bの実施例にあっては、この有声音源となるパル
ス発生器52を無声破裂音源として兼用しているもので
ある。すなわち青線ROM36などによって構成される
パルス発生器53は本来はPパラメータに応じた基本周
期を有するパルス列を発生するものであるが、このパル
ス発生器53を1パルス出力する時間だけオン状態とす
るように音源制御回路52で制御するようにすれば、第
7図bに示すようなィンパルス状の無声破裂音源を得る
ことができる。またパルス発生器53が1パルスを出力
した後に切換回路41を白雑音発生器50の側に切り換
えるようにしても同様の効果を得ることができる。さら
に第6図cに示すように無声破裂音源となるィンパルス
発生器54をパルス発生器53や白雑音発生器50とは
別個に設けて切換回路41により適宜切り換えて使用で
きるようにしてもかまわない。本発明は以上のように構
成されており、有声音源たるパルス発生器と無声音源た
る白雑音発生器とを音源切換回路を介して音声合成フィ
ル夕に入力するようにした音声合成装置において、ィン
パルス状の単一パルスを発生するィンパルス発生器を音
源切換回路に接続し、無声破裂音の合成時にはィンパル
ス発生器の出力を音声合成フィル夕に切換え入力するよ
うにしたものであるから、〔p〕、〔t〕、〔k〕のよ
うな無声破裂音を合成する際には他の無声音を合成する
場合のように白雑音による一様でなだらかな音源信号で
はなく、ィンパルス状の音源信号を使用することになる
ので、無声破裂音らしいめりはりのある再生音を得るこ
とができるという利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なPARCOR型音声合成装置のブロッ
ク図、第2図、第3図a,b、第4図a,bは同上の動
作波形図、第5図は本発明の一実施例のブロック図、第
6図a〜cは同上のそれぞれ異なる実施例を示すブロッ
ク図、第7図a,bは同上の動作波形図である。 14はデジタルフィル夕、35は有声音源、39は無声
音源、40は無声破裂音源、41は切換回路である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 図 山 雛 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 声帯振動を模擬するパルス発生器と、声道内の乱気
    流を模擬する白雑音発生器との出力を音源切換回路を介
    して音声合成フイルタに入力し、有声音合成時にはパル
    ス発生器から出力される基本周期成分を含んだパルス列
    出力を音声合成フイルタに入力し、無声音合成時には白
    雑音発生器から出力される基本周期成分を含まない白雑
    音出力を音声合成フイルタに切換え入力するようにして
    成る音声合成装置において、インパルス状の単一パルス
    を発生するインパルス発生器を音源切換回路に接続し、
    無声破裂音の合成時にはインパルス発生器の出力を音声
    合成フイルタに切換え出力するようにして成ることを特
    徴とする無声破裂音源付きの音声合成装置。
JP56111208A 1981-07-15 1981-07-15 無声破裂音源付きの音声合成装置 Expired JPS6040633B2 (ja)

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JPS5812000A JPS5812000A (ja) 1983-01-22
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US4912764A (en) * 1985-08-28 1990-03-27 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Digital speech coder with different excitation types
US4890328A (en) * 1985-08-28 1989-12-26 American Telephone And Telegraph Company Voice synthesis utilizing multi-level filter excitation
US6859775B2 (en) 2001-03-06 2005-02-22 Ntt Docomo, Inc. Joint optimization of excitation and model parameters in parametric speech coders

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