JPH0354026A - 貨物の集配システム - Google Patents

貨物の集配システム

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JPH0354026A
JPH0354026A JP18889689A JP18889689A JPH0354026A JP H0354026 A JPH0354026 A JP H0354026A JP 18889689 A JP18889689 A JP 18889689A JP 18889689 A JP18889689 A JP 18889689A JP H0354026 A JPH0354026 A JP H0354026A
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JP
Japan
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cargo
opening
collection
delivery system
compartment
Prior art date
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JP18889689A
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English (en)
Inventor
Koji Horio
堀尾 浩二
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Fuji Jidosha Kogyo Kk
Original Assignee
Fuji Jidosha Kogyo Kk
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Publication date
Application filed by Fuji Jidosha Kogyo Kk filed Critical Fuji Jidosha Kogyo Kk
Priority to JP18889689A priority Critical patent/JPH0354026A/ja
Publication of JPH0354026A publication Critical patent/JPH0354026A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] この発明は、荷室の少なくとも一方の側面を全面に渡り
開放可能に閉塞するる閉塞部材と、この閉塞部材におけ
る、荷室の側面を規定する箇所に部分的に形成された開
口部と、この開口部を開放可能に閉塞する扉部材とを具
備する荷室を荷台上に設置した貨物自動車を用いての貨
物の集配システムに関する。
[従来の技術] 従来より、貨物の集配システムにおいては、荷室への荷
物の積み降ろし作業を容易にするために、荷室の側面を
全面に渡って開放する構造として、例えば、ウィングド
ア構造、上下分割ドア、アコーディングカーテンドア等
を備えた貨物自動車が用いられている。
即ち、このような側面開放可能な荷室な有する貨物自動
車においては、従来のバン型車において不可能であった
車両側面からのフォークリフト等の機械力を利用した荷
物の積み降ろし作業が可能になり、また、フォークリフ
トによる荷役の可能な才一ブンデツキにおいて、不可欠
であった積み荷を保護するためのシートの着脱作業が不
要となる等の効果が達成され、このようにバン型車、オ
ーブンデッキ型車の夫々長所のみを有するものとして、
現在広く普及した状態で利用されている。
[発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような貨物の集配システムにおいて
は、確かに、荷物を一度に積み降ろす場合には便利であ
るが、荷物を少しづつ積んだり,少しづつ降ろしたりす
る場合には、例え、このような少量の荷物でありながら
、荷室の側面を大きく開放しなければならず、非常に不
便である。
例えば、ウィングドアを有する荷室の場合には、特に顕
著であり,このウィングドアな上方に跳ね上げるように
回動した場合には、荷室の側面は全面に渡り浦放され、
この荷室内への荷物の積み込みは、フォークリフト等の
機械力を用いて一括して行なうことが可能となる。しか
しながら、一旦積み込んだ荷物を小口に取り出す必要が
生じた場合にも、このウィングドアを、跳ね上げる必要
が生じることになる。ここで、このウィングドアの上方
への回動動作に伴ない,このウィングドアの下縁が、一
旦、貨物自動車の側方に、大きく振り出されることにな
る。このため、荷物の積み降ろし作業に際して、この振
り出し量に見合ったスペースを、同室の側方に確保して
おかなければならず、例えば、狭い路地における荷物の
降ろし作業が困難となる問題点が指摘されている。
この発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、荷物の積み降ろし作業に際して、荷物
の積み降ろしの量に応じて,最適な状態で側面を開放す
ることが出来、作業効率の向上した貨物の集配システム
を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる貨物の集配システムは、荷室の少なくとも一方
の側面を全面に渡り開放可能に閉塞するる閉塞部材と、
この閉塞部材における、荷室の側面を規定する箇所に部
分的に形成された開口部と、この開口部を開放可能に閉
塞する扉部材とを具備する荷室を荷台上に設置した貨物
自動車を用いての貨物の集配システムであって、貨物の
荷上げに際しては、前記閉塞部材を開けて、荷室の側面
を全面に渡り開放した状態で多量の荷物毎に一括して行
ない、貨物の荷降ろしに際しては、前記閉塞部材を閉じ
て、前記扉部材を開いて、前記開口部を部分的に開放し
た状態で個々の荷物毎に行なうことを特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記閉塞部材は、荷室の天井部分の中央部において車体
前後方向に延出する回動軸回りに回動自在に支持された
ウィングドアから構成され、前記扉部材は、互いにスラ
イド可能な両側弓き戸から構成されている事を特徴とし
ている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記貨物は截置手段に載置された状態で、この載置手段
を荷室内に積み込むことにより、荷上げされることを特
徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能なラッ
クから構成される事を特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能なパレ
ットから構成される事を特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段には、ここから荷物が荷降ろされて空にな
った状態で、集配途中において集荷した荷物が載置され
る事゛を特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記集荷した荷物は、集荷場所において、前記閉塞部材
を開けで、荷室の側面を全面に渡り開放して、載置手段
を降ろすことにより一括して行なわれる事を特徴として
いる。
[作用] 以上のように構成される貨物自動車の荷室構造において
は、荷物の積み込みに際しては、閉塞部材を移動して荷
室の側面を開放し、一度に多量の荷物を例えば機械力を
用いて積み込むことが出来、積み降ろしの為の作業時間
が短縮化されると共に、積み降ろし作業者の負担を大幅
に軽減することが出来ることになる。一方、荷室からの
荷物の降ろしに際して、その荷物の量が少ない場合には
、扉部材を開けて、側面を部分的に開放する。
このようにして、その降ろす荷物に応じて側面を部分的
に開放することにより、例えば、側面を大きく開放しな
い状態で荷室の奥にある荷物を降ろす場合にも、手前側
の荷物を一旦降ろさなくても済み、また、閉塞部材を操
作することなく、側面を開放することが出来るので,作
業効率が向上することになる。
[実施例] 以下に、この発明に係わる貨物の集配システムの一実施
例の構成を添付図面の第1図乃至第7図を参照して、詳
細に説明する。
第1図乃至第3図に示すように、この一実施例の貨物の
集配システムに用いられる貨物自動車10は、荷台l2
上に、両側面が夫々独立に,全面に渡って開放可能にな
された荷室l4を備えている。
即ち、荷台12の前後の端縁には、2枚の仕切壁16a
,16bが夫々起立して固定された状態で備えられてい
る。これら仕切壁16a,16bの上部の中央部は、前
後方向に沿って延出するビームl8により、互いに連結
されている。このビーム18の左右両側には、荷室l4
の左右両側面を夫々開放可能に閉塞する閉塞部材として
のウィングドア20,22が夫々独立した状態で回動自
在に軸支されている。
即ち、この一実施例においては、上述した荷室14は、
両仕切壁16a,16bと、一対のウィングドア20,
22とにより囲まれる空間により規定されるよう設定さ
れている。
ここで、各ウィングドア20,22は、荷室14を閉塞
する状態において、荷室l4の天井部分の対応する半分
を閉塞すべく略水平に延出する天井部分20a,22a
と、対応する天井部分20a,22aの外方端縁から下
方に立ち下がるように一体的に接続された側壁部分20
b.22bとから、略L字状に構成されている。
尚、各ウィングドア20,22は、第3図に示すように
、これを実線で示す閉塞位置から二点鎖線で示す跳ね上
げ位置に向けて対応するスプリング機構24.26によ
り、各々付勢されている。
尚、各ウィングドア20,22は、閉塞位置において、
図示しないラッチ機構により、閉塞状態に掛止されてい
る。
一方、第2図から明かなように、各ウィングドア20,
22の側壁部分20b,22bには、略全面に渡り開口
28.30が形成されており,この開口28.30を各
々開放可能に閉塞するための扉部材として、一対の引き
違いドア32a;32b,34a ; 34bが各々取
り付けられている。これら引き違いドア32a;32b
,34a ; 34bは、これらを選択的に側方に引き
込むことにより、荷室l4の側面は部分的に開放される
ことになる。
一方、上述した荷室l4内には、第4図に示す傾斜セバ
レータ36が配設されている。この傾斜セパレータ36
は、荷室14内を各引き違いドア32a;32b,34
a;34b毎に4分割すると共に、荷物が荷崩れし難い
ように載置するように構成されている。即ち、この傾斜
セパレータ36は、丁度、荷室l4の床面上に載置され
る載置板38と、この載置板38上に平面十文字状に起
立して固定された仕切板40とから構成されている。
ここで、載置板38は、荷室14の左右方向に関しての
中央部分に向かうにつれて、その高さを徐々に減じるよ
うに傾斜した一対の傾斜面38a,38bを備えるよう
に形成されている。
また、仕切り板40は、載置板38の前後方向に関して
の中央部において、荷室空間を前後に2分割するように
、一対の傾斜面38a,38bに対して共に直立する状
態で固定された一枚の横仕切り板部分40aと、載置板
38の左右方向に関しての中央部において、荷室空間を
左右に2分割するように、一対の傾斜面38a,38b
に対して夫々直立する状態で固定された一対の縦仕切り
板部分40b,40cとから構成されている。尚、これ
ら縦仕切板部分40b,40cは、横仕切り板部分40
aと交わると共に、その上端で互いに接合されている。
このように傾斜セバレータ36は構成されているので、
左前のドア32aを開けることにより,傾斜セバレータ
36の横仕切り板部分40aと縦仕切り板部分40bと
により仕切られた荷室l4の左前方部分にアクセスする
ことが可能となり、以下同様に、左後のドア32bを開
けることにより、荷室l4の左後部分に、右前のドア3
4aを開けることにより、荷室14の右前部分に、そし
て、右後のドア34bを開けることにより、荷室14の
右後部分に、夫々アクセスすることが可能となる。
尚、各荷室部分に入れられた荷物は、対応する載置板3
8の上面が、中央に向かうにつれて下がっている傾斜面
38a,38bから構成されているので、常に、重力に
基づき、中央に向かう付勢力を受けることとなる。この
結果、例え、貨物自動車10が交差点を曲ろうとする場
合において、荷物に遠心力に基づく外方への付勢力が作
用したとしても、上述した中央に向かう付勢力により、
荷物は荷崩れすることなく、良好にその載置状態を維持
することが出来ることになる。
以上のように構威された貨物自動車10を用いての貨物
の集配動作、即ち、荷室14への、荷物の積み降ろし動
作について、先ず、例えば、自動販売機等50(第7図
に示す。)に荷物(商品)を配送する場合のようなルー
トサービスに適用する場合を以下に説明する。
先ず、第5図に示すように、荷物は、予め、荷積みステ
ーションSにおいて、作業者52により、所定のラツク
54内に荷物の種類別に整理した状態で積み込まれてい
るものである。ここで、このラツク54は、後述するフ
ォークリフト56により搬送可能なように、下部に,フ
ォークリフト56の一対のフォーク56aが挿入される
挿入孔54aが形或されている。
そして、荷物の積み込み作業においては、例えば、荷室
14が空にされた貨物自動車が積み込みステーションま
で走行して停止した状態において、荷物を種類別に、4
分割された荷室14の対応する荷室部分内に一括して積
み込むため、第6図に示すように、運転者が兼ねる積み
込み作業者は、図示しないラッチ機構を解除して、スプ
リング機構24.26の付勢力の助勢を借りて、第6図
に一点鎖線で示すように、ラツク54を積み込もうとす
る側のウィングドア20を跳ね上げ位置まで跳ね上げさ
せる。このようにウィングドア20が跳ね上げ位置に跳
ね上げられるように回動することにより、荷室14の一
側面は全面に渡って夫々開放されることになる。
このようにして、荷室l4の一側面が全面的に開放され
た状態において、積み込み作業者は、例えば、フォーク
リフト54等の機械力を利用して、大量の荷物を一括し
た状態で荷室14内に積み込む事になる。そして、この
ように積み込まれた荷物は、商品の種類別に、引き違い
ドア32a;32b:34a;34bに各々対応した状
態で収納されることになる。
このようにして荷物の積み込み作業が終了すると、両ウ
ィングドア20,22は、スプリング機構24.26の
付勢力に抗して押し下げられ、荷室l4の側面を閉塞す
る閉塞位置まで回動された状態において、図示しないラ
ッチ機構により、閉塞位置に掛止されることになる。
この状態で、一連の荷物の積み込み作業は終了し、積み
込み作業者としての運転者は、今度は,この貨物自動車
10を運転して、目的地(荷降ろし場所)まで荷物を運
送することになる。
そして、第7図に示すように、所定の荷降ろし場所に到
着すると、運転者は、その荷降ろし場所における自動販
売機50に装填される商品を、種類別に対応する引き違
いドア32a;32b:34a ; 34bを夫々開け
て、荷室l4から降ろし出すことになる。
このようにして、運転者は、例え、右側の側面に商品が
収納されていようとも、右側のウィングドア22を開放
しなくとも、単に、右側の引き違いドア34a,34b
を開けることにより、商品を取り出すことが可能となり
、荷降ろし作業が安全に、且つ、他の車両の通行を阻害
することなく行なわれることになる。
一方、上述したー実施例において、荷室l4内に積み込
んだ荷物が全て配送し終ると、運転者は、再び、この貨
物自動車10を荷積みステーションSまで回送し、再び
、この貨物自動車10に所定の荷物を積み込むこととな
る。
このように、ルートサービスにおける荷物の集配作業は
、作業性が向上した状態で、しかも、作業者に無理な作
業を強要せず、且つ、安全な状態で、行なわれることに
なる。
この発明は、上述したー実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述したー実施例においては、荷室l4は、傾
斜セバレータ36により4分割されるように説明したが
毎この傾斜セパレー夕は、左右のみに2分割されるもの
でも良いし、また、使い勝手によっては、このような傾
斜セパレータ36を用いないで荷物を集配することも可
能である。
尚、第8図には、上述したー実施例の貨物の集配システ
ムにおいて用いられ得る所の、第1図乃至第3図に示す
貨物自動車10とは異なるタイプの貨物自動車42が示
されている。
以下に、第8図を参照して、この貨物自動車42の構成
を説明するが、上述した貨物自動車10と同一部分には
、同一符合を付して、その説明を省略する。即ち、この
貨物自動車42は、上述した貨物自動車10と異なり、
荷室l4の後方部分が開放されており、換言すれば、後
方の仕切壁16bには全面に渡って後部開口44が形成
されており、この後部開口44は、上端で回動自在に軸
支された跳ね上げ式のバツクドア46により開放可能に
閉塞されている。
一方、この貨物自動車42の荷室14内には、傾斜セパ
レータ36では無く、その高さを自由に調節するこの出
来る複数の棚板48が、各ドア32a;32b,34a
;34bに各々対応する荷室空間毎に設けられている。
このように構成される貨物自動車42も、上述したルー
トサービスに良好に適用することが出来るものである。
また、この発明に係わる貨物の集配システムは、上述し
たー実施例に示すように、ルートサービスに限定される
ものではなく、例えば、以下に、他の実施例として示す
ように、荷物の宅配サービスにおいても適用することが
出来るものである。
以下に、他の実施例における貨物の集配システムについ
て説明する。尚、他の実施例において用いられる貨物自
動車lOは、上述したー実施例において用いた貨物自動
車と同一であり、その説明を省略する。
ここで,この宅配サービスにおいては、上述した一実施
例におけるルートサービスと異なり、荷物の種類は千差
万別であり、しかも、荷物の配送途中において、任意に
集荷が行なわれるものである。このため、上述したー実
施例においては、荷物は、その種類別に、ドア3 2 
a, 3 2 b,34a,34bに夫々対応して荷室
l4内に積み込まれたが、この他の実施例においては、
荷室l4の最奥部から、取り出す順序に応じて順序正し
く整列した状態で積み上げられることになる。
即ち、第9図に示すように、荷物は、集配ステーション
Tにおいて、配送先毎に、箱型のパレット58内に収納
されており、一番最後に降ろされることとなる荷物が収
納されたパレットは、荷室l4の最奥部(最前方部)に
おかれ、後部に向かうほど、初めに降ろされる荷物とな
るように設定されている。また、各引き違いドア32a
:32b,34a;34b毎のパレット58に注目した
場合には、終りに降ろされることとなる荷物は、荷室l
4の中央側に収納され、初めに降ろされることとなる荷
物は、荷室の手前側部、換言すれば、荷室l4のドア側
に収納されることになる。
そして、これら荷物は、上述したー実施例と同様に、ウ
ィングドア20,22を全開にした状態で、各ドア32
a;32b,34a;34bに対応した荷室部分毎に、
フォークリフトを用いて、第10図に示すように、一括
して荷室l4内に積み込まれることになる。
このようにして荷物の積み込み作業が終了すると、両ウ
ィングドア20,22は、スプリング機t424.26
の付勢力に抗して押し下げられ、荷室l4の側面を閉塞
する閉塞位置まで回動された状態において、図示しない
ラッチ機構により,閉塞位置に掛止されることになる。
この状態で、一連の荷物の積み込み作業は終了し、積み
込み作業者としての運転者は、今度は、この貨物自動車
10を運転して、最初の目的地まで荷物を運送すること
になる。
そして、最初の目的地に到達すると、バツクドア46を
開いて、荷室14の後部開口44を開放し、ここから、
所望の荷物を降ろすことになる。
一方、このようにして、荷室l4内の荷物が順次降ろさ
れていくと、荷室の後部の空きスペースが徐々に増して
いくことになる。この結果、従来においては、運転者と
しての荷降ろし作業者は、地面の上に立った状態で荷物
を降ろすことが出来ずに、一旦、荷室l4内に入り込み
、荷物を最後尾の荷台上まで運んで、ここに一旦置いた
上で、自らは、荷室14から飛び降りて地面の上に立ち
、この荷物を降ろす手順を踏まなければならなくなる。
しかしながら、このような手順は、大変面倒であるので
、作業者は、降ろそうとする荷物が位置する側の引き違
いドア32bを前方に引き込んで、荷室14の側面に形
成された開口30の後方部分を開放することにより、こ
の開放部分を介して、荷室l4の中程に収納された荷物
を容易に降ろすことが出来ることになる。
そして,荷室14の最奥部にある荷物を降ろす場合には
、第11図に示すように、降ろそうとする荷物が位置す
る側の引き違いドア32aを後方に引き込んで、荷室l
4の側面に形成された開口30の前方部分を開放するこ
とにより、この開放部分を介して、荷室14の最奥部に
収納された荷物を容易に降ろすことが出来ることになる
このように、この他の実施例においては、降ろそうとす
る荷物が収納された部分に対応した荷室l4側面を部分
的に開放することにより、荷室14内の何れの位置に収
納された荷物を容易に降ろすことが出来ることとなり、
作業効率は飛躍的に向上すると共に、作業者の作業負担
も大幅に軽減されることとなる。
一方、上述した他の実施例における宅配サービスでの集
配作業において、荷物の取り出し順序が間違って指示さ
れ、この間違った指示に基づいて、例えば、荷室l4の
最奥部に、この荷物が収納された状態において、早い時
期に、この荷物を降ろさなければならない場合が発生す
る虞がある。この場合において、従来の構成においては
、一旦、手前側にある荷物を全部、一旦降ろすか、また
は、ウィングドア20,22を跳ね上げ動作する必要が
生じる。しかしながら,前者は、大変な手間であり ま
た、後者は、例えば、狭い路地等で、側方に充分なスペ
ースが確保出来ない場合には、不可能であり、結局、手
前側にある荷物を一旦降ろさなければならに事態となる
ものである。
しかしながら、この他の実施例における宅配サービスに
おいては、荷室14の側面は、ここに形成された開口3
0.32に取り付けられた引き違いドア32a;32b
,34a;34bを選択的に開けることにより、降ろそ
うとする荷物に対応する側面部分を部分的に開放するこ
とが出来き、この荷物に容易にアクセスすることが可能
となる。
このようにして、この他の実施例においては,例え、積
み込み順序が間違えたとしても,良好に対応して、作業
性を損なうことなく、この積み込み位置を荷物を容易に
降ろすことが可能となる。
一方、現在、荷物の運送業界においては、荷室14内に
冷蔵庫を設置し、冷蔵が必要な荷物はこの冷蔵庫内に保
管して冷蔵した状態で運送することが行なわれている。
このような冷蔵庫は、一般的に、荷室l4の最奥部に設
置するものであり、この冷蔵庫よりも手前側の荷室部分
に荷物を禎.7メ上げると、ここに積み上げられた荷物
よりも先に冷蔵庫内の荷物を降ろす場合には、上述した
積み込み順序を間違えた場合と同様な問題が生じること
になる。この為、従来においては、冷蔵庫の手前側の荷
室14には荷物を積み上げないようにするか,または、
手前側の荷物を一旦降ろすようにしている。このように
して、前者においては、運送効率が非常に悪くなるもの
であり、また5後者の場合には、上述したように、非常
に手間がかかり作業効率の悪いものである。
しかしながら、この他の実施例においては、荷室14の
最奥部に設置した冷蔵庫内に収納した荷物を取り出す際
には、前方の引き違いドア32aを後方に引き込み、荷
室l4の側面を部分的に開放することにより、この冷蔵
庫に容易にアクセスすることが出来ることになる。この
結果、この冷蔵庫より手前側の荷室部分に荷物を積み上
げることが可能となり、運送効率が大幅に向上すること
となる。
一方、この宅配サービスにおいては、荷室l4内に積み
込んだ荷物の配送と同時に、任意の場所で、新な荷物の
集荷作業が行なわれることになる。そして、この集荷さ
れた荷物は、荷室l4内において、空になったパレット
58内に収納されることになる。この結果、荷物の配送
が全て配送し終ると、運転者は、再び、この貨物自動車
10を集配ステーションTに回送し、新に集荷した荷物
は、第12図に示すように、両ウィングドア20,22
を大きく開け離した状態で、パレット58ごと、フォー
クリフト54を介して荷降ろされることになる。
このようにして、この他の実施例における貨物の集配シ
ステムが宅配サービスに適用された場合には、作業者の
負−担を大幅に軽減した状態で、高い作業性で行なわれ
ることになる。
また、上述した他の実施例においては、第9図に示すよ
うに、箱形のパレット58に荷物を収納するように説明
したが、この発明は、このような使用態様に限定される
ことなく、第13図に示すように、荷物は、種類別や配
送先に夫々応じて、篭型のラツク60に収納するように
構成しても良いことは言うまでも無い。
【発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる貨物の集配シス
テムは、荷室の少なくとも一方の側面を全面に渡り開放
可能に閉塞するる閉塞部材と、この閉塞部材における、
荷室の側面を規定する箇所に部分的に形成された開口部
と、この開口部を開放可能に閉塞する扉部材とを具備す
る荷室を荷台上に設置した貨物自動車を用いての貨物の
集配システムであって、貨物の荷上げに際しては、前記
閉塞部材を開けて、荷室の側面を全面に渡り開放した状
態で多量の荷物毎に一括して行ない、貨物の荷降ろしに
際しては、前記閉塞部材を閉じて、前記扉部材を開いて
、前記開口部を部分的に開放した状態で個々の荷物毎に
行なうことを特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記閉塞部材は、荷室の天井部分の中央部において車体
前後方向に延出する回動軸回りに回動自在に支持された
ウィングドアから構成され、前記扉部材は、互いにスラ
イド可能な両側引き戸から構成されている事を特徴とし
ている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記貨物は載置手段に載置された状態で、この載置手段
を荷室内に積み込むことにより、荷上げされることを特
徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能なラッ
クから構成される事を特徴としている. また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能なパレ
ットから構成される事を特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記載置手段には、ここから荷物が荷降ろされて空にな
った状態で、集配途中において集荷した荷物が載置され
る事を特徴としている。
また、この発明に係わる貨物の集配システムにおいて、
前記集荷した荷物は、集荷場所において、前記閉塞部材
を開けて、荷室の側面を全面に渡り開放して、載置手段
を降ろすことにより一括して行なわれる事を特徴として
いる. 従って、この発明によれば、荷物の積み降ろし作業に際
して、荷物の積み降ろしの量に応じて、最適な状態で側
面を開放することが出来、作業効率の向上した貨物の集
配システムが提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる貨物の集配システムの一実施
例に用いられる貨物自動車の構成を示す平面図; 第2図は第1図に示す貨物自動車の側面図:第3図は第
1図に示す貨物自動車の後面図;第4図は第1図に示す
貨物自動車の荷室を分割するための傾斜セバレータの構
成を示す斜視図;第5図乃至第7図は、一実施例におけ
る貨物の集配システムをルートサービスに適用した場合
を具体的に示す斜視図; 第8図は第1図に示す貨物自動車とは異なる構成の貨物
自動車を示す斜視図; 第9図乃至第12図は、この発明に係わる貨物の集配シ
ステムの他の実施例を、宅配サービスに適用した場合を
具体的に示す図、そして、第13図は第9図に示すラッ
クとは異なる態様の篭型ラックを示す斜視図である. 図中,lO・・・貨物自動車、12・・・荷台、14・
・・荷室、16a;16b・・・仕切壁、l8・・・ビ
ーム、20 .22・・・ウィングドア、24.26・
・・スプリング機構、2 8 . 3 0−・・開口、
32a;32b:34a ; 34b・・・引き違いド
ア、36・・・傾斜セバレータ、3 B ・・・載置板
、3 8 a ; 3 8 b ・−傾斜面、40・・
・仕切板、40a・・・横仕切り板部分、40b ; 
40c・・・縦仕切り板部分、42・・・貨物自動車、
44・・・後部開口、46・・・バツクドア、48・・
・棚板、50・・・自動販売機、52・・・作業者、5
4・・・フォークリフト、54a・・・フォーク、56
・・・ラック、56a・・・挿入孔、58・・・パレッ
ト、60・・・篭型ラツクである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷室の少なくとも一方の側面を全面に渡り開放可
    能に閉塞するる閉塞部材と、この閉塞部材における、荷
    室の側面を規定する箇所に部分的に形成された開口部と
    、この開口部を開放可能に閉塞する扉部材とを具備する
    荷室を荷台上に設置した貨物自動車を用いての貨物の集
    配システムであつて、 貨物の荷上げに際しては、前記閉塞部材を開けて、荷室
    の側面を全面に渡り開放した状態で多量の荷物毎に一括
    して行ない、 貨物の荷降ろしに際しては、前記閉塞部材を閉じて、前
    記扉部材を開いて、前記開口部を部分的に開放した状態
    で個々の荷物毎に行なうことを特徴とする貨物の集配シ
    ステム。
  2. (2)前記閉塞部材は、荷室の天井部分の中央部におい
    て車体前後方向に延出する回動軸回りに回動自在に支持
    されたウィングドアから構成され、前記扉部材は、互い
    にスライド可能な両側引き戸から構成されている事を特
    徴とする請求項第1項に記載の貨物の集配システム。
  3. (3)前記貨物は載置手段に載置された状態で、この載
    置手段を荷室内に積み込むことにより、荷上げされるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の貨物の集配システ
    ム。
  4. (4)前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能
    なラックから構成される事を特徴とする請求項第3項に
    記載の貨物の集配システム。
  5. (5)前記載置手段は、フォークリフトにより搬送可能
    なパレットから構成される事を特徴とする請求項第3項
    に記載の貨物の集配システム。
  6. (6)前記載置手段には、ここから荷物が荷降ろされて
    空になつた状態で、集配途中において集荷した荷物が載
    置される事を特徴とする請求項第3項に記載の貨物の集
    配システム。
  7. (7)前記集荷した荷物は、集荷場所において、前記閉
    塞部材を開けて、荷室の側面を全面に渡り開放して、載
    置手段を降ろすことにより一括して行なわれる事を特徴
    とする請求項第6項に記載の貨物の集配システム。
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