JPH0355096B2 - - Google Patents

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JPH0355096B2
JPH0355096B2 JP58065118A JP6511883A JPH0355096B2 JP H0355096 B2 JPH0355096 B2 JP H0355096B2 JP 58065118 A JP58065118 A JP 58065118A JP 6511883 A JP6511883 A JP 6511883A JP H0355096 B2 JPH0355096 B2 JP H0355096B2
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soy milk
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meat
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は豆乳入り食肉加工品の製造法、更に詳
細には豆乳入りのノハム、ソーセージ等の食肉加
工品の製造法に関する。 従来、ハム、ソーセージ等の食肉加工品として
は、原料肉の種類、肉質あるいはつなぎや結着剤
等の添加剤の種類、量あるいはまた製造方法の相
違により種々の食感のものが提供されている。 然しながら、一般的にソフトな食感と歯切れの
良さは相反するフアクターとされ、ソフトな食感
を有し、かつ歯切れの良い食肉加工品は未だ提供
されていないのが実状である。 そこで、本発明者らは斯かる実状に鑑み、ソフ
トな食感を有し、かつ歯切れの良い食肉加工品を
開発すべく種々研究を重ねた結果、原料組成中に
生豆乳を配合し、熟成せしめた後加熱処理すれ
ば、食感がソフトでかつ歯切れの良い食肉加工員
が得られることを見い出し、本発明を完成したも
のである。 すなわち、本発明は食肉加工品の製造法に於
て、原料組成中に生豆乳を配合し、熟成せしめた
後加熱処理することを特徴とする豆乳入り食肉加
工品の製造法である。 ハム、ソーセージ等の食肉加工品の製造法はそ
の種類によりやや異なるが、一般的なハム、ソー
セージの製造工程を挙げれば下記の通りである。 ハム類:原料肉→塩せき→ケーシング詰→く
ん煙→加熱処理(湯煮)→冷却・包装→検査→
製品 ソーセージ類:原料肉→細切り→塩せき→肉
びき→混和→・調味→充填 ・結さつ− → | | | →くん煙→加熱処理→(湯煮) 乾燥― | | | ― →冷却・包装→検査→製品 而して、本発明は斯かる食肉加工品の製造法に
於て、まず原料組成中に生豆乳を配合することを
必須要件とする。ここに生豆乳とは熱処理を受け
ていない豆乳すなわち酸素活性を有する豆乳であ
り、例えば次の如くして製造される。 まず、原料大豆から夾雑物を除去し、水洗す
る。次いで、殺菌処理した後3〜4倍量の水に浸
漬する。充分浸漬せしめた後、取り出した大豆に
必要により水を加えて磨砕し、過を行ない、
液すなわち生豆乳を得る。 本発明に於て、生豆乳はそのまま添加すること
もできるが、原材肉をカツター等でカツテイング
する際発生する熱により肉が熱変性するのを防止
するため、5℃以下な冷やすか、氷状にして添加
するのが好ましい。 生豆乳の添加配合量としては、通常原料肉に必
要とされる水又は氷と同量、すなわち原料肉に対
し2〜30重量%が良い結果を与える。尚、生豆乳
は必要により適宜水で希釈して使用しても良い。 本発明に於て、生豆乳以外に原料肉に添加され
る組成分としては、結着剤、食塩、調味料等一般
に食肉加工品に配合されるものが適宜選択使用さ
れる。尚、本発明に於ては、生豆乳の添加配合に
より意外にも相当なる結着力が付与される結果、
一般に使用されているリン酸塩等の結着剤の添加
量は従来の半分以下で充分である。 次に、本発明製造法に於ては、生豆乳入り原料
組成物を加熱処理前に熟成せしめることを必須条
件とする。ここに熟成とは、生豆乳中に含まれる
各種酵素(アミラーゼ、プロテアーゼ、リパー
ゼ、リポキシターゼ、ウレアーゼ等)を原料肉に
作用せしめるための「ねかし」である。 而して、ここに熟成条件としては当該酵素作用
に適した条件を適宜選定すれば良いが、一般的に
は温度40〜60℃、PH5.5〜6.5で3〜6時間程度と
するのげ良い結果を与える。 熟成の工程を経た原料肉はその後常法により処
理されて、加熱処理(湯煮)工程に行くが、この
加熱処理により生豆乳から由来する各種酵素が失
活し、安定した品質のものが得られる。因に、生
豆乳中にはそのまま食すると下痢等の原因となる
トリプシンインヒビターを含まれていることが一
般的知られているが、このトリプシンインヒビタ
ーも加熱処理に於て失活してしまうので特に問題
は生じない。 加熱処理工程後は常法ひ従つて冷却、包装等を
なし、ハム、ソーセージ等の食肉加工品を得る。 斯くして得られたハム、ソーセージ等の食肉加
工品は食感がソフトでしかも非常に歯切れが余
く、従来には見られなかつた斬新な食肉加工品を
提供し得るものである。 また、前述の如く本発明によれば、リン酸塩等
の結着剤の添加量を従来の半分以下に抑えること
ができるので、リン酸塩による収れん味もなく、
また体内へのリン酸塩の摂取量も少なくてすみ、
健康上の点からも頗る良好な食肉加工品を提供し
得るものである。 以下実施例、比較例並びに試験例を挙げて本発
明を更に説明する。 実施例 1 (ポークソーセージ) まず原料大豆から夾雑物を除去し、水洗をし
た。その後殺菌処理を施した大豆10Kgを40の水
に一夜浸漬した。翌日大豆を取り出し、23Kgの大
豆を得た。これに70の水を加えて摩砕し過を
行なつた。この時の液(生豆乳)とかす(おか
ら)の重量比は9:1であつた。この液(生投
入)を冷凍庫で凍らせ氷状生豆乳を得た。この生
豆乳の分析値は粗蛋白3.62%、粗脂肪1.60%であ
つた。 次に、細切りした豚肉76Kgに前記のようにして
得た氷状生豆乳24Kgを加え更に食塩1.6Kg、リン
酸塩200g、合成保存料160g、調味料800g、香
辛料500g、発色剤15gを加えてサイレントカツ
ターで更に細切りし、混和した。これを室温55℃
の熱成室に入れ3時間熟成を行なつた。この時の
PHは6.2であつた。次に、これをケーシングに詰
め、水洗し、室温60℃の乾燥椎にて20分間表面乾
燥を行い、さらに同条件でくん煙を12分間行なつ
た。次に75℃の湯で60分間湯煮し、その後冷水に
て冷却し、製品を得た。 実施例 2 (プレスハム) まず実施例1と同様に原料大豆から夾雑物を除
去し、水洗し、殺菌処理した大豆10Kgを40の水
に一夜浸漬して、23Kgの大豆を得た。これに40
の水を加えて磨砕し過を行い生豆乳を得た。こ
れを凍らせ氷状生豆乳とした。 一方、20g以上に細切りした豚肉100Kgの肉塊
に下記の配合物を加えてミキサー混合し、その後
冷蔵庫内で3日間塩漬処理を行なつた。 食 塩 3Kg リン酸塩 2Kg 砂 糖 1.5Kg 化学調味料 740g 香辛料 400g ビタミンC 100g 発色剤 15g また、別に下記配合のものをカツターで細切り
し混和してつなぎ調製した。 黒 皮 8Kg 兎 肉 7Kg 馬 肉 1.6Kg 氷状生豆乳 3.4Kg 食 塩 700g リン酸塩 40g 発色剤 3g 次に、前記の塩漬処理した肉塊81Kgにやはり前
記のつなぎを12.5Kgを加え、さらに豚脂肪3Kg、
馬鈴薯澱粉3.5Kgを加えて、ミキサーで十分に混
合し、その後人工ケーシングに充填した。リテー
ナ(成型器)にて成型した後、40℃の温湯中で6
時間熟成を行なつた。次いで80℃の湯で3時間湯
煮し、冷却後製品を得た。 実施例 3 (ロースハム) 豚のロース100Kgに対し下記配合の塩漬剤を15
Kgの割合で注射した後3℃の冷蔵庫内でタンブリ
ングを一夜行なつた。 水 34.24% 食 塩 13.42% グルコース 8.82% 化学調味料 1.61% ビタミンC 0.61% リン酸塩 2.68% 発色剤 0.29% 生豆乳* 38.33% 計 100.00% (*生豆乳は実施例2と同様にして調製し、凍ら
せないで5℃に冷やしたものを用いた。) その後人工ケーシングに充填し50℃の温湯中で
4時間熟成を行なつた。次いで室温60℃の乾燥室
にて1時間表面乾燥し、さらに同条件でくん煙を
15分間行なつた。次にスチームで3時間半蒸煮
し、冷却後製品を得た。 比較例 1 (ポークソーセージ) 細切りした豚肉76Kgに氷水24Kgを加え更に、食
塩1.6Kg、リン酸塩400g、合成保存料160g、調
味料800g、香辛料500gおよび発色剤15gを加え
てサイレントカツターで更に細切りし、混和し
た。次にこれをケーシングに詰め、水洗し、室温
60℃の乾燥室にて20分間表面乾燥を行い、さらに
同条件でくん煙を12分間行なつた。次に75℃の湯
で60分間湯煮し、その後冷水にて冷却し、製品を
得た。 比較例 2 (ポークソーセージ) 市販の粉末豆乳2Kgを24の水に溶かし豆乳を
得た。このものの分析値は粗蛋白3.85%、粗脂肪
1.46%であつた。これを冷蔵庫にて凍らせ氷状豆
乳とした。 次に細切りした豚肉76Kgに前記で得た氷状豆乳
24Kgを加え、更に食塩1.6Kg、リン酸塩300g、合
成保存料160g、調味料800g、香辛料500g、発
色剤15gを加えてサイレントカツターで更に細切
りし、混和した。次にこれをケーシングに詰め、
水洗し、室温60℃の乾燥室にて20分間表面乾燥を
行い、さらに同条件でくん煙を12分間行なつた。
次に75℃の湯で60分間湯煮し、その後冷水にて冷
却し、製品を得た。 試験例 1 実施例1、比較例1、比較例2により得られた
各製品をパネラー40人に試食してもらい食感・歯
切れにつきその回答結果を表1に示した。尚、表
中の数値は(%)で表したものである。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 食肉加工品の製造法に於て、原料組成中に生
    豆乳を配合し、熟成せしめた後加熱処理すること
    を特徴とする豆乳入り食肉加工品の製造法。
JP58065118A 1983-04-13 1983-04-13 豆乳入り食肉加工品の製造法 Granted JPS59192067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58065118A JPS59192067A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 豆乳入り食肉加工品の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58065118A JPS59192067A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 豆乳入り食肉加工品の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192067A JPS59192067A (ja) 1984-10-31
JPH0355096B2 true JPH0355096B2 (ja) 1991-08-22

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ID=13277645

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58065118A Granted JPS59192067A (ja) 1983-04-13 1983-04-13 豆乳入り食肉加工品の製造法

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JP4635316B2 (ja) * 2000-09-29 2011-02-23 不二製油株式会社 食肉製品の製造方法
KR100390310B1 (ko) * 2001-05-29 2003-07-07 김철욱 쇠고기를 이용한 육가공 식품의 제조방법
DE102005060945A1 (de) * 2005-12-20 2007-06-21 Ingeborg Laufer Verfahren zur Herstellung von weitgehend naturbelassenen, energie- und nährwerteinstellbaren sowie Laktoseintoleranz verhindernden Nahrungsmitteln

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JPS59192067A (ja) 1984-10-31

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