JP2000295321A - 着信報知呼出装置 - Google Patents

着信報知呼出装置

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JP2000295321A
JP2000295321A JP9508599A JP9508599A JP2000295321A JP 2000295321 A JP2000295321 A JP 2000295321A JP 9508599 A JP9508599 A JP 9508599A JP 9508599 A JP9508599 A JP 9508599A JP 2000295321 A JP2000295321 A JP 2000295321A
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signal
incoming
call notification
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Hitomi Ayusawa
仁美 鮎澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の着信の誤報知を完全に無くし、確
実に使用者に報知することができる着信報知呼出装置を
提供すること。 【解決手段】 着信報知呼出装置の着信報知信号送信機
13a、13bは、携帯電話11のマイク・イヤホン端
子14aや、デジタル信号入出力端子14bに接続され
る。携帯電話機本体からは、着信を検知すると着信トリ
ガ信号が発生する。着信報知信号送信機13a、13b
は、着信トリガ信号を入力し、識別コードを印加した着
信報知信号を作成しワイヤレスで送信する。着信報知信
号15は、共通の識別コード認識部を有した着信報知信
号受信機16、17、18により受信され、識別コード
が一致したときのみ着信を報知するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の移動無線
通信装置に関し、携帯電話の着信を報知する機器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話装置に於ける着信報知呼
出装置として、特開平9-84141号公報に記載されている
ものがある。この着信報知呼出装置は、携帯電話に設け
られたイヤホン・マイク端子に直接着信報知信号送信機
を接続することにより、着信時に電話端末が発する着信
音の音声信号を前記イヤホン端子を介して入力し、着信
を検知するものである。これは、着信報知信号受信機に
送信する時に無線電波を使用し、その周波数を切替設定
することにより、誤報知を少なくするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記着
信報知呼出装置での形態では、切替設定するコードの数
には限りがあり、誤報知を完全に無くすものではなかっ
た。
【0004】そこで、本発明は上記従来技術の問題を解
決するもので、その目的は、従来技術では不可能であっ
た着信報知呼出装置の誤報知を完全に無くし、使用者に
確実に着信を報知する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の着信報知
呼出装置は、携帯電話に接続され着信があったことを検
知し、ワイヤレスで着信報知信号を送信する着信報知信
号送信機と、該着信報知信号をワイヤレスで受信する着
信報知信号受信機から構成されるものであって、着信報
知信号送信機は、携帯電話の着信トリガ信号を受ける信
号入力部と、着信トリガ信号に呼応して個別識別コード
を印加した着信報知信号を生成する変調部と、個別識別
コードが印加された着信報知信号をワイヤレスで送信す
る送信部とを備え、着信報知信号受信機は、着信報知信
号を受信する検知部と、検知部で受信された着信報知信
号から印加された個別識別コードを判断する識別コード
認識部と、あらかじめ記憶された識別コードと個別識別
コードとが一致したときに着信を報知する着信報知部と
を備えたことを特徴とする。
【0006】従って、着信報知信号受信機は、着信報知
信号送信機と共通の識別コード以外は、識別コード認識
部により排除され着信を報知することは無い。よって、
誤報知は完全に無くなる。
【0007】ここで、着信報知信号送信機は、携帯電話
とは別筐体であるため、どのような携帯電話にでも脱着
可能であるという効果を有している。また、着信報知信
号送信機と着信報知信号受信機も別筐体にすることによ
り、着信報知信号受信機は小型で容易に携帯や着衣する
ことができ、その結果、容易に着信を確認することがで
きる。
【0008】請求項2記載の着信報知信号送信機の信号
入力部は、少なくとも、携帯電話のイヤホン・マイク端
子、または、デジタル信号入出力端子のいずれかからの
着信トリガ信号を検知することを特徴とする。
【0009】従って、着信報知信号送信機が、携帯電話
と直接接続されていることにより着信トリガ信号をその
まま直接認識することができ、容易に着信報知信号受信
機に送信することができるため、誤報知を無くすことが
できる。
【0010】なお、本発明では着信報知送信機は携帯電
話と別筐体で携帯電話の端子部に接続する形態をとった
が、着信報知送信機の構成を携帯電話に搭載することは
容易に可能であるため、携帯電話に着信報知送信機を搭
載する構成をとっても良い。
【0011】請求項3記載の着信報知受信機は、時刻表
示機能を備えた時計と兼用のリスト型であることを特徴
とする。
【0012】従って、リスト型にすることにより常に意
識せず携帯することができ、周囲に迷惑のかからないバ
イブレーション等の刺激による報知には最適な報知手段
を得ることができる。もちろんメロディー等の音の出る
報知手段も可能である。
【0013】請求項4記載の着信報知受信機は、携帯ま
たは着衣可能なバッチを含むブローチ型,或いは、ペン
ダント型で構成されていることを特徴とする。
【0014】従って、アクセサリーとしてファッション
性を高めることができ、また、常に携帯や着衣すること
ができることにより、着信報知を見逃すことが無い。
【0015】請求項5記載の着信報知受信機は、デジタ
ル信号入出力端子を介して、携帯電話のデジタル信号入
出力端子に出力されるメッセージ信号を用いて、当該メ
ッセージを表示する表示部を備えたことを特徴とする。
【0016】従って、メールによるメッセージが受信さ
れると、着信報知信号受信機にて報知するだけでなく、
メッセージ内容を着信報知信号受信機を介して直接見る
ことができる。
【0017】請求項6記載の着信報知信号送信機は、イ
ヤホン・マイク端子とデジタル信号入出力端子の両方に
接続可能な端子を有することを特徴とする。
【0018】従って、イヤホン・マイク端子と、デジタ
ル信号入出力端子のいずれかに選択的に接続可能である
ことにより、どのような携帯電話にでも取り付けること
ができ、互換性のある製品を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態例を説明する。図1〜図8は、本発明の
着信報知呼出装置を説明する図である。
【0020】現在の各種通信メディアには、有線の電話
回線を利用する電話機、無線を利用する携帯電話、自動
車電話、コードレス電話子機等があるが、以下に述べる
実施の形態例では、PHS等の携帯電話における着信が
あったことを報知する、携帯電話とは別筐体で構成され
た着信報知呼出装置について説明する。
【0021】図1は、着信報知呼出装置のシステム構成
図である。図1に示すように、携帯電話11は、アンテ
ナ12aを有する基地局12との間で通信プロトコルに
したがった無線電波のやりとりがアンテナ11aを使っ
て行われ、この基地局12を介して図示しない公衆回線
網と接続された相手方の一般電話機や携帯電話との間で
通話が行われる。
【0022】この実施の形態では、着信を報知するイヤ
ホン・マイク端子用着信報知信号送信機13aは、携帯
電話11に着脱可能に設けられるもので、この着信報知
信号送信機13aのジャック13d(図示せず)を携帯
電話11側に設けられたイヤホン・マイク端子14aに
挿入して接続することにより、電気的接続がなされて着
信トリガ信号の検出が可能になるとともに、個別識別コ
ードを有する着信報知信号送信機13aが携帯電話11
に機械的に装着支持される。また、これとは別に、デジ
タル信号入出力端子用着信報知信号送信機13bとし
て、前記イヤホン・マイク端子用着信報知信号送信機1
3aと同様の機能を有し、イヤホン・マイク端子14a
の代わりに、デジタル信号入出力端子部14bにコネク
ター13e(図示せず)を挿入して接続できるようにし
てもよい。
【0023】即ち、携帯電話11に、この携帯電話11
を呼び出す着信があると、ジャック13dまたは、コネ
クター13eによって携帯電話11に保持されているイ
ヤホン・マイク端子用着信報知信号送信機13a、ある
いはデジタル信号入出力端子用着信報知信号送信機13
bからは、着信報知信号15が、個別識別コードを印加
された状態で出力される。そして、この個別識別コード
が印加された着信報知信号15がワイヤレスで送信さ
れ、携帯電話11の近傍に置かれた、携帯性が良好、且
つこの個別識別コードを認識することのできる識別コー
ド認識部を有したリスト型着信報知信号受信機16、も
しくは、バッチを含むブローチ型着信報知信号受信機1
7,ペンダント型着信報知信号受信機18等で受信され
る。これらの着信報知信号受信機16、17、18は、
着信報知信号15を受信し、この着信報知信号15内に
含まれる個別識別コードを認識すると、内蔵の音声出力
ブザーや重錘回転式モータによる振動を発生させて、携
帯電話11に呼び出しの着信があったことを確実に報知
するものである。
【0024】ここで、個別識別コードは、着信報知信号
送信機とこれに対応する着信報知信号受信機ごとに固有
のものであって、必ず1対1に対応するようになってい
る。従って、他の着信報知信号受信機で誤って着信を報
知することはない。
【0025】[携帯電話] 図2は、図1の携帯電話1
1のブロック構成図である。携帯電話11には、図1で
説明したイヤホン・マイク端子14a,デジタル信号入
出力端子14bが設けられている。
【0026】図2において、携帯電話11は、アンテナ
11a、アンテナSW(切替スイッチ)21、受信部2
2、ダウンコンバート22a、復調器22b、コーデッ
ク23、A/D変換器24、D/A変換器25、マイク26、
スピーカ27、イヤホン・マイク端子14a、デジタル
信号入出力端子14b、制御回路(CPU)28、送信部
29、アップコンバート29a、変調部29b、パワー
アンプ30及びPLLシンセサイザ31等を備えてい
る。
【0027】アンテナ11aは、図1に示す基地局12
との間で所定の周波数帯の制御信号及び音声信号を含む
送信信号及び受信信号を送受信する。
【0028】SW21は、時分割でスイッチングし、ア
ンテナ11aを受信部22と送信部29とに択一的に接
続し、アンテナ21aからの受信信号を受信部22に出
力し、送信部29から入力される送信信号をアンテナ2
1aを介して送信させる。PLLシンセサイザ31は、
CPU28により設定される周波数により局部発振し、
受信部22及び送信部29での周波数変換のための局部
発振信号を受信部22及び送信部29に出力する。
【0029】受信部22は、ダウンコンバート22aと
復調部22bからなっており、アンテナ11aで受信し
SW21で振り分けられて入力された受信信号を、PL
Lシンセサイザ31から入力される局部発振信号とをダ
ウンコンバート22aを介して混合し、受信信号の周波
数帯を一定に下げ復調部へ出力される。送信部29は、
変調部29bから入力される変調波を、アップコンバー
トにより周波数変換し、パワーアンプ30,SW21を
介してアンテナ11aから送信する。
【0030】コーデック23は、デジタル信号の圧縮及
び伸長処理を行うものであり、復調部22bから出力さ
れた信号をD/A変換器25によりアナログ信号に変換さ
れ、イヤホン・マイク端子14aを介して、スピーカ2
7に出力される。また、マイク26はイヤホン・マイク
端子14aを介して、A/D変換器24へ出力されデジタ
ル信号に変換されたのち、コーデック23を介して変調
部29bへと出力される。
【0031】イヤホン・マイク端子14aは、スピーカ
27及びマイク26とを接続する接点が端子内に配置さ
れており、外部から接続される機器(着信報知信号送信
機)のジャックが外部から挿入されると、内蔵のスピー
カ27及びマイク26には信号が出力されないことにな
り、イヤホン・マイク端子14aを介して外部から接続
される機器へと信号が出力されることになる。
【0032】また、CPU28は、PLLシンセサイザ
31とコーデック23,A/D変換器,D/A変換器などの他
に、デジタル信号入出力端子14bにも接続される。こ
のデジタル信号入出力端子14bにより、パソコン等の
外部機器に着信トリガ信号や、メッセージ信号,天気予
報等の様々な情報信号を外部に入出力できる。
【0033】[着信報知信号送信機] 本発明の実施の
形態に係る着信報知呼出装置は、一例として図3に示す
ように上記した携帯電話11のイヤホン・マイク端子1
4aにジャック13dを接続する着信報知信号送信機1
3a,或いは、デジタル信号入出力端子14bにコネク
ター13eを接続する着信報知信号送信機13bを備え
ている。
【0034】図3に、携帯電話11に接続されるイヤホ
ン・マイク端子用着信報知信号送信機13aと、デジタ
ル信号入出力端子用着信報知信号送信機13bと、イヤ
ホン・マイク端子14aと、デジタル信号入出力端子1
4bのいずれかに接続される着信報知信号送信機13c
の外観図を示す。
【0035】イヤホン・マイク端子用着信報知信号送信
機13aは、携帯電話11に接続されるジャック42a
を装備している。また、デジタル信号入出力端子用着信
報知信号送信機13bは、携帯電話11のデジタル信号
入出力端子部14b接続されるコネクター42bを装備
している。また、着信報知信号送信機13cは、イヤホ
ン・マイク端子用着信報知信号送信機13aとデジタル
信号入出力端子用着信報知信号送信機13bとを合体さ
せたような構造をとっており、ジャック42aとコネク
ター42bを備えている。従って、一般的なイヤホン・
マイク端子14aと、機種により異なるデジタル信号入
出力端子14bのいずれかに選択的に接続可能であるこ
とにより互換性のある構成をとることができる。よっ
て、機種の異なる携帯電話を2つ以上所有していても、
どちらにでも対応することができる。また、使用しない
一方のジャック42a、またはコネクター42bは、ス
ライド機構等により着信報知信号送信機本体内部にしま
うことができるようにしてもよい。
【0036】図4は、実施の形態に係るイヤホン・マイ
ク端子用着信報知信号送信機13aの内部の回路構成ブ
ロック図である。
【0037】図4に示す着信報知信号送信機13aは、
信号入力部41、ジャック42a、アンプ43、変調部
44、発振器45、個別識別コードメモリー部46、送
信部47、アンテナ48などから構成されている。信号
入力部41のジャック42aは、イヤホン・マイク端子
14aに挿入され携帯電話11から着信音の音声信号を
取り出すものである。
【0038】そして、携帯電話11に着信呼出がある
と、通常は着信音が内蔵スピーカ27から出力される
が、イヤホン・マイク端子14aに着信報知信号送信機
13aのジャック42aが接続されている際には、スピ
ーカ27から着信音は出力されず、着信音の音声信号が
ジャック42aを介して着信報知信号送信機13aに入
力される。図4に示すように、入力される着信音の音声
信号は、アンプ43で増幅され、変調部44に出力され
る。変調部44では、発信器45より出力された周波数
信号と複合される。さらに、後述する着信報知信号受信
機と共通の個別識別コードメモリー部46を有してお
り、この個別識別コードメモリー部に記憶されている識
別コードを周波数信号に印加して、着信報知信号として
送信部47へ出力される。そして、アンテナ48を介し
て、この着信報知信号は、着信報知信号受信機へとワイ
ヤレスで出力される。一方、上述したイヤホン・マイク
端子用着信報知信号送信機13aに対して、デジタル信
号入出力端子用着信報知信号送信機13bは、端子形状
及びデジタル信号処理の点で異なるが、イヤホン・マイ
ク端子用着信報知信号送信機13aと同様の構成をとる
ことで容易に着信報知信号15を送信することができ
る。
【0039】[着信報知信号受信機] 実施の形態例に
係る着信報知呼出装置は、さらに、上記した着信報知信
号送信機13a,13bなどから送出される着信報知信
号を受信する着信報知信号受信機16,17或いは18
を別体で備えている。16は腕に装着する腕時計と兼用
したリスト型着信報知信号受信機16であり、17はブ
ローチ型着信報知信号受信機17であり、18はペンダ
ント型着信報知信号受信機18である。
【0040】図5は、リスト型着信報知信号受信機16
の外観図である。図6は、ブローチ型着信報知信号受信
機の外観図である。図7は、ペンダント型着信報知信号
受信機の外観図である。図8は、図5に示す実施の形態
に係るリスト型の着信報知信号受信機16の回路構成ブ
ロック図である。
【0041】図5に示すリスト型着信報知信号受信機1
6は、時刻等を表示する液晶パネルなどで実現される表
示部51と、それぞれ異なる操作となるボタン操作部5
2a、52b、52c、52d等を備えた一般的な腕時
計の外観を有している。
【0042】ここでは、一例として、52a,52bは
時刻設定,アラーム等の時刻に関する設定やモード切替
えをするものであるとし、52cは、着信時の報知を停
止するもので、52dはメッセージの報知を停止するも
のであるとする。例えば、携帯電話11でメッセージを
受信した場合は、デジタル信号入出力端子14bを通し
て、着信報知信号を受信すると共に、受信されたメッセ
ージが表示部51にスクロール表示されるようになって
いる。そして、ボタン操作部52dを押さない限り、受
信されたメッセージがスクロール表示を続けるように構
成されている。そのため、着信報知を見逃すことが無
い。また、単純に数秒間報知し自動的に報知を停止する
(着信報知とメッセージの表示の少なくともいずれかを
停止する)仕様にしてもよく、このようにすれば、ボタ
ン操作部52c,52dを無くした構成も考えられる。
【0043】このような着信報知信号受信機16、1
7、18は、上述した着信報知信号送信機13a或いは
13b等から無線送信される着信報知信号を受信する
と、振動やブザー音,メロディー音等で着信報知を行う
ものである。このリスト型着信報知信号受信機16は、
重錘が回転軸に偏心負荷されたモータ53が内蔵されて
いて、着信報知信号を受信するとモータ53を回転駆動
して受信機全体を振動させ、これを腕に装着した人に着
信を報知することができる。また、スピーカ54等が内
蔵されていて、音による着信報知もボタン操作部52
a,52bにより可能となるように構成されている。
【0044】図6に示すブローチ型着信報知信号受信機
17は、上記したリスト型着信報知信号受信機16と同
様の機能を有し、リスト型ではなくブローチ型の着信報
知信号受信機である。また、ブローチ型のためデザイン
性を良好にする場合は液晶パネルなどで実現される表示
部51を取り除き、着信を報知する機能のみを有しても
良い。ここでは、デザインを良好にするためボタン操作
部52c,52dは除き、単純に数秒間報知した後自動
停止する構成としたが、ボタン操作部52c,52dを
備える構成としてもよい。また、上記ではブローチ型と
しているがバッチ等も含まれ幅広い年齢層で使用できる
ものも考えられる。
【0045】図7に示すペンダント型着信報知信号受信
機18は、上記したブローチ型着信報知信号受信機17
と同様の機能を有したペンダント型の着信報知信号受信
機である。ブローチ型同様に、液晶パネルなどにより実
現される表示部51は取り除いた仕様も考えられる。こ
こでは、ボタン操作部52c,52dを備えているが、
上述したように数秒間報知する形式をとることも考えら
れる。
【0046】図5,図6,図7では、リスト型やアクセ
サリーによる着信報知信号受信機の説明をしたが、これ
にとらわれるものではなくカード型や眼鏡,サングラス
等といった携帯性良好なものであればなんでもよい。
【0047】図8に示すリスト型着信報知信号受信機1
6の回路構成ブロック図は、アンテナ61、検知部6
2、識別コード認識部63、ダウンコンバート64、発
信機65、復調部66、制御回路67、報知制御部6
8、駆動ドライバ69、モータ70、報音ドライバ7
1、スピーカ72、時計機能部73などから構成されて
いる。
【0048】上述した着信報知信号送信機13a、13
bなどから送出された着信報知信号の無線電波は、アン
テナ61で受信されて、検知部62で受信したことを検
知する。検知部62から出力された信号は、着信報知信
号送信機の個別識別コードメモリー部46に記憶されて
いる個別識別コードと共通の個別識別コードを有する識
別コード認識部63に入力され、あらかじめ記憶された
識別コードと、受信された個別識別コードとを比較する
ことにより、共通の個別識別コードの印加された信号か
どうかを見極める。そして、共通の個別識別コードを持
った信号のみがダウンコンバート64へ出力され、共通
でない個別識別コードを持った信号は出力されない。ダ
ウンコンバート64に入力された信号は、発振器65に
より出力された局部発振信号と混合され、一定の周波数
帯に下げ復調部66へ出力される。復調部66は、必要
な信号を取り出し制御回路67を介して報知制御部68
へ出力する。報知制御部68は、駆動ドライバー69に
よるモーター70での振動報知を行うか、報音ドライバ
ー71によるスピーカ72でのブザー音、または、メロ
ディー音での音報知を行うかを制御するものである。ま
た、これら報知制御部68、駆動ドライバー69、モー
ター70、報音ドライバー71、及びスピーカ72が着
信報知部73である。
【0049】制御回路67に接続されている時計部74
は、一般の時計構成であり、操作入力部,水晶振動子,
分周回路や表示LCDなどの構成となっており時計機能を
十分満たしたものである。
【0050】上述したブロック構成図図8は、リスト型
着信報知信号受信機16の例であるが、説明していない
ブローチ型着信報知信号受信機17やペンダント型着信
報知信号受信機18も同様の構成をとるものとする。
【0051】以上述べたように、着信報知信号送信機1
3aは、携帯電話11が着信トリガ信号等を受信して着
信音を鳴動させる際に、イヤホン・マイク端子14aを
介してこの着信トリガ信号の発生を検知すると、個別識
別コードを印加した着信報知信号15を生成し、着信報
知信号15を着信報知信号受信機16、17、18に無
線送信する。着信報知信号受信機16、17、18は、
着信報知信号15をそれぞれ受信すると、振動やブザー
音,メロディー音等によって報知を行うため、周囲が騒
々しかったり、携帯電話11をカバンやバッグに入れて
いて、着信音を聞き逃しやすい状況下であっても着信を
確実に知ることができる。また、着信報知送信機13b
は、デジタル信号入出力端子14bにより着信トリガ信
号を取り出すように構成されており、メッセージ信号や
データ通信信号等も出力されている。このため、メール
機能などのデータ通信機能を搭載した携帯電話では、メ
ールによるメッセージを、着信報知信号受信機16、1
7、18の表示部51を介して見ることができ、さら
に、メッセージをスクロール表示させることにより、長
いメールでも確実に見ることができる。
【0052】本発明の実施の形態では、携帯電話の着信
トリガ信号そのものを直接検知して報知を行う構成を採
用しているため、着信時以外に発せられる無線電波、例
えば、発信時、通話時、或いは、無線エリアを越えて移
動した場合の位置登録時などを着信と誤って報知するこ
とがなく、着信のみを正確に報知することができる。
【0053】さらに、着信報知信号の送信機と受信機と
は、それぞれ共通の個別識別コードを共有しているため
1対1での送受信がなされるため、近くに他人の携帯電話
があって本実施の形態例の送受信機を使用していたとし
ても、個別識別コードが異なるので他人の携帯電話への
着信に対して応答することはなく、自分の携帯電話への
着信のみを確実に知ることができる。
【0054】ここで、送信機と受信機の共有している個
別識別コードは、ユーザーが勝手に変更することができ
ないように構成されている。そのため、この個別識別コ
ードは、製造工場等で製品シリアル番号と識別コードの
対応がわかるようにしておき、紛失、交換等のアフター
サービスに応じることができるようにしたほうがよい。
【0055】また、報知手段としては、振動やブザー
音,メロディー音などを周囲の状況に応じて切換え可能
であるので他人に迷惑をかけることなく、状況に応じて
確実に着信を知ることができるように適宜選択すること
ができる。
【0056】なお、上述した実施の形態では、携帯電話
に設けられているイヤホン・マイク端子や、デジタル信
号入出力端子に接続して着信トリガ信号を検知するよう
な構成にしたが、イヤホン専用出力端子などの上記以外
の音声出力端子、着信音出力端子、あるいは、音声信号
以外の外部着信出力端子を用いて構成するようにしても
よい。
【0057】また、上述した実施の形態では、無線電波
によって着信報知信号15を送受信するように構成した
が、これに限定されるものではなく、無線電波の代わり
に超音波や電磁誘導、赤外線通信(IRDA)などを使った
他の無線(ワイヤレス)通信方式を採用してもよい。さ
らに、それらを組み合わせた方式を使用することも考え
られる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、着信
報知信号をワイヤレスで受信する着信報知信号受信機を
備えた着信報知呼出装置に於いて、誤報知を完全に無く
すことができるという効果を有する。また、携帯電話と
着信報知信号送信機は、別筐体で構成されているため、
どのような携帯電話にでも脱着可能で、状況に合わせて
の使用が可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の着信呼出装置のシステム構成図を示
す。
【図2】 図1の携帯電話のブロック構成図を示す。
【図3】 図1の着信報知信号送信機の外観図を示す。
【図4】 本発明のイヤホン・マイク端子用着信報知信
号送信機のブロック構成図を示す。
【図5】 本発明のリスト型着信報知信号受信機の外観
図を示す。
【図6】 本発明のネックレス型着信報知信号受信機の
外観図を示す。
【図7】 本発明のペンダント型着信報知信号受信機の
外観図を示す。
【図8】 本発明のリスト型着信報知信号受信機のブロ
ック構成図を示す。
【符号の説明】
11 携帯電話 11a アンテナ 12 基地局 12a アンテナ 13a イヤホン・マイク端子用着信報知信号送信機 13b デジタル信号入出力端子用着信報知信号送信機 13c イヤホン・マイク端子,デジタル信号入出力端
子共通着信報知信号送信機 14a イヤホン・マイク端子 14b デジタル信号入出力端子 15 着信報知信号 16 リスト型着信報知信号受信機 17 ネックレス型着信報知信号受信機 18 ペンダント型着信報知信号受信機 21 アンテナSW(切替スイッチ) 22 受信部 22a ダウンコンバート 22b 復調器 23 コーデック 24 A/D変換器 25 D/A変換器 26 マイク 27 スピーカ 28 CPU 29 送信部 29a アップコンバート 29b 変調部 30 パワーアンプ 31 PLLシンセサイザ 41 信号入力部 42a ジャック 42b コネクター 43 アンプ 44 変調部 45 発振器 46 個別識別コードメモリ部 47 送信部 48 アンテナ 51 表示部 52a ボタン操作部 52b ボタン操作部 52c ボタン操作部 52d ボタン操作部 53 モータ 54 スピーカ 61 アンテナ 62 検知部 63 識別コード認識部 64 ダウンコンバート 65 発信機 66 復調部 67 制御回路 68 報知制御部 69 駆動ドライバ 70 モータ 71 報音ドライバ 72 スピーカ 73 着信報知部 74 時計機能部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話に接続され着信があったことを
    検知し、ワイヤレスで着信報知信号を送信する着信報知
    信号送信機と、該着信報知信号をワイヤレスで受信する
    着信報知信号受信機から構成される着信報知呼出装置に
    於いて、 前記着信報知信号送信機は、携帯電話の着信トリガ信号
    を受ける信号入力部と、前記着信トリガ信号に呼応して
    個別識別コードを印加した着信報知信号を生成する変調
    部と、前記個別識別コードが印加された着信報知信号を
    ワイヤレスで送信する送信部とを備え、 前記着信報知信号受信機は、前記着信報知信号を受信す
    る検知部と、前記検知部で受信された着信報知信号から
    印加された個別識別コードを判断する識別コード認識部
    と、あらかじめ記憶された識別コードと前記個別識別コ
    ードとが一致したときに着信を報知する着信報知部とを
    備えたことを特徴とする着信報知呼出装置。
  2. 【請求項2】 前記着信報知信号送信機の信号入力部
    は、少なくとも、携帯電話のイヤホン・マイク端子、ま
    たは、デジタル信号入出力端子のいずれかからの着信ト
    リガ信号を検知することを特徴とする請求項1記載の着
    信報知呼出装置。
  3. 【請求項3】 前記着信報知信号受信機は、時刻表示機
    能を備えた時計と兼用可能なリスト型であることを特徴
    とする請求項1記載の着信報知呼出装置。
  4. 【請求項4】 前記着信報知信号受信機は、携帯または
    着衣可能なバッチを含むブローチ型,或いは、ペンダン
    ト型で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    着信報知呼出装置。
  5. 【請求項5】 前記着信報知信号受信機は、前記デジタ
    ル信号入出力端子を介して、前記携帯電話のデジタル信
    号入出力端子に出力されるメッセージ信号を用いて、当
    該メッセージを表示する表示部を備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の着信報知呼出装置。
  6. 【請求項6】 前記着信報知信号送信機は、前記イヤホ
    ン・マイク端子と前記デジタル信号入出力端子の両方に
    接続可能な端子を有することを特徴とする請求項2記載
    の着信報知呼出装置。
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