JPH035464Y2 - - Google Patents

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JPH035464Y2
JPH035464Y2 JP8271784U JP8271784U JPH035464Y2 JP H035464 Y2 JPH035464 Y2 JP H035464Y2 JP 8271784 U JP8271784 U JP 8271784U JP 8271784 U JP8271784 U JP 8271784U JP H035464 Y2 JPH035464 Y2 JP H035464Y2
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JP
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wire
clip
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JP8271784U
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JPS60193830U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のインストルメントパネル
の支持構造に関するものである。
(従来技術) インストルメントパネルの上部前端は、フロン
ト窓ガラスに近接して位置し、一般に太陽の直射
光等を受ける。従つて樹脂材などで成形されたイ
ンストルメントパネルは、この部分に熱膨脹、収
縮を生じ、波打ち変形等を起し易い。そこでこれ
を防止するために、この前端に車幅方向に互に平
行な上下フランジを設けたものがある。
これを第3図に示す従来例について説明する
と、次の通りである。
すなわち、自動車の前部において、カウルパネ
ル1とフロントバルクヘツド2とを結合しフラン
ジ部3にウエザストリツプ4を取付け、これにフ
ロント窓ガラス5を嵌着する。そして樹脂材から
なるインストルメントパネル7は、車内正面側に
パツド8を張設し、フロント窓ガラス5に近接し
て位置する上部前端9に、車幅方向に互に平行な
上フランジ11と下フランジ12とを一体に成形
する。なお空調装置のデフロスタダクト14を上
部前端9に設けた開口部15に接続し、ここから
デフロストの空気が窓ガラス5に向つて吹き出す
ようにする。
この構造において、上フランジ11と下フラン
ジ12とを設けて補強してあるが、熱膨脹、収縮
によつて上部前端9はなお鎖線で示す9′の状態
に変形することがある。
そこでこれを防止するために、たとえば特開昭
58−185326号公報に示すように構成したものがあ
る。この構造によれば、変形は防止されるが、上
下両フランジ間に帯状補強板を取付けるボス等を
一体に成形するから、第4図に示すように、両フ
ランジ11,12の間隔寸法Bが大になり、良好
なデザイン形状が得られない。また成形に際して
えこのボスの部分にひけを生じて、このまわりの
外観を損うようなことがある。
また別の実施例において、第5図に示すよう
に、上部前端9に上フランジ11、下フランジ1
2を設けるとともに、下フランジ12の下方にさ
らに別のフランジ17を一体に成形するものがあ
るが、C部にひけを生じて、外観を損うようなこ
とがある。
(考案の目的) この考案は、従来例の前記のような不具合に対
し、これを解消したインストルメントパネルの支
持構造を提供するようにしたものである。
(考案の構成) この考案は、インストルメントパネルの上部前
端に、車幅方向に互に平行な上下フランジを一体
に成形し、該上下フランジ間に、車体部材に車幅
方向に掛け渡した剛性のワイヤを嵌挿し、さらに
該下フランジを挟んで止着するクリツプを設け、
該クリツプに該ワイヤを前方から押えるリツプ部
を形成してなるものである。
(実施例) 第3図に示す従来例の構造に対して、この考案
により異なる部分の構造を、第1図、第2図に示
す実施例によいて説明すると、次の通りである。
すなわちインストルメントパネル7の上部前端
9、車幅方向に互に平行な上フランジ11と下フ
ランジ12とを一体に成形し、この両フランジ間
に、車体部材(図示しない)に車幅方向に掛け渡
した剛性のワイヤ19を嵌挿する(このワイヤ2
1はある車種のものでは、直径3.5mm、長さ1200
mm程度のものである)。
さらにクリツプ21を設けて、下フランジ12
の要所(数箇所)に止着し、ワイヤ19が抜け出
さないようにする。すなわちクリツプ21に下フ
ランジ12を上下から挟む挟持片22,23を一
体に形成し、それぞれに爪部25,26を切り起
して設ける。下フランジ12を挟持片22,23
で挟むようにしてクリツプ21を取付けるとき、
爪部25,26は下フランジ12に食い込み、ク
リツプ21が強固に止着される。そしてクリツプ
21に、両フランジ11,12間に嵌挿したワイ
ヤ19を前方から押えるリツプ部28を一体に形
成する。こうしてリツプ部28によりワイヤ19
が定着され、抜け出すことがない。
(考案の効果) この考案は、前述のように、インストルメント
パネルに上下フランジを設け、剛性のワイヤをこ
の間に嵌挿してクリツプで押えるという簡単な構
造からなるものであるから、実施がきわめて容易
である。そして充分な補強効果が得られて、波打
ち変形や従来例において鎖線で示す9′のような
変形が起らない。
またワイヤを嵌挿するだけであるから、上下フ
ランジの間隔寸法が小さくて済み、良好なデザイ
ン形状が得られる。そしててクリツプを差し込む
だけであるから、その取付作業が簡単であり、軸
脂材からなる上部前端とワイヤとの熱膨脹率の差
も、クリツプを介し吸収されるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による第3図A部に
対応する構造を示す説明図、第2図は第1図に示
すクリツプの斜視図、第3図はインストルメント
パネルの従来例の上部前端まわりの構造を示す説
明図、第4図および第5図はそれぞれ変形防止の
構造とした第3図A部の説明図である。 5……フロント窓ガラス、7……インストルメ
ントパネル、9……上部前端、11……上フラン
ジ、12……下フランジ、21……クリツプ、2
2,23……挟持部、28……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インストルメントパネルの上部前端に、車幅方
    向に互に平行な上下フランジを一体に成形し、該
    上下フランジ間に、車体部材に車幅方向に掛け渡
    した剛性のワイヤを嵌挿し、さらに該下フランジ
    を挟んで止着するクリツプを設け、該クリツプに
    該ワイヤを前方から押えるリツプ部を形成したこ
    とを特徴とするインストルメントパネルの支持構
    造。
JP8271784U 1984-06-04 1984-06-04 インストルメントパネルの支持構造 Granted JPS60193830U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8271784U JPS60193830U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 インストルメントパネルの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8271784U JPS60193830U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 インストルメントパネルの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60193830U JPS60193830U (ja) 1985-12-24
JPH035464Y2 true JPH035464Y2 (ja) 1991-02-13

Family

ID=30630680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8271784U Granted JPS60193830U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 インストルメントパネルの支持構造

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JP (1) JPS60193830U (ja)

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JPS60193830U (ja) 1985-12-24

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