JPH035503Y2 - - Google Patents

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JPH035503Y2
JPH035503Y2 JP1985022278U JP2227885U JPH035503Y2 JP H035503 Y2 JPH035503 Y2 JP H035503Y2 JP 1985022278 U JP1985022278 U JP 1985022278U JP 2227885 U JP2227885 U JP 2227885U JP H035503 Y2 JPH035503 Y2 JP H035503Y2
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hydraulic
steering
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農業機械や建設機械等の如く、水田や
泥土を走行する4輪走行車輌の油圧式操向装置に
関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からのパワーステアリング装置と呼ばれる
油圧式操向装置は公知である。
例えば特開昭56−60770号公報の如くである。
しかし、上記のような従来技術では、油圧式操
向装置用と作業機昇降用と別々の油圧ポンプを用
いなければならず、エンジン馬力の小さい農業機
械では油圧ポンプを駆動する動力が大きすぎて使
えないという不具合いがあつたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案の目的はエンジン馬力の小さな農業機械
でも使えるように、作業機昇降用の油圧ポンプと
油圧式操向装置用の油圧ポンプを、1個の油圧ポ
ンプにて使用可能としたものである。
このように1個の油圧ポンプにて油圧式操向装
置と、作業機昇降装置を駆動させる為には、一方
の装置を作動させる為の油圧制御弁の切換や圧力
の上昇が他方の油圧シリンダーを伸縮させたり、
シヨツクを与えたりするので、これを防ぐ為にフ
ローデバイダーを介装して、他方に圧油の変化の
影響を与えないように構成していたのである。
しかし、フローデバイダーは、定圧分流弁にて
構成されているので一定圧を油圧式操向装置用に
分流し、それ以上の圧力がある場合には、これを
作業機昇降装置に振り向けるという方法をとつて
いたのである。
この場合にも大容量の油圧ポンプを駆動しなけ
ればならず、エンジンの大馬力が必要となつてい
るのである。
本考案ではフローデバイダーをも用いずに1個
の油圧ポンプ圧力を油圧式操向装置と、作業機昇
降装置とに直列に流すことにより小形の油圧ポン
プにより作動可能とし、作業機昇降用油圧装置の
操作により圧力が上昇した場合に、この影響によ
り操向用油圧シリンダーが自然伸縮する力によ
り、操向用油圧バルブを自動的に切換えて自然伸
縮を止める方向に圧油を流すように構成したので
ある。
(ニ) 課題を解決する為の手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
油圧ポンプ23と油圧操向装置と作業機昇降用
油圧装置とを直列に配置し、油圧ポンプ23の圧
油により両装置を作動可能とした構成において、
ステアリングハンドル2のピツトマンアーム3
と、ナツクルアーム操作部材の間に、操向用油圧
バルブ装置Aを介装し、該ナツクルアーム操作部
材と機体フレーム16の間に、操向用油圧シリン
ダー8を介装し、操向用油圧バルブ装置Aを中立
位置においてオープンセンター形とし、操向用油
圧シリンダー8を片ピストンロツドとし、操向用
油圧シリンダー8が中立時に油圧の変化により自
然伸長する際の力で、操向用油圧バルブ装置Aが
作動されるべく、スプール22の中立付勢バネ1
4の付勢力を、操向用油圧シリンダー8の伸長力
よりも小としたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成と考案の作用を説明する
と。
第1図は本考案の油圧式操向装置を付設した乗
用田植機の全体側面図、第2図は本考案の油圧式
操向装置の油圧回路図、第3図はコンビネーシヨ
ンバルブ一体形油圧バルブ装置Aの平面図、第4
図は同じく側面断面図、第5図は第3図のM−M
断面矢視図、第6図は油圧バルブ装置の回路図、
第7図はコンビネーシヨンバルブ分離形の油圧バ
ルブ装置の平面図、第8図は同じく側面断面図で
ある。
本考案の油圧式操向装置は、ステアリングハン
ドル2により前後に回動されるピツトマンアーム
3と、フロントアクスル部上に枢支されたナツク
ルアーム操作部材のベルクランクアーム4との間
に、操向用油圧バルブ装置Aを介装し、該ベルク
ランクアーム4の一端と、機体フレーム16との
間に操向用の油圧シリンダー8を介装する。
故に油圧バルブ装置Aは、ステアリングハンド
ル2の回動により切換操作されることは勿論であ
るが、油圧シリンダー8の伸縮によつても、ベル
クランクアーム4を介して切換え操作されるので
ある。
故にステアリングハンドル2が固定されていて
操向用油圧バルブ装置Aが中立であつても、作業
機昇降用油圧装置Cの作動に基づいて油圧が上昇
し、これがオープンセンターバルブであるので操
向用油圧シリンダー8に働き、片側ピストンロツ
ドの為に前後のピストン作用面積差により油圧シ
リンダー8が伸長するのである。
この場合において、自動的にベルクランクアー
ム4を介して、油圧バルブをそれ以上伸長しない
方向に切換えるように付勢バネ14の付勢力を自
然伸長力よりも小としているのである。
第2図において、油圧回路構成より説明する
と。23は油圧ポンプである。該油圧ポンプ23
は走行車輌の駆動用エンジンEの側面に付設され
ており、機体のミツシヨンケース内の潤滑油を作
動油として吸引し、圧油として吐出し、油圧式操
向装置と作業機昇降用油圧装置Cの両装置へ圧油
を供給している。そして、油圧ポンプ23から吐
出される圧油はコンビネーシヨンバルブ装置Bを
介して、油圧式操向装置用の油圧バルブ装置Aに
送油されている。コンビネーシヨンバルブ装置は
リリーフバルブ7と、チエツクバルブ6とから構
成されている。そして、リリーフバルブ装置から
噴き出した圧油は作業機昇降用油圧装置Cへ送油
されるように構成されている。コンビネーシヨン
バルブ装置Bを第3図、第4図、第5図の如く油
圧バルブ装置の油圧ポートP近辺に一体的に構成
することもできる。
又、油圧バルブ装置Aを経た後の戻り油も、合
流して作業機昇降用の圧油として送油されるべく
構成されている。更に、コンビネーシヨンバルブ
装置Bに設けられたチエツクバルブ6は、油圧シ
リンダー8の伸縮速度よりも、オペレーターがド
ラツグロツド11,13を押引する速度の方が速
い場合に、油圧シリンダー8内が真空となり、キ
ヤビテーシヨンを発生することがないように、チ
エツクバルブ6が開いて油圧シリンダーの油室8
a,8bを連通させるものである。
このチエツクバルブ6の作用は油圧ポンプが停
止して圧油が送られない場合に、オペレーターが
手動でドラツグロツドを押引する場合にも同様に
作用し、圧油が発生しない場合にもマニユアルに
て操向ができるのである。
マニユアルステアリングを可能にしているのは
このチエツクバルブ6の他に油圧バルブ装置Aが
ドラツグロツド11,13間に直結介装されてい
ることにもよるものである。
油圧バルブ装置Aはバルブケース5及びスプー
ル22より構成され、これらの前後にドラツグロ
ツド11,13が直結されている。故にステアリ
ングハンドル2の回動により、ステアリングギア
ボツクス20及びピツトマンアーム3を介してド
ラツグロツド13が押引されると、これに一体的
に付設されたスプール22が押引され、更にバル
ブケース5に一体化されたドラツグロツド11が
押引されるのである。
ステアリングハンドル2を回動し、ピツトマン
アーム3を後退させ、スプール22をスプリング
14に抗して移動させると、バルブのポートはa
の方へ移動し、パイピング17を介して油圧シリ
ンダー8の油室8bに圧油が流入し、油室8aの
方へ圧油は作業機昇降用油圧装置Cの方へ送油さ
れるのである。この時にピツトマンアーム3の回
動の方が油圧シリンダー8の伸縮よりも速い場合
にはチエツクバルブ6が開いて、真空状態が発生
しないように前後の油室8a,8bを連通させる
のである。
又、ピツトマンアーム3を前方へ回動すると、
スプール22が移動し、バルブポートはbに切換
わるのである。すると圧油はパイピング18を介
して油圧シリンダー8の油室8aへ入り、油室8
bの圧油は作業機昇降用油圧装置へ至るのであ
る。4はベルクランクアームであり、ナツクルア
ーム9を操作する部材である。該ベルクランクア
ームの一端には油圧シリンダー8のピストンロツ
ド12と、バルブケース5を間に介装したドラツ
グロツド11が枢結され、他端には左右のタイロ
ツド10L,10Rが連結されている。
タイロツド10L,10Rによりナツクルアー
ム9L,9Rが回動され、前輪1L,1Rが回動
される。本実施例ではベルクランクアーム4を設
けたが、ベルクランクアーム4を直接に一方のナ
ツクルアームとしてもよいものである。
又、スプール22とバルブケース5の間には付
勢バネ14が介装されているので、バルブポート
が中立位置へ常に付勢されており、油圧バルブ装
置が中立の場合には中立ポートを介して直接に作
業機昇降用油圧装置Cへ圧油が送られ、油圧バル
ブがa又はbのポートで油圧シリンダーをいつぱ
いに伸縮させた後はリリーフバルブ7を噴き出し
た圧油が油圧装置Cへ送られ、バルブポートが
a,bへの切換え直後には、他方の油室の圧油は
リリーフバルブから噴き出した圧油が油圧装置C
へ至るのである。
そして、作業機昇降時において、昇降用の油圧
シリンダーに負荷がかかるとパイピング17,1
8内の圧力が上がり、油圧シリンダー8はピスト
ンロツドの有無に面積差により、油圧シリンダー
が伸びる方向に移動するが、この移動によりバル
ブケース5も移動させられ、バルブポートが中立
から油室8bへ圧油が流入する方向aに切り替わ
り勝手となるので、油圧シリンダーを縮める方向
に力が加わり、バランスしてそれ以上油圧装置C
の負荷の有無に影響を受けないようになるのであ
る。
第4図において、28はドラツグロツド11と
バルブケース5を連結するピンである。該ピン2
8はスプール22の長孔22aにも嵌合し、スプ
ールが切換摺動幅以上には移動しないようにスト
ツパーの役目もしている。
本考案は片側ピストンロツドで、油圧バルブ装
置Aがオープンセンターで、油圧式操向装置と作
業機昇降用油圧装置が1個の油圧ポンプの圧油を
直列に流して利用する場合という前提があるので
ある。
この時、ピストンロツド12の有無による受圧
面積差によつて発生する油圧バルブ装置Aの中立
時の自然伸長力により操向輪が動かされないよう
に構成したものである。
即ち、伸長することによりベルクランクアーム
4を介して油圧バルブ装置Aのバルブケース5が
押されるが、この伸長力に対して付勢バネ14が
縮小しないとバルブは切換わらず、油圧バルブ装
置A全体を動かす力となつてしまうのである。故
に油圧シリンダー8の自然伸長力よりも付勢バネ
14の力を小としているのである。又、ステアリ
ングハンドル2を回動し、ピツトマンアーム3を
回動する力よりも付勢バネ14の付勢力は小に構
成されている。このように構成したものである。
第3図、第4図、第5図、第6図の実施例にお
いては、バルブケース5内にコンビネーシヨンバ
ルブBを構成するチエツクバルブ6と、リリーフ
バルブ7を一体的に設けている。
第7図、第8図の実施例においては、コンビネ
ーシヨンバルブ装置を別体に設けている。
この場合には、機体フレーム等にコンビネーシ
ヨンバルブを付設するのである。
どちらの場合においても本考案の要部である付
勢バネ14の構成とバネ力については同じであ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので次のような効
果を有するものである。
第1に、油圧ポンプを1個として、圧油を油圧式
操向装置と、作業機昇降用油圧装置Cの両方に直
流に流して利用することができ、エンジン馬力が
小さくても油圧式操向装置が構成できるのであ
る。
第2に、前記の如く圧油を直列に流しても作業
機昇降用油圧装置Cの圧力上昇により、自然に操
向輪が動いてしまうという不具合いを解消するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧式操向装置を付設した乗
用田植機の全体側面図、第2図は本考案の油圧式
操向装置の油圧回路図、第3図はコンビネーシヨ
ンバルブ一体形油圧バルブ装置Aの平面図、第4
図は同じく側面断面図、第5図は第3図のM−M
断面矢視図、第6図は油圧バルブ装置の回路図、
第7図はコンビネーシヨンバルブ分離形の油圧バ
ルブ装置の平面図、第8図は同じく側面断面図で
ある。 A……油圧バルブ装置、B……コンビネーシヨ
ンバルブ装置、C……作業機昇降用油圧装置、2
……ステアリングハンドル、3……ピツトマンア
ーム、4……ベルクランクアーム、8……油圧シ
リンダー、14……付勢バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ポンプ23と油圧操向装置と作業機昇降用
    油圧装置とを直列に配置し、油圧ポンプ23の圧
    油により両装置を作動可能とした構成において、
    ステアリングハンドル2のピツトマンアーム3
    と、ナツクルアーム操作部材の間に、操向用油圧
    バルブ装置Aを介装し、該ナツクルアーム操作部
    材と機体フレーム16の間に、操向用油圧シリン
    ダー8を介装し、操向用油圧バルブ装置Aを中立
    位置においてオープンセンター形とし、操向用油
    圧シリンダー8を片ピストンロツドとし、操向用
    油圧シリンダー8が中立時に油圧の変化により自
    然伸長する際の力で、操向用油圧バルブ装置Aが
    作動されるべく、スプール22の中立付勢バネ1
    4の付勢力を、操向用油圧シリンダー8の伸長力
    よりも小としたことを特徴とする油圧式操向装
    置。
JP1985022278U 1985-01-19 1985-02-18 Expired JPH035503Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985022278U JPH035503Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18
US06/819,860 US4664210A (en) 1985-01-19 1986-01-17 Hydraulic steering system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985022278U JPH035503Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61138672U JPS61138672U (ja) 1986-08-28
JPH035503Y2 true JPH035503Y2 (ja) 1991-02-13

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ID=30514427

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JP1985022278U Expired JPH035503Y2 (ja) 1985-01-19 1985-02-18

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JPS61138672U (ja) 1986-08-28

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