JPH0325799B2 - - Google Patents

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JPH0325799B2
JPH0325799B2 JP58004894A JP489483A JPH0325799B2 JP H0325799 B2 JPH0325799 B2 JP H0325799B2 JP 58004894 A JP58004894 A JP 58004894A JP 489483 A JP489483 A JP 489483A JP H0325799 B2 JPH0325799 B2 JP H0325799B2
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circuit
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pulse
data
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JP58004894A
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Minoru Kuroda
Hiroshi Itoyama
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は1チツプLSIよりなる音声合成装置に
関するものであり、マツサージ椅子や音声目覚時
計、音声警報器、音声時報装置などの各種の電気
製品に組み込まれて音声メツセージの出力を行な
うような用途に使用されるものである。
〔背景技術〕
一般に音声の特徴を表わす特徴パラメータに
は、音の大小を表わす振巾パラメータ(以下Aパ
ラメータと略称する)と、音の高低すなわち基本
周期を表わすピツチパラメータ(以下Pパラメー
タと略称する)と、音の音色すなわちスペクトル
分布を表わすスペクトルパラメータ(以下Sパラ
メータと略称する)とがある。したがつて音声を
合成するには音声信号を音声周波数よりも十分高
い周波数を有するサンプリングパルスでサンプリ
ングし、各特徴パラメータを抽出して予めデータ
メモリに記憶させ、データメモリから読み出され
た特徴パラメータに基いて音源を駆動して音声を
合成すれば良いことになる。この種の音声合成装
置では音声信号のサンプリング数を多くすればす
るほど忠実な音声を合成できることになるが、反
面サンプリング数が多くなると音声合成データの
ビツト数が増大して多きな容量のデータメモリが
必要になるとともにデータ処理の回路構成が複雑
になり、コストが高くなるという問題点がある。
従つて従来の音声合成装置にあつてはサンプリン
グパルス周波数(以下サンプリング周波数と略称
する)は人間の声を忠実に再生するために最低必
要な周波数に設定されており、通常、サンプリン
グ周波数は8または10KHz(サンプリング周期
125μSまたは100μS)に設定する。ところで、サ
ンプリングパルスにて音声信号をサンプリングし
てA、P、Sパラメータよりなる特徴パラメータ
を抽出してメモリに記憶させ、メモリに記憶させ
た特徴パラメータをサンプリングパルスに等しい
周期の同期パルスにて読み出して音声を合成する
場合、Pパラメータに基いて再生される音声の基
本周期はサンプリング周波数によつて決められる
離散値しかとり得ない。すなわち、サンプリング
周期を100μS、PパラメータをPi(整数値)とす
れば再生される基本周期tは t=100Pi×10-6(sec) (但しPi=1、2、3……) となつて再生し得る音声周波数は離散値となる。
このような離散的な音声周波数しか発生できなく
とも人間の声などは比較的忠実に再生できる。し
かしながら音階周波数で構成されたメロデイ音を
再生する場合、各音階(ド、レ、ミ……)の音階
周波数は上記離散値に含まれていないものが多
く、メロデイ音をこのような離散的な音声周波数
を用いて再生すれば、著しく音程のずれたメロデ
イ音が再生されるという問題があつた。
そこで従来、特願昭56−69950号に示されてい
るように、メロデイ音や歌唱のように音階周波数
に応じて音の高低が変化する場合には、別に設け
た音階パルス発生回路によつて音源の基本周期を
決定し、話し言葉のように均一に連続的に音の高
低が変化するような音声を合成する場合には、上
述な数式で定まる離散的な基本周期tを音源の基
本周期とするようにした音声合成装置を開発した
ものであるが、かかる従来例にあつてはメロデイ
音と音声とを区別するために入力パラメータの中
からメロデイコードを検出するメロデイコード検
出回路を音声合成装置の内に設けることが必要と
なり、チツプ面積が余分に必要になり、データメ
モリにもメロデイコードを余分に記憶させる必要
が生じるという問題があつた。またかかるメロデ
イコード検出回路を省略しようとすると、メロデ
イ音と音声とを区別するための入力ピンが1個余
分に必要になるという問題があつた。
また全く別の従来例としては、特開昭52−
28211号公報に開示されているように、男声音の
音源データを記憶した音源ROMと、女声音の音
源データを記憶した音源ROMとを切り換えて使
用するようにした音声合成装置が開発されている
が、かかる音源ROMを切り換えるためには音源
ROM選択用の音源選択入力ピンを1個余分に必
要とする。ところでかかる従来例において男声音
の音源データと女声音の音源データと他に、メロ
デイ音の音源データをも他の音源ROMに記憶さ
せるようにして、切り換えて使用できるようにす
れば合成されるメロデイ音を美しい音にすること
ができるはずであるが、この場合メロデイ音と音
声とを区別するためにメロデイコード検出回路を
設けるか、あるいはメロデイ音と音声とを区別す
る入力ピン1個余分に設ける必要があつた。
〔発明の目的〕
本発明は上述のような問題点を解決するために
為されたものであり、メロデイコード検出回路を
必要とせず、1個の入力ピンによつて男声音と女
声音とメロデイ音とのうち、いずれか2つを選択
的に使用できるようにした音声合成装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔発明の開示〕
(構成) 第1図は本発明の特許請求の範囲に記載された
構成を示すいわゆるクレーム対応図である。本発
明は同図に示すように、音声信号を音声周波数よ
りも高い周波数のサンプリングパルスにてサンプ
リングし、振巾パラメータA、ピツチパラメータ
PおよびスペクトルパラメータSよりなる特徴パ
ラメータを抽出してデータメモリ1,2,3に記
憶させ、データメモリ1,2,3から読み出され
た特徴パラメータに基いて音源を制御して音声を
合成するようにした1チツプLSIよりなる音声合
成装置において、サンプリングパルスと等しい周
期の同期パルスCKをカウントして第1および第
2音源ROM4,5から音源データを読み出すア
ドレスカウンタ6と、アドレスカウンタ6の値が
ピツチパラメータPに一致したとき一致信号を出
力する一致回路7と、ピツチパラメータPに対応
する音階周波数のパルスを発生する音階パルス発
生回路8と、音階パルス発生回路8からのパルス
出力が得られた直後の同期パルスCKを出力する
リセツトパルス発生回路9と、アドレスカウンタ
6のリセツト信号をリセツトパルス発生回路9の
出力あるいは一致回路7の出力とに切換える切換
回路10と、音源選択入力ピン11に接続され
て、第1および第2の音源ROM4,5を切換え
る音源切換回路12とを設けて、第1および第2
の音源ROM4,5にメロデイ音および音声の各
音源データを夫々マスク記憶せしめたときには、
第1の音源ROM4の選択時にのみ切換回路10
をリセツトパルス発生回路9の側に切換えるよう
に、音源選択入力ピン11を切換回路10に切換
入力接続し、第1および第2の音源ROM4,5
に共に音声の音源データをマスク記憶せしめたと
きには、切換回路10を常時一致回路7の出力の
側に接続するように、切換回路10の切換入力の
マスクパターンを選択可能としたものである。
かかる構成を有する本発明の音声合成装置にお
いては、次の()〜()の3つのマスクパタ
ーンのうちいずれか1つを選択して使用するよう
にしている。
() 第1の音源ROM4にメロデイ音の音源デ
ータをマスク記憶させ、第2の音源ROM5に
男声音の音源データを記憶させた場合。この場
合には、音源選択入力ピン11を切換回路10
の切換入力に接続して、第1の音源ROM4の
選択時にはリセツトパルス発生回路9の出力に
よつてアドレスカウンタ6をリセツトし、また
第2の音源ROM5の選択時には一致回路7の
一致検出出力によつてアドレスカウンタ6をリ
セツトするものである。これによつて、メロデ
イ音の合成時には音階周波数に合つた高さの音
を出力できるようにし、また男声音の合成時に
は音階周波数に関係しない離散的な基本周期の
音を出力できるようにするものである。
() 第1の音源ROM4にメロデイ音の音源デ
ータをマスク記憶させ、第2の音源ROM5に
女声音の音源データをマスク記憶させた場合。
この場合にも、音源選択入力ピン11を切換回
路10の切換入力に接続するものであり、第1
の音源ROM4の選択時には、リセツトパルス
発生回路9の出力によつてアドレスカウンタ6
をリセツトし、また第2の音源ROM5の選択
時には一致回路7の一致検出出力によつてアド
レスカウンタ6をリセツトするものである。
() 第1の音源ROM4に男声音の音源データ
をマスク記憶させ、第2の音源ROM5に女声
音の音源データをマスク記憶させた場合。この
場合には、切換回路10の切換入力と音源選択
ピン11との接続は遮断し、上記切換入力を接
地しておくものである。そしてこれによつて切
換回路10を常時一致回路7の出力の側に接続
しておくものである。したがつてこの場合に
は、音階パルス発生回路8とリセツトパルス発
生回路9とは使用されないことになる。
本発明にあつては以上の()〜()の3つ
のマスクパターンのうち、いずれか1つを選択し
て使用することにより、()男声音とメロデイ
音とを入力ピンにて切換可能な音声合成LSI、
()女声音とメロデイ音とを入力ピンにて切換
可能な音声合成LSI、および()男声音と女声
音とを入力ピンにて切換可能な音声合成LSIのう
ちいずれか1つを選択できるものであり、しかも
メロデイ音の合成時には自動的にアドレスカウン
タ6のリセツト信号を切り換えて音階周波数に合
致したメロデイ音が出力されるようにすることが
できるものである。
(実施例) 第2図は本発明の一実施例に係るPARCOR型
の音声合成装置のブロツク図である。PARCOR
型音声合成方式は第3図に示すように音声信号
VSをサンプリングパルスにより適当周期tOでサン
プリングし、サンプリングされたサンプリング値
XtとXt-pの間にある(P−1)個のサンプリン
グ値による相関関係を除外し、XtとXt−pとの
相関関係のみを抽出したPARCOR係数(部分自
己相関係数:以下Kパラメータと略称する)をS
パラメータとして音声を合成するものであり、K
パラメータは音声がほぼ定常状態とみなせる1フ
レーム(5〜10msec)において、適当周期tO(約
100μsec)毎に音声信号VSのサンプリングを行な
い、隣り合うサンプル値間の相関係数をK1とし、
複数間隔離れたサンプル値では、その間に挾まれ
たサンプル値による影響を最小2乗誤差による線
形予測によつて求め、それらを差引いてできる相
関係数をK2〜K10としたものである。このKパラ
メータはK1,K2,K3のようにXtに近い点と部分
自己相関関係を表わす係数にはスペクトル分布に
関する情報が豊富に含まれているが、K8,K9
K10のようなXtから遠い点と部分自己相関係数に
はスペクトル分布に関する情報があまり含まれて
いないので、低次のKパラメータに多数の量子化
ビツトを割り当て、高次のKパラメータには少数
の量子化ビツトを割り当てることにビツト数を節
減して冗長度を小さくするほうが効果的である。
したがつてPARCOR方式はSパラメータとして
自己相関係数を用いて各係数に同一ビツト数を割
り当てるようにした自己相関係数方式に比べて帯
域圧縮率がすぐれているものである。通常各A、
P、Kパラメータは圧縮されて記憶あるいは伝送
され、Aパラメータに対して5ビツト、Pパラメ
ータに対して6ビツト、Kパラメータの各係数
K1,K2…K10に対して7、6、5、4、4、4、
3、3、3、3ビツト等のように割り当てる。
第2図に示すPARCOR型の音声合成装置は音
声、メロデイを圧縮された特徴パラメータとして
記憶するデータメモリ(M)を具備した制御用
IC(A)と、音声合成用IC(点線部A,Bを除いた部
分)とで構成され、両IC間でビツトシリアルに
データの受渡しを行なうようにしたものである。
ところで、音声の特徴はパラメータはすべて再生
用ROM13内に10ビツトのデータとして記憶さ
れており、各特徴パラメータに割り当てられるデ
ータの個数は、その特徴パラメータが音質に寄与
する度合に応じて最適に配分されている。例えば
Aパラメータの場合10ビツトで表現されるデータ
が32個記憶されている。したがつてAパラメータ
の任意のデータをアクセスするときに必要とされ
る相対アドレスのビツト数は5ビツトである。こ
の相対アドレスは特徴パラメータは必要最小限に
圧縮して表現したものであるので圧縮パラメータ
と呼ばれる。これに対して再生用ROM13内に
記憶されている実際の特徴パラメータは再生パラ
メータと呼ばれる。上述した所から明らかなよう
に再生パラメータのビツト数はA、P、K1〜K10
の各特徴パラメータについてすべて共通に10ビツ
トであるが、圧縮パラメータのビツト数はA、
P、K1〜K10の各パラメータについて異なるもの
であり、たとえばそれぞれ5、6、3、3、3、
3、4、4、4、5、6、7ビツト(合計53ビツ
ト)である。かかる圧縮パラメータは音声信号が
ほぼ定常状態とみなし得る5〜20msec(1フレー
ム)ごとに1組(=53ビツト)抽出されたもので
あるから、高々2650ビツト/秒でデータ処理する
ことにより音声信号を再生することができ、無音
区間やリピート区間をも考慮に入れると実際には
1600ビツト/秒程度で音声信号を再生することが
できるものである。ところで、実施例にあつては
話し言葉のように均一に連続的に音の高低が変化
する音声を合成する場合とメロデイ音や歌唱のよ
うに離散的に続く音声を合成する場合とにおける
基本周期発生方式を変更するようになつており、
メロデイ音を再生する場合、各音階音の基本周期
に等しい基本周期で音源を駆動してメロデイ音を
合成するように構成されている。
以下、実施例の基本構成および動作(人間の声
などを合成する通常の音声合成動作)について説
明する。
いま、圧縮パラメータすなわち再生用ROM1
3の相対アドレス)は1フレームごとにデータ入
力端子14から切換回路15を介してリングレジ
スタ16にビツトシリアルに記憶されるが、この
ような相対アドレスだけでは再生用ROM13に
は各パラメータの再生データが連続して記憶して
あるので、特定のデータを取り出すことができな
い。そこでインデツクスROM17の中に記憶さ
れている再生用ROM13中の各パラメータの先
頭アドレスをアドレスカウンタ18の制御の下に
順次取り出して、上記相対アドレスと加算回路1
9によつて加算することにより再生用ROM13
の絶対アドレス(9ビツト)を計算し、この絶対
アドレスによつて再生ROM13をアクセスする
ようにしている。インデツクスROM17には圧
縮パラメータのビツト配分数を3ビツトの2進数
で記憶させており、この圧縮パラメータのビツト
配分数に関するデータは再生制御回路20に送ら
れ、再生制御回路20は、ビツト配分数だけシフ
トロツクをリングレジスタ16に送出する。した
がつてリングレジスタ16からは、上記ビツト配
分数に応じて例えばAパラメータの場合には5ビ
ツト、Pパラメータの場合には6ビツト、K10
ラメータの場合には3ビツト、……K1パラメー
タの場合には7ビツトという具合に圧縮パラメー
タ(相対アドレス)をそれぞれ加算回路19にシ
リアルに送出するものである。またインデツクス
ROM17内に記憶されている各特徴パラメータ
の再生用ROM13内における先頭アドレスは、
パラレルシリアル変換回路21を介して1ビツト
づつ順次加算回路19ひ送出されるので、順次1
ビツトづつ加算されても絶対アドレスが計算され
るものである。こうして計算したシリアルな絶対
アドレスはシリアルパラレル変換回路22を介し
てパラレルデータに変換され、再生用ROM13
をアクセスするアドレスに変換される。
この再生用ROM13から出力される特徴パラ
メータは1フレームごとに更新されるものである
が、データを更新する際に各フレーム間の接続点
において特徴パラメータが不連続的に変化すると
音声信号に歪みが生じて明瞭度が低下するおそれ
があるので、データ更新の際に特徴パラメータが
スムーズに変化し得るように補間計算回路23を
設け1フレーム内の8点において近似的な直線的
補間を行うようにしている。このため、タイミン
グ制御回路24では第4図に示すように1フレー
ム(20msec)中に8個の補間用Dクロツク(2.5
msec)を発生し、1個のDクロツク中に25個の
パラメータ読込用Pクロツク(100μsec)、さらに
Pクロツク中に22個のビツト読込用Tクロツク
(4.5μsec周期)を作成する。なおPクロツクはサ
ンプリングパルスに相当する同期パルスである。
8個のDクロツクのうち、最初のD1においてデ
ータ入力端子14からリングレジスタ16にデー
タが読み込まれる。各圧縮パラメータA、P、
K10…、K1は奇数番目のPクロツクで順次読み込
まれるものであり、例えばAパラメータはP1
間のT6〜T10の5個のTクロツクで読み込まれ
る。偶数番目のPクロツクあるいは上記以外のT
クロツクは補間計算回路23、音源ROM4,
5、デジタルフイルタ25などのタイミングとし
て使用されるものである。この補間計算回路23
はメロデイ音の合成時にはその動作を停止する。
26はパラレルシルアル変換回路である。
上記補間計算回路23によつて2.5msecごとに
新しい値に更新された各特徴パラメータは、それ
ぞれPラツチ27、AKラツチ28に一時的に蓄
えられる。ただし、補間計算に差し当り必要のな
いパラメータはすべてAKパラメータスタツク2
9に転送してデジタルフイルタ25の音声合成用
データとして蓄積している。
ところでPラツチ27に蓄えられたPパラメー
タは音源を駆動してPパラメータに対応する基本
周期を有するインパルス信号を発生するためのデ
ータであり、人間の話し言葉のような音声を合成
する場合、サンプリングパルスに等しいPクロツ
クをカウントしている音源ROM4,5のアドレ
スカウンタ6のリセツト信号はアドレスカウンタ
6の出力とPラツチ27に蓄えられたPパラメー
タの一致を検出する一致回路7の出力となり、ア
ドレスカウンタ6はPクロツク周期の整数倍(P
パラメータ)の周期でリセツトされるようになつ
ている。したがつて音源ROM4,5からPパラ
メータに基いた音声音源制御データが出力され、
音源切換回路12を介して切換回路30に入力さ
れる。音声に基本周期がない場合には、音源制御
回路31にて切換回路30を駆動し、無声音源3
2に切換えるようになつており、無声音源32は
基本周期を持たないホワイトノイズ(白色雑音)
を発生させるものである。次にAパラメータおよ
びKパラメータはデジタルフイルタ25に供給さ
れ、音源より供給された信号に振巾の大小および
スペクトル分布に関する情報を付け加えることに
より音声を再生するものである。図中33は再生
された音声信号を増巾する低周波アンプ、34は
スピーカ、35は水晶発振回路である。
以下第5図及び第6図に示す音階パルス発生回
路8、リセツトパルス発生回路9の構成およびメ
ロデイ音を合成する音声合成動作について説明す
る。音階パルス発生回路8はPパラメータに対応
するデータすなわち制御用IC(A)から出力される
圧縮Pパラメータをリクエスト信号VREによりと
りこむようにしたシフトレジスタ36と、圧縮P
パラメータをアドレスデータとして圧縮Pパラメ
ータに対応する音階データを読み出すようにした
音階ROM37と、音階ROM37から読み出さ
れた音階データをプリセツト入力としPクロツク
よりも周波数のい高いクロツクパルス例えばTク
ロツクをカウントするプリセツトカウンタ38
と、プリセツトカウンタ38のゼロ検出信号を反
転するインバータ39とで構成され、クロツクパ
ルスの周期の整数倍(音階データ)の周期を有す
るゼロ検出信号を音階パルスPMとして出力する。
この場合、音階パルス発生回路8から出力される
音階パルスPMの周波数は離散的な値をとるが離
散間隔はクロツクパルスの周波数に応じて小さく
なる。したがつて音階ROM37に適当な音階デ
ータを記憶させておくことにより音階パルス発生
回路8にて各音階の周波数に一致するような音階
パルスPMが形成できることになる。例えばクロ
ツクパルスをTクロツク(周期4.5μsec)とし、
Pパラメータ「12」に対応する圧縮Pパラメータ
にて音階ROM37から音階データ「284」が読
み出されるようにすれば、プリセツトカウンタ3
8から4.5×284μsecの周期でゼロ検出信号が得ら
れ、この音階パルスPMはPパラメータの「12.8」
に相当する基本周期となり、Pパラメータに対応
する離散的な基本周期を補間できることになる。
リセツトパルス発生回路9はインバータ40,4
1、コンデンサ42、ナンドゲート43、Dフリ
ツプフロツプ44およびアンドゲート45にて形
成されており、第7図のタイムチヤートに示すよ
うにプリセツトカウンタ38から出力される音階
信号PMが得られた直後のPクロツクをアイドレ
スカウンタ6のリセツトパルスVRとして出力す
るようになつている。なお図中イはPパラメータ
が「12」のときの一致信号7の出力、ロは音階信
号PM、ハはリセツトパルスVRを示すものである。
いま制御用IC(A)から音源選択入力ピン11に
メロデイ音の記憶されている第1の音源ROM4
を選択すように信号が与えられている場合、切換
回路10はリセツトパルス発生回路9の側に切換
えられ、アドレスカウンタ6はリセツトパルス発
生回路9から出力されるリセツトパルスVRにて
リセツトされ、アドレスカウンタ6はPクロツク
を13個カウントしてリセツトされる場合とが、
4:1の割合で起きることになる。したがつて等
価的にPパラメータ「12.8」に相当する基本周期
で音源ROM4がアクセスされ、音階音「ソ」が
正確に再生されることになる。同様にして各音階
音が正確に再生され、メロデイが正しい音程で再
生される。
第8図に示すタイムチヤートは音階パルスPM
とリセツトパルスVRの関係をさらに分かり易く
説明するもので、例として3.75KHz(267μsec)
の音階パルスPMに対応するリセツトパルスVR
示したものである。図から明らかなようにリセツ
トパルスVRとしてPパルスの3、6、8、11、
14、16…番目のパルスが出力される。このリセツ
トパルスVRでリセツトされるアドレスカウンタ
6により音源ROM4がアドレスされるので、音
源ROM4から等価的に3.75KHz(800/3μsec)と
みなせる周期で音源データが読み出されることに
なり、音源が正しい音階周波数で駆動されてメロ
デイ音や歌唱などの音声が正確な音程で再生され
ることになる。
しかして第2図のブロツク図においては、音源
選択入力ピン11を切換回路10の切換入力に接
続し、第1の音源ROM4の選択時には切換回路
10をリセツトパルス発生回路9の側に切換える
ようにし、第2の音源ROM5の選択時には切換
回路10を一致回路17の側に切換えるようにし
てあり、第1の音源ROM4にはメロデイ音の音
源データをマスク記憶させ、第2の音源ROM5
には男声音または女声音の音源データをマスク記
憶させるようにしているものであるが、第2図の
点線Cで囲まれる範囲のマスクパターンを変更し
て切換回路10の切換入力を接地することもで
き、この場合には切換回路10は一致回路7の側
にのみ接続され、音階パルス発生回路8およびリ
セツトパルス発生回路9は使用されないものであ
る。そしてこの場合には、第1および第2の音源
ROM4,5にはそれぞれ男声音および女声音の
音源データがマスク記憶されるものである。な
お、かかる音源データは、男声音や女声音、メロ
デイ音などをそれぞれPARCOR型の音声分析フ
イルタに入力して、AパラメータおよびKパラメ
ータを抽出した後に得られる残差信号の波形を示
すデータであつて、かかる残差波形を記憶させる
音源ROM4,5を一定の周期でリセツトされる
アドレスカウンタ6によつてくり返しアクセスす
ることにより、基本周期を有する残差信号が再生
されるようになつているものである。
〔発明の効果〕
本発明は叙上のように、第1および第2の音源
ROMにメロデイ音および音声の各音源データを
夫々マスク記憶せしめたときには、第1の音源
ROMの選択時にのみ切換回路をリセツトパルス
発生回路の側に切換えるように、音源選択入力ピ
ンを切換回路の切換入力に接続し、第1および第
2の音源ROMに共に音声の音源データをマスク
記憶せしめたときには、切換回路を常時一致回路
出力の側に接続するように、切換回路の切換入力
のマスクパターンを選択可能としたものであるか
ら、メロデイ音と音声とを選択可能な音声合成
LSIとするときには音源選択入力ピンを切換回路
の切換入力に接続して、音源ROMを選択すると
同時に切換回路によつてアドレスカウンタのリセ
ツト信号を切換えることができ、これによつてメ
ロデイ音の合成時における音源の基本周期と音声
の合成時における音源の基本周期とを音源ROM
の選択と連動して切り換えることができ、したが
つてメロデイ音の合成時には音程の正確な再生音
を合成できるという効果があり、また男声音と女
声音とを選択可能な音声合成LSIとするときに
は、音源選択入力ピンを切換回路の切換入力から
切り離して、音階パルス発生回路等を使用しない
ようにすることができ、しかもかかる選択を従来
のようにメロデイコード検出回路を用いないで行
なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特許請求の範囲に示された構
成を端的に示すいわゆるクレーム対応ブロツク
図、第2図は本発明の一実施例のブロツク図、第
3図は同上の原理説明用の波形図、第4図は同上
に用いるクロツクパルスのタイムチヤート、第5
図は同上に用いる音階パルス発生回路の回路図、
第6図は同上に用いるリセツトパルス発生回路の
回路図、第7図および第8図は同上の動作説明図
である。 1,2,3はデータメモリ、4,5は音源
ROM、6はアドレスカウンタ、7は一致回路、
8は音階パルス発生回路、9はリセツトパルス発
生回路、10は切換回路、11は音源選択入力ピ
ン、12は音源切換回路、CKは同期パルスであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 音声信号を音声周波数よりも高い周波数のサ
    ンプリングパルスにてサンプリングし、振巾パラ
    メータ、ピツチパラメータおよびスペクトルパラ
    メータよりなる特徴パラメータを抽出してデータ
    メモリに記憶させ、データメモリから読み出され
    た特徴パラメータに基いて音源を制御して音声を
    合成するようにした1チツプLSIよりなる音声合
    成装置において、サンプリングパルスと等しい周
    期の同期パルスをカウントして第1および第2の
    音源ROMから音源データを読み出すアドレスカ
    ウンタの値がピツチパラメータに一致したとき一
    致信号を出力する一致回路と、ピツチパラメータ
    に対応する音階周波数のパルスを発生する音階パ
    ルス発生回路と、音階パルス発生回路からのパル
    ス出力が得られた直後の同期パルスを出力するリ
    セツトパルス発生回路と、アドレスカウンタのリ
    セツト信号をリセツトパルス発生回路出力あるい
    は一致回路出力とに切換える切換回路と、音源選
    択入力ピンに接続されて、第1および第2の音源
    ROMを切換える音源切換回路とを設けて、第1
    および第2の音源ROMにメロデイ音および音声
    の各音源データを夫々マスク記憶せしめたときに
    は、第1の音源ROMの選択時にのみ切換回路を
    リセツトパルス発生回路の側に切換えるように、
    音源選択入力ピンを切換回路の切換入力接続し、
    第1および第2の音源ROMに共に音声の音源デ
    ータをマスク記憶せしめたときには、切換回路を
    常時一致回路出力の側に接続するように、切換回
    路の切換入力のマスクパターンを選択可能として
    成ることを特徴とする音声合成装置。
JP58004894A 1983-01-14 1983-01-14 音声合成装置 Granted JPS59128600A (ja)

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