JPH09224280A - 位置通報装置及びシステム - Google Patents

位置通報装置及びシステム

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Publication number
JPH09224280A
JPH09224280A JP8027612A JP2761296A JPH09224280A JP H09224280 A JPH09224280 A JP H09224280A JP 8027612 A JP8027612 A JP 8027612A JP 2761296 A JP2761296 A JP 2761296A JP H09224280 A JPH09224280 A JP H09224280A
Authority
JP
Japan
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base station
position information
emergency call
sensor
wireless base
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Abandoned
Application number
JP8027612A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kita
一記 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8027612A priority Critical patent/JPH09224280A/ja
Publication of JPH09224280A publication Critical patent/JPH09224280A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、装置を保持している人の位置
を探索することのできる位置通報装置及び位置通報シス
テムを提供することである。 【解決手段】携帯端末10は無線基地局から送信されて
くる基地局コードを受信したなら(図1(0) )、受信し
た基地局コードを記憶し、最新の基地局コードと登録基
地局コードメモリ33に記憶してある基地局コードが一
致するか否かを判断する。基地局コードが不一致の場合
には、位置登録要求信号と受信した基地局コードを無線
基地局に送信して位置登録を行う(同図(1) )。PHS
のサービス制御局15は、端末からの位置登録要求信号
を受信すると、同時に送られてくる基地局コードをその
端末の位置情報として位置登録データベース17に登録
する。そして、加入者電話機14から位置情報の問い合
わせがあると(図1(3) )、問い合わせあった加入者の
位置情報を位置登録データベース17から検索し(図1
(4) )、検索した位置情報を音声により加入者電話機1
4に送る(図1(5) )。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電話システム
を利用した位置通報装置及び位置通報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、一人暮らしの高齢者が増加し
ていることから、高齢者が病気や怪我などで動けなくな
ったときに外部の人と直ちに連絡が取れることを目的と
した緊急通報システムが、自治体などで実用化されてい
る。この緊急通報システムは、例えば、携帯型の無線送
信機と、無線送信機から呼び出し信号を受信したとき、
予め登録してある緊急連絡先の電話に自動発信して緊急
通報を行う宅内電話回線接続装置とで構成されている。
利用者が携帯型の無線送信機を所持し、緊急時にその無
線送信機の送信ボタンを操作すると、呼び出し信号が宅
内電話回線接続装置に送信され、その宅内電話回線接続
装置から登録されている緊急連絡先に電話連絡される。
緊急通報を受けた人は、救急車の手配、あるいは直接駆
けつけるなどより救援にあたることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た緊急通報システムは、宅内電話回線接続装置を利用し
たシステムであるので、宅内電話回線接続装置が無線信
号を受信できる範囲内でしか使用することができなかっ
た。また、上述した緊急通報システムは、緊急時に利用
者自身が送信ボタンを操作するようになっているが、激
しい発作や、失神、卒倒などで送信ボタンを押せない場
合も考えられる。
【0004】一方、老人性痴呆症の患者が増加するなか
で、痴呆症の患者が徘徊したときに、その位置を探索す
るシステムの必要性も高まっている。また、幼児が迷子
になったとき位置を探索できるようにすることも望まれ
ている。
【0005】最近、携帯電話やPHS(パーソナルハン
ディホン)などの携帯端末装置の小型化により、これら
小ゾーンの無線電話システムの携帯電話端末を利用して
上述した位置探索システムを構成することが考えられて
いる。しかしながら、高齢者や幼児が携帯するには、ま
だ携帯電話端末の外形寸法は大きく、端末の価格も高価
で、上述したような位置探索用に用いるには携帯性及び
経済性の上で難点があった。また、徘徊者の位置探索に
用いる場合、携帯電話端末を持たせても体から離してし
まって役に立たなくなるという問題点もあった。
【0006】本発明の課題は、装置を保持している人の
位置を探索することのできる位置通報装置及び位置通報
システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の位置通報装
置は、無線基地局から送信されてくる位置情報を受信す
る受信手段と、この受信手段で受信された位置情報を記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された位置情報
と、受信手段で受信された最新の位置情報とを比較し、
両者が異なるときには、最新の位置情報を自己の位置情
報として無線基地局に送信する送信手段とを備える。
【0008】第1の発明では、例えば1つの無線基地局
の無線ゾーンから別の無線基地局の無線ゾーンに移動し
た場合にも常に自分がいる無線ゾーンを現在位置として
登録しておくことができる。従って、この位置通報装置
を幼児、あるいは痴呆症の人の身に着けておくことで、
所在を簡単に確認することができる。
【0009】第2の発明の位置通報装置は、無線基地局
から送信されてくる位置情報を受信する受信手段と、こ
の受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
と、生体情報を検出する生体センサと、この生体センサ
で異常が検出されたとき、無線基地局を介して予め登録
してある緊急通報先に緊急通報するとともに、記憶手段
に記憶されている位置情報を送信する通報手段とを備え
る。また、第2の発明の変形として、緊急通報スイッチ
を設け、その緊急通報スイッチが操作されたとき、登録
してある緊急通報先に通報するようにしてもよい。
【0010】第2の発明の位置通報装置は、緊急通報ス
イッチの操作、あるいは生体センサで身体の異常が検出
されたとき、緊急通報先に通報すると共に、現在位置を
知らせるようにしたので、通報を受けた人は、位置通報
装置を保持している人が居る場所に直接駆けつけ、ある
いは近くの人に連絡して緊急の処置をすることができ
る。
【0011】第3の発明の位置通報システムは、無線基
地局から送信されてくる位置情報を受信する受信手段
と、この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶
手段と、車の異常を検出するセンサと、このセンサで車
の異常が検出されたとき警報を発生する警報手段と、セ
ンサで異常が検出されたとき、予め登録してある緊急通
報先に無線基地局を介して通報すると共に、記憶手段に
記憶されている位置情報を送信する通報手段とを備え
る。
【0012】第3の発明では、車内への不審者の侵入等
の異常を検出した場合、予め登録してある緊急通報先に
異常の発生を通報し、同時に現在位置情報を送信するよ
うにしたので、通報を受けた人は警察に連絡するなどし
て車の盗難を未然に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施例の位
置通報システムのシステム構成図である。
【0014】この第1実施例は、PHSの無線基地局へ
の無線信号の送信並びに無線基地局から送られてくる位
置情報の受信機能を有する携帯型小型端末9もしくは腕
時計型携帯端末10を用いた位置通報システムである。
これら携帯型小型端末9及び腕時計型携帯端末10は、
後述する如く音声の送受信機能(通話機能)を省くこと
で装置の小型化、低コスト化を実現しているが、通話機
能を備える構成にしてもよいことは勿論である。
【0015】PHSの無線基地局11は、PHS用接続
装置12を介して公衆電話回線網の交換機13と接続さ
れている。PHS及び上記携帯型小型端末9、腕時計型
携帯端末10(以下、これらをPHS等と称呼する。)
のサービス制御局15は、共通線信号網を介して交換機
13、PHS等の加入者データベース16及び位置登録
データベース17と接続されており、PHS等の加入者
情報及び位置情報を管理し、回線接続に必要な情報を交
換機13に送る。PHS等の端末から発信信号を受信す
ると、サービス制御局15は加入データベース16に発
加入者が登録されているか否かを調べ、登録されている
場合には、さらに着信先がPHS等の端末か否かを調べ
る。着信先がPHS等の端末であれば、位置登録データ
ベース17から着信端末の位置を調べ、その位置情報を
交換機13に送り、着信端末が現在居る位置の無線基地
局11に呼び出しを行わせる。
【0016】PHS等では、定期的に、あるいは1つの
無線基地局の無線ゾーンから別の無線基地局の無線ゾー
ンへ移行したときに携帯端末の位置登録を行うようにな
っている。これにより、端末が無線ゾーンを移動しても
追跡して呼び出したり、通話中に別の無線ゾーンに移動
しても回線の接続を維持することができる。
【0017】次に、腕時計型携帯端末10の回路構成
を、図2の回路ブロックを参照して説明する。アンテナ
21で受信した無線信号は、無線信号送受信回路(RF
回路)22のアンプ22aで増幅され、乗算器22bで
基準信号出力回路(PLO)30及びPLL(位相ロッ
クループ)回路31から出力される位相制御されたクロ
ック信号が乗算されて元の周波数に復調されてA/D変
換回路23及び強度検出回路(RSSI)24に出力さ
れる。無線信号送受信回路22は、信号の受信と送信と
を切り換える切り換え回路22cを有しており、受信信
号をアンプ22aへ出力し、アンプ22d及び乗算器2
2eで増幅、変調された送信信号をアンテナ21へ出力
する。
【0018】強度検出回路24は、無線信号送受信回路
22で増幅された信号から受信強度を検出し、検出した
信号強度に応じて無線信号送受信回路22のアンプ22
aの増幅率を変化させたり、受信強度が弱い場合には無
線信号の受信可能エリア外であることを通信制御回路2
7に通知して後述する表示部43に表示させる。
【0019】無線信号送受信回路22で増幅され、A/
D変換回路23でアナログからディジタルに変換された
信号は、モデム25の復調回路25aで復調され、さら
にチャネル復号器26で、周波数多重、あるは時分割多
重された信号が復号され通信制御回路27へ出力され
る。
【0020】通信制御回路27は、PHS等の通信手順
に従って無線信号の送受信を制御する回路である。この
通信制御回路27から出力された信号はチャネル符号器
28で符号化され、さらにモデム25の変調回路25b
でQPSK(quadrature phase shift keying)変調され
てD/A変換回路29へ出力される。そして、D/A変
換回路29でアナログ信号に変換され、さらに無線信号
送受信回路22で無線周波数信号に変換されてアンテナ
21から送信される。
【0021】IDメモリ32は、携帯端末10に割り当
てられているIDコードを記憶するメモリであり、登録
基地局コードメモリ33は、位置登録を行った基地局の
コード(位置情報)を記憶するメモリである。位置軌跡
メモリ34は、位置情報の軌跡を記憶するメモリであ
り、位置登録を行った基地局11の基地局コードを計時
回路35で計時される時刻情報と共に記憶する。この位
置軌跡メモリ34の内容を調べることで携帯端末10の
位置がどのように変化したかを調べることができる。
【0022】計時回路35は、発振回路36で発振さ
れ、分周回路37で分周された基準クロックパルス信号
を計数して時刻を計時する。また、アラーム時刻メモリ
38は、ユーザが操作部39のキーを操作して設定する
アラーム時刻を記憶する。
【0023】基地局コード/位置情報変換テーブル40
は、基地局コードを基に基地局の所在地の市町村所番
地、経度、緯度、あるいは地図の区画番号などの直接位
置情報に変換するテーブルである。
【0024】制御回路41は、登録基地局コードメモリ
33に記憶されている基地局コードを、基地局コード/
位置情報変換テーブル40を参照して直接位置情報に変
換し、地図の区画番号毎に地図情報を記憶しているマッ
プメモリMから、区画番号に対応した地図データを読み
出して表示デコーダ42を介して表示部43に表示させ
る。これにより携帯端末10を保持している人は、表示
部43に表示された地図上の位置から自分が現在居る位
置を確認することができる。また、制御回路41は、ア
ラーム時刻に達したとき、報音回路44を駆動してスピ
ーカ45からアラーム音を報音させる。
【0025】ここで、図1のシステムで携帯端末10の
位置登録を行う場合の手順を説明する。無線基地局11
からは自局の位置情報として基地局コードが一定時間毎
に送信されており、携帯端末10は無線基地局から送信
されてくる基地局コードを受信したなら(図1(0) )、
受信した基地局コードを時刻情報と共に登録基地局コー
ドメモリ33に記憶しておく。そして、次に受信した最
新の基地局コードと登録基地局コードメモリ33に記憶
されている基地局コードが一致するか否かを判断する。
基地局コードが不一致の場合には、それまで位置登録を
行っていた無線ゾーンから別の無線基地局の無線ゾーン
に移動したものと判断し、受信した基地局コードとその
時の時刻情報とを登録基地局コードメモリ33に記憶さ
せると共に、位置登録要求信号と自己のIDコードと受
信した基地局コードとを無線基地局11に送信する(図
1(1) )。
【0026】PHS等のサービス制御局15は、端末か
らの位置登録要求信号を受信すると、同時に送られてく
るIDコードから端末を特定し、送られて来た基地局コ
ードをその端末の位置情報として位置登録データベース
17に登録する。
【0027】加入者電話機14からIDコードを指定し
て携帯端末10の位置の問い合わせがあると(図1(3)
)、PHS等のサービス制御局15は、問い合わせの
あった携帯端末10の位置情報を位置登録データベース
17から検索し(図1(4) )、検索した位置情報を音声
合成で、或いは文字データで加入者電話機14に送る
(図1(5) )。
【0028】例えば、上記腕時計型携帯端末10を痴呆
症の人の腕にはめておくことで、その人が徘徊して所在
が分からなくなった場合、加入者電話14からサービス
制御局15にその加入者の位置を問い合わせ、所在を確
認することができる。
【0029】この第1実施例は、音声による通話機能を
省いて、ハンドセット、音声処理回路、発着信制御回
路、通話のための位置登録制御機能等を省略したので、
回路構成が簡素になり、小型でローコストの携帯端末1
0を実現できる。
【0030】さらに、無線信号の送受信機能を有する腕
時計型携帯端末10を探索対象者の腕にはめておくこと
で、探索対象者の現在位置が常に位置登録データベース
17に登録されるので、加入者電話機から問い合わせる
ことで対象となる人の位置をすぐに探索することができ
る。尚、携帯型小型端末9も端末10と同様な機能とな
っており、腕に装着するのではなく、ポケット等に入れ
ておく点のみが異なる。
【0031】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2実施例の腕時計型携帯端末51は、前述したPH
S等の無線信号の送受信機能に加え、緊急呼び出しスイ
ッチ及び生体センサを有しており、緊急時に緊急呼び出
しスイッチを操作し、あるいは生体センサにより体の異
常が検出されたとき、予め登録してある緊急通報先を呼
び出すことができる。以下、第1実施例と同じ部分には
同じ符号を付け、それらの説明を省略する。
【0032】図3のシステムが、図2のシステムと異な
る点は、携帯端末51から無線基地局11へ緊急通報信
号、緊急通報先電話番号、自己のIDコード及び最新位
置情報が送信される点である。また、図3のシステム
は、ページング送信局53が接続されており、ページャ
端末52を緊急通報先として指定することができるよう
になっている。
【0033】次に、図4は、第2実施例の腕時計型携帯
端末51の回路ブロック図である。この携帯端末51の
構成は、基本的には図2の携帯端末10と同様であり、
第1実施例と異なる点は、身体の異常を検出する生体セ
ンサ61と、緊急時に操作する緊急呼び出しスイッチ6
2と、緊急通報先の電話番号データを記憶しておく通報
先メモリ65とを設けた点である。
【0034】生体センサ61は、例えば体の動きを検出
する体動センサ、脈拍センサ、体温センサ等からなる。
この生体センサ61の検出信号は増幅回路63で増幅さ
れ、さらにA/D変換回路64でディジタル値に変換さ
れて制御回路41へ出力される。
【0035】制御回路41は、生体センサ61の検出値
が異常であると判断すると、通報先メモリ65に登録さ
れている緊急通報先の電話番号データを読み出し、その
電話番号データを通信制御回路27へ出力する。通信制
御回路27は、チャネル符号器28にその電話番号デー
タを出力する。この電話番号データはチャネル符号器2
8で符号化され、さらに変調回路25bでQPSK変調
されてD/A変換回路29へ出力される。そして、D/
A変換回路29でアナログ信号に変換され、無線回路2
2でPHS等の無線信号に変換されてアンテナ21から
無線基地局11に送信される。
【0036】ここで、第2実施例の位置通報システムの
位置登録時及び緊急通報時の動作を図3を参照して説明
する。PHS等の無線基地局11からは基地局の位置情
報(基地局コード)が一定時間毎に送信されており(図
3(0) )、携帯端末51は、基地局11から送信されて
くる基地局コードを受信し、それが新しいものである時
には時刻情報と共に登録基地局コードメモリ33にその
基地局コードを記憶する。また、同時に登録要求信号、
IDコード、基地局コードを無線基地局11に送信す
る。然して、生体センサの検出データに異常があった
時、又は緊急スイッチ62が操作されると、通報先メモ
リ65には、緊急通報先の電話番号データが記憶されて
いるので、制御回路41は緊急通報先の電話番号データ
及び自己のIDコードデータを通信制御回路27に出力
する。通信制御回路27は、制御回路41から出力され
た電話番号データ、IDコードデータ、及び緊急通報信
号をチャネル符号器28に出力して符号化させる。この
チャネル符号器28で符号化された信号は、変調回路2
5bで位相変調された後、無線信号に変換されてアンテ
ナ21から送信される。
【0037】この無線信号がPHS等の無線基地局11
で受信されると、PHS接続装置12、交換機13を介
してサービス制御局15に送られる(図3(3) )。サー
ビス制御局15は、送られたデータ中に緊急通報信号が
含まれていることを判断した上で発信端末のIDコード
データにより位置登録データベース17を検索し、発信
端末の位置情報を入手する。そして、検索した位置情報
を交換機13を介して緊急通報先の電話機14に送る。
尚、通報先メモリにはページャ端末52を呼び出す為の
呼び出しデータを記憶させておくことも出来、この場合
には、サービス制御局15はページャ端末52に対して
位置情報を送信する。
【0038】この第2実施例の位置通報システムでは、
緊急呼び出しスイチ62を利用者が操作すると、あるい
は生体センサ61で体の異常を検出すると、携帯端末5
1に予め登録されている緊急通報先が呼び出されるとと
もに、携帯端末51の現在位置情報が送信される。従っ
て、緊急呼び出しを受けた人は、呼び出しを行った人が
何処に居るか分かるので、救急車を手配するなどの適切
な処置を取ることができる。
【0039】次に、車内にセンサとPHS等の端末装置
を設け、センサで不審者の侵入、あるいは侵入行為を検
出したとき、端末装置から緊急通報できるようにした本
発明の第3実施例の車両用位置通報システムを説明す
る。
【0040】図5は、第3実施例の位置通報システムの
構成を示す図である。この第3実施例のシステムが前述
した図1のシステムと異なる点は、盗難予防の為に自動
車71に、図6に示すような人体センサ72aや振動セ
ンサ72bを搭載し、センサで異常を検出した場合に
は、無線基地局11に通報信号を送信して車の所有者に
異常を通報できるようにした点である。
【0041】第3実施例のシステムで用いられる自動車
71には、図6に示すように不審な人物の侵入を検出す
る人体センサ72a(例えば、赤外線センサ)と、車の
ドアを開けるためなどに車体に外力が加わったことを検
出する振動センサ72bとが設けられており、これらの
センサで異常が検出されると、通報制御装置73から警
報制御回路74に警報の発生が指示される。警報制御回
路74は、クラクション75を鳴らし、同時にライト7
6を点滅させて異常事態の発生を外部に報知する。この
とき、通報制御装置73は、アンテナ77から予め登録
されている通報先を呼び出すための通報信号をPHS等
の無線基地局11に送信する。なお、通報制御装置73
の回路構成は、前述した図4と基本的には同一である。
図4と異なる点は、生体センサ61の代わりに人体セン
サ72aと振動センサ72bが設けられている点であ
る。
【0042】ここで、図5を参照して車両用位置通報シ
ステムの動作を説明する。先ず、無線基地局11から送
信されてくる基地局位置情報を、車71の通報制御装置
73で受信し(図5(0) )、その基地局位置情報を前述
した登録基地局コードメモリ33に記憶する。そして、
人体センサ72aまたは振動センサ72bでセンサ信号
を検出したなら(図5(1) )、通報信号、通報先電話番
号及び位置情報を無線信号に変換して無線基地局11に
送信する(図5(2) )。
【0043】PHS等の無線基地局11は、受信したそ
れらのデータをPHS接続装置12、公衆電話網の交換
機13を介してPHSサービス制御局15に送る(図5
(3))。サービス制御局15は、通報先電話番号に基づ
いて着加入者電話機14を収容している交換機13に呼
び出しを行わせると共に、発信端末の位置情報を送る
(図5(4) )。このとき、着信端末がページャ端末52
であればページング送信局53に通報先番号を送って該
当するページャ端末52を呼び出す(図5(4'))。
【0044】緊急通報を受けた車の所有者などは、自分
の車が盗難の可能性があると判断できるので、警察等に
連絡して盗難を防ぐことができる。なお、車の異常を検
出するセンサは、上述した振動センサ、赤外線による人
体センサに限らず、接触センサ、超音波センサ、ガラス
の破壊音等を検出する音センサでもよいし、ドアの開
閉、あるいはエンジンの起動等を検出するスイッチでも
よい。
【0045】また、センサや警報手段と通信制御装置と
の信号の授受はワイヤ等ではなく無線で行ってもよい。
この第3実施例は、人体センサ72aや振動センサ72
bにより車内への侵入や車に対するいたずら行為を検出
し、センサで異常を検出したとき、警報音やライトを点
滅させて異常事態であることを報知すると共に、予め登
録してある緊急通報先に通報するようにしたので、自動
車の盗難やいたずら行為を未然に防止することができ
る。また、緊急通報時に車の位置情報を送信するように
したので、車が移動された場合でもその位置を探索する
ことができる。
【0046】上述した各実施例は、PHS等の携帯端末
を利用した場合について説明したが、自動車電話システ
ム、携帯電話システム等他の無線電話システムにも適用
できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、無線による位置登録機
能を有する小型の携帯端末を探索対象者に持たせること
で、探索対象者の位置を簡単に調べることができる。ま
た、携帯端末を保持している人の体に異常が発生した場
合に、登録してある緊急通報先を呼び出して現在位置を
通報できるようにしたので、通報を受けた人は救急車の
手配をする等の適切な処置を取ることができる。さら
に、車に侵入検出センサ、振動センサ等を設け、それら
のセンサで異常が検出された場合に、登録してある緊急
通報先に通報することで車の盗難等を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の位置通報システムのシステム構成
図である。
【図2】第1実施例の携帯端末の回路ブロック図であ
る。
【図3】第2実施例の位置通報システムのシステム構成
図である。
【図4】第2実施例の携帯端末の回路ブロック図であ
る。
【図5】第3実施例の位置通報システムのシステム構成
図である。
【図6】第3実施例の車載センサ及び通報制御装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
10、51 携帯端末 22 無線信号送受信回路 33 登録基地局コードメモリ 34 位置軌跡メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線基地局から送信されてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
    と、 この記憶手段に記憶された位置情報と、前記受信手段で
    受信された最新の位置情報とを比較し、両者が異なると
    きには、最新の位置情報を自己の位置情報として前記無
    線基地局に送信する送信手段とを備えることを特徴とす
    る位置通報装置。
  2. 【請求項2】無線基地局から送信されてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
    と、 生体情報を検出する生体センサと、 この生体センサで異常が検出されたとき、予め登録して
    ある緊急通報先に前記無線基地局を介して緊急通報する
    とともに、前記記憶手段に記憶されている位置情報を送
    信する通報手段とを備えることを特徴とする位置通報装
    置。
  3. 【請求項3】無線基地局から送信されてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
    と、 緊急通報を指示する緊急通報スイッチと、 この緊急通報スイッチが操作されたとき、予め登録して
    ある緊急通報先に前記無線基地局を介して緊急通報する
    とともに、前記記憶手段に記憶されている位置情報を送
    信する通報手段とを備えることを特徴とする位置通報装
    置。
  4. 【請求項4】前記位置通報装置は、音声の通話機能を有
    しない腕時計型の無線送受信装置であることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の位置通報装置。
  5. 【請求項5】無線基地局が自局の位置情報を無線信号に
    より送信し、該位置情報を受信した端末装置が受信した
    位置情報を自己の位置情報として前記無線基地局に登録
    する無線通信システムを利用した位置通報システムにお
    いて、 前記端末装置が、 前記無線基地局から送信されてくる位置情報を受信する
    受信手段と、 この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
    と、 生体センサまたは緊急通報スイッチと、 この生体センサで異常が検出されたとき、または前記緊
    急通報スイッチが操作されたとき、予め登録してある緊
    急通報先に前記無線基地局を介して緊急通報するととも
    に、前記記憶手段に記憶されている位置情報を送信する
    通報手段とを備えることを特徴とする位置通報システ
    ム。
  6. 【請求項6】無線基地局から送信されてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段で受信された位置情報を記憶する記憶手段
    と、 車の異常を検出するセンサと、 このセンサで異常が検出されたとき警報を発生する警報
    手段と、 前記センサで車の異常が検出されたとき、予め登録して
    ある緊急通報先に前記無線基地局を介して通報すると共
    に、前記記憶手段に記憶されている位置情報を送信する
    通報手段とを備えることを特徴とする位置通報システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記センサは、車内への人の侵入を検出す
    る人体検出センサまたは車体に加わる振動を検出する振
    動センサからなることを特徴とする請求項6記載の位置
    通報システム。
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