JPH0538576Y2 - - Google Patents

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JPH0538576Y2
JPH0538576Y2 JP15567087U JP15567087U JPH0538576Y2 JP H0538576 Y2 JPH0538576 Y2 JP H0538576Y2 JP 15567087 U JP15567087 U JP 15567087U JP 15567087 U JP15567087 U JP 15567087U JP H0538576 Y2 JPH0538576 Y2 JP H0538576Y2
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mowers
hydraulic
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は油圧モーターにより、走行駆動及びモ
アのリール駆動が行われるリールモア装置におけ
る油圧回路に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、油圧モーターにより走行駆動し、油
圧モーターによりリールモアを駆動する技術は公
知となつており、これら油圧モーターに送油する
ためのポンプは一つのポンプにより賄つていたの
である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし上記のように走行系と作業機系の油圧回
路が一つであると、リールモアに大きな負荷がか
かつた場合にはサイドモアを上昇させてリールの
連数を減少し、リールの回転を正常回転に戻すの
であるが、まだフロントモアを駆動する為に大き
な負荷が掛かり、また上昇したサイドモアを空回
りさせる為の回路は負荷が少ない為に、圧油は該
回路を短絡状態で流れるので、走行系油圧回路に
十分な圧油を供給することが出来ず、走行速度は
低下したままとなり作業性能が低下していたので
ある。
この状態を解消する為には、サイドモアを上昇
すると同時に、サイドモアの回転を停止する必要
があるのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次のように構成
したものである。
トラクターの前部、側部、下部等にフロントモ
アやサイドモアやミツドモア等複数配置したリー
ルモアにおいて、走行系油圧回路A、フロントモ
ア駆動油圧回路B及びサイドモア駆動・サイドモ
ア昇降・フロントモア昇降系油圧回路Cに、それ
ぞれ油圧ポンプ13,14,37を設け、走行系
油圧回路Aと、フロントモア駆動系油圧回路B、
及びサイドモア駆動・サイドモア昇降・フロント
モア昇降系油圧回路Cとの間に、送油路切換バル
ブ15,25を設け、フロントモア3L,3R又
はサイドモア5L,5Rを上昇させた場合に走行
系油圧回路Aに圧油を合流可能に構成したもので
ある。
また、トラクターが後進又は旋回時において
は、フロントモア駆動系油圧回路B及びサイドモ
ア駆動・サイドモア昇降・フロントモア昇降系油
圧回路Cからの送油を走行系油圧回路Aに合流さ
せることなく、タンク側に戻すべく構成したもの
である。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明する。
第1図は5連リールモアを示す略平面図、第2
図は7連リールモアを示す略平面図、第3図は本
考案の油圧回路図、第4図はトラクシヨンペダル
の側面図、第5図はステアリング装置側面図であ
る。
リールモア装置は5連のリールモア装置とする
場合には、前輪1,1の車軸2前方にフロントモ
ア3L,3M,3Rを突出し、前輪1,1と後輪
4,4の間の側方に、サイドモア5L,5Rが突
出され、フロントモア3L,3M,3Rは、油圧
シリンダー10にて昇降され、サイドモア5Lは
油圧シリンダー11L、サイドモア5Rは油圧シ
リンダー11Rにて昇降されるのである。
また、リールモア装置を7連装着した場合には
第2図に示すように、前輪1,1の前方にフロン
トモア3L,3Rを突出して、前輪1,1と後輪
4,4の間にミツドモア6を吊設し、該ミツドモ
ア6の両側方にサイドモア5L,5Rが配設さ
れ、更に、前輪1,1の両側方に外サイドモア7
L,7Rが突設される。
そして、前記フロントモア3L,3R、ミツド
モア6は、油圧シリンダー10にて昇降され、サ
イドモア5L,5Rは油圧シリンダー11L,1
1Rにて昇降され、外サイドモア7L,7Rは油
圧シリンダー12L,12Rにて昇降されるので
ある。
5連モアの場合の油圧回路を、第3図にて説明
すると、油圧回路は走行系油圧回路A、フロント
モア駆動系油圧回路B、サイドモア駆動・サイド
モア昇降・フロントモア昇降系油圧回路Cからな
り、エンジンからの出力軸に油圧ポンプ13,1
4,37が連結されている。
サイドモア駆動・サイドモア昇降・フロントモ
ア昇降系油圧回路Cは、油圧ポンプ13からの圧
油が昇降切換バルブ21,22,23を介して前
記油圧シリンダー10,11L,11R、及び、
正逆転切換バルブ26を介してサイドモア5L,
5Rのリールを駆動する油圧モーター24L,2
4Rに並列に接続されて送油され、油圧ポンプ1
3と正逆転切換バルブ26との間に、走行系油圧
回路Aに合流させる送油路切換バルブ25が設け
られている。
前記油圧モーター24L,24Rは、切換バル
ブ27L,27Rにより駆動・停止と切り換えら
れ、上昇すると機械的に切換バルブ27L,27
Rが切り換えられ、リールを停止できるようにし
ている。28は冷却器、29はリリーフバルブで
ある。
尚、7連モアの場合には、更に、油圧ポンプを
設けて、外サイドモア7L,7Rのリールを駆動
する油圧モーターと、外サイドモア7L,7Rを
昇降するための油圧シリンダーを別回路として設
ける必要があり、前記同様に送油路切換バルブを
設けて走行系油圧回路に合流させることもでき
る。
フロントモア駆動系油圧回路Bは、油圧ポンプ
14に正逆転切換バルブ16を介して、フロント
モア3L,3M,3Rを駆動するための油圧モー
ター19L,19M,19Rが接続され、また、
油圧ポンプ14と正逆転切換バルブ16との間
に、送油路切換バルブ15が介装され、走行系油
圧回路Aに圧油の合流を可能としている。
前記油圧モーター19L,19M,19Rはそ
れぞれ上昇するときに切換バルブ20L,20
M,20Rが切り換えられ、上昇時には油圧モー
ター19L,19M,19Rが停止すべく構成さ
れている。17はリリーフバルブ、18は冷却器
である。
次に、走行系油圧回路Aを説明すると。油圧ポ
ンプ37からチエツクバルブ38,39を介して
圧油を回路内に送り、HST変速装置(可変容量
ポンプ)36にて回転数及び前後進を切り換え、
後輪4,4を駆動する油圧モーター40,40に
送油している。そして、4WD(四輪駆動)走行さ
せるための切換バルブ41を介して前輪1,1を
駆動する油圧モーター42,42に接続されてい
る。
また、走行系油圧回路Aには前記切換バルブ1
5,25から規制切換バルブ43,44を介して
合流可能としており、送油路切換バルブ15,2
5は主動により切り換えることができ、該規制切
換バルブ43,44は後進時、またはハンドルの
回動により規制切換バルブ43,44が切り換え
られるのである。30,31は逆流防止のための
チエツクバルブである。
即ち、第4図に示すように、前後進を操作する
トラクシヨンペダル45の、後進位置45′へ踏
み込む位置に、センサー(接触センサー又は近接
センサー等)46が設けられ、該トラクシヨンペ
ダル45を踏み込むと、ONして規制切換バルブ
43,44が切り換わり、送油をタンク側に流し
て、後進速度が速くなることを防止しているので
ある。
また、ステアリングハンドル47の回動を検知
するために、ピツトマンアーム49の回動基部に
角度センサー48を設け、一定角以上回動させる
と車体が急旋回して危険となるので、その角度以
上になると規制切換バルブ43,44を切り換え
て送油をタンク側に流し、速度を落として旋回す
るようにしているのである。
(ヘ) 考案の作用 このような構成において、リールモアの負荷が
大きくなつた場合に、切換バルブ22,23を切
り換えてサイドモア5L,5Rを上昇させると、
切換バルブ27L,27Rが切り換わつて油圧モ
ーター24L,24Rが停止される。なおこのと
き、フロントモア3L,3M,3Rを駆動する油
圧モーター19L,19M,19Rと、油圧シリ
ンダー11L,11Rとは別回路になつているた
めに、フロントモア3L,3M,3Rの回転数に
は影響が及ばないようにしているのである。
また、送油路切換バルブ25を切り換えると、
油圧ポンプ13からの圧油が規制切換バルブ4
4、チエツクバルブ30を介して走行系送油回路
Aに送油されて合流し、走行系の流量が増して速
度を速めることができるのである。
また、切換バルブ21を切り換えてフロントモ
ア3L,3M,3Rも上昇させ、送油路切換バル
ブ15を切り換えれば、油圧ポンプ14からの圧
油も走行系送油回路Aに合流し、速度をさらに速
めることもできるのである。
故に、4WDの切換バルブ41の切換操作を含
めれば、4WDがOFFの状態で切換バルブ25,
15の切り換えをすれば、三段の速度が得られ、
これに4WDの切り換えを含めれば六段の変速が
得られることになるのである。
また、トラクシヨンペダルを踏み込んで後進変
速に切り換えると、センサー46がONして規制
切換バルブ43,44が切り換えられ、作動油タ
ンク側へ送油される。
このときはポンプ13,14より送油されて速
度が速い状態であるので、走行系回路Aに送油さ
れることを牽制し、急速に後進することを防止し
ているのである。
また、ステアリングハンドル47を回動した時
も同様に、一定角度以上回動すると角度センサー
48がONして、規制バルブ43,44が切り換
えられ、作動油タンク側へ送油して走行系回路A
に送油されることを牽制し、急速に旋回しないよ
うにしているのである。
(ト) 考案の効果 以上のような構成・作用により、本考案は次の
ような効果が得られるのである。
第1に、サイドモアを上昇させて送油路切換バ
ルブを切り換えれば、サイドモアに供していた圧
油を走行系油圧回路に合流させることができ、モ
アの負荷が大きくなつても走行速度を落とすこと
なく作業を続行できるのである。
また、同様にフロントモアを上昇させて送油路
切換バルブを切り換えれば、走行系油圧回路に合
流させることができ、走行系の油圧流量を更に増
すことができ、走行速度を速め作業能率を向上す
ることができたのである。
第2に、送油路切換バルブの切り換えにより走
行系の変速度を増加させることができ、走行時に
おける速度調節の幅を増加させることができるよ
うになつたのである。
第3に、後進時または旋回時にはフロントモア
駆動系油圧回路及びサイドモア駆動・サイドモア
昇降・フロントモア昇降系油圧回路から走行系油
圧回路に合流することを自動的に牽制することが
できるので、後進時の暴走や旋回時の横転等を防
止できるようになり、安全性を向上することがで
きたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は5連リールモアを示す略平面図、第2
図は7連リールモアを示す略平面図、第3図は本
考案の油圧回路図、第4図はトラクシヨンペダル
側面図、第5図はステアリング装置側面図であ
る。 A……走行系油圧回路、B……フロントモア駆
動系油圧回路、C……サイドモア駆動・サイドモ
ア昇降・フロントモア昇降系油圧回路、3L,3
R……フロントモア、13,14,37……油圧
ポンプ、5L,5R……サイドモア、15,25
……送油路切換バルブ、43,44……規制切換
バルブ、46……センサー、48……角度センサ
ー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) トラクターの前部、側部、下部等にフロント
    モアやサイドモアやミツドモア等複数配置した
    リールモアにおいて、走行系油圧回路A、フロ
    ントモア駆動油圧回路B及びサイドモア駆動・
    サイドモア昇降・フロントモア昇降系油圧回路
    Cに、それぞれ油圧ポンプ13,14,37を
    設け、走行系油圧回路Aと、フロントモア駆動
    系油圧回路B、及びサイドモア駆動・サイドモ
    ア昇降・フロントモア昇降系油圧回路Cとの間
    に、送油路切換バルブ15,25を設け、フロ
    ントモア3L,3R又はサイドモア5L,5R
    を上昇させた場合に走行系油圧回路Aに圧油を
    合流可能に構成したことを特徴とするリールモ
    アの油圧装置。 (2) トラクターが後進又は旋回時においては、フ
    ロントモア駆動系油圧回路B及びサイドモア駆
    動・サイドモア昇降・フロントモア昇降系油圧
    回路Cからの送油を走行系油圧回路Aに合流さ
    せることなく、タンク側に戻すべく構成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のリールモアの油圧装置。
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