JPH035566Y2 - - Google Patents

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JPH035566Y2
JPH035566Y2 JP1984115263U JP11526384U JPH035566Y2 JP H035566 Y2 JPH035566 Y2 JP H035566Y2 JP 1984115263 U JP1984115263 U JP 1984115263U JP 11526384 U JP11526384 U JP 11526384U JP H035566 Y2 JPH035566 Y2 JP H035566Y2
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JP
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synthetic resin
ring
handle
resin ring
protrusion
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JP1984115263U
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JPS6130628U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [業上の利用分野] 本考案は主として家庭向塗料缶などの提手付丸
缶に関するものである。
[従来の技術] 従来、缶胴上部に巻締めにより取付けられた目
金(天板)の丸穴に蓋を嵌合するようにした金属
製の目金、蓋によるペイント向丸缶は、金属どう
しであることから蓋が外れ易く、この為第7図に
示す如く接触面の広く大きいW蓋aとし、更に目
金bと蓋との嵌め合いをきつめにして流通段階で
の落下事故の時でも蓋が開きにくい構造としてい
たが、加工が面倒である上、金属の切口が露出す
る口縁周辺の錆止処理や、缶の提手を別個に取付
ける必要があり、多工程となつて高価となる欠点
があつた。
この欠点を解消する為、最近では実公昭55−
38286号公報、実公昭55−26298号、26299号公報
等に示される如く、金属製目金に替えて提手付の
合成樹脂製リングを用いるようになつて来た。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、これらはいずれも缶の提手が缶胴外周
部より外側へ張り出して設けられているため、缶
の店頭陳列時、保管時に提手が邪魔になつて場所
をとることになり、また目金の外周側に突出して
提手となる部分を余分に構成することは製作金型
が複雑で高価となり、製品のコストアツプにな
る。又前記のように提手が缶胴より横に張り出し
ているものでは、合成樹脂リングの下面に凹溝を
開設して金属製缶胴の開口上縁に押し嵌める方法
(実開昭57−143135号公報)でしか、両者を結合
できず、缶胴のラツプシーム部、もしくはロツク
シーム部のシールを完全にすることは困難で、合
成樹脂の持つ弾力のみによるラツプシーム部(板
厚段差により空〓ができる)のシールはまだ完全
とは云えない。
そこで本考案は提手を、缶胴の外周面より外側
に出ない状態で缶胴の開口部上縁に定着した合成
樹脂リング上に切込み部(スコア)を介して一体
成形して、構造並びに製作金型も簡単で安価に提
手付丸缶を提供することと、金属製缶胴と合成樹
脂リングとの強固な結合、即ち第6図に示すよう
な組付方法を以て合成樹脂リングの外周を抱き型
でカバーした状態で両者間の結合が行われるた
め、缶胴のラツプシーム部の完全シールを可能と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案の合成樹脂製
提手付丸缶は、缶胴23の開口部上縁24に合成
樹脂リング5を組付けた丸缶において、缶胴23
の上端開口部に嵌入定着せしめる合成樹脂リング
5の上面に凹溝8を設けて内側に金属製蓋20が
嵌合する低い直立壁9と、外側には缶胴外径と同
径の外径をもつフランジ部7と、該フランジ部の
上に缶胴外径より小径の突出リング10と、合成
樹脂リング5の中部内周側に金属製蓋20の外周
壁19に設けた条溝21と係合する突条16とを
一体に設ける。更に提手15を、前記突出リング
10の下半周以上にわたり側面より切込まれた切
込部11を介し裂き起こし可能に一体成形で設け
たものである。
前記金属製蓋20は、従来の接触面の広く大き
いW蓋とし、その外周壁19の中部外周に条溝2
1を設けて、蓋装着時に前記合成樹脂リング5の
中部内周側に突設した突条16と弾力的且つ緊
密、強固な嵌め合いを可能としたものである。
[作用] 上記のように構成された合成樹脂製提手付丸缶
は、合成樹脂リング5が缶胴外周面より突出せ
ず、かつ上面の突出リング10は缶胴外径より小
外径で合成樹脂リング上に一体成形されているの
で、未使用時の店頭陳列時密接して並置及び積み
上げることができる。又使用時には突出リング1
0の根部の下半周に設けた切欠み部(スコア)1
1を適宜切断して突出リング10を第3図の仮線
に示す如く上方に引き上げれば突出リング10の
一部分によりヒンジ部14,14を支点として半
円環状の提手15が構成される。
次いで突出リング10の切断分離されたフラン
ジ部7上面、もしくは開蓋用凹所25,25から
ドライバー、その他の金具を金属製蓋20の蓋外
縁22の下に差し入れて蓋をこじ開けるもので、
前記切断により形成された提手15を持つて缶を
提げ、塗料などの内容物を広い開口側から刷毛を
出入れして塗布するのである。
[実施例] 本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図乃至第4図に示すように、金属製の丸形
の缶胴23の開口部上縁24には肉厚の合成樹脂
リング5が取付けられている。この合成樹脂リン
グ5は下面をV形状として缶胴1の開口部内周に
嵌入される下部嵌入部6と、開口部上縁2に定着
される缶胴外径と同一外径のフランジ部7と、フ
ランジ部7の内側から合成樹脂リング5上端にか
けて全周に〓形溝8を設けて内、外周にリング上
端より低に直立壁9と缶胴外径より小径の突出リ
ング10とをそれぞれ設け、突出リング10の根
底部外周にV字状の切込み部(スコア)11を突
出リング10の直径位置を越えて相対する位置ま
で半周以上にわたり穿設すると共に、その切込み
部11の両端部のリング側面にそれぞれ切欠孔1
2と、その対向する上端面に切欠き13を形成し
て肉薄のヒンジ部14,14を設け、この切込み
部11に沿つて突出リング10を切断することに
より、提手15が形成されるようになつている。
又合成樹脂リング5の中部内周側及び突出リン
グ10の上部内周に三角形状の突条16,17を
形成し、一方合成樹脂リング5内に嵌合するよう
周囲にU字形の内、外周壁18,19を有する金
属製蓋20の、外周壁19の中間部分全周に設け
た条溝21を前記突状16に、また蓋外縁22を
突出リング10内側の突条17の下に係合させて
金属製蓋20を合成樹脂リング5内に装着し、前
記合成樹脂リング5と缶胴23の上部とを組付け
る。
第6図は従来のり缶等で公知の組付手段を応用
した本考案における前記合成樹脂リング5と缶胴
23上部との組付状態を示す説明図で、その組付
けは、合成樹脂リング5のフランジ部7下周に上
部の円弧面1から内方に傾斜面2を有して側方に
切欠開口された係合凹溝3を設けて、該合成樹脂
リング5フランジ7下を缶胴23の上端内部に嵌
入し、合成樹脂リング5と缶胴嵌合部の両者を上
部金型(抱き型)Bで抱持し、プレスによる打込
み方式で金型Bを矢印方向に圧下させることによ
り、缶胴23の上端は前記合成樹脂リング5に設
けた係合凹溝3に沿つて内側に逆U字形状の鈎形
に巻曲し端部を係合凹溝3の内隅部4に食込ませ
る組付け方法で連結一体とした構造である。
第5図は本考案の他の実施例を示すもので、突
出リング10の内周の前記突条17を排除し、金
属製蓋20の蓋外縁22を直立壁9上端に嵌合す
るようにしたものである。
尚、図中25,25は前記提手構成側と反対側
の突出リング10上面に、リング中心に向かつて
ドライバー、その他の金具を蓋外縁22下に差込
み可能に設けた開蓋用凹所である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、提手が缶
胴の上部に組付けられた缶胴外径と同径の合成樹
脂リングの上部に缶胴の外周面より外側に張り出
さない状態で切込み部(スコア)を介して一体成
形されているので、未使用時に提手が邪魔になつ
たり、提手のために場所をとることもなく、缶胴
と缶胴を密接して並置できて、保管スペースが少
なくて済む提手付丸缶が得られ、缶の並置、積重
ねなど店頭陳列、保管に有効である。又使用時に
は切込み部より切断分離することにより、合成樹
脂リングの同心円上の一部分で簡単に提手がで
き、従つて提手を外側に余分に張り出して形成す
る従来のものに比べ、構成並びに製作金型も簡単
となり、安価に提手付丸缶が得られる。
更に提手部は合成樹脂リング上に缶胴外径より
小径で外側に張り出さない様設けられているた
め、従来缶胴上縁と目金とを抱き型で抱持し該抱
き型をプレスして缶胴上縁を巻き曲げ目金と一体
係合せしめる、のり缶等で公知の組付手段、即ち
第6図に示すように合成樹脂リングと缶胴嵌合部
の両者を上部金型(抱き型)Bで抱持し、プレス
による打込み固定方式を採用することができて、
缶胴上端は合成樹脂リングの外周に設けた係合凹
溝に沿つて内向きに鈎形に湾曲せしめられると共
に、端部が係合凹溝の内隅部に食込み、缶胴にオ
ーバーラツプ部分があつても高いシール効果を上
げる堅牢強固な組付けが可能である。又合成樹脂
リングの内側に金属製蓋の周壁に設けた条溝と係
着する突状が設けられているため、突状の変形弾
力によりシール効果を上げ、かつ、内圧の変化、
外力による蓋の外れ事故を防止できる等の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第2図A−A
線に沿うての上部断面図、第2図は平面図、第3
図は第2図の右側面図、第4図は金属製蓋の装着
時の一部拡大断面図、第5図は本考案の他の実施
例を示す金属製蓋装着時の一部拡大断面図、第6
図は従来のり缶等で公知の組付手段を応用した本
案の缶胴と合成樹脂リングとの組付状態を示す説
明図、第7図は従来の金属製の目金と蓋の嵌合形
態を示す説明図である。 5……合成樹脂リング、7……フランジ部、8
……凹溝、9……直立壁、10……突出リング、
11……切込み部(スコア)、15……提手、1
6……突条、19……外周壁、20……金属製
蓋、21……条溝、23……缶胴、24……開口
部上縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 缶胴23の開口部上縁24に合成樹脂リング5
    を組付けた丸缶において、缶胴の開口部に嵌入定
    着する合成樹脂リング5の上面に凹溝8を設け
    て、内側に金属製蓋20が嵌合する低い直立壁9
    と、外側には缶胴外径と同径の外径をもつフラン
    ジ部7と、該フランジ部の上に缶胴外径より小径
    の突出リング10と、合成樹脂リング5の中部内
    周側に金属製蓋20の外周壁19に設けた条溝2
    1と係合する突条16とを一体に設け、更に提手
    15を、前記突出リング10の下半周以上にわた
    り側面より切込まれた切込部11を介し裂き起こ
    し可能に一体成形したことを特徴する合成樹脂製
    提手付丸缶。
JP11526384U 1984-07-27 1984-07-27 合成樹脂製提手付丸缶 Granted JPS6130628U (ja)

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JP11526384U JPS6130628U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 合成樹脂製提手付丸缶

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JP11526384U JPS6130628U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 合成樹脂製提手付丸缶

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Publication Number Publication Date
JPS6130628U JPS6130628U (ja) 1986-02-24
JPH035566Y2 true JPH035566Y2 (ja) 1991-02-13

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ID=30674242

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JP11526384U Granted JPS6130628U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 合成樹脂製提手付丸缶

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526298U (ja) * 1978-08-07 1980-02-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143135U (ja) * 1981-03-03 1982-09-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526298U (ja) * 1978-08-07 1980-02-20

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JPS6130628U (ja) 1986-02-24

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