JPH0355304Y2 - - Google Patents

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JPH0355304Y2
JPH0355304Y2 JP1986160686U JP16068686U JPH0355304Y2 JP H0355304 Y2 JPH0355304 Y2 JP H0355304Y2 JP 1986160686 U JP1986160686 U JP 1986160686U JP 16068686 U JP16068686 U JP 16068686U JP H0355304 Y2 JPH0355304 Y2 JP H0355304Y2
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bag
alarm
receiver
transmitter
vibration switch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、非常時に鞄を所有する者(以下、鞄
運搬人という。)が携帯する送信器からの送信電
波によつて警報を発する受信器を備えた盗難警報
器付の鞄に関し、特に盗難等の非常事態の発生時
に、鞄運搬人が、奪われた鞄から離隔した任意の
位置で送信器を操作して、警報を発することがで
き、また、鞄の震動に感応して作動する震動スイ
ツチを備えることにより、受信器の電源の入れ忘
れや消し忘れを防止できる鞄に関する。
〔従来の技術〕
従来より現金、貴金属、宝石等の貴重品類の運
搬には、現金輸送車を使用する等、運搬時の事故
の防止に種々の対策が講じられている。特に、貴
重品類を鞄に収納し人が運搬する場合には、盗難
等の非常時に警報音を発する警報器を鞄の内部に
収容し、非常事態を周囲に報知する手段がとられ
る。
上記の警報器を作動させるには、種々の方途が
あるが、代表的なものに、第5図に示す如き盗難
警報器付鞄がある。この鞄101は、電源105
に接続された警報器102の電源スイツチにおけ
る引き合う方向に付勢した接点103a,103
b間に絶縁物104を挾装し、この絶縁物104
にひも106等の一端をつなぎ、ひも106の他
端を、例えば鞄運搬人の手首に巻きつけている。
そして、強奪等の非常事態の発生時には、手首に
固定したひも106を引張ることにより、絶縁物
104が接点103a,103b間から離脱して
警報音を発し、生じている事態を周囲の広範囲に
知らせると共に、鞄の存在場所をも明らかにする
ものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の盗難警報器付の鞄は、盗難等の非常事態
発生時に確実に警報を発することが必要であり、
また、鞄運搬人に対する安全対策が最も求められ
るところ、上記の従来の手段では、これらへの対
応が不十分であり、改善すべき点が残されてい
た。
その第1には、鞄運搬人に対し、鞄の運搬作業
中、常時、警報器の接点間の絶縁物につないだひ
もの一端を固定しておかなければならない煩らわ
しさが挙げられ、第2には、強奪等が発生したと
き、鞄運搬人のすぐ近くでブザー等の警報音が鳴
動するため、犯人が逆上し、鞄を奪うだけでな
く、鞄運搬人にまで危害を加える虞れが多いこと
が挙げられる。
本考案は、上記の問題点を解決するために創案
されたものであり、盗難等の非常事態の発生時
に、鞄運搬人が、奪われた鞄から離隔した任意の
位置での送信器の操作で、警報を発することがで
き、また、鞄の震動に感応して作動する震動スイ
ツチを備えることにより、受信器の電源の入れ忘
れや消し忘れを防止し得る盗難警報器付鞄を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための具体的手段とし
て、本考案は、鞄運搬人が携帯する送信器と、鞄
に内装され前記送信器の発する送信電波によつて
警報を発する受信器とからなる盗難警報器付鞄で
あつて、前記受信器は、鞄の震動に感応して作動
する震動スイツチと、この震動スイツチによる受
信回路への通電を、抵抗とコンデンサにより定め
られた一定の時間継続するためのタイマ回路とを
有することを特徴とする盗難警報器付鞄を提案す
るものである。
〔作用〕
上記の手段により、鞄に内装されている受信器
は、鞄から離隔した任意の位置にある送信器の作
動により、警報を発する。また、震動スイツチと
タイマ回路とは、鞄の震動を感知する毎に、抵抗
とコンデンサにより定められた一定の時間、受信
回路への通電を継続する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
第1図は、本実施例における警報器を鳴動する
受信器の回路構成ブロツク図であり、第2図は、
第1図のブロツク図中におけるタイマの回路図で
ある。第3図は、震動スイツチの具体例を示す構
成図であり、第4図は、送信器の回路構成ブロツ
ク図である。
第1図に示す本実施例における鞄に内装した受
信器Aは、FM(周波数変調)受信器である。使
用する電波の変調方式にFMを採用したのは、
FMは外部ノイズに対して原信号の再現性が良
く、外部ノイズの多い場所ででも確実な受信が可
能であるためである。受信器Aの回路構成は、電
源部を除いて一般的な回路である。この受信器A
は、送信器B(第4図参照)からの送信電波をア
ンテナ1で受信する。受信波は、高周波増幅器2
によつて増幅され、中間周波増幅器5によつて整
波された、FM復調器6によつて低周波信号のみ
取り出される。そして、低周波増幅器7で増幅さ
れて、警報器8であるブザーやベル等を鳴動する
構成である。なお、図中の符号3は、周波数変換
器で、無線周波数を中間周波数に変換するもので
あり、また、符号4は、局部発振器で、中間周波
数を得るためのものである。
受信器Aの電源部には、タイマ9と震動スイツ
チ10の組合せから成る回路が構成されている。
第2図はタイマ回路を示し、スイツチングを行う
トランジスタTr11と、このトランジスタのベー
ス抵抗R12,CMOS・ICで構成されているモノス
テージマルチバイブレータ13と、このモノステ
ージマルチバイブレータ13の出力Qの出力を決
定する、抵抗R15とコンデンサC14から成る時定数
を定めたCR回路と、回路安定化抵抗R16から構成
されている。このタイマ回路に接続されるバツテ
リ17には、震動スイツチ10がバツテリ17と
直列に接続されている。
震動スイツチ10の具体例を示す構成図が、第
3図であり、同図イにおいては、スイツチ接点の
接続に水銀を用いたもので、電源であるバツテリ
に接続されている接点10a,10bは、鞄が静
止しているときは非導通状態にあり、鞄が運搬さ
れ震動を生じると、水銀を介して導通状態とな
る。同図ロでは、電源に接続されている接点10
c,10dの一方の接点10cをスプリングで吊
り上げ、鞄が静止しているとき非導通状態として
おり、震動が生じたとき他方の接点10dと接続
して、導通状態となるように構成したものであ
る。
第4図は、鞄運搬人が携帯する送信器Bの回路
構成ブロツク図であり、この送信器Bから、鞄に
内装した受信器Aに電波が送信されるものであ
る。低周波発振器18により発振した信号波は
FM変調器19によつて、高周波発振器20の高
周波と変調され、高周波増幅器21によつて増幅
されてアンテナ22から送信される。この送信器
Bの送信操作は、バツテリ24を「ON」「OFF」
する押釦スイツチ23を操作するだけで良く、簡
易な構成となつている。
以上のように構成された本実施例の盗難警報器
付鞄の作用について説明する。鞄に内装された受
信器Aは、鞄の運搬中の震動に感応して震動スイ
ツチ10のスイツチ接点を「ON」とする。すな
わち、震動スイツチ10が水銀スイツチの場合は
接点10a接点10bが、同じくスプリングの場
合は接点10c、接点10dが短絡され、モノス
テージマルチバイブレータ13のQ端子が、抵抗
R15とコンデンサC14により定められた時間だけ
「LOW」となる。従つて、トランジスタTr11
「ON」となり、受信回路に一定時間電流を流す。
この時間以内に震動スイツチ10が「ON」
「OFF」すれば再トリガし、受信回路への通電が
継続する。
上記の作用により鞄が運搬され、震動を生じて
いる間は、自動的に受信器Aは作動していること
になる。従つて、受信回路への通電が「OFF」
となるには、受信器Aの静止後、すなわち、鞄が
静止状態に置かれた後、抵抗R15とコンデンサ
C14により定められた時間を経過した後とな
る。なお、タイマ9のモノステージマルチバイブ
レータ13は、CMOS・ICを採用しているので、
消費電力は微少である。
以上説明したように、本実施例による警報器付
きの受信器を内装した貴重品類の運搬用鞄は、平
常時静止状態では、震動を感知せず、受信器の電
源は自動的に「OFF」となり、電源であるバツ
テリは消費しない。また、運搬時には、震動によ
り電源は継続して「ON」状態となり、状態は常
に作動することとになる。従つて、強奪等の非常
事態発生時、鞄が、鞄運搬人から奪われても、所
定の電波有効距離内であれば、送信器からの送信
電波を受信器が捕らえ、鞄内部において警報音を
発して、事態を周囲に報知する。
本考案は本実施例に限定されるものでなく、
種々の実施態様をとるものであり、例えば受信器
に構成した警報器はブザーやベルに限られるもの
ではなく、音声合成用ICを用いた増幅器を接続
して、生じている非常事態を音声によつて周囲に
報知するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
上記の説明で明らかなように、本考案の盗難警
報器付鞄によれば、貴重品類を鞄運搬人の手によ
つて運搬中に、鞄が強奪されるという非常時にお
いて、鞄運搬人が、奪われた鞄から離隔した任意
の位置で送信器を操作して、鞄に内装した警報器
を鳴動させることができる。従つて、運搬人の身
の安全が確保された時点で、警報を発することが
可能となり、犯人の逃走を防ぎ、逮捕を容易にす
ることが期待できる。
そして、送信器からの送信電波を受ける受信器
は、震動スイツチとタイマ回路の連動により、鞄
の運搬時には、震動により電源は継続して
「ON」状態となり、常に作動し、また、平常時
静止状態では、震動を感知せず、受信器の電源は
自動的に「OFF」となる。従つて、受信器の電
源の入れ忘れや消し忘れの防止が自動的に行わ
れ、盗難等の非常事態の発生時に、受信器が確実
に作動して、警報を発する。なお、タイマ回路に
用いる半導体にCMOS・ICを用いたので、消費
電流の節約が実現でき、バツテリ容量を最大限効
率よく利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例における警報器を鳴動する
受信器の回路構成ブロツク図であり、第2図は、
第1図のブロツク図中におけるタイマの回路図で
ある。第3図は、震動スイツチの具体例を示す構
成図であり、第4図は、送信器の回路構成ブロツ
ク図である。第5図は、従来技術による盗難警報
器付鞄の構成図である。 図面の中で示した記号は以下のものを示す。A
……受信器、B……送信器、8……警報器(ブザ
ー)、9……タイマ、10……震動スイツチ、C14
……コンデンサ、R15……抵抗、13……モノス
テージマルチバイブレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鞄を所持する者が携帯する送信器と、鞄に内装
    され前記送信器の発する送信電波によつて警報を
    発する受信器とからなる盗難警報器付鞄であつ
    て、前記受信器は、鞄の震動に感応して作動する
    震動スイツチと、この震動スイツチによる受信回
    路への通電を、抵抗とコンデンサにより定められ
    た一定の時間継続するためのタイマ回路とを有す
    ることを特徴とする盗難警報器付鞄。
JP1986160686U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0355304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986160686U JPH0355304Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986160686U JPH0355304Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Publication Number Publication Date
JPS6366923U JPS6366923U (ja) 1988-05-06
JPH0355304Y2 true JPH0355304Y2 (ja) 1991-12-09

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ID=31086296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986160686U Expired JPH0355304Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53148707U (ja) * 1977-04-26 1978-11-22
JPS60125918U (ja) * 1984-01-31 1985-08-24 松下精工株式会社 鞄盗難防止装置

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JPS6366923U (ja) 1988-05-06

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