JPH035170Y2 - - Google Patents

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JPH035170Y2
JPH035170Y2 JP2227785U JP2227785U JPH035170Y2 JP H035170 Y2 JPH035170 Y2 JP H035170Y2 JP 2227785 U JP2227785 U JP 2227785U JP 2227785 U JP2227785 U JP 2227785U JP H035170 Y2 JPH035170 Y2 JP H035170Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小形の農業機械や建設機械等の4輪走
行車輌における油圧式操向装置に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来からパワーステアリング装置と呼ばれる油
圧式操向装置は公知である。
例えば特開昭58−218478号の如くである。
しかし従来の油圧式操向装置は、ステアリング
ハンドルの回動により油圧バルブを操作し、機体
フレームとナツクルアームとの間に介装した油圧
シリンダーを伸縮することによりナツクルアーム
を回動させ、前輪を操向回動していたのである。
また、1個の油圧ポンプの圧油を油圧式操向装
置用の圧油と、作業機昇降装置用の圧油と、両方
に使用する場合には、定圧分流弁としてのフロー
デバイダーを介装して一定圧を油圧式操向装置用
に分流し、それ以上の圧力がある場合には、これ
を作業機昇降装置に振り向けるという方法をとつ
ていたのである。
これにより初めて作業機昇降装置の油圧の切換
えに基づく圧油の影響が油圧式操向装置へは及ぼ
されないのである。
又は他の方法として、2個の油圧ポンプを用い
て完全に独立した油圧回路とすることにより、両
油圧装置の影響が及ぼし合わないように構成して
いたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このように構成した従来の装置では油
圧ポンプの駆動に大馬力が必要であり、低馬力の
エンジンを搭載した小形の農業機械では利用でき
ないという不具合いがあつたのである。
本考案は油圧ポンプと、油圧操向装置と、作業
機昇降用油圧装置を直列に並べて、1個の油圧ポ
ンプから吐出する圧油を分流せずに直列的にどち
らの装置にも作用するように構成し、作業機昇降
時に発生する油圧により影響されて操向用の油圧
シリンダーが伸縮しようとする時には、該操向用
油圧シリンダーの自然伸縮とは逆の方向に操向用
油圧バルブ装置が操作されて、両者が打ち消し合
うことによりバランスをとるように、油圧バルブ
装置をステアリングハンドルだけではなく、油圧
シリンダー装置とも連動させたものである。
このような構成の油圧操向装置において、作業
機昇降装置との間の圧油の切換えを自動的に行う
コンビネーシヨンバルブ装置を、操向用油圧バル
ブ装置と一体的に構成したものである。
(ニ) 課題を解決する為の手段 本考案の目的は以上の如くであり、該目的を達
成する為の構成を説明すると。
油圧ポンプ23と油圧式操向装置と油圧作業機
昇降装置とを直列に配置して、1個の油圧ポンプ
23により両者を作動させる構成において、油圧
ポンプ23から油圧バルブ装置Aに至る油路と、
油圧バルブ装置Aから油圧式作業機昇降装置に至
る油路の間に、チエツクバルブ6とリリーフバル
ブ7よりなるコンビネーシヨンバルブ装置Bを介
装し、ステアリングハンドル2により回動される
ピツトマンアーム3と、ナツクルアーム9又はナ
ツクルアーム操作部材との間に介装した油圧バル
ブ装置Aに、前記コンビネーシヨンバルブ装置B
を構成するチエツクバルブ6及びリリーフバルブ
7を一体的に付設したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と併せて考案の
作用を説明すると。
第1図は本考案の油圧式操向装置を付設した乗
用田植機の全体側面図、第2図は本考案の油圧式
操向装置の油圧回路図、第3図は油圧バルブ装置
Aの平面図、第4図は同じく側面断面図、第5図
は第3図のM−M断面矢視図、第6図は本考案の
油圧バルブ装置内の回路図である。
第1図において前隣1L,1Rが操向輪であ
り、後輪19L,19Rが駆動輪として設けられ
四輪走行車輌が構成されている。そして車輌の後
方の作業機Dとして植付装置が昇降可能に設けら
れており、作業機昇降用の油圧装置Cにて昇降回
動されている。作業機昇降用の油圧装置Cには、
油圧バルブ装置26と油圧シリンダー25が配置
されている。
本考案の油圧式操向装置は、ステアリングハン
ドル2により前後に回動されるピツトマンアーム
3と、フロントアクスル部に回動可能に枢支され
たベルクランクアーム4との間に油圧バルブ装置
Aを介装し、該ベルクランクアーム4の一端と、
機体フレーム16との間に操向用の油圧シリンダ
ー8を介装している。
故に油圧バルブ装置Aは、ステアリングハンド
ルの回動により切換操作されることは勿論である
が、油圧シリンダー8の伸縮によつても、ベルク
ランクアーム4を介して切換操作されるのであ
る。故に作業機昇降装置の油圧の影響によりステ
アリングハンドルが動いていないにも拘わらず、
油圧シリンダーが伸長しても自動的に油圧バルブ
を切換えてしまうことにより、それ以上伸長しな
いようにバランスしてしまうのである。
第2図において、油圧回路構成より説明する
と。23は油圧ポンプである。該油圧ポンプ23
は走行車輌の駆動用エンジンEの側面に付設され
ており、機体のミツシヨンケース内の潤滑油を作
動油として吸引し、次に圧油として吐出し、油圧
式操向装置と作業機昇降用油圧装置Cの両装置へ
圧油を供給している。
そして油圧ポンプ23から吐出される圧油はコ
ンビネーシヨンバルブ装置Bを介して、油圧式操
向装置用の油圧バルブ装置Aに送油されている。
コンビネーシヨンバルブ装置Bはリリーフバルブ
7と、チエツクバルブ装置6とから構成されてい
る。そしてリリーフバルブ装置から噴き出した圧
油は作業機昇降用油圧装置Cへ送油されるように
構成されている。コンビネーシヨンバルブ装置B
を第3図、第4図、第5図の如く油圧バルブ装置
の油圧ポートP近辺に一体的に構成したものであ
る。
又、油圧バルブ装置Aを経た後の戻り油も、合
流して作業機昇降用の圧油として送油されるべく
構成されている。更に、コンビネーシヨンバルブ
装置Bに設けられたチエツクバルブ6は、油圧シ
リンダー8の伸縮速度よりも、オペレーターがド
ラツグロツド11,13を押引する速度の方が速
い場合に、油圧シリンダー8内が真空となり、キ
ヤビテーシヨンを発生することがないように、チ
エツクバルブ6が開いて油圧シリンダーの油室8
a,8bを連通させるものである。
このチエツクバルブ6の作用は油圧ポンプが停
止して圧油が送られないのでオペレーターが手動
でドラツグロツドを押引する場合にも同様に作用
し、圧油が発生しない場合にはマニユアルにて操
向できるのである。
マニユアルステアリングを可能にしているの
は、このチエツクバルブ6の他に油圧バルブ装置
Aがドラツグロツド11,13間に直結介装され
ていることにもよるものである。
油圧バルブ装置Aはバルブケース5及びスプー
ル22より構成され、これらの前後にドラツグロ
ツド11,13が直結されている。故にステアリ
ングハンドル2の回動により、ステアリングギア
ボツクス20及びピツトマンアーム3を介してド
ラツグロツド13が押引されると、これに一体的
に付設されたスプール22が押引され、更にバル
ブケース5に一体化されたドラツグロツド11が
押引されるのである。
ステアリングハンドル2を回動し、ピツトマン
アーム3を後退させ、スプール22をスプリング
14に抗して移動させると、バルブのポートはa
の方へ移動し、パイピング17を介して油圧シリ
ンダー8の油室8bに圧油が流入し、油室8aの
方へ圧油は作業機昇降用油圧装置Cの方へ送油さ
れるのである。この時にピツトマンアーム3の回
動の方が油圧シリンダー8の伸縮よりも速い場合
にはチエツクバルブ6が開いて、真空状態が発生
しないように前後の油室8a,8bを連通させる
のである。
又、ピツトマンアーム3を前方へ回動すると、
スプール22が移動し、バルブポートはbに切換
わるのである。すると圧油はパイピング18を介
して油圧シリンダー8の油室8aへ入り、油室8
bの圧油は作業機昇降用油圧装置へ至るのであ
る。4はベルクランクアームであり、ナツクルア
ーム9を操作する部材である。該ベルクランクア
ームの一端には油圧シリンダー8のピストンロツ
ド12と、バルブケース5を間に介装したドラツ
グロツド11が枢結され、他端には左右のタイロ
ツド10L,10Rが連結されている。
タイロツド10L,10Rによりナツクルアー
ム9L,9Rが回動され、前輪1L,1Rが回動
される。本実施例ではベルクランクアーム4を設
けたが、ベルクランクアーム4を直接に一方のナ
ツクルアームとしてもよいものである。
又、スプール22とバルブケース5の間にはス
プリング14が介装されているので、バルブポー
トが中立位置へ常に付勢されており、油圧バルブ
装置が中立の場合には中立ポートを介して直接に
作業機昇降用油圧装置Cへ圧油が送られ、油圧バ
ルブがa又はbポートで油圧シリンダーをいつぱ
いに伸縮させた後はリリーフバルブ7を噴き出し
た圧油が油圧装置Cへ送られ、バルブポートが
a,bへの切換え直後の場合には、他方の油室の
圧油又はリリーフバルブから噴き出した圧油が油
圧装置Cへ至るのである。
そして、作業機昇降時において、昇降用の油圧
シリンダーに負荷がかかるとパイピング17,1
8内の圧力が上がり、油圧シリンダー8はピスト
ンロツドの有無の面積差により、油圧シリンダー
が伸びる方向に移動するが、この移動によりバル
ブケース5も移動させられ、パルブポートが中立
から油室8bへ圧油が流入する方向aに切換わり
勝手となるので、油圧シリンダーを縮める方向に
力が加わり、バランスしてそれ以上油圧装置Cの
負荷の有無に影響を受けないようになるのであ
る。第4図において、28はドラツグロツド11
とバルブケース5を連結するピンである。該ピン
28はスプール22の長孔22aにも嵌合し、ス
プールが切換摺動幅以上には移動しないようにス
トツパーの役目もしている。
以上のような全体的な構成において本考案は第
3図、第4図、第5図、第6図に示す如く、ドラ
ツグロツド13,11間に介装する油圧バルブ装
置のバルブケース5内にコンビネーシヨンバルブ
を構成するチエツクバルブ6と、リリーフバルブ
7を一体的に設けたものである。
該コンビネーシヨンバルブBは機体フレーム側
の位置で油圧ポンプの近くに取付けてもよいもの
であるが、本考案ではこのコンビネーシヨンバル
ブの取付部を確保する必要のないように、油圧バ
ルブ装置Aのバルブケース5に一体的に構成した
ものである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので次のような効
果を奏するものである。
第1に、油圧ポンプ23と油圧操向装置と作業
機昇降用油圧装置を直列に配置し、油圧ポンプ2
3から油圧操向装置の間の油路と、油圧操向装置
から作業機昇降用油圧装置に至る油路の間に、チ
エツクバルブ6とリリーフバルブ7により構成し
たコンビネーシヨンバルブ装置Bを配置したこと
により、油圧ポンプ23の1個で油圧操向装置と
作業機昇降用油圧装置を作動させることが出来る
ので、エンジンの馬力が小さい走行車輌において
も、油圧操向が可能となつたのである。
また、ステアリングハンドル2の操作速度が操
向用の油圧シリンダー8の伸縮速度よりも速い場
合には、操向用の油圧シリンダー8の内部に負圧
が発生するのであるが、この場合にもチエツクバ
ルブ6が開放することにより、負圧の発生を阻止
することができるのである。
また油圧ポンプが回転しない場合において油圧
が発生しない場合にも、オペレーターがステアリ
ングハンドル2を手動で回転することにより、チ
エツクバルブ6が開くことにより、操向操作が可
能となるのである。
第2に、ピツトマンアームとナツクルアームの
間に介装された油圧バルブ装置にコンビネーシヨ
ンバルブバルブを一体化したので、機体フレーム
側にコンビネーシヨンバルブバルブを取付ける場
所を設ける必要がなくなつたのである。
第3に、コンビネーシヨンバルブと油圧バルブ
を別体にした場合のように、何本ものパイピング
を連結する必要がなくなつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧式操向装置を付設した乗
用田植機の全体側面図、第2図は本考案の油圧式
操向装置の油圧回路図、第3図は油圧バルブ装置
Aの平面図、第4図は同じく側面断面図、第5図
は第3図のM−M断面矢視図、第6図は本考案の
油圧バルブ装置内の回路図である。 A……油圧バルブ装置、B……コンビネーシヨ
ンバルブ装置、C……作業機昇降用油圧装置、1
L,1R……前輪、2……ステアリングハンド
ル、3……ピツトマンアーム、4……ベルクラン
クアーム、5……バルブケース、6……チエツク
バルブ、8……油圧シリンダー、9……ナツクル
アーム、22……スプール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ポンプ23と油圧式操向装置と油圧作業機
    昇降装置とを直列に配置して、1個の油圧ポンプ
    23により両者を作動させる構成において、油圧
    ポンプ23から油圧バルブ装置Aに至る油路と、
    油圧バルブ装置Aから油圧式作業機昇降装置に至
    る油路の間に、チエツクバルブ6とリリーフバル
    ブ7よりなるコンビネーシヨンバルブ装置Bを介
    装し、ステアリングハンドル2により回動される
    ピツトマンアーム3と、ナツクルアーム9又はナ
    ツクルアーム操作部材との間に介装した油圧バル
    ブ装置Aに、前記コンビネーシヨンバルブ装置B
    を構成するチエツクバルブ6及びリリーフバルブ
    7を一体的に付設したことを特徴とする油圧式操
    向装置。
JP2227785U 1985-01-19 1985-02-18 Expired JPH035170Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2227785U JPH035170Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18
US06/819,860 US4664210A (en) 1985-01-19 1986-01-17 Hydraulic steering system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2227785U JPH035170Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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Publication Number Publication Date
JPS61138671U JPS61138671U (ja) 1986-08-28
JPH035170Y2 true JPH035170Y2 (ja) 1991-02-08

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ID=30514425

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