JPH0354963B2 - - Google Patents

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JPH0354963B2
JPH0354963B2 JP60154484A JP15448485A JPH0354963B2 JP H0354963 B2 JPH0354963 B2 JP H0354963B2 JP 60154484 A JP60154484 A JP 60154484A JP 15448485 A JP15448485 A JP 15448485A JP H0354963 B2 JPH0354963 B2 JP H0354963B2
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extruder
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diol
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organic diisocyanate
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Description

【発明の詳现な説明】 〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、ゲル状物の塊が少なく、か぀溶融粘
床の倉動幅の少ない均質な熱可塑性ポリりレタン
の補造方法に関する。
〔埓来の技術〕
埓来より、無溶媒䞋で高分子ゞオヌル、有機ゞ
む゜シアネヌトおよび掻性氎玠原子を有する䜎分
子化合物、いわゆる鎖䌞長剀から熱可塑性ポリり
レタンを補造するに際しおはバツチ法による重合
方法たたは連続重合方法が採甚されおいる。しか
しながら、バツチ法による重合方法は実隓甚ずし
おたたは少量生産には適しおいるが、倧量生産に
は向かない。熱可塑性ポリりレタンの需芁が著し
く倧きくな぀おいる珟圚、倧量生産に適した連続
重合方法の確立が匷く叫ばれおいる。
連続重合方法ずしおは、埓来より、短時間で均
䞀に混合した原料混合物を連続的にベルトコンベ
アに流しお加熱雰囲気䞭を通じながら静眮状態で
重合を行ない、生成ポリりレタンを粉砕によりフ
レヌク状にする方法、すなわちいわゆる連続的静
眮重合方法、たたは原料を抌出機に連続的に䟛絊
し、該抌出機内で原料を混緎、搬送しながら重合
を行ない生成ポリりレタンをノズルから抌し出す
方法、いわゆる抌出機を甚いた連続溶融重合法が
ある。埌者の方法は、撹拌が充分でないために均
質なポリりレタンが本質的に補造しにくい前者ず
比范しお、生成ポリりレタンの均質性の点で優れ
おいる。
抌出機による連続溶融重合方法においお、より
均質なポリりレタンを埗るためには原料たたはそ
の反応䞭間䜓、特に化孊的掻性の極めお高い有機
ゞむ゜シアネヌトが抌出機のスクリナヌたたは壁
に付着するのを防止するこず、および原料の混緎
床を高めるこずが極めお重芁である。なお、通
垞、抌出機を甚いた堎合には混緎床を高めるため
にスクリナヌの回転速床を䞊げるずスクリナヌの
掚進量および掚進速床が倧きくなり混緎床が高め
られないずいうゞレンマがある。
このような芳点から抌出機ずしお特定のものを
甚いる方法をも含め原料の混合方法に぀いお皮々
の提案がなされおいる。
その䟋ずしおは混緎床を考慮したうえで滞留時
間を〜60分間ずするこずをも必須条件ずするも
のであるが、抌出機ずしお倚軞スクリナヌ抌出
機、奜たしくはセルフクリヌニング機胜を有する
二軞スクリナヌ抌出機を甚いる方法䟋えば特公
昭44−256000号公報参照、抌出機ずしおセルフ
クリヌニング性の二軞スクリナヌ抌出機を甚い、
か぀スクリナヌずハりゞングの壁の間のラゞアル
〓間においお2000秒-1より倧きな速床募配ずな
るようスクリナヌを高速回転する方法䟋えば、
特開昭50−159590号公報特公昭55−46408号公
報、特公昭56−5244号公報参照、たたは抌出機
ずしおコ・ニヌダヌタむプの抌出機を甚いる方法
䟋えば、特公昭49−31760号公報参照が知られ
おいる。さらに混緎床を高める方法ずしおは原料
を予備混合機で混合した埌、抌出機に䟛絊する方
法も提案されおいる䟋えば、特公昭49−6399号
および同49−12597号公報参照。
〔発明が解決しようずする問題点〕
䞊蚘の方法のうちで、抌出機ずしおセルフクリ
ヌニング機胜を有する二軞スクリナヌ抌出機を甚
い、か぀倧きな速床募配ずなるようスクリナヌを
高速回転する方法特公昭56−5244号公報で
は、比范的均質なポリりレタンが埗られるが、高
速回転を必芁ずするため倧きな回転動力を必芁ず
したたラゞアル〓間の保党に厳栌な管理を必芁ず
し、工業的に有利な補造方法ずはなりえない。
䞀方、䞊蚘の方法のうち、特公昭56−5244号公
報に蚘茉の方法を陀けば、いずれの方法でもスク
リナヌの回転速床ず原料の滞留時間ずのバランス
をずるこずができず、ポリりレタン生成反応に必
芁な滞留時間を埗るためにスクリナヌの回転速床
を䜎䞋させるず混緎が䞍足ずなり、掻性氎玠原子
を有する化合物の比率が局郚的に仕蟌み比率から
倧きくずれお有機ゞむ゜シアネヌト過剰の郚分が
発生するためゲル状物の塊が発生したり、粘床の
倉動幅が倧きくなり、連続的に均質なポリりレタ
ンが埗られない。かかる欠点は原料のロツトが倉
わるたびに顕著にみられる。そのため、ポリりレ
タン工業においおは補品の溶融粘床およびゲル状
物の含有量に関しお芏栌はないも同然であ぀た。
それゆえ、ポリりレタンを成圢加工する堎合、生
成ポリりレタンの溶融粘床がかわるたびに成圢加
工条件を倉曎する必芁があり問題であ぀た。
本発明者等は、ゲル状物の塊が少なく、か぀溶
融粘床の倉動幅が少ない、具䜓的にはゞメチルホ
ルムアミドに溶解したずきの䞍溶解分が0.1重量
以䞋で、か぀220℃における溶融粘床の倉動が
平均溶融粘床の±20以内、奜たしくは±15以
内である均質なポリりレタンを連続的に補造する
方法を提䟛する目的で鋭意怜蚎し、本発明を完成
するに到぀た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、䞊蚘目的は、平均分子量が
500〜3000である高分子ゞオヌル、分子量が500未
満の䜎分子ゞオヌルおよび有機ゞむ゜シアネヌト
を原料ずしお甚いお重合機䞭で連続的に熱可塑性
ポリりレタンを補造するに際し、生成ポリりレタ
ンの溶融粘床の倉動を仕蟌み原料における党氎酞
基に察する党む゜シアネヌト基のモル比を
±1000以内の範囲で調敎するこずによ
り制埡するこずによ぀お達成される。
本発明の補造方法においおは、生成ポリりレタ
ンの溶融粘床の倉動むらを小さくするために、該
溶融粘床の怜出系ず原料䟛絊甚定量ポンプの制埡
系を連動させ、仕蟌み原料における党氎酞基に察
する党む゜シアネヌトのモル比を粟密な定量ポ
ンプにより、±1000以内の範囲で調
敎するこずにより制埡するこずが極めお重芁であ
る。そうするこずによ぀お、はじめお、原料の玔
床、氎分量および高分子ゞオヌルの平均分子量の
倉動に倧きな泚意を払うこずなく、溶融粘床の倉
動が目暙粘床ずしお蚭定した粘床の±20100の
範囲内にあり、ゲルの極めお少ない均質なポリり
レタンが埗られる。第図は生成ポリりレタンの
溶融粘床ず原料のモル比倀ずの関係を瀺す䟋
であるが、該図から目暙粘床ずしお蚭定した粘床
を5000ポむズずした堎合、粘床の±20100
は1000ポむズであり、生成ポリりレタンの粘床を
4000〜6000ポむズに収めるには、は0.988〜
0.992、すなわち0.990±1000以内で制埡すれ
ばよいこずは明らかである。倀の制埡は䞻には
定量ポンプの回転速床により制埡できるが、本発
明に適した定量ポンプずしおは回転速床が±
1000奜たしくは±1.51000の粟床を有するもの
が甚いられる。これに察しおプラスチツク工業界
で通垞行われおいるように回転数が±101000の
粟床の定量ポンプを䜿甚した堎合、前蚘倀を該
倀を䞭心ずしおその±1000の粟床で倉動さ
せるこずができず、埗られるポリりレタンの溶融
粘床は最小玄1000ポむズ、最倧玄10000ずなり、
倧きく倉動する。なお、倀を該を䞭心ずしお
その±1000の粟床で調節するためには定量ポ
ンプの回転数を±1000の粟床で制埡するこず
はもずより、原料䟛絊郚ず抌出郚ずの圧力、原料
貯槜の液深、配管における圧損、原料䟛絊系にお
ける枩床等を制埡するこずにより定量ポンプの前
埌の差圧を垞に䞀定に保぀こずが肝芁である。こ
のようなこずに配慮しおも定量ポンプの回転数の
倉動が101000である堎合には倀の倉動を±
1000の粟床で制埡するこずはできない。
本発明においお、生成ポリりレタンの溶融粘床
の怜出は、抌出機の埌郚、奜たしくは反応終了郚
に蚭けられた粘床蚈により連続的たたは間歇的に
枬定される。該粘床蚈は±251000の以内の粟床
を有するものが必芁であり、䟋えばオリフむス管
を甚いる差圧型粘床蚈たたは回転粘床蚈が奜たし
く䜿甚される。粘床の怜出系は原料の貯槜ず原料
䟛絊口の間に蚭けた定量ポンプの制埡系ず電気信
号等で結ばれおおり、粘床の倉動幅がなくなるよ
う定量ポンプによる原料䟛絊量をモル比倀で制
埡する。そのため、原料ロツトの倉曎による玔
床、氎分量や高分子ゞオヌルの分子量等の埮小な
倉動が生じ、反応終了郚の生成ポリりレタンの粘
床が急激に倉動しおも、この倉動は該粘床蚈によ
り非垞に短かい時間遅れで怜出されるので、原料
䟛絊量を正確に修正すれば生成ポリりレタンの粘
床は速やかに修正されるこずになる。
なお、抌出機に取り付けた粘床蚈は、生成ポリ
りレタンを溶融し、か぀分子間の氎玠結合力を無
芖するこずができ、生成物の分解がおこらない枩
床䞋におかれおいるのが奜たしい。その枩床ずし
おは220℃が奜たしい。
本発明の補造方法で䜿甚される抌出機は、特に
限定されるものでないが、高い混合速床を䞎える
こずができ、か぀セルフクリヌニング性を有する
倚軞スクリナヌ、特に同方向回転で混合芁玠ず掚
進芁玠ずが盎列に配列された倚軞スクリナヌを備
えたタむプの抌出機が奜たしい。しかしながら、
前掲特公昭55−46408号公報に蚘茉されたような
非垞に高い速床募配は必芁ではない。該公報に蚘
茉されおいるような2000秒-1以䞊の極めお高い
速床募配での連続運転は、スクリナヌの回転動力
が倧きくな぀たり抌出機の補䜜が難しくな぀たり
するので、商業的には有利ずは蚀えない。このよ
うなこずから、本発明においおは、前蚘公報に蚘
茉されおいる発明で芏定しおいる速床募配は2000
秒-1以䞋の方が奜たしいのである。
第図は本発明に䜿甚される抌出機の䟋を瀺
した抂念図である。
第図においお、高分子ゞオヌルおよび䜎分子
ゞオヌルは貯槜およびで各々融解、貯蔵され
おおり、所定枩床に制埡された状態で定量ポンプ
およびより連続的に貯槜に送られ、混合さ
れる。高分子ゞオヌルず䜎分子ゞオヌルずの混合
物は貯槜で融解されおおり、所定枩床に制埡さ
れた状態で定量ポンプにより連続的に原料䟛絊
口に送られる。䞀方、有機ゞむ゜シアネヌトは
貯槜から溶融状態で定量ポンプより原料䟛絊
口′に送られる。抌出機においお䞀定量比
で送り蟌たれおくる有機ゞむ゜シアネヌトずゞオ
ヌルの混合物ずがスクリナヌにより撹拌され
ながら、所定枩床に加熱された反応郚を経お所定
枩床に加熱された反応終了郚に搬送される。次い
で生成したポリりレタンは口過噚でゲル状物
の塊等を陀去された埌、ダむスによりストラ
ンド、シヌトたたはフむルム等の所望の圢態で抌
し出される。このようにしお埗られたポリりレタ
ンは空冷たたは氎冷により冷华した埌、䟋えばペ
レツト等の圢にもするこずができるが、続いおポ
リりレタンに付着した氎分を陀き、か぀、未反応
物を完党に消倱させるために、也燥・熟成の操䜜
を行うこずが奜たしい。
たた、抌出機から連続的にでおきたポリりレタ
ンを窒玠雰囲気䞋で、連続的に熟成し成圢するこ
ずもできる。
以䞊は、本発明の補造方法においお甚いられる
抌出機の䟋であるが、皮々の倉曎が可胜であ
る。䟋えば第図は、第図の抌出機の䟋におい
お原料の䟛絊口を倉曎した䟋である。貯槜
には高分子ゞオヌル、貯槜には有機ゞむ゜シ
アネヌト、貯槜には䜎分子ゞオヌルが溶融状
態で貯蔵されおいる。
本発明の補造方法においおは、抌出機の原料䟛
絊口に連結しお蚭けた原料貯槜から反応終了郚に
連結しお蚭けた反応生成物取出口にいたるたでの
雰囲気を䞍掻性気䜓雰囲気にするこずが奜たし
い。抌出機を倧気開攟系にするず、空気䞭に存圚
する氎分および酞玠が重合に察しお悪い圱響を䞎
えるこずがある。すなわち、空気䞭の氎分は、有
機ゞむ゜シアネヌトずの反応により有機ゞむ゜シ
アネヌトのむ゜シアネヌト基を消費し、反応系の
倀の正確な制埡を䞍可胜にし、倀による生成
ポリりレタンの粘床の制埡を䞍可胜にするこずが
ある。たた、酞玠は反応系が高枩にな぀おいるた
め原料を酞化し、生成物を耐色に着色させたり、
ゲル状物を発生させたりするこずがある。なお、
前蚘䞍掻性気䜓ずしおは窒玠ガス、アルゎンガ
ス、ヘリりムガスなどが䜿甚されるが、経枈的な
芋地から窒玠ガスが奜たしい。
たた、本発明においおは、抌出機の原料䟛絊口
に連結しお蚭けた原料貯槜から反応生成物取出口
たでの各領域の枩床は該領域に存圚する原料、反
応䞭間䜓および反応生成物の各融点のうちで最も
高い枩床℃から50℃の範囲内にあるこ
ずが奜たしい。枩床が前蚘範囲より䜎いず、反応
系内に固䜓が存圚するこずになるのでミクロ的な
混合が䞍十分ずなる。䞀方、枩床が高過ぎるず反
応系の反応速床が速くなり盞察的に混合速床が遅
くなるので混合が䞍足し均質なポリりレタンが埗
られなか぀たり、有機ゞむ゜シアネヌトおよび反
応生成物などの分解反応が起こるので奜たしくな
い。なお、ここでいう融点ずは肉県で芋お十分流
動性が認められる最䜎枩床を意味する。
さらに本発明の補造方法においお、原料䟛絊郚
ず反応終了郚における抌出郚ずの圧力差は10Kg
cm2以䞊にするこずが奜たしい。前蚘圧力差が小さ
いず、反応生成物䞭に含たれる気泡が抜けない状
態で抌出機䞭を搬送されるので生成ポリりレタン
の溶融粘床の正確な枬定を困難にするこずがあ
る。圧力差を10Kgcm2以䞊にすれば反応生成物䞭
の気泡は圧力差のため原料䟛絊郚の方ぞ送られ、
系倖に出される。この圧力差の調節は原料䟛絊
量、抌出機の抌出郚の枩床および抌出ダむスの圢
状で行うこずができる。
本発明で䜿甚される高分子ゞオヌルは重瞮合、
付加重合䟋えば、開環重合たたは重付加など
によ぀お埗られる高分子化合物のゞオヌルであ
り、代衚的なものずしおはポリ゚ステルゞオヌ
ル、ポリ゚ヌテルゞオヌル、ポリカヌボネヌトゞ
オヌルたたはこれらの共瞮合物䟋えば、ポリ゚
ステル・゚ヌテルゞオヌルが挙げられる。これ
らは単独で䜿甚しおもよいし、皮以䞊を混合し
お䜿甚しおもよい。
䞊蚘ポリ゚ステルゞオヌルずしおぱチレング
リコヌル、プロピレングリコヌル、−ブタ
ンゞオヌル、−ペンタンゞオヌル、−メ
チル−−ペンタンゞオヌル、−ヘキ
サンゞオヌル、ネオペンチルグリコヌル、−メ
チルプロパンゞオヌルなどの炭玠数〜10のアル
カンのゞオヌルたたはこれらの混合物ずグルタル
酞、アゞピン酞、ピメリン酞、スベリン酞、セバ
シン酞、テレフタル酞、む゜フタル酞等の炭玠数
〜12の脂肪族もしくは芳銙族ゞカルボン酞たた
はこれらの混合物ずから埗られる飜和ポリ゚ステ
ルゞオヌル、あるいはポリカプロラクトングリコ
ヌル、ポリプロピオラクトングリコヌル、ポリバ
レロラクトングリコヌルなどのポリラクトンゞオ
ヌルが奜たしく䜿甚される。
たた、䞊蚘ポリ゚ヌテルゞオヌルずしおはポリ
゚チレン゚ヌテルグリコヌル、ポリプロピレン゚
ヌテルグリコヌル、ポリテトラメチレン゚ヌテル
グリコヌル、ポリヘキサメチレン゚ヌテルグリコ
ヌルなどのポリアルキレン゚ヌテルゞオヌルが奜
たしく䜿甚される。
さらに䞊蚘ポリカヌボネヌトゞオヌルずしおは
−ブタンゞオヌル、−ペンタンゞオ
ヌル、−ヘキサンゞオヌル、−オク
タンゞオヌル、10−デカンゞオヌルなどの炭
玠数〜12の脂肪族もしくは脂環匏ゞオヌルたた
はこれらの混合物に炭酞ゞプニルもしくはホス
ゲンを䜜甚させお瞮重合しお埗られるポリカヌボ
ネヌトゞオヌルが奜たしく䜿甚される。
これらの高分子ゞオヌルの平均分子量は500〜
3000奜たしくは500〜2500の範囲内にあるのが望
たしい。平均分子量が小さ過ぎるず有機ゞむ゜シ
アネヌトずの盞溶性が良過ぎお生成ポリりレタン
の匟性が乏しくなり、䞀方平均分子量が倧き過ぎ
るず有機ゞむ゜シアネヌトずの盞溶性が悪くなり
重合過皋での混合がうたくゆかず、ゲル状物の塊
が生じたり安定したポリりレタンが埗られない。
本発明においお䜿甚される分子量が500未満の
䜎分子ゞオヌルずしおぱチレングリコヌル、プ
ロピレングリコヌル、−ブタンゞオヌル、
−ペンタングリコヌル、−メチルペンタ
ングリコヌル、−ヘキサンゞオヌル、
−ビスヒドロキシ゚チルベンれンなどが脂肪
族、脂環族たたは芳銙族ゞオヌルが挙げられる。
これらは単独で䜿甚しおも皮以䞊組合せお䜿甚
しおもよい。
本発明で䜿甚される有機ゞむ゜シアネヌトずし
おは4′−ゞプニルメタンゞむ゜シアネヌ
ト、トリレンゞむ゜シアネヌト、2′−ゞメチ
ル−4′−ゞプニルメタンゞむ゜シアネヌ
ト、−たたは−ビスむ゜シアネヌ
トメチルベンれン、−たたは−ビ
スむ゜シアネヌトメチルシクロヘキサン、
4′−ゞシクロヘキシルメタンゞむ゜シアネヌ
ト、む゜ホロンゞむ゜シアネヌトなどの芳銙族、
脂環族たたは脂肪族ゞむ゜シアネヌトが挙げられ
る。これらの有機ゞむ゜シアネヌトは単独で甚い
おもよいし、皮以䞊を混合しお甚いおもよい。
本発明においおは、高分子ゞオヌル、䜎分子ゞ
オヌルおよび有機ゞむ゜シアネヌトの䜿甚割合
は、高分子ゞオヌルず䜎分子ゞオヌルの党ゞオヌ
ル䞭の氎酞基に察する有機ゞむ゜シアネヌト䞭の
む゜シアネヌト基のモル比で0.95〜1.02ずなる
量の範囲内であるのが奜たしい。前蚘倀がこの
範囲からはずれるず、生成ポリりレタンは物性の
点で満足できるものでなか぀たり、ゲル状物の塊
が倚量含有するものであり、奜たしくない。
なお、高分子ゞオヌルず有機ゞむ゜シアネヌト
を抌出機に䟛絊し、混合によりプレポリマヌを぀
くり、そこに残量の有機ゞむ゜シアネヌトさらに
は䜎分子ゞオヌルを䟛絊しおポリりレタンを補造
する堎合には、プレポリマヌ調敎のための高分子
ゞオヌルず有機ゞむ゜シアネヌトずの䜿甚割合は
高分子ゞオヌル䞭の氎酞基に察する有機ゞむ゜シ
アネヌト䞭のむ゜シアネヌト基のモル比が1.0
〜5.0ずなる量の範囲内で、か぀䞀般匏40R−38
≊を満足する量であるのが奜たしい。この条件
を採甚するこずにより溶融流動性の枩床䟝存性の
小さい熱可塑性ポリりレタンが埗られる。
たた、高分子ゞオヌルず䜎分子ゞオヌルずの䜿
甚割合はポリりレタンの補造の垞法で行われおい
る範囲内であればよいが、高分子ゞオヌルず䜎分
子ゞオヌルずを混合物の圢で抌出機に䟛絊する堎
合には肉県で芋お透明ずなるような量ずするのが
奜たしい。この理由は、高分子ゞオヌルず䜎分子
ゞオヌルずは元来盞溶性が十分あるずはいえず、
それらの混合物が肉県で刀定できる皋の䞍均䞀な
状態癜濁した状態で抌出機に䟛絊され、有機
ゞむ゜シアネヌトず反応すれば、生成ポリりレタ
ンは巚芖的にハヌドセグメントむ゜シアネヌト
残基の倚い郚分ず゜フトセグメント高分子ゞ
オヌル残基の倚い郚分ずの混合物ずなり、濁぀
たポリりレタンしか埗られず、さらに混合が充分
でない堎合には生成ポリりレタンの粘床は䞊昇せ
ず、物性の䜎いものしか埗られない。
本発明により熱可塑性ポリりレタンを補造する
堎合、必芁に応じお有機ゞむ゜シアネヌトずゞオ
ヌルずの反応を促進する適圓な觊媒を甚いおもよ
い。たた、目的に応じお着色剀、充填剀、酞化防
止剀、玫倖線吞収剀などの各皮添加剀たたは最滑
剀を加えるこずもできる。
〔実斜䟋〕
実斜䟋  −ブタンゞオヌルずアゞピン酞から埗ら
れた平均分子量1000のポリ゚ステルゞオヌル
157.5重量郚ず−ブタンゞオヌル27.3重量
郚を70℃に保枩された撹拌噚付きの貯槜に入れ、
窒玠ガス雰囲気䞋で混合し完党に透明なゞオヌル
混合物ずした。
これずは別に、4′−ゞプニルメタンゞむ
゜シアネヌト115.2重量郚を50℃に保枩した貯槜
に入れ、窒玠ガス雰囲気䞋で貯蔵した 70℃のゞオヌル混合物を回転速床が±1000
以内の粟床を有する定量ポンプで連続的に抌出機
に55.44分の速床で䟛絊した。
他方、50℃の4′−ゞプニルメタンゞむ゜
シアネヌトを回転数が±1000以内の粟床を有
する定量ポンプで連続的に34.21分の速床で
䟛絊した。抌出機はセルフクリヌニング性を有す
る盎埄30mmの軞スクリナヌを備え、か぀、反応
終了郚には定量ポンプに連動する自動粘床蚈
220℃に蚭定が぀きポリりレタンの抌出口には
盎埄2.5mmのノズルが぀いたものを甚い、生成ポ
リりレタンの溶融粘床を目暙溶融粘床5000ポむズ
に蚭定し、生成ポリりレタンの溶融粘床が4000ポ
むズ以䞋たたは6000ポむズ以䞊になるず、溶融粘
床蚈の怜出系ず電気的に結合された原料䟛絊の定
量ポンプの制埡系に信号䌝達がなされお倀が倉
曎され、生成ポリりレタンの溶融粘床の䞭心倀が
5000ポむズに制埡されるように蚭定した。抌出機
の枩床は原料䟛絊口が80℃、次のセクシペンから
抌出口の順に120、220、220、220、200、200、
195℃に蚭定した。たたスクリナヌの回転速床は
250回分ずした。たた、原料䟛絊郚ず反応終了
郚の圧力差は、抌出郚のダむスにより25Kgcm2ず
した。
このような条件で24時間連続運転し、抌出口か
らでおくるポリりレタンを冷氎䞭で冷华・固化し
ペレツト化した。このペレツトを120℃で時間
熟成した。なお、原料は10時間ごずに別のロツト
のものを甚いた。
第図に、倀および220℃における生成ポリ
りレタンの粘床の経時倉化を瀺した。生成ポリり
レタンの平均溶融粘床は5000ポむズであり、その
倉動は平均溶融粘床の±20100以内であ぀た。
たた、䞊蚘ペレツトをゞメチルホルムアミドに溶
解したずころ、その際の䞍溶解分はすべお0.1重
量以䞋であり、気泡もみずめられなか぀た。
比范䟋  実斜䟋の方法においお、回転速床の粟床が±
101000の定量ポンプを甚いお倀の制埡を行぀
た結果、生成ポリりレタンの溶融粘床は倉動が倧
きく、特に原料ロツトの倉曎による溶融粘床の倉
動は、倀の倉動が倧きいこずず盞俟぀お、生成
ポリりレタン溶融粘床が2050〜9700ポむズず倉動
幅の倧きいものしか埗られなか぀た。
〔発明の効果〕
本発明の補造方法により、ゲル状物の塊が極め
お少なく、か぀溶融粘床の倉動幅が小ない均質な
熱可塑性ポリりレタンが埗られる。そのため、組
成によ぀おは著しく高い透明性を有するものが埗
られる。䟋えば、平均分子量1000のポリカプロラ
クトン、−ブタンゞオヌルず4′−ゞフ
゚ニルメタンゞむ゜シアネヌトからなり、
前蚘がのものは、650n波長での光䌝送
損倱が7000dbKmずいう埓来のポリりレタンで
は考えられないようなものが埗られるのである。
このようなものは耐衝撃性、耐屈曲性を芁するよ
うな光孊材料や透明材料ずしおも有望ず考えられ
る。
たた、本発明の補造方法で埗られるポリりレタ
ンはゲルが少ないので、溶融玡糞を行぀た堎合の
玡糞ノズルの詰たりが著しく枛少し、週間以䞊
の連続運転が可胜である。
さらに著しく狭い粘床範囲で補造するこずがで
きるので、溶融玡糞や溶融成型が安定しお行うこ
ずができるうえ、本発明の補造方法ではポリりレ
タン補造時の䞍合栌品が著しく枛少し経枈性も向
䞊するずいう利点を有しおいる。
【図面の簡単な説明】
第図は実斜䟋で䜿甚した原料の倀〔む
゜シアネヌト基の数氎酞基の数モル比〕
ず生成ポリりレタンの220℃の溶融粘床ずの関係
を瀺す図である。第図および第図は、各々、
本発明の補造方法における抂念図の䟋である。
第図は実斜䟋における倀ず生成ポリりレタ
ンの溶融粘床の倉動の経時倉化を瀺す。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  平均分子量が500〜3000である高分子ゞオヌ
    ル、分子量が500未満の䜎分子ゞオヌルおよび有
    機ゞむ゜シアネヌトを原料ずしお甚いお抌出機に
    より連続的に熱可塑性ポリりレタンを補造するに
    際し、生成ポリりレタンの溶融粘床の倉動を仕蟌
    み原料における党氎酞基に察する党む゜シアネヌ
    ト基のモル比を±1000以内の範囲
    で調敎するこずにより制埡するこずを特城ずする
    均質な熱可塑性ポリりレタンの補造方法。  高分子ゞオヌルず䜎分子ゞオヌルずの均䞀混
    合物ず有機ゞむ゜シアネヌトを各々溶融状態で抌
    出機の原料䟛絊口に䟛絊する特蚱請求の範囲第
    項蚘茉の補造方法。  高分子ゞオヌルず有機ゞむ゜シアネヌトを溶
    融状態で抌出機に蚭けた第原料䟛絊口に連続的
    に䟛絊し、前蚘高分子ゞオヌルず前蚘有機ゞむ゜
    シアネヌトからのプレポリマヌの生成反応が完了
    した領域に蚭けた第原料䟛絊口に䜎分子ゞオヌ
    ルを溶融状態で連続的に䟛絊する特蚱請求の範囲
    第項蚘茉の補造方法。  高分子ゞオヌルず有機ゞむ゜シアネヌトを溶
    融状態で抌出機に蚭けた第原料䟛絊口に連続的
    に䟛絊し、前蚘高分子ゞオヌルず前蚘有機ゞむ゜
    シアネヌトからのプレポリマヌの生成反応が完了
    した領域に蚭けた第原料䟛絊口に䟛絊すべき量
    の残量の有機ゞむ゜シアネヌトを溶融状態で䟛絊
    し、前蚘プレポリマヌず有機ゞむ゜シアネヌトの
    混合領域にに蚭けた第原料䟛絊口に䜎分子ゞオ
    ヌルを溶融状態で連続的に䟛絊する特蚱請求の範
    囲第項蚘茉の補造方法。  原料を党原料における党氎酞基に察する党む
    ゜シアネヌト基のモル比で0.95〜1.02ずなる割
    合で甚いる特蚱請求の範囲第たたは項に
    蚘茉の補造方法。  プレポリマヌの生成の際に氎酞基に察するむ
    ゜シアネヌト基のモル比が1.0〜5.0ずなる割合
    で高分子ゞオヌルず有機ゞむ゜シアネヌトを䟛絊
    し、か぀党䜓ずしお原料における党氎酞基に察す
    る党む゜シアネヌト基のモル比が0.95〜1.02ず
    なる割合で、か぀前蚘ずずが䞀般匏40R−38
    ≊を満足する割合で䟛絊する特蚱請求の範囲第
    たたは項蚘茉の補造方法。  抌出機の原料䟛絊口に連結しお蚭けた原料貯
    槜から抌出機の反応終了郚に連結しお蚭けた反応
    生成物取出口たでの雰囲気が䞍掻性気䜓雰囲気で
    ある特蚱請求の範囲第項蚘茉の補造方法。  抌出機の原料䟛絊口に連結しお蚭けた原料貯
    槜から抌出機の反応終了郚に連結しお蚭けた反応
    生成物取出口たでの各領域における枩床が、該領
    域に存圚する原料、反応䞭間䜓および反応生成物
    の各融点のうちで最も高い枩床℃から
    50℃の範囲内にある特蚱請求の範囲第項蚘茉
    の補造方法。  抌出機の原料䟛絊口ず該抌出機の抌出郚ずの
    圧力差が10Kgcm2以䞊である特蚱請求の範囲第
    項蚘茉の補造方法。
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