JPH0249111Y2 - - Google Patents

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JPH0249111Y2
JPH0249111Y2 JP1985036922U JP3692285U JPH0249111Y2 JP H0249111 Y2 JPH0249111 Y2 JP H0249111Y2 JP 1985036922 U JP1985036922 U JP 1985036922U JP 3692285 U JP3692285 U JP 3692285U JP H0249111 Y2 JPH0249111 Y2 JP H0249111Y2
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JP
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hydraulic
piston rod
hydraulic cylinder
valve
oil
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JPS61152575U (ja
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農業機械や、建設機械において用いら
れる油圧式操向装置の油圧回路に関する。
(ロ) 従来技術 従来から全油圧形の操向装置に関しては、実開
昭60−178277号公報に記載の如き技術が公知とさ
れている。
また、簡易的な油圧式操向装置においては、片
ピストンロツドの往復動油圧シリンダーを備えた
技術も公知である。
しかし上記、従来の油圧式操向装置では、油圧
シリンダーが片ピストンロツドの往復動油圧シリ
ンダーの場合に、同じ圧力の圧油がピストンロツ
ド側の作用面積の狭い側と、ピストンロツドのな
い作用面積の広い側とに働くと、作用面積差によ
り、シリンダーの出力の差と伸縮速度の差が発生
するのである。即ち、伸縮速度は同じ圧油が供給
される場合、油圧シリンダーが縮小する方が速
く、伸びる方が遅いのである。
逆にシリンダーの出力は、縮小する方が小さく
伸びる方が大なのである。これを打消す為には、
ピストンロツドを両方に突出すればよいのである
が、これはコストの大幅高となるのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、片ピストンロツドの油圧シリ
ンダーにおいて伸縮速度の差は水田等に入つた場
合に、土壌の抵抗に打ち消されて、それほど操向
フイーリングに悪影響を及ぼさないが、逆に出力
差が表に表れて、左方の切れ味の相違となつてあ
らわれるので、この出力差をバランスさせようと
するものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると、 ステアリングハンドル2によりピツトマンアー
ム3を前後に回動し、該ピツトマンアーム3とベ
ルクランクアーム4との間に油圧バルブ装置Aを
介装し、該ベルクランクアーム4の他端と機体フ
レーム16との間に、片方にのみピストンロツド
12を突出した復動式油圧シリンダー8を介装し
た構成において、該油圧シリンダー8のピストン
ロツド12側の油室8bと、非ピストンロツド側
の油室8aとに、それぞれ異なるリリーフ圧の圧
油を供給すべく、リリーフバルブ27を配置した
ものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成に基づいて、本考案の
構成を説明すると。
第1図は本考案の油圧式操向装置を付した乗用
田植機の全体側面図、第2図は本考案の油圧式操
向装置の油圧回路図である。
第1図において本考案の油圧式操向装置は、ス
テアリングハンドル2によりピツトマンアーム3
が前後に回動される。そして該ピツトマンアーム
3とベルクランクアーム4との間に油圧バルブ装
置Aが介装されている。
又ベルクランクアーム4の他端と機体フレーム
16との間に、本考案の要部である油圧シリンダ
ー8を介装している。ステアリングハンドル2の
操作により、ピツトマンアーム3を介して油圧バ
ルブ装置Aが切換操作されると共に、油圧バルブ
装置Aにて制御された圧油が油圧シリンダー8を
伸縮させて、これによりベルクランクアーム4を
回動させるので、こちらからも油圧バルブ装置A
を切換えるのである。
ベルクランクアーム4はフロントアクスル50
の上面に枢支されている。1R,1Lは本考案の
油圧式操向装置にて操向操作される操向前輪、1
9L,19Rは駆動後輪、Dは作業装置としての
植付部である。
第2図において油圧回路構成により説明する
と。23は油圧ポンプである。該油圧ポンプ23
は走行車輌の駆動用エンジンEの側面に付設され
ており、機体のミツシヨンケース内の潤滑油を作
動油として吸引し、圧油として吐出し、油圧式操
向装置と作業機昇降用油圧装置Cの両装置へ圧油
を供給している。そして、油圧ポンプ23から吐
出される圧油はコンビネーシヨンバルブ装置Bを
介して、油圧式操向装置の油圧バルブ装置Aに送
油されている。
コンビネーシヨンバルブ装置は調圧リリーフバ
ルブ7と、チエツクバルブ6とから構成されてい
る。そして、調圧リリーフバルブ7から噴き出し
た圧油は作業機昇降用油圧装置Cへ送油されるよ
うに構成されている。
そして特に本考案においては、調圧リリーフバ
ルブ7の他に油圧シリンダー8の非ピストンロツ
ド側の油室8aに通ずる油路にリリーフバルブ2
7を介装して、該リリーフバルブ27から噴き出
した圧油も作業機昇降用油圧装置Cへ至るように
構成している。
又、油圧バルブ装置Aを経た後の戻り油も、合
流して作業機昇降用の圧油として送油されるべく
構成されている。更に、コンビネーシヨンバルブ
装置Bに設けられたチエツクバルブ6は、油圧シ
リンダー8の伸縮速度よりも、オペレーターがド
ラツグロツド11,13を押引する速度の方が速
い場合に、油圧シリンダー8内が真空となり、キ
ヤビテーシヨンを発生することがないように、チ
エツクバルブ6が開いて油圧シリンダーの油室8
a,8bを連通させるものである。
このチエツクバルブ6の作用は油圧ポンプが停
止して圧油が送られないのでオペレーターが手動
でドラツグロツドを押引する場合にも同様に作用
し、圧油が発生しない場合にもマニユアルにて操
向ができるのである。
マニユアルステアリングを可能にしているのは
このチエツクバルブ6の他に油圧バルブ装置Aが
ドラツグロツド11,13間に直結介装されてい
ることにもよるのである。
油圧バルブ装置Aはバルブケース5及びスプー
ル22より構成され、これらの前後にドラツグロ
ツド11,13が直結されている。故にステアリ
ングハンドル2の回動により、ステアリングギア
ボツクス20及びピツトマンアーム3を介してド
ラツグロツド13が押引されると、これに一体的
に付設されたスプール22が押引されると、これ
に一体的に付設されたスプール22が押引され、
更にバルブケース5に一体化されたドラツグロツ
ド11が押引されるのである。
ステアリングハンドル2を回動し、ピツトマン
アーム3を後退させ、スプール22をスプリング
14に抗して移動させると、バルブのポートはa
の方へ移動し、パイピング17を介して油圧シリ
ンダー8の油室8bに圧油が流入し、油室8aの
方へ圧油は作業機昇降用油圧装置Cの方へ送油さ
れるのである。この時にピツトマンアーム3の回
動の方が油圧シリンダー8の伸縮よりも速い場合
にはチエツクバルブ6が開いて、真空状態が発生
しないように前後の油室8a,8bを連通させる
のである。
又、ピツトマンアーム3を前方へ回動すると、
スプール22が移動し、バルブポートはbに切換
わるのである。すると圧油はパイピング18を介
して油圧シリンダー8の油室8aへ入り、油室8
bの圧油は作業機昇降用油圧装置へ至るのであ
る。4はベルクランクアームであり、ナツクルア
ーム9を操作する部材である。該ベルクランクア
ームの一端には油圧シリンダー8のピストンロツ
ド12とバルブケース5を間に介装したドラツグ
ロツド11が枢支され、他端には左右のタイロツ
ド10L,10Rが連結されている。
タイロツド10L,10Rによりナツクルアー
ム9L,9Rが回動され、前輪1L,1Rが回動
される。本実施例ではベルクランクアーム4を設
けたが、ベルクランクアーム4を直接に一方のナ
ツクルアームとしてもよいものである。
又、スプール22とバルブケース5の間には付
勢バネ14が介装されているので、バルブポート
が中立位置へ常に付勢されており、油圧バルブ装
置が中立の場合には中立ポートを介して直接に作
業機昇降用油圧装置Cへ圧油が送られ、油圧バル
ブがa又はbのポートで油圧シリンダーをいつぱ
いに伸縮させた後は調圧リリーフバルブ7を噴き
出した圧油が油圧装置Cへ送られ、バルブポート
がa,bへの切換え直後には、他方の油室の圧油
は調圧リリーフバルブから噴き出した圧油が油圧
装置Cへ至るのである。
又リリーフバルブ27から噴き出した圧油も油
圧装置Cへ至るのである。
そして、作業機昇降時において、昇降用の油圧
シリンダーに負荷がかかるとパイピング17,1
8内の圧力が上がり、油圧シリンダー8はピスト
ンロツドの有無の面積差により、油圧シリンダー
が伸びる方向に移動するが、この移動によりバル
ブケース5も移動させられ、バルブポートが中立
から油室8bへ圧油が流入する方向aに切換わり
勝手となるので、油圧シリンダーを縮める方向に
力が加わり、バランスしてそれ以上油圧装置Cの
負荷の有無に影響を受けないようになるのであ
る。
本考案の全体的な構成は以上の如くであり、次
に考案の作用を説明すると。
本油圧回路では、油圧ポンプの圧油を片ピスト
ンロツドの油圧シリンダーのピストンロツド側の
油室8bに送る場合には、圧力の調節は調圧リリ
ーフバルブ7により設定されるのである。
しかし逆に非ピストンロツド側の油室8aへ圧
油を送油する場合には、油圧ポンプ23から油室
8aの間にはもう一つのリリーフバルブ27も介
装されることとなるのである。故にこのリリーフ
バルブ27の設定圧を調圧リリーフバルブ7より
も低く設定することにより油室8a側の圧力を低
くすることができ、圧力作用面積の割合に反比例
した圧力の大きさとしておくことにより、作用面
積は異なるが、出力は同じに設定しているのであ
る。
又、油圧シリンダーの伸縮両方向の出力差は、
この圧力作用の面積の差のみではなく、全体的な
伸縮方向のリンクやアームの作動抵抗値によつて
も差が表れるので、これらのリンク構成上の出力
差も総合して、リリーフバルブ27と調圧リリー
フバルブ7の圧力差を設定しているのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、ピツトマンアーム3とベルクランクア
ーム4の間に油圧バルブ装置Aを配置し、ベルク
ランクアーム4と機体フレーム16の間に片ピス
トンロツド12の操向用油圧シリンダー8を配置
したので、簡単な機構により油圧式操向装置を構
成することができるのである。
また通常の手動の操向装置と本考案の油圧式操
向装置とを交換することが簡単に出来るので、操
向車輌の大きな変更を必要としないのである。
第2に、片ピストンロツドの往復動油圧シリン
ダーを使つて油圧式操向装置を構成したものにお
いて、ピストンロツド側と非ピストンロツド側と
でリリーフ圧を異にして設定できるので、両室の
作用面積差によつて生ずる左右操作のフイーリン
グの相違や操作力の差をなくすことができるので
ある。
第3に、油圧式操向装置の全体構成から発生す
るリンク構成上の左右方向への出力差も本考案の
異なるリリーフ差をそれに見合つた値に設定する
ことにより解消できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧式操向装置を用いた乗用
田植機の全体側面図、第2図は同じく油圧回路図
である。 7……調圧リリーフバルブ、8……油圧シリン
ダー、8a……非ピストンロツド側の油室、8b
……ピストンロツド側の油室、12……ピストン
ロツド、10L,10R……タイロツド、27…
…リリーフバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングハンドル2によりピツトマンアー
    ム3を前後に回動し、該ピツトマンアーム3とベ
    ルクランクアーム4との間に油圧バルブ装置Aを
    介装し、該ベルクランクアーム4の他端と機体フ
    レーム16との間に、片方にのみピストンロツド
    12を突出した復動式油圧シリンダー8を介装し
    た構成において、該油圧シリンダー8のピストン
    ロツド12側の油室8bと、非ピストンロツド側
    の油室8aとに、それぞれ異なるリリーフ圧の圧
    油を供給すべく、リリーフバルブ27を配置した
    ことを特徴とする油圧式操向装置。
JP1985036922U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0249111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985036922U JPH0249111Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985036922U JPH0249111Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61152575U JPS61152575U (ja) 1986-09-20
JPH0249111Y2 true JPH0249111Y2 (ja) 1990-12-25

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ID=30542556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985036922U Expired JPH0249111Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178277U (ja) * 1984-05-08 1985-11-27 住友イ−トン機器株式会社 全油圧形パワーステアリング

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61152575U (ja) 1986-09-20

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