JPH0354046A - 車輌用安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エアパ，ク等を用い九車輛用安全装置に関す
るものである． （従来の技術） 近年、車輛の乗員を衝突時のシ．，クから護るために、
エア・童，ク、シートベルト拘束装置等の乗員保護部材
を用いた車輛用安全装置が実用化されつつある。このよ
うな車輛用安全装置では、衝突時のノ童，テリの損壊に
よシ安全装置が作動不能となるのを回避するため、エネ
ルギー　リザーパーと呼ばれる起動のための電気エネル
ギー供給回路が用意されている。従来のこの種の電気エ
ネルギー供給回路は、インダクタンス素子を用いた外圧
回路に断続信号を与えて高電圧出力を得、この高電圧出
力によって大容量コンデンサに電気エネルギーを蓄積し
てかき、車輛の衝突時にはこの蓄積された電気エネルギ
ーがエアパ，ク等をトリがするための素子、例えば点火
スキブ、に与えられる構或となっている。

ところで、上述の如き車輛用安全装置では、車輛僑突時
に装置が確実に作動しうる状態にあるか否かを常時監視
し、もし異常があればそのことを運転者に直ちに知らせ
ることが必要である．このため、従来では、安全装置の
各部の状態をチエ，クするチェック手段を有しておｂ，
装置に不具合が生じた場合には、計器盤上に設けられた
警告灯を点灯させることによｂ，装置の不具合を運転者
に知らせることができるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、この警告灯は、キースイッチをオン状態とした
ときに一度だけ点灯せしめられ、これによう運転者がそ
の断線チェックを行なうものであるから、例えば走行中
に警告灯の断線が生じた場合、適宜のチェック手段によ
ｂｌｌＬＨ用安全装置に不具合が生じたことが判っても
、これを運転者に知らせることができないという問題点
を有している。

本発明の目的は、従来技術にかける上述の問題点を解決
することができる、車輛用安全装置を提供することにあ
る。

（ＵＬ題を解決するための手段） 上記課題を解決するため、本発明では、装置の不具合を
チェックするための手段に応答して作動する警告用ブザ
ー及びランプが設けられ、車輛の衝突検出に応答して乗
員保護部材の起動手段に起動用の電気エネルギーを供給
するためのエネルギー供給回路が、警告用ブザーのコイ
ルが昇圧用インダクタンスとして作用するように接続さ
れて成る昇圧回路を含んでいる。

（作用） 昇圧回路は、適宜の断続信号に応答してコンデンサを充
電するための高圧出力を出力する。この断続信号の周波
数は例えば可聴周波よりも高い周波数に選ばれ、従って
、昇圧回路が所要の昇圧動作を行なっても警告用ブザー
からは警告音が発せられることはない。

チエ，ク手段によシ不具合の発生が検出されると、警告
用ブザーを作動させるための可聴周波数成分を有する適
宜の断続信号が昇圧回路中のコイルに与えられ、警告用
ブデーを鳴動させると共に、ランプによる警告も行なわ
れる。

（実施例） 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例につき詳細
に説明する。

第１図には、本発明による車輛用安全装置の一実施例が
ブロック図にて示されている。第１図に示される車輛用
安全装置ｌは、車輛（図示せず）に生じる加速度を検出
するためのセンサ２と、該センｔ２から出力され車輛に
生じる加速度を示す加速度信号ＫＳに応答し車輛が衝突
したか否かの判定を行なう制御ユニ，ト３とを備えてい
る。制御ユニット３の出力線３ａは、乗員保護部材であ
るエアパ，ク本体４の点火装置である点火スキブ５がエ
ミ，タ回路に接続されている駆動用トランジスタ６のベ
ース電極に接続されている。制御ユ二，ト３において車
輛の衝突が検出された場合に、出力ｉ１１３ｍには出力
電圧ｖ０が生じ、駆動用トランジスタ６は出力電圧ｖ０
の印加に応答してオンとなう、そのコレクタ回路にエネ
ルギーリデーパ−回路として設けられているエネルギー
供給回路７から、点火スキブ５に所要の点火電流が流さ
れる。

エネルギー供給回路７は、トランジスタ８及び該トラン
ジスタ８のコレクタ回路に設けられたインダクタンス素
子９を含んで成る昇圧回路１０と、核昇圧回路ｌＯか“
らの出力電圧によう充電される大容量のコンデンサ１１
とを有している。

エミッタ電極がアースされているトランジスタ８のペー
ス電極には、ペース抵抗器ｌ２を介して選択スイ，チ回
路１３が接続されて＞，！）、ｑ選択スイ，チ回路ｌ３
によｂ％第１信号発生器１４からの第１信号Ｓ１又は第
２信号発生器ｌ５からの第２信号Ｓ２のいずれか一方が
、選択的にトランジスタ８０ベース電極に印加される構
戒となっている。

トランジスタ８のコレクタ電極は、インダクタンス素子
９を介して、負極がアースされているパッテリｌ７の正
極に接続されている．ここで、インダクタンス素子９は
、この車輛用安全装置ｌに所定の障害が生じた場合にそ
れを運転者に知らせるための警告ブデー１８の励磁コイ
ルであｂ，後述の如くしてトランジスタ８のベース電極
に所定の周波数の断続信号が印加された場合、このイン
ダクタンス素子９に生じる逆起電力にようその断続信号
が昇圧され、所定の高電圧出力信号Ｅがトランジスタ８
から出力される。

図示の実施例では、第ｌ信号発生器ｌ４ぱ、高電圧出力
信号Ｅを出力させるために必要な断続信号として第１信
号Ｓ１をトランジスタ８に与えるために設けられている
。第１信号発生器ｌ４からの第１信号Ｓ，は４第２図（
ａ）に示されるように、可聴周波数より高い一定の周波
数、例えば２　０　［ｋＨｉ］を有するａｂ返しパルス
信号であう、第１信号Ｓ１のオン，オフ状態に応じてト
ランジスタ８がオン，オフされ、これによシ高電圧出力
信号Ｅが出力される。しかし、第１信号Ｓ，の印加によ
ｂ警告ブデー１８が鳴動することはない。

昇圧回路１０からの高電圧出力信号Ｅはダイオードｌ９
を介してコンデンサｉｔに印加され、コンデンサ１１が
これによう充電され、点火スキブ５を点火せしめるのに
充分な電気エネルギーがコンデンサ１１に常時蓄えられ
る。この結果、車輛の衝突によｂパ，テリｌ７が損壊し
ても、制御ユニット３からの出力電圧ｖ０によう．駆動
トランジスタ６がオンとされた場合に、コンデンサ１１
から点火スキ２５に点火電流が流れ、・９ッテリｌ７の
損壊に拘らず、点火スキブ５を確実に点火させることが
できる。

本実施例では、エネルギー供給回路７が正常に作動して
いるか否かのチエ，クを行なうため、コンデンサ１１０
両端にはチエ，クユニット２０が接続されている。チエ
，クユニ，ト２０ぱ、コンデンサ１１に蓄えられた電荷
を所定の負荷を介して一定時間だけ放電させたときの放
電、充電特性からエネルギー供給回路７が正常状態にあ
るか否かを判別するための公知の構成のチエ，クユニッ
トである．チェックユニ，ト２０からは、エネルギー供
給回路７が正常であれば選択スイッチ回路ｌ３を実線で
示される切ル換え状態とし、一方、エネルギー供給回路
７が異常であれば選択スイ，チ回路ｌ３を点線で示され
る切ｂ換え状態とする制御信号ＣＳが出力される。選択
スイッチ回路１３Ｆｉ制御信号ＣＳに応答して切ｂ換え
られ、第１信号Ｓ１又は第２信号Ｓ２のいずれか一方が
トランジスタ８に印加される。チェックユ＝，ト２０に
は、警告ランデ２ｌが接続されてかり、チエ，クユニ，
ト２０においてエネルギー供給回路７の不具合が検出さ
れると、警告ランプ２１も点灯する構成である． 次に、チェックエニ，ト２０によシエネルギー供給回路
７に異常が生じた場合の動作について説明する。第２信
号発生器ｌ５からの第２信号Ｓ２は可聴周波数帯の所要
の周波数のｉ４ルス信号となってかう，図示の実施例で
は、第２図（ｂ）に示されるように、第１信号Ｓ，の周
波数のｌ／１０の２［ｋＨｚ］に設定されている。した
がって、エネルギー供給回路７に何らかの異常状態が生
じることによう第２信号Ｓ２がトランジスタ８に供給さ
れると、警告デザーｌ８がこれに応答して鳴動し、警報
音が出力されると共に警告ラン７’２１も点灯すること
になる。なｂ，エネルギー供給回路７が正常であシ、第
１信号Ｓ，がトランジスタ８に入力された場合の動作に
ついては既に説明した通りである。

上述の構成によれば、警告ブデーｌ８のコイルをパ，ク
アップ回路の昇圧回路のインダクタンス素子９としても
使用するので４回路が簡素化され、コストの低減を期待
することができ、警告ランプ２ｌが切れた場合でもプデ
ーによう確実に警告を行なうことができる。１た、図示
の実施例でぱ、警告プデーｌ８のコイル９が断線した場
合には警告ランプ２ｌが点灯するので、コイル９の断線
を容易に知ることができる。

なお、図示の実施例では、第２信号Ｓ２を２（ｋＨｚ〕
のパルス信号としたが、第１信号Ｓ，を適宜の可聴周波
数の信号で変調し、これによう警告プザー１８が鳴動す
る信号を発生させて第２信号Ｓ２としてもよｈ０ 第３図には、本発明の別の実施例が示されている。第３
図に示される車輛用安全装置１′は、公知のマイクロコ
ンビ，一夕を用いて構成される制御回路ユニ，ト３０を
有し、該制御回路ユニツ｝３０＜７）マイクロコンピュ
ータにわいて、第１図に示した制御ユニ，ト３，チエ，
クユ二ット２０，第１信号発生器１４，第２信号発生器
１５，及び選択スイ，チ回路１３の各機能と同等の機能
を実現するための制御プログラムが実行されるように構
成されている点において、第１図に示される車輛用安全
装ｆｌと異なクている．したがって、第３図中の各部の
うち第１図の各部に対応する部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。

Ｍ４図には、制御回路ユエ，ト３０内のマイクロコンピ
ュータにおいて実行される制御デログ２ムを示すフロー
チャートが示されている．このフローチャートについて
説明すると、プログラムの実行開始後、先ずステ，デ３
ｌにおいてエネルギー供給回路７の充放電特性がチェッ
クされ、このチエ，ク結果に基づいてエネルギー供給回
路７に異常があるか否かの判別がステ，ｆ３２において
実行される． エネルギー供給回路７に異常が認められない場合にはス
テ，ｆ３２の判別結果はＮｏとなう，ステ，プ３３に進
み、ここで点火スキｆ５の点火制御が行なわれる。ステ
，プ３３の処理内容は第１図の制御ユニ，ト３にかける
処理内容に相応している。したがって、車輛が衝突した
と判断された場合に出力信号ｖ０が出力されトランジス
タ６がオンとされるが、それ以外の場合には出力信号ｖ
０が出力されることはない。

ステ，ｆ３４では、コンデンサ１１の端子電圧の値Ｕが
所定値Ｋ以上となっているか否かの判別が行なわれ、Ｕ
≧Ｋであればその判別結果はＹＥＳとなってステ，ｆ３
５に進み、制御回路ユニ，ト３０の出力ポート３０ａを
オフとし、第１信号Ｓ，に相当する高圧電圧発生用の信
号の出力を停止し、ステ，デ３ｌに戻る。Ｕ（Ｋである
と、ステップ３４の判別結果はＮＯとなｂ，ステップ３
６に進み、ここでポート３０ａから高圧電圧発生のため
の信号を出力し、コンデンサ１１の充電を行なう。この
高圧電圧発生のための信号の周波数は可聴周波数よシ高
〈、警告ブデーｌ８が充電中に鳴動することはない。ス
テ，プ３６が実行された後、プログラムはステップ３ｌ
に戻る。

エネルギー供給回路７に異常が醒められるとステップ３
２０判別結果はＹＥＳとなう，ステップ３７においてそ
の異常の内容を示す識別信号が出力される．この職別信
号は、可聴周波数信号であってその時検出された異常の
内容に応じた波形又は断続間隔を有する信号であう，ス
テ，プ３８において、昇圧用出力信号がこの識別信号に
よｂ変調されることによう警告用出力信号がポー｝　３
０ｍから出され、これと同時に警告ラン７’２１が点灯
される。

したがって、ノク，クア，７＃回路７に異常が生じると
、警告プデーｌ８が警告用出力信号に応答して鳴動し、
その鳴動の・譬ターンによｂ異常の内容を把握すること
ができる。

ｔＪｃ３図に示す実施例の場合においても、昇圧回路１
　０’のインダクタンス素子９として警告ブデー１８の
コイルを用いているので、回路の部品の点数が少なくな
くて済み、コストの低減を期待することができる。

（発明の効果） 本発明によれば、警告用のランプとは別に警告用のブザ
ーを設け、該警告用のプずーのコイルを昇圧回路のイン
ダクタンス素子としても利用する構成としたことによｂ
，部品点数の増加を抑えて、装置に不具合が生じた場合
の警告をよう確実に行なうことができる優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図（
ａ）及び第２図（ｂ）は第１図に示した装置の各部の信
号の波形図、第３図は本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図、第４図は第３図に示した装置において実行される
制御プログラムを示すフローチャートである。 １　，　ｌ’・・・車輛用安全装置、４・・・エアバッ
ク本体、５・・・点火スキプ、７・・・エネルギー供給
回路、９・・・インダクタンス素子％ｌＯ，１０’・・
・昇圧回路，１１・・・コンデンサ％１８・・・警告ブ
ザー、２０・・・チエ，クユニ，｝，２１・・・警告ラ
ンプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、車輛の衝突検出に応答して乗員保護のための保護手
   段の起動手段に起動用電気エネルギーを供給するための
   エネルギー供給回路を備えた車輛用安全装置において、
   該車輛用安全装置において所定の障害が発生したか否か
   をチェックするチェック手段と、該チェック手段に応答
   して夫々作動する警告用ランプ及びブザーとを有し、前
   記エネルギー供給回路が、前記警告用ブザーのコイルが
   昇圧用インダクタンスとして作用するように接続されて
   成り所定の高周波数信号に応答して作動する昇圧回路を
   含んで成っていることを特徴とする車輛用安全装置。